葉がしおれるコーヒーの木にお悩みですか?
コーヒーの木の葉がしおれる場合、まずは土を観察しましょう。
土は湿っていますか?乾いていますか?
もし、土がカラカラに乾いているならみずをたっぷりと与えて様子をみましょう。
それでも復活の兆しが見えないという場合は今回の記事を参考に、管理方法やお手入れの仕方を見直してみてください。
コーヒーの木の葉がしおれる時に、まず確認すべきこと
まずは土の乾き具合を確認しましょう
コーヒーの木の葉がしおれる場合、冒頭でお伝えした通り、まずは土の状態をよく観察します。
土の乾き具合の確認方法
- 鉢を持ち上げて軽い(普段から水やり後の鉢の重さを把握しておくと◎)
- 土に指を2~3cmほど差して水気を感じない
- 鉢底から見える土がカラカラに乾いている
現在、暖かいのか?寒いのか?
さらに、現在の気温も再確認してみてください。コーヒーの木の生育適温は20度~25度程度といわれます。
天気予報をチェックしよう
まずは、天気予報をチェック。
最低気温が15度以上なら比較的暖かい、最低気温が15度以下ならコーヒーの木にとっては寒いと判断します。
あわせて読みたい「枯れそうなコーヒーの木を復活させた方法とは?」はこちら
コーヒーの木の葉がしおれる原因と対処法を状況別で解説
今回は、以下4つのパターンに分けて、コーヒーの木の葉がしおれる時に考えられる主な原因とその対処法をみていきましょう。
- コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以上、土が乾いている場合】
- コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以上、土が濡れている場合】
- コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以下、土が乾いている場合】
- コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以下、土が濡れている場合】
コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以上、土が乾いている場合】
最低気温が15度以上で土が乾いている場合、まずはたっぷりと水やりをして様子をみます。
鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりとです。水やり後はしっかりと水気を切り、受け皿に溜まった水はこまめに捨てます。
コーヒーの木は、明るく風通しのよい場所が大好き。ただし直射日光は葉焼けを起こすため避けます。
室内なら南向きの窓際、屋外なら日陰~半日陰に置くのがベストです。
特に夏は暑さにより葉焼けリスクが高まる。直射日光は避け、屋外なら半日陰~日陰、室内なら窓越しの日光が◎(葉焼けするならレースカーテンで調整)。
熱くなった床面に直接鉢を置かない
屋外で管理している場合、直射日光により熱くなった床面に直接鉢を置かないでください。
理由は、鉢の中が煮えて根が傷んでしまうおそれがあるためです。特に水やり後は水温上昇により内部が煮えやすいので気を付けます。
鉢スタンドを使うのがおすすめです。
床面から浮かせることで蒸れを防ぎ、通気性を確保
あわせて読みたい「コーヒーの木に適した置き場所とは?時期別で解説!」はこちら
コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以上、土が濡れている場合】
最低気温が15度以上で土が濡れている場合、まずは土が乾くまで水やりは控えましょう。
直射日光を避けた明るく風通しのよい場所に置いてしばらく様子をみます。
さらに、以下に該当しないかもあわせて確認してみてください。
根詰まりしてない?葉焼けは?害虫被害を受けていないかもチェックしよう
- 1~2年以上植え替えていない⇒根詰まりの可能性
- 葉先が茶色く枯れている⇒根詰まりの可能性
- 土がカチコチに固まり水がスムーズに浸みこまない⇒土の劣化、根詰まりの可能性
- 鉢底から根がはみ出ている⇒根詰まりの可能性
- 直射日光、西日が当たっていた⇒葉焼けの可能性
- 暗い場所からいきなり明るい場所に移動した⇒葉焼けの可能性
- 葉がベタベタしてたり、白い粉のようなものが付いている⇒害虫の可能性
- クモの巣のようなものが付着している⇒害虫の可能性
- 葉と葉の間隔が伸びてひょろひょろしている⇒日光不足の可能性
土は経年により粒が崩れ団子状に固まる。すると、水はけが悪くなり、根腐れを引き起こしやすくなる。根詰まりを解消することはもちろん、土を更新するためにも1~2年に一度の植え替えが必要。
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コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以下、土が乾いている場合】
コーヒーの木の生育適温は20度~25度程度といわれます。
人にとって「快適」と感じる温度であっても、コーヒーの木にとっては「寒すぎる」や「暑すぎる」という場合が多いのですね。
特にコーヒーの木は寒さが大の苦手。20度以下になると徐々に生育が鈍り、15度以下になると生長がほぼ止まる休眠に入ります。
あわせて読みたい「コーヒーの木 冬の管理方法【冬越し3つのコツ!】」はこちら
15度以下になったら土が乾いてさらに3日ほどしてから水やり
寒さで生育が鈍ると同時に弱まるのが、根が水分を吸い上げる力です。
そのため、15度以下になったら「土が乾いてさらに3日ほどしてから」水を与える必要が出てきます。
タイミングが分からない場合は「水やりチェッカー」を使うのがおすすめですよ。
スティック状のチェッカーを土に差しておくだけで、土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色で教えてくれます。
- 最低気温が15度以上(春~秋)⇒チェッカーが「白」になったタイミングでたっぷりと水やり。2週間に1回程度、水で薄めたハイポネックス原液(液体肥料)を与えると生育、葉の色つやともに良くなるのでおすすめ。
- 最低気温が15度以下(秋~冬)⇒チェッカーが「白」になってさらに2~3日ほどしてから常温の水を暖かい時間帯に与える。土全体が湿る程度に。水やり後は風通しのよい場所へ。窓を閉め切る時期はサーキュレーターを回して空気の流れを作る。
コーヒーの木がしおれる【最低気温15度以下、土が濡れている場合】
寒い上に土が濡れてなかなか乾かない、しかも葉がしおれて弱っている…。このような場合は注意が必要です。
まずは土が乾くまで待ちましょう。明るく風通しのよい場所に置いて様子をみます。
状況別でさらに詳しく解説します
状況別でさらにくわしい原因と対処法を解説します。
- 葉先が枯れている場合はこちら
- 葉が落ちる場合はこちら
- 色が薄い場合はこちら
- 新芽が出ない場合はこちら
- 全体的にひょろひょろ、弱々しい場合はこちら
- 葉がカラカラに傷んでいる場合はこちら
- とにかく元気がない場合はこちら
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まとめ
ということで、今回はコーヒーの木の葉がしおれる時に考えられる原因と、葉がしおれた時の対処法までをご紹介しました。
コーヒーの木が弱りやすいのが秋から冬にかけての寒い時期です。
この時期は置き場所にも気を付けなくてはなりません。日中は明るく暖かい窓際も、暖房を消した後の朝晩は想像以上に冷え込みます。
夜になったら鉢を窓から離しましょう。最低でも1~2m、できればお部屋の中心近くまで移動できると安心です。
鉢が重くて移動が難しい場合はキャスター付きの鉢スタンドがあると便利ですよ。
また、弱ってしまったからといって闇雲に肥料や活力剤を与えるのはおすすめしません。
特に、気温が低い時期のコーヒーの木は根が水分を吸い上げる力が弱まっています。
そのため、吸収できない程の肥料を与えることで、逆に根を傷めてしまう恐れもあるのです。
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