すっきりとしたラインの葉がお部屋の雰囲気をスタイリッシュにしくれるインテリアグリーン・サンスベリア。
空気清浄効果が高くエコプランツとしても人気の観葉植物です。
ただ、サンスベリアを育てているうちに、なぜか姿が乱れてお困りではありませんか?
「サンスベリアの葉が広がって乱れた印象になっている…」「葉が倒れてだらしない見た目になってしまった…」
今回は、サンスベリアの葉が広がる原因と対処法についてくわしく解説します。
サンスベリアが葉が垂れて広がる原因
ではさっそくサンスベリアの葉が広がる主な原因をみていきましょう。
サンスベリアの葉が広がる原因①日光不足
サンスベリアは耐陰性のある観葉植物として人気ですが、本来は日光を非常に好みます。
そのため、長い間、日当たりのよくない場所で管理することで「徒長(とちょう)」を起こし、葉が光を求めて細長く伸びます。
これが、サンスベリアの「葉が広がる」主な原因です。
徒長したサンスベリアの特徴
- 葉が倒れやすく広がる
- 葉の色が悪い(ツヤがなく黄色っぽい)
- 葉の厚みがなくなって薄っぺらくなる等
あわせて読みたい「サンスベリア 伸びすぎる原因と対処法【倒れる】」
サンスベリアの葉が広がる原因②水のやり過ぎ
次に考えられる原因としては、「水のやり過ぎによる根腐れ(株の痛み)」が挙げられます。
サンスベリアは暑さと乾燥に強い反面、寒さと多湿にはとても弱いです。
土が乾ききらないうちに水を与えていると、根っこが呼吸できずに傷み腐る「根腐れ」を引き起こします。
根腐れに至った株は高確率で枯れてしまうため注意が必要!
冬の管理に注意!
特に気を付けたいのが冬場の管理。寒さが苦手なサンスベリアは冬場、生長が緩慢になる休眠期を迎えています。
そのため、ほぼ断水気味に管理することが必要です。
暖かい時期と同じ感覚で水やりしていると、吸いきれなかった水分が長く鉢内に停滞し、サンスベリアの苦手な高湿状態を招きます。
根腐れが原因で葉が広がる(倒れる)場合、根本が腐って茶色っぽく変色しているのが特徴だよ。腐敗が進むと腐敗臭(酸っぱいようなニオイ)がすることも。
あわせて読みたい「サンスベリア 冬の管理のコツ3つ【冬越しの方法とは?】」
サンスベリアの葉が広がる原因③根詰まり
サンスベリアは春~秋にかけて非常によく生長します。
縦に伸びるのはもちろん、地下茎(ちかけい)を地中で伸ばし、子株を増やしてどんどん横にも広がっていきます。
サンスベリアは約2年に1回程度の植え替えが必要。鉢が根でいっぱいになると生育に勢いがなくなり、同時に根腐れも起こしやすくなるよ。
さらに、根詰まりを放置することで株自体を傷めダメにしてしまいかねない「根腐れ」にまで発展する可能性もあります。
鉢の中が根っこでいっぱいになると、水分をうまく吸収できないためうまく生育できません。
「なんだか元気がない…栄養が足りないのかな?」と不要な水や肥料をやることで根腐れが加速してしまうこともあるから注意してね。
さらにくわしく「サンスベリア 植え替え方法とコツ【写真で解説】」
サンスベリアは株分けで増やすこともできる!
植え替えの際に、株分けしてサンスベリアの鉢をもう一株増やすこともできます。
ただし、適期は4月~9月頃までです。
冬場の植え替えは株を傷めるリスクが高い。株分けするなら5月~7月上旬頃までに済ませてね。
葉が垂れる、広がるサンスベリアの対処法【日光不足の場合】
次に、日光不足による徒長で葉が広がるサンスベリアの対処法をご紹介します。
※根腐れが原因で葉が広がっている場合の対処法は次の項でご紹介します。
葉が広がるサンスベリアの対処法①紐でくくる
倒れて広がっている葉をやさしく紐でくくります。リング支柱を活用するという方法も。うまく葉を支えられる方法を選んでください。
麻紐だとより違和感なく自然に見えるのでおすすめです。上写真では布テープを使用しています。
葉が広がるサンスベリアの対処法②日当たりの良い場所へ移動
今までと同じ場所に戻しても葉の広がりの改善は見込めません。
よりサンスベリアの好む暖かく風通しの良い場所へ移動しましょう。
いきなり日当たりの良い場所へ移動するのはキケン!
ここで注意したいのが「葉焼け」です。室内からいきなり屋外の強い光の下へ移動させると、葉が焦げて茶色く変色する葉焼けを起こします。(下写真)
葉焼けはひどいと株全体にまでダメージを及ぼすことも考えられます。
場所を移動する際には、
「室内⇒室内の窓際⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒日当たりの良い場所」と数日かけて環境にすこしずつ慣らせていきます。
ちょっと面倒だけど、このようにすることで葉焼けによるダメージを防ぐことができるよ。何といっても植物は急激な環境の変化が苦手!
