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モンステラの元気がないときの原因と対処法を徹底解説!

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元気がないモンステラ モンステラ

個性的な切れ込みの入った葉がエキゾチックで魅力的なモンステラ。圧倒的な存在感で室内をおしゃれな雰囲気にしてくれる人気のインテリアグリーンですね。

そんなモンステラですが、なんとなく元気がない様子にお悩みではありませんか? そこで今回は、モンステラの元気がない時の主な原因と対処方法をくわしくご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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モンステラの元気がないときの原因と対処法を徹底解説!

元気がないと一言でいっても、その症状はさまざまですね。今回は、モンステラの元気がない時によく見られる症状別で、考えられる原因とその対処方法をみていきましょう。

モンステラの元気がない ケース①葉が割れなくなった

葉の色が何となく悪いモンステラ

モンステラの特徴といえば切れ込みの入った個性的な葉ですね。

しかし、「購入時は切れ込みのある葉であったはずのモンステラが、徐々に切れ込みのない葉を出すようになってしまった…」という方も多いのではないでしょうか。

モンステラに切れ込みの入らない葉ばかりが出てくるようになった場合、「株が充実していない(幼株or弱り気味)」「根詰まりしている」の主に2つの原因が挙げられます。

※ちなみに、すでに切れ込みのある葉が出ている場合、今後、その葉に切れ込みが入る(割れる)ことはありません。

まずは根詰まりしていないかを確認、次に管理環境を見直す

モンステラ▲鉢底から根がはみ出ていたら根詰まりのサイン

モンステラに切れ込みのある葉が出てこない場合、まずは根詰まりを起こしていないかを確認してみましょう。鉢底から根が出ていたら根詰まりのサインです。

モンステラは非常に生育旺盛です。また、つる性の植物のため暖かい時期はどんどんと茎を這うように伸ばし生長していきます。

剪定前のモンステラ

そのため、2年以上植え替えをしてない場合、鉢内が根でいっぱいになる根詰まりを起こしている可能性があります。根詰まりすると、根がスムーズに水分や養分を取り込めずに生育に影響を及ぼし始めます。

暖かい時期にひとまわり大きめの鉢に植え替えを行いましょう。また、2年以上経過すると、鉢内の土も団子状に固まり、水はけが悪くなってきます。土を更新してやる意味でも植え替えが必要になるのですね。

根詰まりを解消したら、次は管理環境の見直しです。モンステラは耐陰性のある観葉植物として出回っていますが、あまりにも日光が不足すると株の生長に影響します。

切れ込みの入ったモンステラの葉っぱ▲現地でのモンステラの葉は直径1mにもなる

切れ込みのある葉をだすためには「大きな葉」を出す必要があります。そのためには、置き場所や温度管理、水やり方法などを見直し、株を充実させる必要があるのです。

さらにくわしく「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」はこちら

モンステラの元気がない ケース②ぐったりしている

「モンステラの葉が垂れ下がってなんとなくぐったりとしている」「水やりしても葉にハリが戻らない」

モンステラの葉が垂れ下がり、なんとなくぐったりとしている場合、考えられる原因は「根腐れ(主に秋~冬場の水のやり過ぎ)」「10度以下の寒さ」「高温(約30度以上)・直射日光(西日も×)によるダメージ」「過度の乾燥(特に20度~25度の生育期)」「病害虫による被害」などです。

特に、元々は熱帯地方の植物であるモンステラは寒さに強くありません。15度以下になると徐々に生長が止まり水を吸う力も弱まります。

モンステラ▲熱帯原産のモンステラは本来、大木に絡みつきながら育つ

この時期に、暖かい時期と変わらない感覚で水やりしていると起こしやすいのが「根腐れ」です。根腐れは、吸いきれないほどの水を与え続けることで、鉢内が常に湿った状態になり根が傷んでしまうトラブルになります。

モンステラの基本の管理方法は以下です。

  • 直射日光を避けた半日陰、レースカーテン越しの光
  • 10度以下の寒さは避ける(耐えられるのは8度程度まで)
  • 水やりは土の表面が乾いてから(ただし15度以下になったら間隔を空けて乾燥気味に管理)
  • できるだけ風通しのよい場所に置くことで生育を促し、根腐れや病害虫を防ぐ
  • 空気中の水分が不足しがちな秋~冬はこまめな葉水(理想は湿度70%以上)
  • 根詰まりしたらひとまわり大きめの鉢を用意し、暖かい時期に水はけのよい土へ植え替える

モンステラの根鉢をほぐす▲モンステラの植え替え作業中

元気がないからと言ってすぐに肥料を与えるのはちょっと待ってください!

「何となく元気がない…そうだ、肥料を与えてみるか。」

モンステラに元気がないとつい肥料に頼りたくなりますね。しかし、弱っている状態のモンステラに肥料を与えるのはおすすめしません。

特に、鉢内が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしている場合や、多湿により根が傷む「根腐れ」を起こしている場合、肥料を与えることでさらに根を傷めてしまう恐れがあるからです。

モンステラに肥料を与えるのに適しているのは、春から秋にかけて(20度~25度程度)の生育がさかんな時期のみです。冬場の肥料は基本的に不要になります。

また、肥料を与える場合、あらかじめ「根詰まりしていないか」を必ず確認してください。根詰まりした鉢内は水はけが悪くなっています。その状態で肥料を与えると逆に根を傷ませてしまう可能性があります。

