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冬のモンステラは断水すべき?冬越しのコツを徹底解説!

モンステラ・デリシオーサ モンステラ

冬になるとモンステラが弱ってしまう。冬場のお手入れ方法がイマイチ分からない…。とりあえず暖かい場所に置いとけばok?

春から秋にかけては元気なのに、冬になるとどうも弱ってしまうことの多いモンステラ。

上記のようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ユニークな葉形が人気の観葉植物「モンステラ」の冬場の管理方法と冬を乗り切るコツをご紹介します

管理のコツをつかんでモンステラが弱りやすい冬を乗り越えましょう。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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冬のモンステラは断水すべき?

モンステラの鉢

極端な寒さ(10度以下)に晒されている場合は断水が必要ですが、室内管理の場合は土を乾かし気味に管理する必要があります。

水やりは土が乾いてさらに3日ほど経ってから

モンステラを冬越しさせるためには水やりのタイミングが重要です。

「土が完全に乾いたのを確認して2~3日経ってから」水やりしましょう。冬場のモンステラは生長が緩慢になる休眠期を迎えています。

そのため、根が水分を吸収する力や速度が生長期(春~夏)に比べて遅いのが冬場のモンステラです。

冬場の過度な水やりは「根腐れ」を招きます。乾燥気味に管理するのが、モンステラが冬を乗り越えるためのコツです。

冬場のモンステラは乾燥気味に管理することで樹液の濃度を高め、寒さに備えられるんだね。

冬場の水やりを楽にするアイテムも!

水やりチェッカー「サスティー」

とはいえ、冬場の水やりは失敗しがちです。

そのような場合は水やりチェッカーを活用すると管理を楽にするだけでなく、根腐れのリスクを軽減することができます。

水やりチェッカーは土に挿しておくだけで水やりのタイミングを色で教えてくれる便利アイテムです。

サスティー
冬なら白になって2~3日してから水やりするのがベストタイミング

葉水で葉の乾燥を防ごう

とはいえ、冬場のモンステラはどうしても株全体が乾燥しがちです。乾燥するとモンステラの魅力である葉が傷むだけでなく「ハダニ」という害虫がつきやすくなる恐れもあります。

湿度を好むモンステラには「葉水(はみず)」がおすすめです。葉の表だけではなく、葉の裏や茎にまんべんなく霧吹きで水分を吹きかけます。これが葉水です。

乾燥対策として加湿器を使用するのもよいでしょう。ただ、加湿器はあくまで葉水の補助的存在としての使用がおすすめです。

1日数回、モンステラの株全体を葉水で潤し葉の表面に蓄積しているホコリも取り除いてあげると喜びます。

オリヅルランに葉水
株全体に吹きかけるのがポイント!

冬のモンステラのお手入れ方法は?冬越しのコツを徹底解説!

モンステラ

寒い日本の冬でも管理のコツをつかめば長くモンステラを楽しめます。

最低でも15度をキープ

ヒメモンステラ

ズバリ、モンステラは冬に弱いです。その理由は、モンステラは熱帯雨林原産の植物だから。

気温が15度を下回る場合は暖かい場所にモンステラを移動させましょう。

また、冬場は室内の暖房やエアコンによって、モンステラの大きな葉は乾燥しやすくなります。

空気が乾燥しやすい冬はときどき霧吹きで葉を保湿してあげよう。もちろんエアコンの温風が直接当たる場所にモンステラを置くのはNG!

冬の室内は埃が溜まりやすい。ときどき埃を優しく拭ってあげよう

白の模様が美しい斑入りモンステラ

その際に、ホコリもふき取ってあげます。人にとっては少しのホコリでも、植物にとっては日光を遮る大きな障害物となるのがホコリです。

特に、モンステラは葉が大きくホコリが蓄積しやすいです。

あわせて読みたい「枯れずに長持ち!モンステラを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」

明るく風通しの良い場所に置く

室内に置いたモンステラ

モンステラは耐陰性のある室内でも楽しめる植物です。しかし、まったく日に当てないと弱々しい株になってしまいます。

モンステラは冬場でもレースカーテン越しに日光浴させてあげると葉の色つやを保つことができます。

冬は窓際の冷え込みに注意。夜になったら窓から1~2m離して

窓際に置いたモンステラ

このときに、窓辺にモンステラを置きっぱなしにしないよう気を付けてください。

寒さに弱いモンステラには、気温差の激しい冬場の窓付近は要注意です。

夜になったらモンステラを窓から1~2m離すだけでも寒さ対策になるよ。想像以上に冷え込むのが冬の窓際!

