手軽に購入できる上、コンパクトで置き場所に困らないと人気のミニ盆栽。
見た目も可愛らしく、ホームセンターや園芸店で見かけることも増えました。

でも盆栽ってちょっとハードルが高い。管理が難しそうだし、すぐ枯れしてしまわないか心配…。
そこで今回は、ユニークな幹と育てやすさが人気のガジュマルを盆栽風に仕立てる簡単な方法をご紹介します。
ご自宅ですでにガジュマルを育てているという方は、ぜひ、今回の記事をご参考にガジュマルを盆栽風にして楽しんでみてくださいね。
ガジュマル盆栽の作り方を画像付きで分かりやすく解説!

それでは、実際にガジュマル盆栽の作り方を見ていきましょう。

暑さ、寒さに強く丈夫で生育旺盛なガジュマルは室内で楽しむミニ盆栽にぴったり!
手順①鉢選び
ガジュマルを植え替えるのに適しているのは春先から秋頃の暖かい時期です。
鉢植えは底が浅めの鉢を用意すると盆栽風になります。
また、プラスチックよりは陶器製の方が盆栽っぽく見えるのでおすすめです。

まずは、鉢選びから。盆栽風に見える鉢のポイントは「浅めであること」「間口が広いこと」「陶器製」の3つ!
手順②ガジュマルを用意
次に、ガジュマルを用意します。今回は下写真のガジュマルを使います。
ただ、このガジュマルは長い間の日光不足が原因で徒長を起こし間延びしている状態です。
そのため、剪定で姿を整えてから植え替えることとします。

今回は、幹以外のすべての枝を切り落とします。
とはいえ、上写真のガジュマルの場合は間延びした枝が1本伸びているだけなので、これをカットするだけです。
あわせて読みたい「ガジュマルが徒長(とちょう)する原因と対処方法を解説!」
手順③伸びすぎた枝をカット
間延びしていたガジュマルの枝をカットしました。適期であれば幹から新しい芽が出てきます。

剪定後の経過は下写真をご覧ください。

たった2か月で幹だけだったガジュマルが青々と茂りましたね。このガジュマルを、盆栽風に仕立てます。
さらにくわしく「ガジュマル 丸坊主の方法をわかりやすく解説します!」
手順④新しい鉢に鉢底石と用土を入れる
新しい鉢植えに鉢底石を敷き、上から用土を鉢の1/3ほど入れておきます。

筆者は100円ショップで購入していたプラスチック鉢を使用します。
プラスチックですが間口が広めで底が浅く、盆栽っぽく見える形状をしています。

ガジュマルは根が比較的浅く広がる傾向があるよ。鉢の直径は樹高の約1/2~2/3程度が最適。
手順⑤鉢からガジュマルを取り出す
既存の鉢植えからガジュマルを取り出しましょう。
根が詰まってなかなか鉢から株が取り出せない場合、鉢を横に倒して鉢の側面をこぶしで叩いて振動を与えたり、鉢の縁を上から下へ向かってこぶしで叩き落すようにすると抜けやすいです。
黒くなって傷んだ根があればカットしておきます。

棒で軽くつつきながら古い土を落しておきます。

ガジュマルの植え替えに適しているのは春~初夏にかけて。新しい成長期が始まる前に行うことで植え替え後の経過がスムーズに進みやすいよ。秋~冬にかけての植え替えは避けた方が無難。
さらにくわしく「ガジュマルの植え替え方法と管理のコツを解説します!」
手順⑥高さと位置を決め植え付ける
土の量を調整しながら、ガジュマルを植え付ける位置と高さを決めます。

ガジュマルの場合、気持ち浅めに植え付けるのがおすすめです。
理由は、浅めに植え付けることで、ガジュマルの特徴であるユニークな気根を目立たせることができるから。
場所が決まったら残りの用土を入れて植え替え完了となります。
株が不安定になるときはどうしたらいい?
株がぐらつく場合は株をワイヤーでくくり、鉢底穴と結びつけると株が倒れるのを防げます。

底が浅い鉢の場合、盆栽鉢として使用されることも多いため、上写真のような穴が設けられていることが多いです。
手順⑦風通しのよい半日陰で休ませる
植え替え後のガジュマルは根が活着するまで直射日光をさけた半日陰で休ませます。
また、根を多くカットした場合は葉の数を減らしておくことでガジュマルへの負担を軽減させることができます。

できるだけ風通しのよい場所で管理し、根が張るのを待ちましょう。
空いているスペースには苔や化粧石などを飾るとより盆栽っぽくなりますよ。

筆者はこの後、セダムを空いているスペースに植えこんでみたよ。ガジュマルを盆栽風に仕立てる場合、随時伸びすぎた枝や葉をカットして自然な樹形に整えよう。
手順⑧経過
手順ではありませんが、植え替え後の経過もご紹介します。まずは、植え替えから約2か月経過した様子からご覧ください。
植え替えから約2か月経過したガジュマル盆栽
ガジュマルの幹に触れると抵抗を感じます。無事、根が張ったようです。
真夏以外はできるだけ日光がたくさん当たる場所に置いて管理を続けます。ガジュマルの脇に植えたセダムも横に這うように広がっていい感じです。
植え替えから約半年経過したガジュマル盆栽
伸びすぎた枝をこまめにカットしつつ樹形を整えて上写真のような姿になりました。
こんもりと茂ったガジュマルの葉が可愛いですね。セダムは弱ってしまい、代わりに違う種類のセダムを植え付けました。
ガジュマルは生育旺盛で、適期(春~秋)であれば切ったところから枝分かれするように育ってくれます。

