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根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育てた結果…

根腐れ防止剤なしのハイドロカルチャー ハイドロカルチャー

土を使わないため室内でも清潔に観葉植物が育てられるハイドロカルチャー。

容器の底に穴が空いていないハイドロカルチャーで植物を育てる際に欠かせないとされるのが、ゼオライトやミリオンAなどの「根腐れ防止剤」です。

容器内の不純物を吸着し、水を清潔に保ってくれるという根腐れ防止剤。

ただ、購入してすぐのハイドロカルチャーであっても、安価なものであれば根腐れ防止剤が入っていないこともあります。

そこで今回は、根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育ててみた結果をご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育てた結果は?

今回、ハイドロカルチャーに植え替えるのはフィロデンドロンです。ポトスと同じサトイモ科の仲間の観葉植物ですね。

半日陰を好み比較的水を欲しがるため、ハイドカルチャー向きの植物といえるでしょう。

そんなフィロデンドロンを根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーに植え替えます。

ベランダで管理していたフィロデンドロンをハイドロカルチャーにします

鉢植えのフィロデンドロン▲高温と強光によって葉焼け気味のフィロデンドロン

上写真はベランダ管理していたフィロデンドロンです。夏場の高温によってやや弱り気味。

今回は、このフィロデンドロンを根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーにします。

使用するのは、三浦園芸さんの「ハイドロコーン(小粒)」です。(下写真)

ハイドロコーン(小粒)

多孔質な粒のため、水分と空気を適度に含むのが特徴。植物が根から排出する酸を取り込み、根を活性化してくれます。

ハイドロコーンは臭いもほぼなく虫が湧きにくいため、室内でも清潔に観葉植物を管理することができますよ。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーはかわいそう…と言われる2つの理由とは?」はこちら

根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーにしました

ハイドロに植え替えたばかりのフィロデンドロン▲9月中旬。ギュッと締まってコンパクトな見た目。

ハイドロコーンを使ってフィロデンドロンのハイドロカルチャーが完成です。

涼し気な見た目がおしゃれですね。何より、土を使っていないため、室内でも置き場所を選ばないことが嬉しいです。

さて、根腐れ防止剤を入れていないこちらのフィロデンドロン。どれくらい持つのでしょうか。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーにおすすめの観葉植物、3つ条件とは?」はこちら

根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーにしてから10か月経ちました

根腐れ防止剤を入れずにハイドロカルチャーにしてから約10か月経ちました。フィロデンドロンはどうなったでしょうか?

根腐れの症状が出始めたハイドロカルチャー▲翌7月。葉柄が伸びて徒長気味。

やや徒長気味ですね。ハイドロカルチャーは室内に置きっぱなしなので、どうしても間延びしがちです。

ただ、葉の色が黄色くなっています。これは何でしょうか?

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとは?対処法も」はこちら

根腐れの症状が出始めました

斑点模様が現われたフィロデンドロン▲葉が傷み始めました

葉の裏を確認すると、謎の斑点模様が出現しています。くまなく調べましたが害虫は見当たりません。

時期的にも寒さの可能性は低い…(現在、7月)。

とすると、これは根腐れの症状…もしくは、肥料切れによる葉の変色ではないかと思われます。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーの植物が枯れる原因は?育て方のコツ3つ」はこちら

根が黒っぽく変色しています

ハイドロカルチャーの傷んだ根▲容器から株を取り出します

容器から株を取り出してみましょう。

根を確認したところ、大部分が黒く変色していました。鉢穴の無い容器に入れっぱなしな上、風通しが十分とは言い難い室内管理…。

根腐れせずに10か月持っただけでもすごいです。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーが難しいといわれる3つの理由とは?」はこちら

再度、根腐れ防止剤なしで清潔なハイドロカルチャーに植え付けます

ハイドロボールで植え替え中▲ハイドロボールに植え替えます

傷んだ根を取り除き、洗った容器に新しいハイドロボールを入れて植え付けましょう。今回も根腐れ防止剤は使いません。

前回は三浦園芸さんの「ハイドロコーン」を使用しましたが、今回はダイソーさんのハイドロボール(小粒)を使います。

ハイドロボール▲これで100円!安いです。

小さな容器に植え付ける場合は、断然、小粒が使いやすくおすすめですよ。

※ちなみに、ハイドロコーンは洗って何でも使えます。汚れを取り除いて水洗いし、直射日光に当てて十分に乾燥させたら保管しておきましょう。(下写真)

使用後のハイドロコーン▲洗って何度も繰り返し使えるハイドロカルチャー用土はとってもエコな資材!

