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シュガーバイン、夏のお手入れで注意すべき3つのポイントとは?

ダイソーの陶器鉢に植えたシュガーバイン 観葉植物
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花びらのように揺れる葉が儚げで可愛らしいシュガーバイン。初心者でも育てやすいインドアグリーンとして高い人気を誇ります。

そんなシュガーバイン。実は、多くの観葉植物とはちょっと異なり、夏の暑さがそこまで得意ではありません。

オランダで誕生した園芸品種のシュガーバインは極端な暑さや蒸れを嫌います。

そのため、シュガーバインを夏越しさせるためには、3つのポイントに気を付けてお手入れする必要があるのです。

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ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

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シュガーバイン、夏のお手入れで注意すべき3つのポイントとは?

暖かく風通しのよい場所を好むシュガーバインは、夏場の極端な暑さや蒸れに気を付ける必要があります。

特に気を付けたいのが窓を閉め切る真夏です。エアコンを稼働させているため窓を閉め切ることの増える夏場。風通しが悪くなることで鉢内が蒸れやすくなります。

3つのポイントに分けてくわしく見ていこう!

夏のシュガーバイン お手入れのポイント①風通しを確保

シュガーバインの吊り鉢

シュガーバインが苦手とするのが「蒸れ」です。鉢内が蒸れることで根が傷み、根腐れを起こしやすくなります。

「室内の窓際」であっても、エアコンを稼働させる真夏は窓を閉め切りがちになりますね。すると、風通しが悪くなることでどうしても蒸れやすくなるのです。

とはいえ、冷房を効かせているのにも関わらず、頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありません。そんな時に活躍するのが、扇風機やサーキュレーターです。

サーキュレーターを使って停止しがちな室内の空気を動かす

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

扇風機やサーキュレーターを使うことで、停止しがちな室内の空気を意識的に動かし空気の流れを作ります。

風通しをよくすることで根腐れを防ぐだけでなく、害虫やカビの発生を抑える効果も期待できます。

また、植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり光合成もさかんになるといわれます。

植物が光合成する上で欠かせないのが光・水、そして…「風」!特にシュガーバインは蒸れに弱いから、風通しの確保が大切なんだね。

※ちなみに、扇風機とサーキュレーターの違いについてはこちらの記事を読んでみてね。

あわせて読みたい「シュガーバインの色が悪いときの原因とは?対処法も」

夏のシュガーバイン お手入れのポイント②水やり後の蒸れに注意

夏場に気を付けたいのが水やり後の管理です。

土に沢山の水分を含んでいる水やり後の鉢。高温や直射日光に晒されることで、鉢内の水温が上昇します。

すると、鉢内の根が高温により煮え、高温によって根腐れを引き起こすこともあるのです。

折りたたんだキッチンペーパーの上に鉢を置き、余分な水分を抜いておくのがおすすめ

高温や風通しの悪さなどにより成長が鈍ることの多い夏場のシュガーバイン。土が湿った状態が長くつづくことで根を傷めやすくなります。

そんな時は、折りたたんだキッチンぺーパーや雑巾などの上に水やり後の鉢を置き、あらかじめ余分な水分を抜いておくのがおすすめです。

受け皿に上に敷いたキッチンペーパー

余分な水分を抜いておくことで根腐れを防ぎ、蒸れや高温によって根が傷むのを防ぐことができるよ。

あわせて読みたい「シュガーバインの水やり方法!最適なタイミングを画像で解説」

夏のシュガーバイン お手入れのポイント③強光を避けた明るい場所に置く

シュガーバインは直射日光が苦手です。葉が薄く繊細なため、強い日光が当たると葉の一部が焼け焦げたように傷む「葉焼け」を起こしやすいです。

シュガーバインが好むのは半日陰です。室内なら南から東向きの窓際に置き、窓越しの日光を当てるくらいが丁度よいでしょう。

特に、夏場は高温により葉焼けを起こしやすくなります。うっかり夕方の西日に当ててしまわないよう気を付けましょう。

夕方の強烈な西日には要注意。必要ならレースカーテンで日当たりを調節する

夏場の西日

日光は窓を通すことで約30%遮光されるといわれます。とはいえ、建物の条件によっては窓越しの日光であっても葉を傷めてしまうこともあるかもしれません。

特に気を付けたいのが夏の夕方に差し込む強烈な西日です。

葉が変色するようなら、レースカーテンや遮光ネットを使って日当たりを調節してみてね。

あわせて読みたい「シュガーバインの置き場所、結局、どこに置くのがいいの?」

 

夏休み期間中、長期で自宅を空ける時にあると便利なアイテムも

元気なシュガーバイン

夏休み期間中に長期で自宅を空ける場合、窓を閉め切った暑い室内にシュガーバインを置きっぱなしにすることとなります。

人が心地よいと感じるのと同じような空間を好むシュガーバイン。そんなシュガーバインにとって夏の長期不在時の室内は過酷な状況となるでしょう。

このような場合はできるだけ風通しのよい場所に置くことが大切です。サーキュレーターを回しっぱなしにすることも検討しましょう。

また、水切れを防ぐためのアイテム「水やり当番」を活用するのもおすすめです。(下写真)

水やり当番とは?

「水やり当番」は留守中、水やりができない時に自動で給水してくれるアイテムです。

用意するのは水を入れたペットボトルのみ。チューブでペットボトルと水やり当番を繋いで土に差しておくだけ。

差し込み口の素焼き部分から水分が滲み出できて、水切れを防いでくれます。

葉が薄く繊細なシュガーバインは水切れによって葉がしおれやすいです。(下写真)

枯れそうなシュガーバイン

このような事態を防ぐためにも、長期で自宅を空ける場合はできる限りの対策を打っておくのがおすすめです。

あわせて読みたい「シュガーバインの育て方!完全初心者でも失敗を防ぐコツとは?」

 

まとめ

復活したシュガーバイン

ということで、今回はシュガーバインを育てる上で夏に気を付けるべき3つのポイントについてご紹介してみました。

人が作り出した園芸品種ということもあり、シュガーバインはあまり過酷な環境が得意ではありません。

人が夏バテするように、シュガーバインも体調を崩しやすくなる真夏。今回の記事を参考に、シュガーバインと厳しい夏を乗り越えてくださいね。

シュガーバイン 夏に押さえておくべき3つのポイント

  1. 風通しを確保すること
  2. 水やり後の蒸れに注意すること
  3. 強光を避けた明るい場所に置くこと

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