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カポックがベタベタする時の原因と対処法とは?

屋外に置いたカポック カポック(シェフレラ)

「カポックに触れるとなんだかベタベタとする…」

「拭いても拭いても葉のベトつきが再発する…」

「カポックを植えている鉢のまわりもベタベタする…」

丈夫で育てやすく生育旺盛なカポックは初心者でも簡単に育てられる人気のグリーンですね。ただ、そんなカポックがベタベタとする上記のような症状にお困りではありませんか?

そこで今回は、カポックがベタベタする時に考えられる主な原因と対処法についてくわしく解説します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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カポックがベタベタする時に考えられる原因とは?

カポックがベタベタとする場合、それは単なる汚れではなく他の原因が潜んでいる可能性もあります。くわしくみていきましょう。

 

カポックがベタベタする時はカイガラムシが付いている可能性がある

カポックの葉や鉢のまわりなどがベタベタとする場合、一番に考えられるのが「カイガラムシ」とよばれる害虫がついていることです。

カイガラムシの排泄物によりベタベタになったモンステラ

カイガラムシは非常に小さな虫で、一見、ただの汚れのように見えるかもしれません。しかし、よく目を凝らして見えると楕円形をしたカメムシの仲間です。(上写真)

白いふわふわとしたカイガラムシもいる

カイガラムシとひとことで言っても、その種類は非常に多く、世界に約7000種類以上が存在するといわれています。

中でも観葉植物によく付くのが茶色の粒々のものや、白いふわふわとしたものです。下写真は室内に置きっぱなしにしていた観葉植物についた「コナカイガラムシ」です。

カイガラムシのついたアイビー

白い綿のように見えますが、これも樹液を吸って観葉植物を弱らせるカイガラムシの一種です。よく見ると虫の形をしています。

 

カイガラムシの排泄物は糖分を含むためベタベタとする

カイガラムシは植物の樹液を吸って排泄物をまき散らします。カイガラムシの排泄物には糖分が含まれるためベタベタとするのです。

カイガラムシの排泄物は「すす病」とよばれる黒カビの原因にもなりえます。

 

葉の表や裏、葉の付け根や茎に小さな虫がついていないか確認する

ベタベタの葉についたカイガラムシ

カポックがベタベタとする場合、まずは葉の表だけではなく裏、葉の付け根、茎、幹などに小さな虫がついていないかよく観察します。

カイガラムシは非常に小さく1mm程度です。一見、「ただの汚れ」に見えるかもしれませんが、カイガラムシを放置することでベタつきだけでなく、株自体も確実に弱らせられます。

下写真はカイガラムシの被害を受けたモンステラの葉です。ベタベタとするだけでなく、葉が変色しています。

カイガラムシの被害を受けた観葉植物

被害を最小限に抑えるためにも、カポックがベタベタとしている場合はカイガラムシがいないか、くまなくチェックしましょう。

 

 

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カポックがベタベタする時の対処法は?

葉が変色したカポック

では、カポックがベタベタするときはどうすべきなのかをみていきましょう。

 

カポックがベタベタする時は害虫がついていないか確認し、いたらすぐに取り除く

カポックがベタベタとする場合、まずは害虫がついていないかよく確認します。

もし、害虫が付いていた場合はすぐにふき取りましょう。カイガラムシの場合、固い殻のようなものに覆われているため取りにくい場合もあります。

特に、カイガラムシの成虫は葉や茎に張り付くように潜んでいるため、なかなか取りにくいです。その場合は、使い古しの歯ブラシなどでこそぎ落しましょう。

また、幼虫や成虫を取り除いても卵が残っているかもしれません。葉や茎をくまなくチェックし確実に駆除します。

手作業で取り除けない場合は殺虫剤の使用も検討する

「気持ち悪くて触れない」「できるだけ手を汚さずに害虫を駆除したい」

このような場合は殺虫剤の使用も検討しましょう。

カイガラムシを駆除する場合におすすめの殺虫剤は、油で虫を覆い窒息させるタイプのカイガラムシ専用エアゾール剤です。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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使い方は簡単で、株全体にまんべんなくスプレーを噴射するだけ。効果は約1か月持続します。

手では取り除きにくい硬い殻をまとった成虫のカイガラムシにも効果的です。

使用時は、カポックを屋外のできるだけ広い場所に出してマスクや眼鏡をした上で噴射します。局所的に噴射し過ぎると葉を傷める可能性もあるので気を付けます。

 

 

駆除後は管理の見直しをしよう!

ただ、駆除も大切ですがカイガラムシが発生しにくい環境にすることが大切です。駆除後は置き場所の見直しも忘れずに。

カイガラムシは風通しのよい場所を嫌います。室内であれば窓際の風通しのよい場所に置くか、窓を閉め切る時期であればサーキュレーターや扇風機などを活用して空気の流れを作ってあげることも害虫予防になります。

あわせて読みたい「カポックの葉が落ちる原因と対処法をくわしく解説します」はこちら

 

害虫がいない場合はベタつきを拭き取り、明るく風通しのよい場所で様子をみる

カポック

カイガラムシやハダニなどの害虫は風通しの悪い場所で発生しやすい

以下は、これまで筆者が経験した上で感じたことです。もちろん、絶対にあてはまるわけではありませんが、風通しの悪い場所(=室内に置きっぱなし)は害虫が湧きやすいと感じます。

  • 風通しの悪い場所×乾燥気味⇒ハダニが発生しやすい傾向
  • 風通しの悪い場所×多湿⇒カイガラムシが発生しやすい傾向

ただ、屋外であっても害虫がつくことはありますので、葉がベタベタとする場合はまずは害虫がいないか観察してみましょう。

あわせて読みたい「カポック 枯れる原因3つとは?管理のコツを分かりやすく解説」はこちら

 

 

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まとめ

屋外に置いたカポック

今回は、カポックがベタベタする時の原因と対処法をくわしくご紹介しました。

特に注意したいのが、「年中、室内に置きっぱなしになっているカポック」です。室内は屋外に比べると風通しの面で劣るため、カイガラムシが発生しやすくなります。

カポックがベタベタとする場合、まずはよく観察しましょう。害虫がついている場合は早めに取り除くことで、カポックへの被害を最小限に抑えることが出来ます。

カポックがベタベタする時の原因と対処法

・カイガラムシが付いている可能性がある
⇒見つけた場合は早めに取り除くことで被害を最小限に抑えられる

・虫が付いていない場合はふき取り、風通しのよい場所に置いて様子をみる
⇒根詰まりしている場合は春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替える。水やりは土が乾いてからおこなう。

あわせて読みたい「カポック 植え替え方法と管理のコツ3つ!」はこちら

カポックのその他toipics

「カポックの色が薄い理由は?原因と対処法」はこちら

「カポックの葉が茶色になる原因と対処法を徹底解説!」はこちら

「カポックを大きくしたいときにすべきこと3つ」はこちら

「カポックを挿し木で増やす方法を分かりやすく解説します!」はこちら

「小さなシェフレラ(カポック)を大きく育てる【根詰まり症状も解説】」はこちら

「カポックを水差しで育てる方法【室内で清潔に楽しむ!】」はこちら

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カポック(シェフレラ)観葉植物
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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