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大きくしたくない!モンステラをコンパクトに楽しむ方法

室内に置いたモンステラ モンステラ

切れ込みの入った葉がエキゾチックで存在感のあるモンステラ。丈夫で生育旺盛なモンステラは初心者でも非常に育てやすい観葉植物のひとつです。

そんなモンステラですが、「できればあまり大きくしたくない…」という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、大きくなりすぎたモンステラをできるだけコンパクトに楽しむ方法をご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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大きくしたくない!モンステラをできるだけコンパクトに楽しむ方法

「モンステラが大きくなりすぎて鉢ごと倒れてしまう…」

「モンステラが巨大化し過ぎて置き場所に困ってしまった…」

このような場合、適期にカットすることで樹形をコンパクトに整えることができます。

巨大化したモンステラは切り戻しでコンパクトにする

モンステラはつる性の植物のため、放っておくとどんどん横に這うように生長します。

横に広がるモンステラ▲そのまま育てているとどうしても横に倒れていく…

その結果、バランスを崩して鉢ごと倒れてしまったり、置き場所に困ってしまったりしがちです。

葉の色つやがよく順調に育っているのであれば、春~秋の暖かい時期(15度以上が目安)に剪定で樹形をコンパクトに整えるのがおすすめですよ。

モンステラの剪定前

葉を2~3枚ほど残し、それより上の部分を思い切ってはさみでカットします。

モンステラの茎はかなり太いため、できるだけ切れ味のよい清潔なハサミを使います。剪定ばさみがベストです。

モンステラをカット▲伸びすぎた部分をカット

剪定後は葉数が減るため、水やりもやや控えめにします。

葉数が減る=光合成量も減るため、葉からの蒸散も剪定前より少なくなるのですね。

そのため、剪定前よりも土が乾くまで時間を要するようになるはずです。ただ、モンステラの場合は比較的に水を好むためそこまで心配する必要はないでしょう。

とはいえ、根腐れを防ぐためにも水やりは土の表面が乾いてきたらが基本だよ。

さらにくわしく「モンステラの元気がないときの原因と対処法を徹底解説!」はこちら

しばらくすると脇芽が出てきます

うまくいけば、剪定から約2週間で脇芽が出てくるはずです。(下写真)

モンステラ▲剪定から約1か月後のモンステラ

この脇芽が生長すると、また新しい葉が展開して下写真のような姿に育ちます。

モンステラ▲剪定から約半年後のモンステラ

生育旺盛なモンステラ。春から秋の暖かい時期にはどんどん葉を茂らせてくれますよ。

ただ、あまりにも日当たりの悪い場所に置いていたり、風通しの悪い場所に置き続けていると、日光不足により株自体が弱々しくなります。

新しい葉に切れ込みが入らなくなったり、葉の色艶が悪くなったりしたら、置き場所の見直しが必要でしょう。

さらにくわしく「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」はこちら

また、生育旺盛なモンステラは根詰まりも起こしやすいです。鉢底から根がはみ出ている場合は鉢の中が根でぎゅうぎゅう詰めになっているサイン。

根詰まりしたモンステラ▲鉢底からはみ出たモンステラの太い根っこ

春から秋の暖かい時期に植え替えます。

あわせて読みたい「モンステラが根詰まりした時の症状と対処方法とは?」はこちら

これ以上鉢を大きくしたくない場合

置き場所の都合上、「これ以上鉢も大きくしたくない…」という方も多いでしょう。

その場合、根鉢(根と土の塊部分のこと)を1/3ほどの大きさまで切り詰めます。黒く傷んだ古い根を中心にカットし、古くなった土を落しましょう。

モンステラの根鉢▲モンステラの根鉢(鉢から取り出した地中部分)

その後、これまでと同じ鉢or鉢の直径は同じでもやや深さがある鉢に植え替えます。

ただし、根を多く切り取る場合は生長がもっともさかんになる春におこなうのがおすすめです。目安は、最低気温が15度以上になってきたタイミング。

まずは剪定し、その後、土を乾かし気味にしておいてからの植え替えが作業しやすくおすすめ。

カットした葉付きの茎は挿し木で発根させコンパクトに楽しむ

剪定で出た茎は発根させて小さめの鉢に植え付けると、しばらくはコンパクトに楽しめます。

まずは、頂点の葉を1枚ほど残して下部分の葉を切り落としておきましょう。(下写真)

カット後のモンステラ▲頂点の葉を1~2枚程残し、他の古い葉は取っておきます

あらかじめ葉を減らしておくことで、茎を土や水に差しやすいだけでなく、葉からの蒸散(水分の排出)を抑えて茎が乾燥により枯死するのを防ぐ。

カット後の茎は水に差し発根させ、水はけの良い土に植え付ける

葉数を減らしたモンステラの茎はそのまま土に差してもok。心配なら水を張ったガラス瓶に挿しておきます。

しばらくすると、新しい白い根っこがでてくるはずです。(下写真)

モンステラの挿し穂▲もともと生えていた黒い気根から小さな根っこが出てくる、根から根が生えるという不思議な現象

新しい根が出てきたのを確認できたら、今までよりも小さめの鉢を用意し、水はけの良い土で植え付けます。(下写真)

モンステラの植え付け

植え付け後はできるだけ風通しのよい場所に置き、土が乾燥し過ぎないように注意しつつ見守りましょう。

しばらくして株に触れ、抵抗を感じるようになったら土の中で根を張ったサインです。

挿し木で増やしたモンステラ

しばらくはコンパクトに楽しめます。ただ、モンステラは生長旺盛です。

一年もすればまたしっかりとした株に生長するはずですよ。ちなみに、挿し木してから約一年経過した姿が下写真です。

植え替え後のモンステラ

この株がまた「大きくなり過ぎたな…」と感じたら、伸びすぎた部分をカットして挿し木で育て直すのがよいでしょう。

生長の早いモンステラはあっという間に大きく育ちます。意外と知られていませんが、モンステラはポトスと同じつる性の植物です。

そのため、放っておくとどうしても取っ散らかったような姿になりがちなのですね。

適期に剪定し、挿し木で再生することで、少々手間ではありますがモンステラをコンパクトに楽しむことができますよ。

ちなみに、挿し木で増えた株はご家族やお勤め先などにプレゼントすると喜ばれることでしょう。

あわせて読みたい「枯れずに長持ち!モンステラを楽しむならフェイクグリーンもアリな理由」

 

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まとめ

今回は、モンステラを大きくしたくないという方へ向け、できるだけコンパクトに楽しむ方法をご紹介しました。

ちなみに、元株の方も剪定から約一年で下写真のような姿に生長します。

剪定から一年経過したモンステラ▲元株の約一年後

モンステラは多くの観葉植物の中でも丈夫で育てやすい植物です。そのかわり生育も非常に旺盛!

あっという間につるが伸びて暴れ出します。そんな時は今回ご紹介した剪定にぜひ挑戦してみてください。

失敗を防ぐ最大のコツは「適期におこなうこと」。これに尽きるでしょう。

あわせて読みたい「倒れるモンステラの原因と対処方法を徹底解説します!」はこちら

大きくしたくない!モンステラをできるだけコンパクトに楽しむ方法

  • 適期の剪定で株姿をコンパクトに整える
  • 剪定で出た茎を使ってコンパクトに育て直す

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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