✔ 特別な苗は不要
✔ 100均支柱だけで仕立て直せました
モンステラはつる性植物の特徴をもつため、そのまま育てているとどうしても這うように広がるのが特徴です。
でも、鉢植えで育てていると広がった姿はあまり見栄えが良くないですよね。
そこで今回は、広がるモンステラを「幹立ち」に仕立てる方法を徹底解説します。
モンステラの幹立ち・一本立ちの作り方を写真付きで解説
それでは、広がるモンステラを幹立ちさせる方法を詳しく見ていきましょう。
広がるモンステラを幹立ちさせる 手順①「適期は4月~9月頃」
モンステラを幹立ちさせるということは、横向きの株を縦向きに育つように仕立て直す必要があるということです。

横向きに育っている株を縦向きにするには長い時間と手間が必要になる。剪定、植え替えなどが必要な場合もあるよ。

支柱や植え替え、剪定などを駆使して縦方向に生長するよう調整する
モンステラを幹立ちさせたい場合、株の状態によっては植え替えが必要になることもあります。
本来はつる性の植物を縦方向に自立させるのは容易ではありません。プロであっても長い時間と手間暇のかかる作業なのです。

手間暇かけて作られる幹立ちモンステラ。通常のモンステラよりも希少で流通量が少ないのが特徴だよ。
広がるモンステラを幹立ちさせる 手順②「縦向きに植え替える」
では、既存のモンステラを縦向きに植え替えます。
横向きのモンステラを縦向きに植え替えるのはなかなか大変ですが、支柱やワイヤーをうまく使いながらなんとか縦に仕立てます。

生長期初期にあたる5月~6月頃に植え替えるのがもっとも失敗しにくいよ。生長期初期に植え替えることで、冬越しまでの期間をより長く確保できる。結果、冬に備えて根を張らせられるんだね。
手順
- 鉢からモンステラを取り出す。
- 既存の鉢に新しい鉢底石を入れ、用土を鉢の1/3程入れる
- 根鉢を軽く崩したモンステラを鉢植えの中に配置する。茎が縦になるよう支柱と園芸用ワイヤーを駆使して植え付ける
- その際、茎が長すぎる場合は好みの長さに剪定。頂点の葉を2枚ほど残してそれ以外の下葉はカットしておくとよい
- 株と鉢の隙間に残りの用土を入れる。根と土に隙間ができるとうまく生長できないので、割りばしや棒状のものを使いながら土を軽くつついて用土を詰める
- 最後に水やりして、しばらくは風通しの良い半日陰で管理する


横向きの株を無理やり縦にしているため、植え替え直後は葉の向きが不格好にみえるよ。ただ、ある程度の日に当たることでモンステラ自身が葉の向きを変えてくれる。無理に曲げたりせず、時間をかけて様子を見守ってね。


支柱は一般的な緑色のものがおすすめ。モンステラと自然に馴染むよ。100均のものでok!伸縮できるタイプの支柱なら不要時でも邪魔になりにくいよ。
広がるモンステラを幹立ちさせる 手順③「自立するまで支柱とソフトワイヤーで支える」

モンステラが自立できるようになるまでは、少々不格好ですが支柱とワイヤーで支えておきます。うまくいけば、茎から気根(きこん)が出てきて株自体を支えてくれます。

自立できれば支柱とワイヤーは卒業です。

茎から土に向かって伸びている茶色いものが「気根」。気根がモンステラを支えるようにして自立すれば幹立ち成功だよ。
広がるモンステラを幹立ちさせる 手順④「風通しの良い半日陰で管理」

植え替え後のモンステラは大きなストレスがかかった状態です。いきなり強い日差しの下に置くととたんに弱ってしまうこともあります。
しばらくは風通しの良い半日陰で休ませましょう。株に触れて抵抗を感じるようになったら根が活着したサインです。

モンステラは直射日光が苦手。室内なら南~東向きの窓際がベスト。屋外なら半日陰に置こう。ただし真夏は日陰に移動するのが安心。肥料を使うと生育がよくなるよ(春~秋のみ)。

幹立ちになるまで何年?