広がるサンスベリアの対処法③自立できるようになったら紐をはずす
半年ほど経過したら、一旦紐をはずしてみます。葉が自立できるようになったらそのまま外しましょう。
時間はかかるけど、環境を改善することで倒れて広がる葉を自立させられることもあるよ。
葉が垂れる、広がるサンスベリアの対処法【根腐れのケース】
では、根腐れが原因でサンスベリアの葉が広がる場合はどうしたらよいのでしょうか。こちらは2パターンあります。
葉が広がるサンスベリアの対処法【部分的なダメージの場合】
根腐れしている場合、すでに腐った部分を復活させるのは無理です。
腐った部分はカットし捨てます。放置することで病害虫の温床になることもあるからです。
軽度(部分的な根腐れ)であれば、肥料分の無い乾いた土に植え替えて復活させることもできます。
葉が広がるサンスベリアの対処法【全体的なダメージの場合】
すでに根っこ全体が茶色く腐ってブヨブヨとしている場合、「葉挿しで仕立て直す」という方法もあります。
かろうじて緑色を保っている箇所の葉をカットし土に挿して発根させるというのが葉挿しでの対処法です。
ただし、斑入り品種の場合、葉挿しすると黄色の斑は消えてしまいます(トラノオだと葉の黄色いライン)。
そして、大きく生長するまではかなりの期間も必要です。
あわせて読みたい「サンスベリア葉挿しの方法を分かりやすく解説します!」
サンスベリアの根腐れを防ぐための便利アイテムも!
「ついつい水をやり過ぎて傷ませてしまう…」「できるだけ枯らしたくない…」「水やりのタイミングがイマイチつかめない…」
このような場合に重宝するのが水やりチェッカーです。
土に挿しておくだけで色で水やりのベストタイミングを教えてくれる超便利アイテムです。
土に挿すだけで色で土の乾き具合が分かります。プロ並みの管理が可能になるため水やりの失敗を防ぐことができますよ。
サンスベリアの葉が広がる品種は?
サンスベリアの中には葉が広がる品種のものあります。
サンスベリアの葉が広がる品種①ボンセレンシス
葉が扇のように広がるサンスベリア。それが「ボンセレンシス」です。
近ごろはホームセンターで見かけることも増えました、まだまだレアなサンスベリアのひとつです。
サンスベリアの葉が広がる品種②ハニー
ロゼット状に広がる葉が可愛いサンスベリア「ハニー」。
背が高くならず、サンスベリアの中でも比較的コンパクトに楽しめる人気の品種です。
サンスベリアの葉が広がる品種③ヤヤ
星のような見た目が可愛いサンスベリア「ヤヤ」。
国内での流通量が少なく、希少価値の高い葉が広がるサンスベリアです。
「ボンセレンシス」に似ていますが、ボンセレンシスに比べると葉が短くよりコンパクト。
葉はゆっくりと旋回しながら広がるように育ちます。
サンスベリアの葉が広がる品種④ピンギキュラ
小さくて珍しいサンスベリアが欲しい人におすすめなのが「ピンギギュラ」。
サンスベリアの女王と呼ばれるピンギギュラは、まるで王冠のように広がる葉が特徴の希少種です。
上から見ると星形に広がる葉がおしゃれ。
多肉植物と同じくらい乾燥には強く、春から秋にかけては1~2週間に1回程度の水やりが目安です。
あわせて読みたい「手のひらサイズで可愛い。コンパクトに楽しめる小さい種類のサンスベリア【5選】」
広がるサンスベリアを実際に仕立て直してみました【経過レポ】
最後に、筆者が育てているサンスベリアの生育記録をご紹介します。
葉が倒れて広がるサンスベリア【2019/8/30】
どうも葉が広がりがちなサンスベリアです。主に室内に飾るために購入したサンスベリア。日光が不足しているのは否めません。
広がる葉を紐でくくったサンスベリア【2019/10/28】
どうも葉が広がって倒れるため、葉を紐でくくりました。そして、なるべく日当たりの良い場所に置くようにしています。
ただ、季節は寒さが深まる10月末。生長はほぼ止まり休眠期に入ります。しばらくはこの状態が続きそうですね。
見栄えは悪いですが、しばらくはこのまま管理を続けます。
広がる葉が自立しつつあるサンスベリア【2020/8/1】
紐をはずしても葉が広がらなくなりました。紐でくくって10か月くらいでしょうか。やはり、生長期の十分な日光は葉を丈夫にするために不可欠です。
葉焼けすることもないので、気温が20度以上になれば基本ベランダで管理しています。かなり環境にも慣れたのか、直射日光も平気です。
また、日光を当てることで緑色が濃くなり、葉の厚みも増しました。そして、周囲にはどんどん子株が出てきています。
拡がっていた葉が締まって花が咲いたサンスベリア【2021/6/6】