あわせて読みたい「モンステラが葉焼けしたらどうすべき?原因と対処法」

 

モンステラが冬に弱りがちな理由とは?

モンステラが冬に弱りやすい理由は以下の通りです。

モンステラが冬に弱りがちな理由①15度以下の寒さに当たる

沖縄の民家前に植えられたモンステラ   1月の真冬に沖縄で見かけたモンステラ。最低気温15度程度。

モンステラは熱帯地域に自生する植物で、本来は高温多湿の環境を好みます。

冷たい冬の寒さに対する耐性が限られており、寒さに晒されることで葉や根が傷みダメージを受けてしまいます。

美しい状態を保ちつつ冬越しさせるなら最低でも10度、できれば15度はキープしたい!

モンステラが冬に弱りがちな理由②日照量、日照時間が足りない

モンステラの葉柄

冬はどうしても日照時間が短くなります。

モンステラが光不足に陥ると葉柄ばかりが伸びて間延びしがちです。

冬でもできるだけ明るい場所に置くことで美しい姿を保つことができます。

日当たりの良い場所がなかなか確保しにくい冬場。そんな時は植物育成LEDライトを活用してみるのもおすすめ。日照不足をサポートしてくれるよ。

あわせて読みたい「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」

 

モンステラが冬に弱りがちな理由③エアコンの温風に直接当たる

室内のエアコン

窓を閉め切りがちになる冬。暖房で室温を暖かく保つことはモンステラにとっても良いことです。

ただし、気を付けたいのが暖房の温風が直接モンステラに当たってしまうこと。

暖房の温風は非常に乾燥しています。直接モンステラに当たることで株を傷めてしまう原因になるのです。

モンステラを冬の寒さから守るためには「寒さに当てない(10度以下に注意)」「控え目な水やり」「風通しを確保」の3つを意識してお手入れしてみてね。

あわせて読みたい「モンステラの置き場はどこが最適?直射日光を避けた明るい場所とは」

 

モンステラの経過レポート【冬越しさせて長く育てよう!】

仕立て直しから1か月経過したモンステラ

筆者がホームセンターで購入したモンステラの生長を記録していきます。12月の真冬に我が家にやってきたモンステラ。1000円程で安売りされていました。

真冬に購入したモンステラ【2020/12】

真冬に購入したモンステラ。ホームセンターで購入。自転車に乗せて帰宅したので、いきなり寒さにあたりまくりました。

購入直後のモンステラ

このモンステラはなぜ安売りされていたのでしょうか。帰宅し、鉢底を見てその理由が判明しました。

冬場に根詰まりしたモンステラ

鉢からはみ出たモンステラの根っこ

こちらが購入直後のモンステラの鉢底です。

モンステラの太い根っこが鉢からはみ出る程に伸びていますね。このままでは弱ってしまいそう…。

ということで、冬場(12月)で心配ではありましたがモンステラを植え替えることにします。

植え替え後のモンステラ

根詰まりしていたため植え替えたモンステラ

根詰まりしていたモンステラを、すこし大き目の鉢植えに植え替えました

しかし、季節は冬。冬の植え替えは寒さによるダメージを受けやすく避けた方が無難です。

かなり心配ですが、詰まったままだと不安だったので植え替え強行しました。冬場の植え替えとなってしまったため、なるべく既存の根っこを傷めないように慎重に、素早く植え替えています。

赤玉土と鹿沼土をメインに植え替えたモンステラ

モンステラは水はけのよい用土が適しています。そして、比較的水を好む植物です。なので、赤玉土をメインに鹿沼土と腐葉土を混ぜ込み使用しました。

植え替えた際にモンステラが少し傾いてしまったため、根本に歯ブラシスタンドを置いて安定させています💦

果たしてこの冬を乗り越えてくれるのか…?