ガジュマルは盆栽気分を味わうのにもぴったり。ぜひ、ガジュマルを盆栽風に仕立てて楽しんでみてね。
あわせて読みたい「切り戻しでガジュマルの樹形を整える方法を分かりやすく解説」
盆栽っぽく見せるコツ(苔・化粧砂・鉢色)

ガジュマルを盆栽仕立てにするうえで、実は剪定よりも「見た目の演出」が重要です。
同じ株でも、苔・化粧砂・鉢の選び方ひとつで、「観葉植物」から「盆栽」へ一気に印象が変わります。
苔を使って“和の雰囲気”を出す
盆栽らしさを一番簡単に出せるのが苔です。
- 表土が見えなくなる
- 湿度が保たれ、根が乾きにくい
- 自然な「山野の風景」を演出できる
初心者におすすめ
- 水苔(扱いやすく失敗しにくい)
- ハイゴケ・スナゴケ(見た目重視・管理やや難)
※苔は厚く敷きすぎず、根元が蒸れないよう薄めにがポイントです。
化粧砂で引き締める

苔が苦手な場合や、すっきり見せたい場合は化粧砂がおすすめ。
- 矢作砂←飛散しにくくおすすめ!
- 富士砂
- 黒砂・白砂
特に黒や濃い色の砂は、ガジュマルの幹の存在感を引き立ててくれます。
化粧砂を敷くだけでも、「植え替えた感」「盆栽感」が一気にアップします。
鉢色は「主張しすぎない」が正解
盆栽仕立てでは、主役はガジュマル。鉢はあくまで引き立て役です。
おすすめの鉢色
- 黒
- 濃い茶色
- グレー
- 素焼き(マット調)
避けたいのは、
- 明るすぎる原色
- ツヤツヤしすぎる鉢
浅め・横広の鉢+落ち着いた色を選ぶだけで、ぐっと盆栽らしくなります。
仕上げは「余白」を意識する
盆栽らしさの決め手は、作り込みすぎないこと。
- 苔は全面に敷かなくてもOK
- 幹元に少し土が見えるくらいが自然
- 枝葉も詰めすぎない
「少し物足りないかな?」くらいが、結果的に一番盆栽らしく見えます。
コロンと可愛い。ガジュマルのミニ盆栽【おすすめ5選】
初心者でも挑戦しやすいミニ盆栽。なかでもガジュマルは植物に慣れていない人でも育てやすいグリーンです。
ここからはコロンとしたフォルムが可愛いおすすめのミニ盆栽をご紹介します。
コロンと可愛いミニ盆栽 おすすめ①特選ガジュマル(苔・石付き)
精霊「キジムナー」が宿る木として知られるガジュマルのミニ盆栽。
株元に仕込まれた自然味溢れる石が屋久島を彷彿とさせます。
鉢は自然な風合いが魅力的な信楽焼(岩石梅鉢)。飽きのこないデザインで長く楽しめます。
モダンな雰囲気のガジュマル盆栽は和室はもちろん、北欧風インテリアとの相性も抜群です。

樹高は約25cm、鉢の直径は約28cm。ころんとした見た目と育てやすさが人気のガジュマル盆栽に癒されてね。枝が伸びすぎたらときどきカットしてやると美しい樹形が保てるよ。ただし、大胆に切り込むのは春~初夏のあいだにしてね。
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コロンと可愛いミニ盆栽 おすすめ②
光沢のある青軸変形鉢に植え付けられたガジュマル。まるで日本庭園がそこにあるような佇まいのミニ盆栽です。
ガジュマルの花言葉は「健康」。場所を取らないガジュマルのミニ盆栽は、大切な人へのプレゼントにもぴったりです。

生命力あふれる幹がワイルドでカッコいいガジュマル。幸運を運んでくれるといわれるガジュマルのミニ盆栽は父の日の贈り物にもおすすめ。
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コロンと可愛いミニ盆栽 おすすめ③檜炭ボール
こちらは枯れることのない盆栽のフェイクグリーン。
ガジュマルはありませんが消臭機能を備えている上、見た目もリアルで人気のミニ盆栽です。

造花専門店が扱う高品質なフェイクグリーンだから、葉っぱ一枚一枚まで繊細に表現されているよ!
モミジ 檜炭ボール(黒皿) CUPBON 盆栽 フェイクグリーン ¥5,500(税込) ![]()
檜炭と珪質頁岩で消臭、脱臭効果を発揮。ニオイが気になるトイレや玄関との相性も◎!
リアルで上品な見た目はもちろん、檜炭ボールが消臭・脱臭効果を発揮してくれるのも嬉しいポイント。
多孔質な檜炭は、炭の中でも臭いを吸い取る速度が早いのが特徴です。さらに珪質頁岩を配合しているため消臭効果UP。

