「シンゴニウムが枯れてしまった、原因は?」
「シンゴニウムが枯れさせないためのコツが知りたい。」
爽やかな葉色が魅力的なシンゴニウム。日の当たり方で葉の色が変わることでも人気の観葉植物です。
今回は、シンゴニウムが枯れる原因と元気に育てるためのコツ4つをご紹介します!
シンゴニウムが枯れる原因5つとは?
シンゴニウムが枯れる主な原因5つをご紹介します。
シンゴニウムが枯れる原因①「水の遣りすぎ」
観葉植物を枯らす原因で非常に多いのが、「水の遣りすぎによる根腐れ」です。
シンゴニウムも例外ではありません。水の遣りすぎは鉢内の多湿状態を持続させるため、シンゴニウムを根腐れで枯らす原因になります。

根腐れに至るとほぼ枯れてしまします。(上写真)
特に冬の水やりは注意。休眠期のシンゴニウムは水を吸収する力自体が低下しています。生長期と変わらない頻度で水やりしていると根腐れの原因に。
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マルチングが根腐れを引き起こすことも

植物をおしゃれに演出できるマルチングですが、水やりのタイミングが分かりにくくなるというデメリットも。
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シンゴニウムが枯れる原因②「直射日光による葉焼け」
シンゴニウムは直射日光に当たると、葉の一部が焦げて茶色くなる葉焼けという生理障害を起こします。葉焼けの進行は、株自体を枯らす原因にもなりかねません。
夏の直射日光はもちろん、夏の強い西日の葉焼けを引き起こします。

シンゴニウムが枯れる原因③「寒さ」
シンゴニウムは暑さには強いものの、寒さにはめっぽう弱いです。耐えられるのは7度程度までで、それ以下になるととたんに弱り、枯れてしまいます。
シンゴニウムが枯れる原因④「根詰まり」

シンゴニウムの鉢底を見て、もしも根っこがはみ出ているようなら「根詰まり」のサインです。
シンゴニウムは2年に一度は植え替えます。根詰まりをそのままにすると下葉が変色し、徐々に弱っていきます。
シンゴニウムが枯れる原因⑤「害虫」
シンゴニウムにつきやすい害虫としては「ハダニ」「カイガラムシ」などです。これらの害虫がつくと植物を徐々に弱らせ、やがて枯らせます。
ハダニがついている場合、蜘蛛の巣のようなものが茎や葉につくようになります。葉が茶色っぽく変色してなんとなく元気がないという場合、害虫による吸汁が原因のこともあるのです。
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シンゴニウムを枯らさず元気に育てるコツ4つ
それでは、どのように管理すればシンゴニウムを枯らせずに元気に育てられるのでしょうか?
ここではシンゴニウムを枯らさずに元気に育てるコツ4つをご紹介します。
シンゴニウムを枯らさず元気に育てるコツ①「寒さに当てない」
シンゴニウムは熱帯アメリカ原産の植物で、生育適温は20度~30度と暖かい場所を好みます。
そのため、シンゴニウムは非常に寒さに弱いです。
7度以下は避け、できれば15度以上の暖かい場所で管理しましょう。寒さに当たると葉が落ちたり、株自体が弱るので気を付けます。
シンゴニウムを枯らさず元気に育てるコツ②「土が乾いてから水やり」
過度の水やりはシンゴニウムの根腐れにつながります。土表面が乾いてから水を与えましょう。
ただし、冬場は別です。土表面が乾いて、さらに2~3日してからが冬の水やりの目安になります。
冬場はシンゴニウムの吸水する力が低下しているため、乾燥気味に管理しましょう。
水やりのタイミング「土が乾いたら」を具体的に確認する方法
「土が乾いてから水やり、という言葉をもう何度みているがよくわからない」
という方も多いのではないでしょうか?
具体的な土の乾燥の確認方法としては、
・鉢を持ち上げた感じ軽い
・鉢底を見て土が乾いている
・土に指を第一関節まで入れて湿気を感じない
などがあります。
水やりチェッカーを活用して根腐れリスクを減らす
「鉢が重くて持ち上げられない」「いちいち土に指を入れて汚れるのは嫌」という方におすすめなのが水やりチェッカー(商品名「サスティー」)。
スティック状のチェッカーを土に挿しておけば、最適な水やりのタイミングを色で教えてくれます。
サイズにもよりますが1本700円程度。
ただの水分計ではなく、土中のpF値(乾湿具合)を測定して水やりに最適なタイミングを教えてくれます。
見た目もおしゃれで、簡単に根腐れリスクを軽減してくれるのでおすすめですよ。
・サスティーの色がブルー⇒水が足りている
・サスティーの色が白⇒水やりのタイミング
水やりのタイミングを目で見て確認できるので、いちいち悩まずに済み管理のストレスを減らせます。
「できるだけ枯らせたくない!」という植物には、水やりチェッカーを活用するのもひとつの選択肢でしょう。
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シンゴニウムを枯らさず元気に育てるコツ③「葉水(はみず)」
霧吹きで葉に水を吹きかけるお手入れを「葉水(はみず)」といいます。乾燥が続くことでつきやすくなるのが「ハダニ」です。
害虫を予防するためにも、乾燥しやすい冬場はこまめに葉水します。
シンゴニウムを枯らさず元気に育てるコツ④「半日陰で管理」
シンゴニウムは耐陰性があるため室内でも育てられる植物です。
しかし、日照不足が続くことで株自体が弱くなり病害虫が発生しやすくなります。
シンゴニウムを枯らさず長く育てるためには、半日陰程度の日光が必要です。
冬場の根腐れで枯れたシンゴニウム【失敗談】
さいごに、筆者の失敗談です。冬場の水の遣りすぎで枯らしてしまったシンゴニウムをご紹介します。

