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コーヒーの木がひょろひょろになる原因と対処法を解説

コーヒーの木 観葉植物
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光沢のある濃いグリーンの葉が観葉植物として人気急上昇中のコーヒーの木。大事に育ててているはずなのに、なぜかひょろひょろと枝ばかりが伸びて間延びしていませんか。

そこで今回は、コーヒーの木がひょろひょろに伸びる主な原因3つと対処法を分かりやすく解説します。

コーヒーの木

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ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

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コーヒーの木がひょろひょろになる主な原因3つとは?

まずは、コーヒーの木がひょろひょろに間延びする主な原因3つをみていきましょう。

コーヒーの木がひょろひょろになる理由①「日光不足」

コーヒーの木は本来、太陽の光を好む植物です。耐陰性があるとはいえ、ずっと室内で育てているとどうしても日光不足に陥ります。

日光不足が続くことで引き起こされるのが「徒長(とちょう)」です。徒長したコーヒーの木は、縦や横方向に枝ばかりを伸ばすようになり、間延びしてひょろひょろの姿になります。

コーヒーの木は、幼木(芽が出てからあまり年数が経過していない株)のうちは耐陰性が比較的に高いです。しかし、大きく生長するにつれて、室内だけではどうしても日光が足りずに徒長しやすくなります。

あわせて読みたい「ガジュマルが徒長(とちょう)する原因と対処方法を解説!」はこちら

コーヒーの木がひょろひょろになる理由②「根詰まり」

コーヒーの木は非常に生育旺盛な植物です。そのため、2年以上植え替えをしていない場合、鉢内が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性があります。

鉢底をのぞいてみて、隙間から根っこがはみ出ているようであれば、根詰まりのサインです。根詰まりをそのままにしておくと、根が水分や養分をうまく吸収できません。その結果、徐々に下葉(株の下あたりの葉っぱ)が変色し、落葉につながります。

また、根腐れのリスクも高めかねないのが根詰まりの放置です。下葉が落ちると、むき出しになった幹がひょろひょろに見えることが多いです。

下葉が落ちたコーヒーの木
下葉が落ちたコーヒーの木(左)

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コーヒーの木がひょろひょろになる理由③「寒さ」

コーヒーの木は暑さに強い反面、寒さにはめっぽう弱いです。生育適温は20度前後。そのため、10度を下回ると徐々に生育が緩慢になり、さらに、5度以下になると葉が変色して枯死する原因になります。

特に気を付けたいのが冬場の管理です。日光が好きなコーヒーの木のため、窓際に置いている場合は、朝晩は思っている以上に冷え込んでいることが多いです。

日本の冬はコーヒーの木にとって寒すぎるため、低温が続くことで葉を落とすことにもつながります。その結果、株全体がスカスカになり、ひょろひょろとした弱々しい姿になることもあります。

コーヒーの木がひょろひょろになったときの対処法

次に、コーヒーの木がひょろひょろに伸びたときの対処法をご紹介します。

コーヒーの木がひょろひょろに伸びたときの対処法①「日当たりの良い場所に移動」

コーヒーの木がひょろひょろになる主な原因として挙げられるのが日光不足による徒長です。そのため、日当たりの良い場所に移動させることが対処法のひとつです。

いきなり明るい場所に移動させない!

しかし、ここで注意したいのが「いきなり強い光の下に移動させない」ということ。コーヒーの木は、室内からいきなり強い日差しの下に移動させると、葉が焦げて傷む「葉焼け」を起こしやすいです。

葉焼け

鉢を移動させるときは、日数をかけながら様子を見て徐々に動かすことが葉焼けを防ぐコツです。特に夏場の高温期は葉焼けが起こりやすいです。

夏場に関しては直射日光を避けた方がよいでしょう。原産地でも、強すぎる日差しを避けるため、あえて大きな木を近くに植えて日陰を作るというのがコーヒーの木の栽培方法です。そのため、直射日光よりは半日陰が適しています。

例)「室内⇒窓際(レースカーテン越し)⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒日当たりの良い場所(数週間かけて少しずつ移動)」

半日陰って?

日光の当たっている場所のすぐ隣の陰

木漏れ日のような日光が当たってたり当たってなかったりする場所
(ルクス値は、約10000~15000)

などを、「半日陰」や「明るい日陰」とよびます。

コーヒーの木がひょろひょろに伸びたときの対処法②「剪定」

大きな株の場合、剪定で仕立て直す方法もあります。

1本だけがひょろひょろに伸びて、「環境の改善だけではどうにも株姿が改善されない…」という場合、思い切ってひょろひょろに伸びた幹をカットし仕立て直す方法もあります。

また、大き目の株の場合、幹を30cm程残してカットすることを「カットバック」といいます。カットバックは、コーヒーの木をより長生きさせ、実付きを維持する方法です。

コーヒーの木を剪定するのに適しているのは5月~6月頃の生長期初期です。適期であれば、すぐに新しい芽が出てきて葉を茂らせてくれます。

徒長したガジュマル

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コーヒーの木がひょろひょろに伸びたときの対処法③「根詰まりなら植え替え」

コーヒーの木は非常に生育が早いです。そのため、1~2年に1回は植え替えが必要になります。

植え替えの適期は4月~9月頃です。寒い時期の植え替えは株へのダメージが大きくなるため避けます。鉢底を覗いてみて根っこがはみ出ていたら植え替えを検討しましょう。

ただ、適期は春~秋の暖かい時期まで。冬場の植え替えは株へ大きなストレスになるのため避けます。

根詰まり
コーヒーの木の植え替え手順
  1. 鉢から株を取り出す
  2. 一回り大きめの鉢に鉢底石を敷き、用土を鉢の1/3程度入れる
  3. 根鉢(ねばち)を軽く崩し、古い土や傷んだ根を取り除く
  4. 新しい鉢に下部を配置、隙間に用土を詰める(棒でツンツンしながら根と鉢の間に隙間が生じないように)
  5. たっぷり水を与えて風通しの良い半日陰で休ませる

※根鉢(ねばち)…根っこと土の塊。

コーヒーの木がひょろひょろに伸びたときの対処法④「寒さを避ける」

コーヒーの木の原産地は暖かく風通しの良い気候が特徴のエチオピアです。そのため、コーヒーの木は年間を通して20度前後の暖かい気温を好みます。

そのため、コーヒーの木を育てる上で大きなハードルとなるのが冬です。

春から秋にかけては、むしろ、屋外の風通し良く日あたりのよい場所で良く育つコーヒーの木。そのため、うっかり冬場もそのままにして、枯らしてしまうことも少なくありません。

最高気温が15度を下回るようになったら屋内へ

最高気温が15度を下回るようになったら室内の暖かい場所へ移動させましょう。寒さに当てないことが、株を弱々しくさせないために重要です。

あわせて読みたい「コーヒーの木 冬の管理【3つのコツをつかんで冬越し】」はこちら

まとめ

今回は、コーヒーの木がひょろひょろに間延びする原因と対処法をご紹介しました。

コーヒーの木は適度な日光と風通しの良さ、暖かさを好む植物です。かといって、真夏の直射日光は葉を傷める可能性が高いため注意が必要。

光沢のある葉は見ていて元気をくれますね。葉の状態をこまめに観察しながら、管理方法を見直しつつ、ひょろひょろの姿を改善しましょう。

コーヒーの木がひょろひょろになる主な原因3つ
  1. 日照不足
  2. 根詰まり
  3. 寒さ
コーヒーの木がひょろひょろのときの対処法
  1. 日当たりのよい場所に移動
  2. 剪定
  3. 根詰まりなら植え替え
  4. 寒さを避ける

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