調湿効果も兼ね備えているからトイレやキッチンまわり、靴の臭いが気になる玄関にもぴったりの盆栽グリーンだね。
あわせて読みたい「リアルで高級感のある盆栽のフェイクグリーン【厳選・5選】」
ガジュマル盆栽を育てるときのポイント3つは?
ガジュマル盆栽を育てる際に押さえておくべきポイントは以下3つです。
室内なら南~東向きの窓際に置く

ガジュマルは日当たりの良い場所が大好きです。
屋内で育てる場合、南~東向きの窓際に置いて十分な日光と風通しを確保しましょう。
日当たりが悪いと樹形が乱れやすいです。植物育成LEDライトを使用して日光不足をサポートするのも良いでしょう。
水やりは土が乾いてからたっぷりと

ガジュマルは過湿を嫌います。根腐れを防ぐためにも土が乾いてから適度に水を与えることが重要です。
春から秋にかけては表土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は土が乾いてさらに3~4日してから与えます。
また、水やり後は受け皿にたまった余分な水を排水トレイから捨てることを忘れないようにしましょう。

空気が乾燥しがちな冬の室内は葉が傷みやすい。そんなときは葉水で湿度を保とう。ただし、夜間の葉水は避けた方が無難。株を冷やしてしまう恐れがあるからだよ。
適期にカットし樹形を整える

ガジュマル盆栽の美しい樹形を維持するためには定期的な剪定が必要です。
枝や葉が伸びすぎたり不要な部分がある場合は、剪定ばさみを使ってカットします。
また、根の整理も定期的に行い、鉢が根でいっぱいになる前に植え替えを考えましょう。

鉢を大きくしたくない・同じ鉢で育て続けたい場合は、以下記事を参考にしてみてね。
あわせて読みたい「ウンベラータを大きくしたくないときの対処方法とは?」
よくある質問|ガジュマル盆栽仕立てFAQ
Q1. ガジュマルは本当に盆栽仕立てにできますか?
はい、できます。ガジュマルは剪定に強く、根や幹も丈夫なため、初心者でも盆栽風に仕立てやすい観葉植物です。樹形を作りやすく、失敗してもやり直しが効きます。
Q2. 盆栽仕立てにするベストな時期はいつですか?
5〜7月頃の生育期がおすすめです。この時期は回復力が高く、剪定や植え替えのダメージが出にくくなります。冬の作業は避けましょう。
Q3. 小さいガジュマルでも盆栽にできますか?
できます。むしろ小苗や100均サイズのガジュマルは盆栽仕立て向きです。幹や枝を一から作れるため、好みの樹形に仕上げやすいです。
Q4. 剪定はどこを切ればいいですか?
基本は、伸びすぎた枝を葉2〜3枚分残して切るのが目安です。内向きに伸びた枝や交差する枝を整理すると、盆栽らしいシルエットになります。
Q5. 根は切っても大丈夫ですか?
生育期であれば問題ありません。植え替え時に全体の1/3程度までの根切りなら安全です。ただし、一度に強く切りすぎないよう注意してください。
Q6. 盆栽用の鉢じゃないとダメですか?
必ずしも盆栽鉢でなくてもOKです。浅めで排水穴のある鉢であれば、和風・シンプルなデザインでも十分盆栽風に仕上がります。
まとめ

今回は、ガジュマルを盆栽風に仕立てる簡単な方法を実際の写真とともにくわしく解説しました。
暑さにも寒さにも強く丈夫なガジュマルは、初心者でも簡単に盆栽風に仕立てることのできるおすすめの植物です。
お気に入りの鉢植えを見つけたら、ぜひ、ガジュマルを盆栽風に仕立ててみてくださいね。
ガジュマルを盆栽風に仕立てる方法【手順】
- 鉢植えを用意
- ガジュマルを用意
- (伸びすぎた枝をカットし姿を整える)
- 新しい鉢に鉢底石と用土を入れる
- 鉢からガジュマルを取り出す
- 高さと位置を決め植え付ける
- 風通しのよい場所で管理(直射日光は避ける)
ガジュマル盆栽を育てている人におすすめの便利アイテムはこれ!
☆★ガジュマルの美しい樹形を保つなら1本は持っておきたいのが剪定ばさみ。切れ味の良いハサミを使うことで植物にかかる負担を抑えられる↓↓
☆★日当たりが確保できない場合、太陽光と似た光を発する「植物育成ledライト」を活用するのがおすすめ↓↓
☆★コバエの原因となる堆肥を含まないから室内でも清潔にガジュマルが育てられる「室内向けの土」↓↓

☆★土に混ぜ込むor撒くだけでガジュマルに付きやすい害虫を予防↓↓

あわせて読みたい「観葉植物の害虫対策!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ」
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓

あわせて読みたい「観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの選択肢も」
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「ガジュマルに直射日光を当てても大丈夫?最適な置き場所とは」
「ガジュマルがひょろひょろになったときの対処法を解説します!」