根詰まりしたモンステラ▲鉢底からはみ出たモンステラの太い根っこ

あわせて読みたい「モンステラが根詰まりした時の症状と対処方法とは?」はこちら

モンステラの元気がない ケース③葉の色が悪い

まばら模様のモンステラ

「葉の色が薄い」「まばら模様のようになっている」「黄色っぽい」「茶色く焦げたようになっている」

モンステラの葉に上記のような症状がみられる場合、「葉焼け」「病害虫」「寒さ」「根詰まり」などが考えれます。

特に、モンステラは強い日光に当たると葉の一部が焼け焦げる「葉焼け」を起こしやすいです。また、色が薄くなるのも葉焼けの症状のひとつです。

葉の色が悪い場合、まずは直射日光が当たっていないかを確認してみる

ポトスやスパティフィラムと同じサトイモ科のモンステラは、直射日光で葉焼けを起こしやすいという特徴があります。

葉焼けは美観を損ねるだけでなく、変色した部位の細胞が壊され光合成ができなくなるトラブルです。

つまり、直射日光に当たり続けることで、葉焼けの面積が広がると株自体を弱らせ枯らす原因にもなりえます。

斑入りポトスの葉焼け▲直射日光で葉焼けしたポトスの葉

まずは、直射日光に当たっていないかを確認しましょう。うっかり夕方の西日に当たっている場合もあるのでしっかりと再確認してみてください。

モンステラはレースカーテン越しの光や半日陰など、柔らかい光を好みます。

次に、葉の表や裏、葉の付け根や茎に小さな虫がついていないか確認してみます。モンステラにつきやすい虫にはカイガラムシがあります。放置すると吸汁によって株を弱らせられます。

あわせて読みたい「モンステラが葉焼けしたらどうすべき?原因と対処法」はこちら

モンステラの元気がない ケース④ひょろひょろとして茎ばかりが伸びる

モンステラ

「モンステラの茎ばかりが伸びてひょろひょろとしている」「全体的に色が薄く葉も小さく弱々しい」

このような場合、日光不足による徒長が疑われます。

モンステラは直射日光を苦手としますが、あまりにも日当たりの悪い場所に置き続けると、茎が日光を求めてひょろひょろと伸びてきます。

また、光合成の量も少ないので株自体も弱くなり、モンステラの特徴である切れ込みのある美しい葉が出にくくなってくるのですね。

モンステラはどこに置くのが理想的?

「日光が強すぎてもだめ、弱すぎてもだめ…一体、どこに置けばいいの?」

モンステラが好むのはいわゆる「半日陰」ですね。ここでは目安となる置き場所は、

  • 室内ならレースカーテン越しの窓際
  • 屋外(20度~25度くらい)なら半日陰

などです。そして、半日陰とは、日光が当たったり当たっていなかったりする場所や、木漏れ日などのことをさします。

半日陰はルクス値でいうと10000~20000程度といわれます。室内の明るい場所でのルクス値は8000程度なので、やはり、気温が許す限りは屋外の半日陰が理想的といえそうですね。

また、日向のすぐ隣の日陰もおすすめです。遮光ネットを使用するのもよいでしょう。ただし、真夏は高温によって葉焼けを起こしやすいので注意が必要になります。

遮光ネットを設置

あわせて読みたい「倒れるモンステラの原因と対処方法を徹底解説します!」はこちら

モンステラの元気がない ケース⑤ベタベタする

「モンステラの葉がべたべたとする」「なんとなく葉の色が悪い」

このような場合に考えられるのが病害虫による被害です。下写真はモンステラの葉です。

カイガラムシのついた葉

よく見ると、小さな茶色い粒々が見えますね。これはカイガラムシです。ベタベタの原因は、このカイガラムシが出す糖分を含んだ排泄物なのですね。

害虫を放置していると美観を損ねるだけでなく、最悪、株を枯らされる

また、カイガラムシの排泄物を放置することでカビを生じさせることもあります。

病害虫が発生したモンステラ▲直射日光による葉焼けとカイガラムシの被害を受けた葉

上写真はカイガラムシが付いていたモンステラの葉です。色がまばらになっています。また、よく見ると黒い斑点模様も見えます。

カイガラムシの排泄物を放置すると、カビが繁殖してこのように黒い斑点模様が生じることもあります。もちろん、変色した部位は光合成ができません。

被害を最小限に抑えるためにも、モンステラの葉や茎に小さな虫を見つけたら早目に取り除いてくださいね。

あわせて読みたい「枯れずに長持ち!モンステラを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」

 

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まとめ

仕立て直しから1か月経過したモンステラ

今回は、モンステラの元気がないときの主な原因と対処法を、よくある症状別でくわしくご紹介しました。

モンステラの元気がない時は、慌てずにまずは目の前の株をよく観察してみましょう。

  1. 土は濡れているか?乾いてるか?
  2. 直射日光、西日に当たっていなかったか?
  3. 10度以下の寒さ当たっていなかったか?
  4. 害虫はついていないか?
  5. 鉢底から根がはみ出ていないか?等

これまでの管理方法を思い返し元気がない原因を探った上で、それぞれの考えられる原因に応じた対処法を試してみてくださいね。

モンステラの元気がない時の主な原因と対処法【症状別】

  • 葉が割れない…「株が充実していない」「幼株であること」が主な原因。置き場所や管理方法を見直す。
  • ぐったりとしている…さまざまな原因が考えらえる。まずは「15度以下の寒さ」や「直射日光」に当たっていなかったかを確認してみる。水のやり過ぎは根腐れの原因になる。
  • 葉の色が悪い…「葉焼け」「病害虫」などが主な原因。葉の裏や付け根を確認し害虫がついていないかをチェック。うっかり西日に当たっていなかったかもあわせて確認。モンステラが好むのは半日陰。
  • ひょろひょろして茎ばかり伸びる…日光不足による徒長が主な原因。特に、春から秋にかけての生育期は光線不足により徒長を起こしやすい。できるだけ風通しのよい半日陰に置く。
  • ベタベタする…カイガラムシが付いていないか確認する。ついていたら早目に駆除。

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この記事を書いた人

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