あわせて読みたい「ハイドロボールを再利用する方法を画像付きで解説します!」はこちら

室内に置きっぱなしなので徒長気味です…

根腐れ防止剤なしで植え付けたハイドロカルチャー▲今回も根腐れ防止剤なしで植え替えました

すでに徒長し弱っていますが、ここからまた経過を観察していきます。ここから半年持てば嬉しいところ。

冬を越せるかは難しいかもしれません。こちらは随時更新します。

あわせて読みたい「100均のハイドロカルチャーってどうなの?使い方のコツも」はこちら

 

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根腐れ防止剤なしで売られていたハイドロカルチャーを購入した場合は?

ホームセンターや雑貨店などでは、根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーが売られていることもあります。

そのような場合、わざわざ植物を容器から取り出して根腐れ防止剤を底に敷くのは大変ですね。手間もかかるのはもちろんですが、植え替えは植物にとっても大きなストレスとなります。

そんな時に便利なのが「イオン交換樹脂栄養剤」です。

イオン交換樹脂栄養剤ってなに?

イオン交換樹脂栄養剤は、栄養剤と根腐れ防止剤の2役を担ってくれる資材です。

植物に必要な栄養分を補ってくれると同時に、容器内にある老廃物を吸着して水を浄化し、根腐れを防いでくれます。

使い方は表面に撒いて水で落とし込むだけ

使い方は簡単で、ハイドロカルチャーの表面に撒いて水で底に落とし込むだけです。植え替え時には鉢底に敷いても構いません。

効果は約3か月です。直径4.5cmほどの容器であれば袋1/3ほどを使います。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーと土、どっちか迷ったときの判断基準とは?」はこちら

 

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まとめ

根腐れ防止剤ゼオライト▲ダイソーの「根腐れ防止ゼオライト」

今回は、根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育ててみた結果をご紹介しました。

あくまで個人的な実験の結果ではありますが、根腐れ防止剤なしでも10か月持たせることができました。

ただ、事前に根腐れを防ぐためには、やはり根腐れ防止剤を入れていない場合、植え付けて半年過ぎたくらいに植え替えを検討するのがよいのでは…と感じました。

とはいえ、根腐れ防止剤を入れている場合でも植え替えの目安は約一年。

植物への負担を少しでも減らし、ハイドロカルチャーを長持ちさせるためには、やはり、できること(根腐れ防止剤の使用)はしておくべきと感じました。

根腐れ防止剤▲ダイソーで100円の「根腐れ防止ゼオライト」

根腐れ防止剤は、ホームセンターや園芸店で購入できます。商品名であれば「ミリオンA」やそのまま「根腐れ防止剤」と記載されたものです。

また、根腐れ防止剤はダイソーでも購入できます。どちらも約一年で交換する必要があります。

あわせて読みたい「ダイソーのハイドロボールってどうなの?使い方も解説!」はこちら

根腐れ防止剤なしでハイドロカルチャーを育ててみた結果

  • 半年ほどで根腐れの症状が出始めた⇒ハイドロカルチャーを長持ちさせるためには根腐れ防止剤は入れた方がよい

ハイドロカルチャーのその他topics

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「冬のハイドロカルチャー 寒い時期に抑えておくべきポイント3つ」はこちら

「ハイドロボールの表面が白くなるのはなぜ?原因と対処法!」はこちら

「ハイドロボールの使い方を分かりやすく解説します!」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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