あわせて読みたい「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」

植え替えから1か月経過したモンステラ【2021/2】

モンステラを植え替えて1か月以上が経ちました。

植え替えから1か月経過したモンステラ

なんとか持ちこたえてくれましたね。

植え替えた当日に水やりし、そこから1か月間は土が湿った様子であったため、一度も水は与えませんでした。
1か月程経過し、やっと土が乾いてきました。

やはり、冬場は吸水速度がかなり遅いですね。

冬場の根腐れを防ぐためにも水やりはかなり控え目にするべきでしょう。

あわせて読みたい「観葉植物 冬の水やりの方法!【管理のコツ3つと失敗例も】」

植え替え前と植え替え後1か月経過したモンステラの比較

植え替え前と1か月後の比較です。(上写真)

やはり、冬場ということで生長はあまり分かりませんね。

吸水がかなり遅かったので、根腐れを防ぐために時々、扇風機でやんわりと風を当てています。

鉢スタンドに置いたモンステラ

さらに、カビ予防として受け皿を外し、鉢スタンドに置いて通気性をよくしています。(ちなみにこのスタンドはホームセンターで980円でした)

カビの胞子は、アレルギーや皮膚炎などの健康被害を招く原因になりますからね💦

とりあえず、冬場の植え替えをなんとか乗り越えた我が家のモンステラです。

あわせて読みたい「倒れるモンステラの原因と対処方法を徹底解説します!」

冬場に購入したモンステラ、約一年経過した姿は?【2022/1】

2020年の年末に購入したモンステラ。約一年経過した姿が下写真です。

冬場のモンステラ

綺麗な割れ目が魅力的ですね。春から秋にかけてはベランダにほぼ出しっぱなしでした。

モンステラは寒さに強く同じ仲間のマドカズラに比べても強健と感じます。そして、実はもう一鉢あります。

挿し木のモンステラ

上写真は6月頃に挿し木で増やしたモンステラです。元株からカットした茎を土に挿して増やした株になります。

ということで、2020年冬に購入したモンステラは2023年には2鉢に増えて元気いっぱいに育っています。

さらにくわしく「モンステラ 挿し木で増やす方法を徹底解説します!」

 

モンステラは冬に断水すべき?冬越しのコツを解説【まとめ】

切れ込みの入ったモンステラの葉っぱ

今回は、モンステラを冬越しさせるコツを3つご紹介しました。

南国が原産のモンステラを冬越しさせるのは「寒さに当てないこと」が最低条件です。また、日照不足による徒長を避けるのは難しいかもしれません。

モンステラの場合、徒長すると葉柄(ようへい)という茎部分が長くのびがちです。できるだけ日当たりの良い場所に置いてみましょう。

今回の記事をご参考に、モンステラの冬場の管理方法を見直してみてね!

モンステラの冬場の管理のコツ3つ

  1. 「乾燥気味に管理」
  2. 「できるだけ適温(15度~30度)を保つ」
  3. 「ときどき日光浴させる」

モンステラを育てている人におすすめの便利アイテムはこれ!

☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。難しい冬の水やりをサポートしてくれる「水やりチェッカー」↓↓

サスティー

☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのも◎↓↓

あわせて読みたい「観葉植物の育成をサポート!失敗しない植物育成ライトの選び方とは?」

☆★コバエの原因となる堆肥や腐葉土を含まない。室内でも清潔にモンステラを育てられる「室内向けの土」↓↓

室内向けの土

あわせて読みたい「虫がわかない土のおすすめは?清潔に観葉植物を楽しむなら土選びが超重要」

☆★土に混ぜ込むor撒くだけでモンステラをはじめとする観葉植物に付きやすい害虫を予防↓↓

オルトラン散布

あわせて読みたい「観葉植物の害虫対策!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ」

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「広がるモンステラを幹立ちに仕立てる方法を徹底解説します!」

「伸びすぎたモンステラの対処方法 分かりやすく解説します!」

「モンステラの剪定の方法【倒れそうな株の対処法!】

「モンステラの増やし方【初心者でも簡単にできる方法!】」

「枯れずに長持ち!モンステラを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」

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モンステラ観葉植物
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