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ゴムの木の幹を太くする方法を徹底解説します!

ゴムの木 観葉植物
この記事は約7分で読めます。

光沢のある葉としなやかな幹が人気のインドアグリーン・ゴムの木。室内に置いて育てている方が多いのではないでしょうか。

そんなゴムの木ですが、「なかなか幹が太くならない」「なんとなく購入当初よりも幹がひょろひょろになった」などとお悩みの方も多いかもしれません。

そこで今回は、ゴムの木の幹を太くしたい場合の簡単な方法をご紹介します。

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ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

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ゴムの木の幹を太くする方法を徹底解説します

それでは、ゴムの木の幹を太く丈夫に育てる方法をみてきましょう。今回は、ゴムの木の仲間である「フィカス・ウンベラータ」を例にして手順をご紹介します。

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順①株を用意

下写真は購入したばかりのゴムの木(フィカス・ウンベラータ)です。まだ幹も緑色ですね。幹というよりかは「茎」という感じです。

ウンベラータ

今回は、このゴムの木を切り戻しで幹を太く育てていきましょう。

幹を太らせるのは簡単だけど時間がかかる

簡単ではありますが、幹を太く丈夫に育てるためには時間がかかるので、気長に育てていきましょう。

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順②適期は5月~6月頃

切り戻しの適期は気温が20度~25度くらいの暖かい時期です。中でも生育期初期にあたる春先がおすすめですよ。地域にもよりますが、5月~6月上旬頃まででしょうか。

枝分かれさせたい箇所から清潔なハサミで茎をカットします。(下写真)

ウンベラータを切り戻す

断面からは白い樹液が滲み出てきました。これは、ゴムの原料でもあるラテックスを含む樹液です。皮膚がかぶれる恐れがあるので触れないように気を付けましょう。

カットしたゴムの木の茎は挿し木に使える

アルテシマの水差し

切り取った茎は捨ててしまわずに「挿し木」で発根させ増やすこともできます。

切り口の樹液を水でサッと洗い流し、水や土に差しておくと、うまくいけば3週間ほどで発根しますよ。(下写真)

アルテシマの挿し木

あわせて読みたい「アルテシマを挿し木で増やす方法を分かりやすく解説!」はこちら

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順③春~秋は屋外に置く

ゴムの木の生育が旺盛になるのは、気温が25度前後の暖かい時期です。この時期はできるだけ屋外に置くのが理想的でしょう。

切り戻し後のウンベラータ

ただ、いきなり日向に移動すると強光によって葉が傷む「葉焼け」を起こす恐れがあります。

鉢を移動する場合は、数日かけてすこしずつ日光に慣らしましょう。ただ、真夏は葉焼けを起こしやすいため、半日陰に置きます。

ゴムの木の葉焼け

室内の明るい場所じゃだめなの?

もちろん、室内の日当たりのよい場所に置くのもよいでしょう。しかし、屋外に置く理由は日光だけではありません。

植物が生長する上で欠かせないのが「光」「水」そして「風」です。

植物は風を受けることで葉の裏にある気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれています。

室内ではどうしても風通しの面で屋外には敵いません。

もちろん室内の窓際でもよいですが、より幹を太く丈夫に育てたい場合は屋外が理想的です。

ただし、真夏の葉焼けには十分に気を付けます。遮光ネットを利用するのもよいでしょう。

ダイソーの遮光ネット

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順④生長期の施肥

ウンベラータ

ゴムの木の生長が盛んな20度~30度程度の暖かい時期は肥料を与えてみましょう。

個人的なおすすめは効果が実感しやすい「ハイポネックス」です。ホームセンターや園芸店で購入できる液体肥料になります。(下写真)

