艶やかな肉厚の葉が美しいゴムの木。
種類豊富なゴムの木はインテリアに合わせて選ぶ楽しみもあります。暑さ、寒さ、乾燥にも比較的に強いゴムの木は、初心者でも育てやすいのが特徴です。
今回はそんなゴムの木を「少しでも大きくしたい!」という方に向け、ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべき3つのポイントについて解説します。
ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべき3つのポイント
ゴムの木は20度以上で生育がさかんになります。15度以下の秋から冬は生育が緩慢になるため、寒い時期は現状維持が基本となります。
生育期である春から秋にかけては肥料を与えることも必要ですが、まずは基本となる環境の見直しが必要です。
植物を大きく育てるなら光合成をたくさんおこなえる環境を用意する必要があります。
光合成に欠かせないのが、「水」「光」「風」の3つです。
ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべきポイント①風通しの確保
ゴムの木は風通しの良い場所が大好きです。窓を閉め切った室内に置きっぱなしにしていると、鉢の中が蒸れやすくなって根腐れやカビの原因にもなります。
また、植物は風を受けることで気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれます。
窓を閉め切りがちな時期は扇風機やサーキュレーターをフル活用
窓を閉め切りがちになるのが真夏や真冬です。この時期は蒸れによって根が傷みやすい時期でもあります。
室内に置いている場合はどうしても空気が停止しがちです。湿気や冷気が一か所に停滞することで根腐れやカビ、キノコなどが生えやすくなります。
そんな時は、扇風機やサーキュレーターをフル活用して空気の流れを作ります。
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ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべきポイント②1~2年に1回の植え替えで鉢内の排水性を保つ
ゴムの木を大きくしたい場合、1~2年に1回の植え替えは必須です。それは、地上部の成長とともに地下部である根も広がっていくから。
地上部を生長させたいのであれば、鉢の中の根っこも生長させなければなりません。
鉢の中が根でぎゅうぎゅう詰めでは、根がスムーズに水分や養分を吸い上げることができなくなります。
また、その際に必要となるのが土の排水性です。
根詰まりを解消するだけでなく、土を更新するためにも植え替えは必要な作業
経年とともに土の粒は崩れて団子のように固まります。すると、水はけが悪くなることで根の生長にも悪影響を及ぼすようになるのです。
古くなってカチコチに固まった土では根もスムーズに成長できません。それどころか、鉢内が蒸れることで根腐れを起こしやすくもなります。
カチコチに固まった古い土を更新するためにも、ゴムの木には定期的な植え替えが欠かせないのですね。
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ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべきポイント③20度以上なら屋外の日陰~半日陰へ
ゴムの木を大きくしたいのであれば、できるだけ本来の生育環境に近づける必要があります。
ゴムの木の主な原産地はブラジルやインド、マーレ半島などの暖かい場所です。
気温が許す限り(20度~30度程度)は屋外の半日陰に置くことで、十分な日光と風通しが確保することができ、光合成もさかんにおこなうことができるでしょう。
ただし、30度以上の高温期は葉焼けを起こしやすくなるため直射日光は避けます。
十分な日光と風通しを確保することで光合成がさかんになる
生長とともに少しずつ幹も太くなっていく
植物は風を受けることで光合成がさかんになるといわれます。室内に置きっぱなしでは、風通しの面で屋外にはどうしても敵いません。
光合成がさかんになるということは、それだけ生長のための養分がたくさん生成できるということです。
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まとめ
ということで、今回はゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべき3つのポイントについて解説しました。
ゴムの木に限らず、植物が大きく成長する上で欠かせないのが光合成です。光合成には、光・水・風が欠かせません。
光と水は不足しないよう気を付けている…という方も、風通しまで意識しているという方は意外に少ないのではないでしょうか。
今回ご紹介したポイント3つを意識して管理していると、ゴムの木はどんどん大きく成長してくれるはずですよ。ぜひ、挑戦してみてくださいね。
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