モンステラが幹立ちになるまでにかかる期間は、株の大きさや育て方によって異なります。
私の場合は、ホームセンターで購入した株を仕立て直したため、比較的短期間で幹立ちに近い樹形へ育てることができました。
私のモンステラが幹立ちになるまでの期間

私が育てたモンステラは、ホームセンターで購入して約3か月後に茎が横へ倒れ始めました。
そこで伸びすぎた茎を剪定し、水挿しで発根させてから土に植え付け、支柱を立てて育て直しました。
その結果、支柱を立ててから約半年ほどで茎が上向きになり、幹立ちらしい樹形になりました。
小さな苗から育てる場合はもっと時間がかかる
私のケースは、ある程度育った株を仕立て直した例です。
そのため、小さな苗から幹立ちを目指す場合は、1~2年以上かかることも珍しくありません。
生育期(4~9月頃)に植え替えや支柱立てを行い、日当たりや風通しの良い環境で管理すると、幹立ちしやすくなります。
幹立ちを早く目指すコツ
幹立ちを目指すなら、次のポイントを意識すると成功しやすくなります。
- 生育期(4~9月頃)に植え替え・仕立て直しを行う
- 茎を支柱へしっかり固定する
- 明るい場所で管理し、徒長を防ぐ
- 風通しを確保して丈夫な株に育てる
- 焦らず少しずつ樹形を整える
モンステラはそのままでは幹立ちになりにくい理由

そもそも、なぜモンステラは横に広がるのでしょうか。調査してみました。
モンステラは大木に絡みつきながら生長する 「半つる性」

モンステラの主な原産地は熱帯アメリカです。サトイモ科の植物でモンステラは「モンスター」が語源となっています。
そんなモンステラ、実は、つる性植物の特徴をもつ「半つる性」の植物です。そのため、何かに絡みつきながら這うように育つという性質をもっています。

ときにはバランスを崩し、鉢ごと倒れてしまうこともあるでしょう。

モンステラを鉢植えで育てていると、生長とともにどうしても横へ横へと這うように広がりがちになるんだ。
モンステラが広がるのは、元気に育っているから
つまり、「モンステラが広がってしまう」のではなく、モンステラは元々つる性の性質を持つ植物のため、「広がるように育つのは自然なこと」といえるでしょう。
むしろ、「モンステラが広がるのは元気に育っている証拠」といってもいいかもしれません。
ただ、室内で育てていると、葉の大きなモンステラを自然な形で育てるのはなかなか難しいですよね(室内がジャングルになる…)。

幹立ちに仕立てることで、モンステラの株姿を整え見栄えをよくするだけではなく、風通しを良くすることで病害虫の予防にもつながるんだ。

モンステラの幹立ちと根上がりの違い

モンステラには「幹立ち」と「根上がり」という似たような樹形がありますが、実は見た目も作り方も異なります。
どちらも人気の仕立て方ですが、それぞれ特徴があるため、違いを知っておくと理想の株姿を目指しやすくなります。
幹立ちとは?

幹立ちとは、横へ伸びるモンステラを支柱や植え替えを利用して縦方向に仕立てた樹形のことです。
本来つる性のモンステラを自立させるため、支柱で誘引しながら育てるのが一般的です。
幹立ちにすると、
- スッキリとした見た目になる
- 室内でも場所を取りにくい
- 風通しが良くなり病害虫予防にもつながる
というメリットがあります。
根上がりとは?
根上がりとは、地表から太い根が露出した状態を楽しむ仕立て方です。
幹立ちとは違い、幹ではなく根を見せることで迫力のある樹形になります。
熱帯地域では、大木に絡みつきながら育つモンステラが地表に太い根を張ることもあり、その姿を鉢植えで再現したものが根上がりです。
幹立ちと根上がりはどちらがおすすめ?
初心者なら幹立ちがおすすめです。
支柱を使って育てるだけなので比較的挑戦しやすく、室内でも管理しやすいでしょう。
一方で、根上がりは植え替えを繰り返しながら根を見せていくため、完成まで時間がかかります。
迫力のある樹形を楽しみたい方には根上がりがおすすめです。
| 幹立ち | 根上がり |
|---|---|
| 幹をまっすぐ立たせる | 根を見せて楽しむ |
| 初心者向き | 中~上級者向き |
| 支柱を使う | 植え替えを繰り返す |
| スッキリした樹形 | ワイルドな樹形 |
幹立ちに失敗する原因

