すっきりとした見た目と空気清浄効果が人気の観葉植物「サンスベリア」。
丈夫で育てやすい人気の観葉植物ですが、「放っていたらいつの間にかサンスベリアが枯れそうになっていた…」なんてことはありませんか?
今回は、サンスベリアが枯れる主な原因と対策についてくわしくご紹介します。

この記事を読めば、
- サンスベリアが枯れる主な原因
- サンスベリアを枯らさないための対策
- もう枯らさない!サンスベリアのお手入れで気を付けるポイント
が分かるよ!
☆★観葉植物を取り入れたいけど「すぐ枯らしてしまう…」「虫が嫌い過ぎて勇気が出ない…」こういった方におすすめの記事↓↓
サンスベリアが枯れる主な原因とは?

まずは、サンスベリアが枯れる主な原因を見ていきましょう。
サンスベリアが枯れる主な原因①水の与え過ぎ
サンスベリアが枯れる原因として一番に挙げられるのが、水の与え過ぎによる「根腐れ」です。
サンスベリアは乾燥に強い反面、多湿には弱いという特徴をもちます。
7日以上土が湿っている場合は要注意。根腐れに発展すれば高確率で枯れる
特に、一週間以上土が湿り続けている場合、根が呼吸できずに傷んで腐る根腐れに発展しやすいです。
根腐れに発展したサンスベリアは根元が柔らかくなり、やがて、葉が倒れて株自体が枯れる(腐敗)ことが多いです。

サンスベリアの生長がほぼ止まる冬は土が乾いてさらに3~4日してからの水やりで十分。冬季の誤った灌水はサンスベリアが枯れる原因になることが多いよ。
あわせて読みたい「観葉植物がすぐ枯れる人がやりがちな間違ったお手入れ3つ」
サンスベリアが枯れる主な原因②5度以下の寒さ
サンスベリアは暑さに強い反面、寒さには非常に弱いです。
10度以下で生長が緩慢になり、5度以下になると寒さで枯れる可能性が出てきます。
屋外管理の場合、最低気温が15度以下になってきたら室内に移動しよう
春から秋にかけての生長期は屋外の日光を浴びながらすくすくと育ちますが、うっかり冬場もそのままにしておくと、寒さで枯れることが多いです。
冬場は乾燥気味に管理することで、サンスベリアの耐寒性を高めることもできます。
あわせて読みたい「サンスベリア 冬の管理のコツ」
サンスベリアが枯れる主な原因③「根詰まり」
サンスベリアを購入してから何年も植え替えていないという場合、鉢が根っこでいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性があります。
根詰まりした状態が続くと、根っこが水分や養分をうまく吸収できず、うまく生育できません。
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根詰まりを放置していると鉢内が蒸れ、根腐れを引き起こす恐れも
水を与えてもなかなか浸みこんでいかないという場合、根詰まりを起こしている可能性があります。

また、根詰まりした状態を放置し続けることで根腐れに発展する可能性も高まります。根腐れに至ると高い確率で枯れてしまいます。
サンスベリアは地下茎を横へ横へと伸ばしながら子株を増やします。そのため、最低でも3年に1回は植え替える必要があるのです。
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サンスベリア 枯れるのを防ぐための対策とは?

次に、サンスベリアが枯れるのを防ぐための対策をご紹介します。
サンスベリアが枯れるのを防ぐ!対策①「水やりは土が乾いてから」
サンスベリアが枯れる原因としてもっともよく聞かれるのが「水のやり過ぎによる根腐れ」です。
サンスベリアの水やりは、土が乾いてからが鉄則になります。
サンスベリアの水やり方法【時期別】
- 春・秋⇒土が乾いたらたっぷりと与える
- 真夏・冬⇒土が乾いて3日してからやや控えめに与える
土が乾いたかどうかの確認方法
- 鉢を持ち上げて軽い
- 鉢底から見える土が乾いている
- 土に指を3cm程入れて湿気を感じないetc…
サンスベリアが枯れるのを防ぐ!対策②「便利アイテムを活用」
「いちいち水やりのタイミングを調べるのは面倒…」「できるだけ枯れるのを避けたい…」
このような場合に重宝するのが水やりチェッカーです。土に差しておくだけで色で水やりのタイミングを教えてくれる便利アイテムになります。
- 白➡乾いている
- 青➡湿っている
※真夏、冬場の場合は白になってから3日程経過してから控え目に水を与えます。

サンスベリアが枯れるのを防ぐ!対策③「寒さに当てない」
サンスベリアを枯らさないためには、できるだけダメージを最小限に抑えて冬越しさせる必要があります。
寒さが苦手なサンスベリアは冬場の寒さで傷みやすいです。
そのため、置き場所には十分に気を付けましょう。
サンスベリア 冬場の置き場所
- 日当たりの良い窓際⇒朝晩は急激に冷え込むため、夜になったら窓から1~2mは離す
- 床に直に置かない⇒床に直におくと冷気によって株が傷みやすいため、棚の上や新聞紙を重ねて敷いた上に鉢を置くなどする
- 鉢スタンドを活用⇒冷気は下に溜まるため、寒さを防ぐために鉢スタンドを活用するのも効果的

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もう枯らさない!サンスベリアのお手入れで気を付けること
ここまで「水の与え過ぎによる根腐れ」に気を付けてとお伝えしてきましたが、他にも注意すべきポイントがあります。

ちょっとしたことだけど、以下のポイントに気を付けてお手入れを続けることでサンスベリアを健康に保つことができるよ。
もう枯らさない!サンスベリアのお手入れで気を付けること①受け皿の水はこまめに捨てる
受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。
受け皿の水をそのままにしておくと、サンスベリアが苦手な湿気がこもりやすくなるだけではなく、病害虫を招くリスクも高まるからです。

もう枯らさない!サンスベリアのお手入れで気を付けること②冬はほぼ断水
冬場のサンスベリアは生長が緩慢になる「休眠期」を迎えています。
そのため、春~秋にかけてと同じ感覚で水やりしていると、吸いきれなかった水が土に長く停滞することとなり、根腐れに発展し枯れてしまいます。
冬場の水やりは土が乾いて3、4日程してから控え目に与えます。

栽培環境にもよるけど、室内であれば月に1回程度の水やりで十分。葉にシワが寄ってからでもok。サンスベリアは水のやり忘れよりもやり過ぎによる根腐れに注意して。
あわせて読みたい「サンスベリアの水やり方法!時期によってタイミングと量を変える必要あり」
まとめ
今回はサンスベリアが枯れる主な原因と対策についてくわしくご紹介しました。
サンスベリアが枯れる原因として非常に多いのが、「水やりの失敗」によるものです。元々、葉が肉厚なサンスベリアは多肉植物のように、葉に多くの水分を蓄えています。
そのため、乾燥には強いものの、多湿にはめっぽう弱く、枯れる原因に発展しやすいです。
そのため、乾燥のし過ぎで枯れるということよりも、水のやり過ぎに気を付けなければなりません。
過度の乾燥が続くことで、サンスベリアの葉にシワが入ることがありますが、水を与えることで比較的すぐに元に戻ります。
水やりのタイミングが分からない場合は、今回ご紹介した水やりチェッカーを活用すると枯れるリスクを減らすことができるためおすすめです。

サンスベリアが枯れる主な原因3つ
- 水のやり過ぎ
- 5度以下の寒さ
- 根詰まり
サンスベリアが枯れるのを防ぐ!対策3つ
- 土が乾いたら水やり
- 便利アイテムを活用(水やりチェッカー)
- 寒さに当てない
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