こちらは枯れる前のシンゴニウムです。(上写真)
この時期にマルチングとして化粧石を表土に敷きました。そこから3か月経過し、枯れてしまったシンゴニウムが下写真です。

冬場にさしかかり日に日に弱っていきました。
茶色く変色し萎れた葉は切っています。これは、おそらく「根腐れ」でしょう。このようにならぬよう、シンゴニウムの冬場の管理には特にお気を付けください。
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シンゴニウムの生育レポート【リベンジ】
ダイソーで100円のシンゴニウムを購入しました。リベンジです!
100円のシンゴニウム【2021/4/5】

葉の色がピンクで綺麗なシンゴニウムです。ダイソーで100円。
通気性がよくなるよう、同じくダイソーの素焼き鉢に植え替えました。(下写真)

ピートモスのような土で根鉢が固まっていたため、割りばしで軽くつついて古い土を落しています。
その後、水はけのよい土(赤玉土・鹿沼土・観葉植物の土をミックス)に植え替えています。元肥としてマグアンプも少しだけ混ぜ込みました。
今後の管理方法
・土がしっかりと乾いてからたっぷり水やりする
・半日陰の風通し良い場所
・ときどき葉水する
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葉焼けしたシンゴニウム【2021/9/6】
暑い夏を乗り越えたシンゴニウムです。ここまでベランダの半日陰で管理していましたが、うっかり西日に当たっていたのことに気づかず…。また、うっかり水やりを忘れていたところが下写真です。

葉数が増えてカラフルです。このあとすぐに水やりして復活を遂げたシンゴニウムが下写真です。↓

うーん…。思った以上に葉焼けしています。やはり、真夏は室内で管理するのがおすすめです。現在、ベランダの棚に置いていますが、最高気温が20度以下になったら室内へ移動します。
ハイドロカルチャーに変更【2021/10/1】
今年はなかなか涼しくならず、10月に入ってからも30度を超す日が続いています。
そこで、思い切ってハイドロカルチャーに変更することにしました。

使用するのはセリアで購入したハイドロカルチャー用の用土です。用土といっても人口の石なので、室内でも虫を気にすることなく清潔に管理できます。
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直射日光で葉焼けしまくり、枯れかけていたシンゴニウム。
やはり室内で育てた方が調子が良さそうです。あくまで筆者宅の場合ですが、どうもベランダに出すと直射日光が当たってしまうんですよね。
とはいえ、今後は寒さとの闘いが始まります。ハイドロカルチャーは根が寒さで冷えやすいので気を付けなければなりません。
水やりは控え目にしてできるだけ日当たりの良い場所に置いて冬越しです。葉水も忘れずに。
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まとめ

今回はシンゴニウムが枯れる主な原因をご紹介しました。
寒さに弱いシンゴニウムは、特に冬場の管理方法に気を付けなければならないのですね。管理のコツをつかんで、シンゴニウムを枯らさず長く楽しみましょう。
シンゴニウムが枯れる主な原因5つ・水の遣りすぎ
・直射日光による葉焼け
・寒さ
・根詰まり
・害虫
シンゴニウムを枯らさずに元気に育てるコツ4つ
・寒さに当てない
・土が乾いてから水やり
・葉水
・半日陰で管理
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