夏場は基本的にベランダで管理し、気温が20度以下になる時期は室内で乾燥気味に管理しています。すると、サンスベリアに花がつきました。
これは元気な証拠ですね。
室内でずっと育てているとどうしても葉が広がって倒れがちなサンスベリア。やはり、暖かい時期は屋外での管理がおすすめです。
とはいえ、やはりお部屋に飾りたい…。我が家では綺麗な葉を保つためサンスベリアを2鉢程用意し、定期的に室内と屋外で入れ替えてるよ。お住いの環境にあった育て方を見つけてみてね。
あわせて読みたい「サンスベリアの花が不吉といわれる理由【なぜ咲く?】」
絶対に葉が垂れない、広がらないサンスベリアが欲しいなら「人工観葉」をチョイスするのもあり
サンスベリアの葉が広がる原因は分かった。でも、日当たりの良い場所がなかなか見つからない。家を空けることも多く、なかなか管理が難しい…。
このような方におすすめなのが、日当たりが悪くても葉が広がることのない「人工観葉」のサンスベリアです。
人工観葉であれば日当たりが悪くても葉がだらしなく広がることはありません。一年を通して美しい姿を長くキープできます。
葉が広がらないことはもちろん枯れることも無いので、日当たり・風通しを気にせず好きな場所に飾って楽しめます。
人工観葉なら土も水も使わないから虫の心配も不要。もちろん、葉が不格好に広がることもない。忙しい人にもおすすめ!
あわせて読みたい 「運気向上&作業効率UP!フェイクグリーンはどこに置く?」
本物そっくり、リアルな人工観葉が欲しいなら造花専門店で探してみて
人工観葉か…。でも、要は造花でしょ?安っぽく見えそうで不安…。
このように思われている方も多いのではないでしょうか?
確かに安さだけが売りの低品質な人工観葉であれば、葉が広がることはないものの、安っぽい印象を与えてしまうことは否めません。
そんな方におすすめなのが造花専門店の高品質なフェイクグリーン。職人の手でひとつひとつ丁寧に仕上げられているのが特徴で、本物と見間違えるほどリアル。
サンスベリア スリムプランター H80cm 観葉植物 フェイクグリーン ¥19,800(税込)
こちらは、フェイクグリーンを20年以上扱うアーティフィシャルフラワー(造花)・フェイクグリーン専門店PRIMA(プリマ)のサンスベリアです。
至近距離でも本物と見間違えるほどリアルなのが特徴。もちろん、難しい冬越しや面倒な植え替え、肥料、剪定などは一切不要です。
日光不足により葉が広がることもありません。
土も水も使わないから、衛生面が気になるテーブルまわりや寝室などにも気軽にグリーンを取り入れられるね!
サンスベリア スリムプランター H80cm 観葉植物 フェイクグリーン ¥19,800(税込)
幅を取らないサンスベリアは、廊下やデスク脇などのちょっとしたスペースに飾りやすい。窓の無いトイレや冷気の入りやすい玄関にも◎。
☆★フェイクグリーン専門店「PRIMA」でさらにリアルで高品質な人工観葉を探してみる!
サンスベリアをまっすぐ伸ばすコツ3つとは?
サンスベリアを長く育てていると、「葉が倒れて広がってくる」「いつのまにかひょろひょろと細い葉になってしまった」ということも多いでしょう。
サンスベリアをまっすぐに伸ばすためには、ちょっとしたコツが必要です。
サンスベリアをまっすぐに伸ばすコツ①十分な日光を当てる
▲自生地でのサンスベリア
サンスベリアは耐陰性が強いため、「室内で育てられる観葉植物」として知られています。
しかし、実際のサンスベリアは日光を非常に好む植物です。
自生地では太陽の光をサンサンと浴びながら育っています。
サンスベリアを室内に置きっぱなしにしておくと、どうしても日光不足になりがちです。
光線不足が続くことで、徐々に葉が日光を求めてひょろひょろとなり弱々しくなっていきます。
その結果、葉が倒れたり、広がったりしやすいのです。(下写真)
サンスベリアをまっすぐ丈夫に育てたいなら、日光は不可欠です。
サンスベリアの生長がさかんな気温20度以上の時期は、基本は屋外管理にして、十分な日光を当てることで丈夫な株に育てることができるよ。
気温が15度以上になったら徐々に明るい場所へ移動、日光に慣らす
とはいえ、室内からいきなり屋外の日向に移動させると「葉焼け」を起こす可能性があります。葉焼けを防ぐためには、少しずつ日光に慣らしていくことが欠かせません。
気温が15度以上になってきたら、少しずつ明るい場所へ移動させましょう。
例:室内の窓際(レースカーテン越し)に一週間⇒屋外の日陰に一週間⇒屋外の半日陰に一週間⇒様子をみて日向へ
ただし、気温が30度以上になる時期は葉焼けを起こしやすい。様子を見て遮光ネットを利用するか、半日陰へ移動させるのがおすすめ!
