カポックの葉が落ちる症状が続いている。大事に育てていたつもりなのに一体、なぜ??
初心者でも丈夫で育てやすく生育も旺盛なカポックですが、長く育てているうちに「葉がパラパラと落ちる…」というトラブルに遭遇することも。
そこで今回は、カポックの葉が落ちる原因と対処法をくわしくご紹介します。
この記事を読めば、
- カポックの葉が落ちるときの主な原因
- カポックの葉が落ちるときの対処法
- 葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のポイント3つ
が分かるよ!
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カポックの葉が落ちる主な原因を解説します
まずは、カポックの葉が落ちる主な原因から見ていきましょう。
カポックの葉が落ちる原因①根詰まり
カポックは非常に生育が旺盛です。特に、春~秋にかえての生育期は非常によく根を広げ生長します。
そのため、カポックは何年も植え替えないままでいると、鉢内が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしやすいです。
鉢底を覗いてみて、もし、鉢底から根がはみ出ていれば根詰まりしている可能性が高いです。
根詰まりしたカポックをそのままにしておくと、うまく水分や養分を吸収できなくなります。
カポックの根詰まりを放置すると、「葉が変色」「葉が落ちる」「生育が鈍る」といった症状を引き起こしやすくなるよ。
カポックの葉が落ちる原因②寒さによるダメージ
カポックが耐えられるのは0度程度までです。0度以下になると葉が落ちるだけではなく、徐々に弱って枯れてしまいます。
カポックは春から秋にかけては屋外で非常によく生長するため、うっかり冬場の寒さに当ててしまい、葉が落ちてそのまま弱って枯れることもありえます。
カポックは寒さに強いとはいえ本来は暖かい場所を好む植物。葉を落とすことなく綺麗な色つやを保ちたいなら最低10度は保ちたい。
カポックの葉が落ちる原因③水のやり過ぎ
乾燥には強い反面、水のやり過ぎによる多湿で根腐れを起こすこともあるカポック。
土が一週間以上湿り続けることで引き起こされるのが根腐れです。
根腐れに至ると葉が落ちるだけではなく、高確率で株自体が傷んで枯れてしまう。特に、生育が緩慢になる冬場の水のやり過ぎには注意が必要!
春~秋と同じ感覚と量で水やりしていると、根腐れに発展しやすいのが冬です。
※ただ、過度の乾燥が続くと下部の葉が落ちる
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カポックの葉が落ちる原因④葉焼け
日光が大好きなカポックですが、気温が30度を超える真夏は直射日光により葉焼けを起こす恐れがあります。
葉焼けした場合、葉の一部が焦げたように変色し、そのままパラパラと葉が落ちることもあります。
葉焼けに気付けたら早めに置き場所を移動するか、遮光ネットを使用することで、被害を最小限に抑えることが出来ます。
古くなった下葉が自然に落ちるのは新陳代謝によるもの。適度な葉の脱落は気にしないでok!ただし、新葉が落ちるようなら要注意。
カポックの葉が落ちる原因⑤病害虫による被害
「葉の色がまばらになっている」「葉がベタベタする」「葉の付け根に蜘蛛の巣のようなものが付着している」
上記のような症状がカポックに見られる場合、ハダニやカイガラムシなどの害虫が付いている恐れがあります。
葉がベタベタとする場合はカイガラムシの可能性が高いよ。葉の裏や付け根、幹などをくまなくチェックしてみて。
小さな粒々がついていればカイガラムシの可能性があります。放っておくと吸汁により枯らされてしまいます。
見つけたら早目に駆除してください。手作業で取り切れない場合は、カイガラムシ専用の殺虫剤の活用も検討します。
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カポックの葉が落ちる原因⑥新陳代謝によるもの
カポックの古い葉が自然に落ちることは新陳代謝によるものです。
この場合は通常の現象であるため、下葉の葉が数枚落ちる程度であれば気にしないでください。
ただし、新しい葉が落ちるようなら注意が必要。置き場所や管理方法を見直してみて。
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カポックの葉が落ちる時の対処法
では、カポックのが葉が落ちるときの対処法をご紹介します。
カポックの葉が落ちる時の対処法①「1~2年に一度は植え替える」
カポックは非常に生長が早いため、少なくとも2年に一回は植え替えが必要になります。根詰まりした状態を放置し続けることで、葉が落ちるだけではなく、根腐れも招きやすくなるからです。
水やりをした際に、「なかなか水分が土に浸透していかない」という場合も、根詰まりを起こしている可能性があります。
根詰まりしている場合は、ひと回り大きめの鉢に植え替えて様子をみましょう。
根詰まりのサイン
- 鉢底から根っこがはみ出ている
- 水やりしても水分の吸い込みが悪い
- 葉が変色している
- 土表面に根っこがはみ出ている
- 葉が下に垂れさがって張りがないetc…
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カポックの葉が落ちる時の対処法②「冬場でも10度は保つ」
寒さに強いカポックですが、0度以下になると株自体が弱って枯れてしまいます。
元気な株姿を保つには最低でも10度程度は保てるように管理するのがおすすめです。
冬場でもなるべく日当たりの良い場所に置くことで、徒長を防ぎ丈夫な姿をキープします。
窓際の冷え込みに気を付けよう
日光が大好きなカポック。冬場でもなるべく日当たりの良い場所に置いてあげたいですよね。そうなると窓際に置くことになると思います。
ただ、冬場の窓際は朝晩に冷え込みがきつくなります。夜になったら窓から1~2m程離してあげると寒さを防ぐことができます。
