暑さにも寒さにも強く初心者でも枯らしにくい丈夫な観葉植物・ガジュマル。幹の形がとってもユニークで愛嬌のある人気のグリーンです。
そんなガジュマルですが、徒長するとひょろひょろと枝が間延びしせっかくの可愛い姿が台無しに…。
今回は、ガジュマルが徒長する原因と対処方法を徹底解説します。
ガジュマルが徒長したらどうなる?【症状】
では、ガジュマルが徒長するとどのようになるのでしょうか。ここでは、徒長によって起こりうるいくつかの症状をご紹介します。
徒長したガジュマルの特徴①「ひょろひょろに伸びる」

徒長を起こしたガジュマルは、枝ばかりが細長く上にのびてひょろひょろな見た目になります。
また、葉と葉の間隔の広く枝ばかりが上へと細長く伸びていくのも徒長の特徴です。
徒長したガジュマルの特徴②「葉と葉の間隔が広くスカスカ」

徒長を起こしたガジュマルは葉数が減って株自体がスカスカな印象を与えます。
他にも、「葉にツヤがない」「葉の色味が悪い」「葉が落ちやすい」などの特徴があります。
徒長したガジュマルの特徴③「ストレスに弱い」
こちらは見た目には分かりにくいかもしれません。
しかし、ちょっとした環境の変化や病害虫によるダメージを受けやすいのも徒長の特徴です。
「水を少しあげすぎただけで葉が落ちた」「寒くなったとたんに弱ってしまった」
このように、徒長を起こしているガジュマルはちょっとしたストレスが致命的なダメージに発展しやすくなります。
ガジュマルが徒長する原因とは?【2つ】
次に、ガジュマルが徒長する主な原因を2つご紹介します。
ガジュマルが徒長する原因①「日光不足」

ガジュマルに限らず、植物が徒長を起こす一番の原因が日照不足です。
日当たりの悪い場所で育てていると、枝が日光を求めて上へ上へと縦に生長します。横には広がらず、縦ばかりに伸びていくのが徒長です。
そのため、葉付きが悪く枝ばかりがひょろりと悪目立ちします。少しでも太陽光を取り入れたいということですね。
ガジュマルが徒長する原因②「水や肥料のやり過ぎ」
特に、ガジュマルの生長が旺盛な春~秋にかけての期間、必要以上の水や肥料を与えているとどんどん縦に伸びやすいです。
実は、これも徒長の原因のひとつになります。
徒長したガジュマルの対処方法【3つ】
それでは、すでに徒長を起こしたガジュマルはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、徒長したガジュマルの対処方法を3つご紹介します。
徒長したガジュマルの対処方法①「置き場所を移動」
徒長の症状が比較的軽い場合、管理環境を改善することでガジュマルが元気を取り戻す可能性があります。
ガジュマルが好むのは、「風通し良く日当たりの良い暖かな場所」です。
いきなり明るい場所に移動させない

移動させる場合は、室内からいきなり屋外の日光の下に出すのは控えましょう。その理由は「葉焼け」です。
いきなり強光下に置くことで、ガジュマルの葉が焦げて茶色く変色し落ちる場合があります。葉焼け下葉を元に戻すことはできません。
徒長したガジュマルの対処方法②「剪定」
伸びすぎた枝を剪定し株を仕立て直すのも対処法のひとつです。剪定の適期は春から秋にかけての暖かい時期になります。
ただ、すでに徒長した部分は元に戻すことはできません。

徒長したガジュマルの対処方法③「丸坊主にする」
「徒長で枝数が少なすぎて、剪定のしようがない…」という場合、丸坊主にするという方法もあります。(丸坊主の剪定のひとつです)
ただ、丸坊主が他の剪定方法と違うのが、「すべての枝葉を切り落とし幹のみにする」ということです。

丸坊主の適期は5月~6月頃。丸坊主後は、生育環境を改善し育てなおすことで、ボリューミーな株に仕立てることができます。

適期におこなうことで失敗を防ぐことができます。丸坊主からたった2か月程でボリュームのある姿に変わりましたね。
ここからは、剪定を繰り返しつつ生育環境を整えながら育てて徒長を防ぎます。
まとめ
今回はガジュマルが徒長する原因を詳しくご紹介しました。
ガジュマルが徒長する一番の原因は、やはり日光不足です。ただし、すでに徒長している枝は環境を改善したところで間延びしたままになります。
対処法としては、やはり剪定でしょう。
徒長したガジュマルの症状
- ひょろひょろに伸びる
- 葉と葉の間隔が広くスカスカ
- ストレスに弱い
ガジュマルが徒長する原因
- 日光不足
- 水や肥料のやり過ぎ
徒長したガジュマルの対処方法
- 日当たりの良い場所へ移動
- 剪定
- 丸坊主