モンステラは支柱を立てるだけでは、きれいな幹立ちになるとは限りません。
私も実際に育ててみて感じたのは、幹立ちを成功させるには「光」と「風」がとても重要だということです。
支柱はあくまでも茎を支えるための補助道具です。十分な日当たりと風通しがなければ、茎が細くひょろひょろになり、いつまでも自立できないことがあります。
光不足で茎がひょろひょろになる
光が不足すると、モンステラは光を求めて茎を伸ばす「徒長(とちょう)」を起こしやすくなります。
徒長した茎は細く柔らかいため、支柱を外すと倒れやすく、幹立ちしにくくなります。
室内で育てる場合は、レースカーテン越しの日光が当たる明るい窓辺で管理すると、丈夫な茎に育ちやすくなります。
風通しが悪いと丈夫な株になりにくい
風がほとんど当たらない環境では、茎や葉が弱々しく育ちやすくなります。
私もサーキュレーターで風を当てるようにしてから、茎がしっかりとしてきたのを実感しました。
窓を開けて自然の風を取り入れたり、サーキュレーターで空気を循環させたりすることで、丈夫で自立しやすい株に育てられます。
支柱だけに頼らないことが大切
支柱は幹立ちを成功させるための補助であり、支柱だけで幹立ちになるわけではありません。
十分な光と風の中で育てることで、茎が太く丈夫になり、気根もしっかり発達します。
焦って支柱を外すのではなく、モンステラが自力で支えられるようになるまで、じっくり育てることが幹立ち成功への近道です。
幹立ちモンステラを維持するための管理方法

幹立ちに仕立てたモンステラを維持するために、日々の管理にも注意しましょう。
明るい場所に置く
せっかくカッコよく仕立てた幹立ちモンステラも、日光不足が続くとあっという間に茎が間延びしてしまいます。
室内なら南~東向きの窓際に置くことで、徒長を防いでカッコいい樹形を保つことができます。
風通しも重要
幹立ちさせたかっこいい樹形を保つためには、適度な風も欠かせません。
ただ、室内管理の場合はどうしても風通しが制限されます。
窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用し、気温が許す限りは窓を開け、風を通すことで丈夫な株に育ちます。
1~2年に一度の植え替え
幹立ちにしたモンステラも、1~2年に1回は植え替えが必要です。
根詰まりが起こると幹の成長が鈍くなるため、成長に合わせた大きな鉢に植え替えることを忘れずに行いましょう。

幹立ちモンステラを育てる上でよくある疑問と解決法

幹が倒れそうになってしまうのはどうすればいい?
幹が倒れる原因は、支柱がしっかり固定されていないか、根が十分に張っていない場合が多いです。
支柱を増やす、あるいは長めの支柱に替えてしっかりと支えましょう。
また、植え替え時に根の健康状態を確認し、しっかりと張るように整えると良いでしょう。
幹立ちに仕立てたのに幹が細いまま…
幹の太さを出すためには、十分な光と栄養が必要です。
日光が不足している場合は明るい窓辺に移動し、肥料も成長期には月に1回与えましょう。
また、下葉を剪定することで養分が幹に集中し、太くなりやすくなります。

植物全体の形が崩れてきたと感じる
支柱に沿わせて誘導することに加え、伸びすぎた葉や枝を剪定しバランスを整えると良いでしょう。
剪定の際には切り戻しすぎないよう注意し、自然な樹形を意識して整えてください。

モンステラの幹立ち・一本立ちの作り方を写真付きで解説【まとめ】

今回は、広がるモンステラを幹立ちさせる方法についてくわしくご紹介しました。
ホームセンターや園芸店で見かけるモンステラはほとんどが自然な形の横向きですよね。

ただ、生長するにつれて横に広がる性質をもつのがモンステラ。
途中で剪定するのもひとつの選択肢ではありますが、あえて「幹立ち」に仕立てることで、よりすっきりとしたおしゃれな佇まいに演出することもできます。
何より、幹立ちのモンステラはなかなか入手しにくく、通常のモンステラよりも高価である場合も多いです。

自分で幹立ちさせたモンステラは愛情もひとしお!
今回の記事をご参考に、広がるモンステラの幹立ちに挑戦してみてはいかがでしょうか。
広がるモンステラを幹立ちにする方法【手順】
- 適期は4月~9月頃の生長が旺盛な時期
- 横向きの株を縦向きに植え替える
- 自立するまでは支柱とワイヤーで支える
- 風通しの良い半日陰で管理
モンステラが広がる理由【そもそもなぜ広がる?】
- モンステラは何かに絡みつきながら這うように育つ「半ツル性」の植物であるため
- 広がるように育つのは、むしろモンステラが元気に育っている証拠ともいえる
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