また、床に直接鉢を置いている場合も注意が必要です。理由は、冷気は低い位置に溜まる性質を持つから。少し高い場所に置いたり、鉢の下に新聞紙を重ねて敷いたりするだけでも冷えによるダメージを防げます。
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カポックの葉が落ちる時の対処法③「水やりは土が乾いてから」
カポックは比較的乾燥に強い植物です。土が乾ききらないうちに水を次から次へと与えることで、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」を招きやすいです。
また、時期によっても水やり方法は変わります。生育旺盛な春~秋にかけては、土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。
逆に、カポックの生長がほぼ止まる冬場は、土が完全に乾いて2~3日程経過してからやや控えめに与えましょう。吸いきれない程の水を与えることで、鉢内に不要な水分が停滞し根腐れだけではなく、カビや病害虫の温床にもなりえるからです。
カポックの水やり【春~秋】
- 土が乾いたらたっぷりと与える
カポックの水やり【冬】
- 土が乾いて3日程してからやや控えめに与える(表面が湿る程度、目安は月1~2回程)
水やりのタイミングが難しい冬場に便利なアイテムも
「土が乾いたかどうかを確認するのが面倒」「できるだけ枯らしたくない」
このような場合に便利なのが水やりチェッカーです。土に差しておくだけで、色で水やりのタイミングをお知らせしてくれます。
- 白⇒土が乾いている
- 青⇒土が湿っている
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葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のポイント3つ
ここまででカポックの葉が落ちるのは「根詰まり」「日光不足」「水のやり過ぎ」「寒さ」「病害虫」などによるものと分かりました。
ここからは、これらの原因によって葉が落ちないようにするためのカポック栽培のコツを3つご紹介します。
以下3つのポイントさえ押さえておけば、そう簡単にカポックの葉が落ちることはないよ!
葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のコツ①室内なら南~東向きの窓際に置く
耐陰性があり観葉植物として人気のカポック。ですが、本来は熱帯や亜熱帯地域に自生する高木です。
そのため、明るく風通しの良い場所を好みます。室内であれば南~東向きの窓際に置くのがベストです。
十分な日光と風通しを確保することで光合成がさかんになり、丈夫で色つやの良いカポックに育つよ!
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葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のコツ②冬の水やりは土が乾いてさらに3~4日してから
カポックは水分を与えすぎることで根腐れを起こし葉が落ちることがあります。
カポックの灌水の基本は「土が乾いてからたっぷりと」。
過剰な水分を避け、鉢底に余分な水がたまらないように注意してください。
カポックの葉を落とすことなく長く育てたいなら土選びも重要なポイント!水はけの良い土をチョイスすることで根腐れを防ぎ、根の生長をサポートしてくれるよ。
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葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のコツ③2年に1回の植え替えで根を健康に保つ
カポックは多くの観葉植物の中でもトップクラスに丈夫で生育旺盛なグリーンです。
そのため、2年以上植え替えないでいると鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。
最低でも2年に1回は植え替えよう。植え替えることで根の成長を促進し、葉が落ちることなく健康な状態を維持できるよ。ただし寒い時期の植え替えは避けてね。
あわせて読みたい「室内に置いてはいけない観葉植物はある?小さな子供やペットのいるお家での注意点」
まとめ
今回は、カポックの葉が落ちる原因と対処法をご紹介しました。
カポックは初心者でも育てやすい丈夫な観葉植物です。ただ、丈夫であるからこそ生育も旺盛なのがカポック。
放っておくと、いつの間にか鉢が根っこでいっぱいになる根詰まりを起こしやすいです。
「なんとなく葉の色味が良くない」
「株の下あたりの葉が落ちるようになった」
「新しい葉に何となく張りがない」
このような場合、まずは株の様子をよく観察し、
- 「水をやり過ぎていないか(やらな過ぎていないか)」
- 「根詰まりしていないか」
- 「寒さに当てていなかったか」
の3つを確認してみてください。
どれも当てはまらないという場合、病害虫によるダメージを受けていることも考えられるよ。現状を正確に把握し最適な対処法を見つけてね。
カポックの葉が落ちる主な原因【3つ】
- 根詰まりしている
- 寒さによるダメージ
- 水のやり過ぎ
- 葉焼け
- 病害虫
- 新陳代謝によるもの
カポックの葉が落ちる時の対処法
- 1~2年に一度は植え替える
- 冬でも10度は保つ
- 水やりは土が乾いてから(冬は土が乾いて3日してから)
葉が落ちるのを未然に防ぐ!カポック栽培のポイント3つ
- 室内なら南~東向きの窓際に置き十分な日光と風通しを確保すること
- 冬の水やりは土が乾いてさらに3~4日してから表土が湿る程度に済ませる
- 最低でも2年に1回程度の植え替えで根を健康に保つこと
カポックを育てている人におすすめの便利アイテムはこれ
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
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