シュガーバインの葉が丸まる理由は？葉が古くなってきたら新陳代謝の可能性も

シュガーバインの葉が丸まるのはなぜだろう？水やりも土が乾いてからにしているし、明るく風通しの良い場所に置いてるのになぁ。

購入当初は株元がこんもりしていて可愛かった。でも、つるが伸びすぎて葉も丸まってしまっている。なんで？

シュガーバインを育てている方の中には、このような葉が丸まる症状にお悩みの方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、シュガーバインの葉が丸まる時に考えられる原因と対処方法をご紹介します。

シュガーバインは生長とともに株元がスカスカになりやすいよ。垂れ下がるつるは元気なのに株元がスカスカ…というのは、主に新陳代謝によるものなんだ。

シュガーバインの葉が丸まる原因は？

シュガーバインの葉が丸まる原因はいくつか考えられますが、今回は「どの辺の葉が丸まっているのか」別で見ていきましょう。

株元辺りの葉のみが丸まっている場合、葉の老化が考えられます。

シュガーバインはつる性植物のため、新陳代謝によって株元近くの葉が徐々に傷んできます。

この場合、丸まった葉は徐々に黄色くなり落葉するはずです。すると、株元がスカスカの見た目になってきます。

伸びすぎたシュガーバインのつるは適期に切り戻し、挿し木で再生するのがおすすめです。

ちなみに、カットした元株からも脇芽が出てきます。挿し木のくわしい手順は、以下記事を参考にしてみてください。

シュガーバインの葉が全体的に丸まっている場合、

「水不足(主に真夏を覗く、春～秋)」「根腐れ(梅雨時期、真夏、冬に多い)」「害虫被害(暖かい時期、冬の室内に多い)」などが考えられます。

葉先が軽く丸まっている程度の場合…水不足が考えられる。春～秋なら土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水やりする。冬は土が乾いてさらに3日ほど経ってから土の約1/3が湿るくらいに与える。
葉の表面や付け根に白い粉のようなものが湧いている・ベタベタしている場合…カイガラムシが付いている恐れ。放っておくと吸汁により株が弱る。早目に取り除くのが良い。ピンセットや綿棒などを駆使して確実に取り除く。多すぎて手に負えないなら、殺虫剤を使うことも検討。穂先のみカットして挿し木で育て直してみるのもよい。
葉がしおれていて明らかに元気がない場合…土が湿っている場合は根腐れが疑われる。土が乾かないうちに次から次へと水やりしていた場合は、根が腐敗している可能性あり。しばらく水やりを控えて風通しの良い場所で様子をみる。または、元気なつるをカットし挿し木で育て直す。

シュガーバインの挿し木は気温20度～25度くらいの過ごしやすい時期におこなうのがベスト。真夏や冬は失敗しやすいから避けてね。

シュガーバインの葉は薄く繊細です。そのため、水をやり過ぎてもやらな過ぎてもよくありません。

そこで、シュガーバインの水やりの失敗を防ぐためのコツをご紹介します。

シュガーバインは水が足りなくなってくると茎が垂れてきます。水やり前後の状態を写真に撮っておくと分かりやすいですよ。(下写真)

水やり後の葉はピンと張っているのが分かります。逆に、水やり前の葉はしなっとしていて張りがありません。

シュガーバインを毎日観察していると、このちょっとした変化に気付きやすくなるよ。

水やり後のシュガーバインの鉢植えは、鉢内に水分を含んでいるためその分重くなります。

管理に慣れるまでは水やり後の鉢を持ち上げ、重さを確認しましょう。土が濡れている時と乾いている時の重さの違いを覚えておきます。

プラスチック鉢の場合は重さの変化が把握しやすいよ。ただ、素焼き鉢や陶器鉢の場合は重さの変化が分かりにくいかも…。

なかなかゆっくり観察する時間がとれない…。それに、いちいち鉢の重さを確認したり、土の乾き具合を調べるのは面倒だなぁ。

そんな方におすすめなのが「水やりチェッカー」です。

スティック状のチェッカーで、土に挿しておくだけで最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれます。

使い方の目安は以下表を参考にしてみてね。シュガーバインは寒さに強い反面、暑さと蒸れで弱りやすいよ。梅雨と真夏は水のやり過ぎに要注意。

春、秋	チェッカーが白になったタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷり水やりする。水やり後は直射日光を避けた明るく風通しの良い場所で管理。
梅雨、真夏、冬	チェッカーが白になってさらに2日～3日ほど経ってから水やり。量は土の約1/3が湿るくらいでok。暑さと蒸れで弱りやすいので、梅雨時期と真夏は水のやり過ぎに注意。明るく風通しの良い場所に置いて根腐れ、害虫、カビを防ぐ。