ハイポネックス

土が乾いたら水に薄めたハイポネックスを水やりとして月に1,2回与える

水で薄めたハイポネックス

ゴムの木は多湿を嫌います。そのため、ゴムの木の水やりは「土が乾いてからたっぷりと」が基本です。

ハイポネックスをゴムの木に与える場合、約500倍に薄めて水やりとして与えます。受け皿に溜まった水はこまめに捨てましょう。

汚れた水を受け皿に溜まったままにしておくと、根腐れや病害虫の原因になることがあるからです。

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順⑤根詰まりしたら植え替える

ゴムの木は春から秋の暖かい時期にかけて非常によく育ちます。そのため、鉢内で根がいっぱいになると根詰まりを起こします。

鉢底からはみ出たウンベラータの根

上写真のように、鉢底から根がはみ出ていたら植え替えのタイミングです。

根詰まりを放置していると、根がスムーズに水分や養分を吸収できなくなり、葉が変色したり落ちたりと生育に影響を及ぼし始めます。

ゴムの木の植え替えは春から秋の暖かい時期に済ませよう

ウンベラータの植え替え

ゴムの木の植え替えは気温が最低でも15度以上ある暖かな時期に済ませます。冬場の植え替えは株を弱らせてしまう恐れがあります。

今の鉢よりもひとまわり大きめの鉢を用意しましょう。「ひとまわり」とは、鉢の直径がプラス3cmほどのことをいいます。

ウンベラータの植え替え

ゴムの木は非常に生育旺盛です。良い環境の下で育てている場合、少なくとも2年に1回は植え替え、根詰まりを解消するとともに、古くなった土を新しくしてあげます。

ゴムの木の幹を太くしたい時の方法 手順⑥経過

さて、ゴムの木を育て始めて約10か月経過しました。ひとまわり太くなった幹をご覧ください。

剪定で太らせたウンベラータの幹

約一年でこれくらいなので、もっと太くするならさらに時間がかかります。

ただ、「幹を太くする」ということは「株を丈夫に育てる」ことでもあります。株を丈夫に育てていれば、それだけ長い期間をともに過ごすことになりますね。

大きくなったウンベラータ

幹を太くするのはもちろん、生長の経過も楽しみつつ、ゴムの木を気長に育ててみてはいかがでしょうか。

 

 

ゴムの木を太く丈夫に育てたいなら、水やりの管理を楽にしてくれるアイテムを活用するのもおすすめ!

サスティー

ゴムの木を長く育てていく上で高い壁となるのが寒さの厳しい冬場です。

暖かい気候を好むゴムの木にとって、日本の冬は株を弱らせやすい時期なのですね。

冬場の水やりは土が乾いて3~4日してからおこなう

冬場のゴムの木は寒さによって生長が緩慢になります。そのため、暖かい時期に比べて、根が水分を吸い上げる力が弱くなるのですね。

この状態で暖かい時期と同じように水やりした場合、根が常に濡れている状態となり「根腐れ」を起こしやすくなります。

土が乾いたサインには、「鉢を持ち上げて軽い」「鉢底からみえる土が乾いている」「土に指を3cmくらい挿してみて湿気を感じない」などがあります。

とはいえ、いちいち土の乾き具合を確認するのは大変ですね。そんな時に重宝するのが家庭用水分計です。

土が濡れていれば「青」、乾けば「白」と一目瞭然!

室内向けの土

スティック状のチェッカーを土に差しておくだけでプロ並みの管理が可能になるのが「サスティー」です。

冬場の場合はチェッカーが「白」になってからさらに3~4日してからの水やりが理想的ですね。

「できるだけ枯らしたくない」という植物のみに使うのもおすすめですよ。

あわせて読みたい「ゴムの木の冬のお手入れ方法!冬越しのポイント3つとは?」はこちら

 

まとめ

ゴムの木をカット

今回は、ゴムの木の幹を太くしたい場合の簡単な方法をご紹介しました。

方法というよりは基本の育て方のような解説になってしまいましたが、いかがでしたか。

ゴムの木の幹を太く育てたい場合、「観葉植物=室内で育てるもの」という概念を一度取っ払わなければならないかもしれません。

斑入りゴムの木

プロが管理する温室でもない限り、短期間で幹を太くするというのはなかなか困難です。

特にゴムの木の場合、他の観葉植物に比べてそこまで耐陰性が強くありません。

そのため、室内に置きっぱなしでは、どうしてもスカスカのひょろひょろになり、弱々しい見た目になりがちですね。

今回の記事がゴムの木を大切に育てている方のお役に立てば幸いです。

ゴムの木の幹を太くしたい場合の手順

  1. 株を用意
  2. 5月~6月頃の生長期初期に切り戻す
  3. 暖かい時期は基本、屋外で管理(真夏は特に葉焼けに注意する)
  4. 生育期は肥料を適切に利用してみる
  5. 根詰まりしたらひとまわり大きめの鉢に植え替え(冬は避ける)

ゴムの木のその他topics

「ゴムの木がひょろひょろで弱々しい理由とは?対処法も!」はこちら

「ゴムの木 葉が落ちる原因と対処法を解説します」はこちら

「ゴムの木 枯れる原因3つ!水やり方法、置き場所などを解説」はこちら

「ゴムの木 挿し木の方法を徹底解説!挿し木後の管理方法も」はこちら

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