サンスベリアをまっすぐに伸ばすコツ②風通しのよい場所に置く
サンスベリアをまっすぐ伸ばすためには日光が欠かせないとお伝えしましたね。しかし、植物にとって欠かせないのは日光だけではありません。
植物が丈夫に育つために必要なのは、「日光」「水」「風」です。
特に、サンスベリアを室内に置きっぱなしだと、どうしても風通しの面で屋外には敵いません。
植物は風を受けることで葉にある気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれています。
サンスベリアの場合、生育が盛んな春~秋に明るく風通しのよい場所に置くことで、より丈夫な株に育てることができる!
15度以上になったら十分な風通しを確保するためにも屋外管理を検討
コツ①と重複してしまいますが、サンスベリアを丈夫にまっすぐ伸ばし育てるためには、一旦、「サンスベリア=観葉植物=室内に置くもの」という概念を捨てる必要があります。
とはいえ、「せっかく室内で楽しむためにサンスベリアを購入したのに、外に置きっぱなしじゃ意味がない…」と思われる方も多いかもしれません。
ただ、「サンスベリアをまっすぐ丈夫に伸ばし育てたい」という場合、できるだけ春から秋の生育期に十分な日光と風に当てる必要があります。
サンスベリアを丈夫に育てたいなら、「冬は室内で寒さをしのぎつつインテリアグリーンとして楽しむ時期」「春から秋は屋外で丈夫に育てる時期」と割り切るのもいいかも。
サンスベリアをまっすぐに伸ばすコツ③水やりは土が乾いてから
サンスベリアを長く育てていく上で基本のとなるのが「水やりは土がしっかりと乾いてから」ということです。
サンスベリアは多湿を嫌います。観葉植物というよりは多肉植物に近い存在です。
そのため、土が乾ききらないうちに水やりをしていると根が腐って株元から倒れるというトラブルが発生しがちです。(下写真)
こうなると復活はほぼ無理です。サンスベリアが根腐れを起こしやすいのが気温が15度以下になる秋口から冬にかけて。
気温の低下とともに、根が水分を吸収する速度が下がります。そのため、暖かい時期と同じ感覚で水を与え続けていると、吸いきれずに残った水分により根が腐ってしまうのですね。
また、サンスベリアを2年以上植え替えていない場合、鉢内が株でいっぱいになり水はけが悪くなっていることもあります。
根詰まりを放置していると鉢内が蒸れて根を傷めやすいよ。ただし、植え替えは、春から秋の暖かい時期に済ませてね。
家庭用水分計を活用するのもおすすめ!
「水やりのタイミングがいまいち分からない(特に冬場)」「できるだけ長く丈夫に育てていきたい」
このような場合に重宝するのが家庭用水分計です。
▲土が乾いたら白、濡れていたら青
スティック状のチェッカーを土に挿すだけで水やりのタイミングを色でお知らせしてくれますよ。
冬場の場合、チェッカーが白になって3~4日してからの水やりが望ましい。チェッカーがない場合はサンスベリアの葉にシワがよったタイミングでの水やりでもok。サンスベリアの場合、水のやり忘れよりも水のやり過ぎによるリスクの方が高いよ。
サンスベリアの葉が垂れる原因と対処法を解説!【まとめ】
今回は、サンスベリアの葉が広がる原因と対処法をご紹介しました。
サンスベリアの葉が広がって倒れてしまう一番の原因は、やはり、生育期の日光不足です。サンスベリアは春~秋にかけての暖かい時期によく生長します。
この時期に十分な日光を確保してあげることで、広がった葉は回復してくれるでしょう。
ただし、根腐れが原因の場合は乾いた土に植え替えて水を控えるor葉挿しで仕立て直す等の対処が必要です。
現在のサンスベリアの状態をよく観察し、それぞれの株にあった改善策を試してみてね!
サンスベリアの葉が広がる主な原因【2つ】
- 日光不足による徒長
- 水のやり過ぎによる根腐れ
- 根詰まり
広がるサンスベリアの対処法【日光不足のケース】
- 紐でくくり、生育環境を改善して様子をみる(日当たりの良い場所へ移動)
葉が広がったサンスベリアの対処法【根腐れのケース】
- 乾いた土に植え替えて水やり方法を見直す(土がしっかり乾いてから水やりする)
サンスベリアのその他topics