PR

ペペロミアが枯れる原因とは?葉が茶色くなる理由を解説

ペペロミア ペペロミア

「ちゃんと水やりもしていたのになぜ?」「明るい場所に置いていたのに…」

大事に育てていたはずのペペロミアが、枯れてしまいそうになっていませんか?

今回は、ペペロミアが枯れる原因、症状の見分け方、ペペロミアのお手入れのコツがつかめるはずです。

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

工藤こまめをフォローする

ペペロミアが枯れる原因とは?葉が茶色、元気がない理由

スイカみたいな葉っぱが可愛いスイカペペ

それでは、ペペロミアが枯れる主な原因を見ていきましょう。ポイントはペペロミアの原産地です。

10度以下

ペペロミアの原産地は熱帯・亜熱帯地方です。暑さには強い反面、寒さにはあまり強くありません。

耐えられるのは約8度までです。

ペペロミアを枯らさずに冬越しさせるためには、最低でも10度は確保!

土が乾かないうちに水を与える

ペペロミアは葉に多くの水分を蓄えています。

そのため、必要以上の水やりをすることで、吸いきれずに残った水分が、長く土内に停滞、根腐れに発展します。

根元が黒く変色し、ブヨブヨになっていたら、根腐れの可能性が高いです。

ペペロミアの水やりは、土がしっかりと乾いて2日程してからたっぷりと与えるのが基本!ただし冬は断水気味にシフト。

ペペロミアの水やり方法

  • 最高気温が15度以上⇒土がしっかりと乾いて2~3日してからたっぷりと与える(鉢底から水が出るくらい)
  • 最高気温が15度以下⇒土がしっかりと乾いて2~3日してからやや控えめに与える(表土が湿る程度)

ペペロミア 冬に気を付けるべきお手入れポイント3つ

病害虫による被害

葉の裏が茶色くなったスイカペペ

ペペロミアにつきやすい害虫としては「ハダニ」や「カイガラムシ」があげられます。

どちらもペペロミアにつくと、吸汁により株を弱らせ、やがて枯らせてしまいます。

見つけたら早目に駆除するのが被害を最小限に抑えるコツ!

観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ

直射日光によるダメージ

ペペロミアは柔らかい日光を好みます。

ペペロミアを直射日光を当てることで起こりやすいのが、「葉焼け」です。葉焼けすると葉が茶色く焼け焦げたように変色します。

葉焼けによって茶色く変色した葉は元に戻らない

葉焼けは見た目を悪くするだけではなく、そのまま進行することで株自体を弱らせ枯らす原因にもなります。

特に注意したいのが夏場の高温期です。気温が上がると葉焼けを起こしやすくなります。真夏の西日も避けましょう。

室内なら南~東向きの窓際に置く。窓越しの光なら、レースカーテンも基本不要。

あわせて読みたい「ペペロミア 葉が落ちる原因とは?対処法も解説」

 

葉が茶色くなる原因別の症状の見分け方

新芽が枯れ気味のスイカペペ

ペペロミアの葉が茶色くなるとき、その出方によって原因を推測できます。

葉先や縁が茶色くなる場合

葉の縁がギザギザに傷んだスイカペペ

乾燥や水切れ、エアコンの風が原因です。特に冬の暖房や夏の冷房が直接当たると葉先が茶色くなりやすいので注意しましょう。

葉全体が黒っぽい茶色に変色して柔らかい場合

新芽が枯れ気味のスイカペペ

水のやり過ぎによる根腐れが考えられます。根元がブヨブヨしていないか確認してください。

茶色い斑点やまだら模様が出る場合

直射日光による「葉焼け」です。夏の西日やレースカーテン越しでも光が強すぎると斑点状に茶色くなります。

下の古い葉から茶色くなって落ちる場合

自然な老化現象です。新しい芽が元気に出ているなら問題ありません。

葉の裏や付け根に茶色い粒々が付いている場合

葉の裏が茶色くなったスイカペペ

カイガラムシなどの害虫が原因です。放置すると株全体を弱らせるため、早めの駆除が必要です。

 

