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アロマティカスが枯れる原因と元気がないときの対処法を徹底解説

アロマティカスの葉っぱ 観葉植物
この記事は約6分で読めます。

ふわふわの多肉質な葉っぱと爽やかさと甘さを兼ね備えた心地よい香りが観葉植物としても大人気の「アロマティカス」。

その見た目の可愛さと香りに惹かれて育て始めたけど、「なんだか最近元気がない…まさか枯れるの?!」という方も多いのではないでしょうか。

実は、アロマティカスはあることがとっても苦手な植物なのです。

そこで今回は、アロマティカスが枯れる主な原因3つとアロマティカスの元気がないときの対処法についてを徹底解説いたします。

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ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

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アロマティカスが枯れる主な原因3つは?

まずは、アロマティカスが枯れる主な原因3つからみていきましょう。

アロマティカス

アロマティカスが枯れる主な原因①10度以下の寒さ

アロマティカスは寒さを苦手とします。生育に適しているのは20度~30度の暖かい環境です。

寒さに当たると徐々に葉が変色し、茶色くなって枯れてしまいます。

あわせて読みたい「アロマティカス 冬の育て方 管理のコツ4つと失敗例も」はこちら

アロマティカスが枯れる主な原因②水のやり過ぎ

アロマティカスは多肉質な葉に多くの水分を蓄えています。そのため、水のやり過ぎによる多湿を嫌います。

土が乾ききらないうちに水を与えていると、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」を招きやすいです。

アロマティカスが枯れる主な原因③日光の不足

アロマティカスは日当たりの良い場所を好みます。日光不足が続くことで、葉と葉の間隔が長くなりひょろひょろと茎ばかりが伸び始めます。

これが徒長(とちょう)です。

徒長を起こしたアロマティカスは、ちょっとしたストレスや環境の変化でダメージを受やすくなります。

例えば夏から秋にかけての温度変化。丈夫なアロマティカスであれば耐えられても、徒長したアロマティカスでは耐えることができず、そのまま傷んで枯れることも多いです。

アロマティカスが枯れる主な原因④根詰まり

アロマティカスは暖かい時期には非常によく育ちます。繁殖力も旺盛で、水差しや挿し木で発根させ増やすのも容易です。

そのため、1年に1回は植え替えが必要になるでしょう。少なくとも2年に1回は植え替えなければ、鉢内が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしやすいです。

根詰まりすると、水や養分をうまく取り込めなくなるため、徐々に弱って枯れてしまいます。

根詰まりしたカポック
アロマティカスが根詰まりしたときのサイン

・鉢底から根っこがはみ出ている
・水やりしてもなかなか水分が土に浸み込んでいかない
・葉の色味が悪い(薄い、黄色っぽいなど)
・葉が落ちる
・土がなかなか乾かない(一週間以上湿っていると根腐れする可能性も高い)

あわせて読みたい 「アロマティカスの増やし方【多肉質な癒しハーブを増やそう!】」はこちら

アロマティカスが枯れそうなときの対処法は?

次に、実際の写真とともにアロマティカスの元気がない原因と対処法について考えてみましょう。

ケース①アロマティカスの色が薄いとき

弱ったアロマティカス

現状のアロマティカス

  • 葉が変色して全体的に落ち始めている
  • 表土に枯れた葉が溜まっている
  • 土が湿っている
  • 鉢底から根っこがはみ出ている
  • 生長が進み茎が木質化(もくしつか)している

室内管理のため風通しと日光が確保しきれていない。また、水が乾ききらないうちに水を与えている。

そして、写真には写っていないものの、鉢底からは根がはみ出ている状態

根詰まりによって養分や水分がうまく吸収できていないと考えられる。その結果、根腐れに発展しかけている様子。

※アロマティカスは生長とともに茎が木質化します。木質化することでアロマティカスが茶色っぽい印象になり見た目が劣ると感じる方も多いでしょう。また、アロマティカスは木質化することで香りが弱まります。

対処法

  • ひとまわり大きめの鉢植えに植え替えて様子を見る(春から秋の場合)

アロマティカスは暖かい時期によく育つ。そのため、根詰まりを起こしている状態と判断。

ひとまわり大きめの鉢植えに植え替え、風通しのよい半日陰で様子をみる。しばらくは水やりを控えて乾燥気味に管理する。

冬場の場合はなるべく暖かい場所でなるべく時間をかけずに素早く植え替えを済ませる。根には触りすぎないよう注意。本来は冬場の植え替えは避ける。

また、表土に蓄積した枯れ葉は病害虫の温床になりやすいため、取り除くのが望ましい。 脇芽が出ているので、環境さえ用意してあげればまだまだ復活の可能性は十分にある。

あわせて読みたい「観葉植物 冬の水やりの方法!【管理のコツ3つと失敗例も】」はこちら

ケース②アロマティカスが茶色くなっているとき

枯れたアロマティカス

アロマティカスの現状

  • 5度以下の寒さに当てたことにより枯れている

冬の屋外に出したままにしたことで5度以下の寒さに当たってしまった。触れるとふにゃふにゃになり潰れてしまう。

対処法

  • すでに枯れているため復活は不可

アロマティカスは寒さに弱いです。

寒さが深まってきたら室内に移動させられるよう、 屋外で管理する場合でも小さな鉢植えにしておくのがおすすめ。

まとめ

今回はアロマティカスが枯れる主な原因4つとケース別の対処法をご紹介しました。

アロマティカスは寒さに当たるととたんに弱ってしまいます。また、意外と忘れがちなのが根詰まりです。

アロマティカスは春から秋にかけて実によく育ちます。春先に植え替えても秋には根詰まりしている…ということも少なくなりません。

アロマティカスになんとなく元気がない…という場合は、まず寒さに当てていないか思い出してみましょう。その後、鉢底を覗いて根が出てきていないかも確認してください。

アロマティカスの植え替え中

アロマティカスが枯れる主な原因4つ

①5度以下の寒さ
②水のやり過ぎ
③日光不足による徒長(株がストレスに弱くなる)
④根詰まり

アロマティカスが枯れそうなときの対処法

・葉が落ちる、変色する
⇒根詰まりしていないか確認。日光不足になっていないか、風通しの悪い室内に置きっぱなしにしていないか、水をやり過ぎていないかなどを確認。その上で、環境を整えてあげる。

・茶色くなってふにゃふにゃになる
⇒すでに枯死している可能性が高い。復活は難しい。

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