枯れそうなペペロミアを復活させる方法

① 根の状態を確認する

ペペロミアの根腐れ症状

秋~冬は無理に作業せず、春まで待つのが無難。

春~秋であれば、まず鉢からそっと株を抜き、根の状態をチェックします。

  • 白くてしっかりした根 → 生きている証拠、復活の可能性あり
  • 黒くブヨブヨした根 → 根腐れしている部分をハサミで切り取りましょう

② 茶色くなった葉は取り除く

変色した葉は元に戻らないため、思い切ってカット。
残した葉に栄養を回すことで新芽が出やすくなります。

③ 水やりを見直す

  • 土が乾いて2〜3日してから与えるのが基本
  • 冬は控えめにし、休眠期は乾燥気味に管理
    水やり習慣を整えるだけでも復活率が上がります。

④ 明るい日陰で休ませる

植え替え後のペペロミアの置き場所

直射日光は避け、明るい日陰に置いて株をリフレッシュさせます。
急に環境を変えると弱るため、置き場所はなるべく安定させましょう。

⑤ 風通しをよくする

蒸れは根腐れや害虫の原因になります。室内ならサーキュレーターで空気を循環させると効果的です。

⑥ 株分けや挿し木でリカバリー

ペペロミアの水差し

水差しで発根後は土に植え替えます。

どうしても弱っている場合は、元気な茎を切って挿し木に挑戦しましょう。
水挿しでも土挿しでも発根しやすく、新しい株を育てられるチャンスです。

ペペロミアを水差しで発根させる方法!切って水に差すだけ簡単

 

害虫が疑われる際の対処法

メタルラックに置いたスイカペペ

ハダニ

主に乾燥している時期につきやすい。冬場、室内の空気が乾燥し風通しが悪くなっているときに付くことが多い。

葉水で予防することもできる。葉と茎の付け根に蜘蛛の巣のようなものが付着している場合、ハダニが付いている可能性がある。

カイガラムシ

風通しが悪く湿気がこもるとつきやすくなる害虫。小さな粒々のような虫がたくさんついていたらカイガラムシである可能性が高い。

早目に取り除くことで被害を食い止められるが、大量に発生してからでは薬剤を活用しなければ駆除は難しくなる。

オルトランDXを撒いておくと害虫予防に効果的

虫が苦手な方におすすめしたいのがオルトランDXです。事前に株元にまいておくだけで、害虫予防になる薬剤になります。

水やりの度にオルトランの成分が溶け、植物が吸収します。

そのため、万が一、害虫が生じた場合、植物に含まれるオルトラン成分のおかげで害虫を防除することができるのです。これが被害を最小限に抑えられる理由。

簡単なので、虫が苦手な方は撒いておくことをおすすめします。オルトランDXはホームセンターや園芸店で手軽に購入することが可能です。

使い方①「植え替えの際に根元あたりに散布する」

オルトラン散布
4~5回ボトルを振ると1回分が出てくるようになっています

使い方②「株元近くにまいておく」

オルトラン散布

 

 

まとめ

今回は、ペペロミアが枯れる主な原因をいくつかご紹介しました。

全体的にみると、やはり冬場の管理がポイントになりそうです。夏場は直射日光を避け、日陰で管理し葉焼けを防ぎましょう。

暖かく乾燥した場所を好むペペロミア。できるだけ気温を保ち、風通し良く過ごさせてあげたいですね。

ペペロミアが枯れる主な原因
  • 寒さ
  • 水やり過ぎ
  • 病害虫
  • 直射日光

人気のtopics

「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」はこちら

「挿し木と水差し どっちが大きく育つ?【メリットデメリット】」はこちら

「サンスベリア 伸びすぎる原因と対処法【倒れる】」はこちら

「スパティフィラム 花が咲かない原因と4つの対処法とは?」はこちら

「観葉植物にきのこが生える原因と対処法【予防策まで解説】」はこちら

「素焼き鉢のカビ!取り方とカビ対策【徹底解説します】」はこちら

ペペロミア
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

工藤こまめをフォローする
工藤こまめをフォローする
タイトルとURLをコピーしました