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ゴムの木の元気がない時の原因と対処方法を徹底解説!

リビングのゴムの木 観葉植物

ツヤのある葉が美しいゴムの木。種類豊富でどんなインテリアにも馴染む人気の観葉植物です。

そんなゴムの木は暑さ、寒さ、乾燥などに強く、園芸初心者でも失敗しにくい丈夫な植物…のはずですが、

「最近、何となくゴムの木の元気がない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ゴムの木の元気がない時の主な原因と対処方法をよくみられる症状別でご紹介します。

ゴムの木に何となく元気がない…とお悩み中の方は、ぜひ今回の記事を読み進めてみてね。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ゴムの木の元気がない時の原因と対処方法を徹底解説!

ひとことに「元気がない」といってもその症状はさまざまです。今回は、ゴムの木の元気がない時によくみられる症状別で主な原因と対処方法を解説します。

ゴムの木の元気がない①葉が落ちる

ゴムの木の葉っぱ

ゴムの木の葉が落ちる場合は「寒さ」「根腐れ」「過度の乾燥」「直射日光によるダメージ」など、さまざまな原因が考えられます。まずは土を観察してみましょう。

土は濡れていますか?乾いていますか?

土がカラカラに乾いているようであれば、水やりをして様子をみよう。できるだけ暖かく、風通しのよい明るい場所に置いてね。水気はしっかりと切って受け皿の水もこまめに捨てる。

水やりチェッカーで水のやり忘れ、やり過ぎを防ぐ!

ツートンカラーが可愛いアルテシマ(斑入り)

観葉植物が枯れる原因no.1ともいわれる水やりの失敗。特に多いのが水のやり過ぎによる根腐れです。

葉と同じように根も呼吸しています。土が乾かないうちに次から次へと水を与え続けた場合、根は呼吸できずに傷み腐敗してしまうのです。

ゴムの木も同じで、水やりの基本は「土が乾いてからたっぷりと」。ただし、生長が緩慢になる冬場は乾かし気味に管理しなくてはなりません。

ゴムの木の土

冬の水やりは「土が乾いてさらに3~4日してから土全体が湿る程度に」です。とはいえ、慣れるまでは難しいのが水やりのタイミング。

そんな時にあると便利なのが「水やりチェッカー」です。

サスティー

  • 春~秋(15度以上)…チェッカーが「白」になったタイミングでたっぷりと水やり
  • 秋~冬(15度以下)…チェッカーが「白」になってさらに3~4日してから水やり(目安は月に1、2回)

さらにくわしく「ゴムの木 葉が落ちる原因と対処法を解説します」はこちら

ゴムの木の元気がない②葉が垂れる(水やり後も張りが戻らない)

ゴムの木(アルテシマ)

水やり後、土は湿っているのに葉が垂れたまま…という場合、鉢内の蒸れによって根が傷んでいることが考えられます。

7日~10日以上、土が湿っている状態が続いている場合は要注意。鉢内の蒸れにより根が傷んでいる可能性が高いです。

土が乾くまでは水やりを控え、できるだけ風通しのよい場所に置きます。室内なら南~東向きの窓際、屋外(20度以上)なら半日陰~日陰がよいでしょう。

窓際に置いた観葉植物  ただし、夏は葉焼けしやすいため日陰に移動します。冬は、夜になったら窓から2m程離して冷え込みを防ぎましょう。

また、日当たりの悪い場所に置きっぱなしの場合、日光不足も考えられる原因のひとつです。

さらにくわしく「ゴムの木の葉が垂れるのはなぜ?まずは土の状態を観察しよう」はこちら

植物が光合成する上で欠かせないのが、水・光・風の3つ

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

植物が光合成する上で欠かせないのが「光」「水」「風」の3つです。ゴムの木も同じで、ハリのある元気な葉をキープするためには光合成が欠かせません。

光・水・風の中で、窓を閉め切った室内にゴムの木を置きっぱなしにしていると不足しがちになるのが「風」でしょう。

特に、窓を閉め切る真夏や真冬はどうしても室内の風通しが悪くなります。風通しが悪いと鉢内が蒸れやすくなり、根腐れやカビ、病害虫の発生リスクも高まります。

1日1回は新鮮な空気を取り入れよう。扇風機やサーキュレーターを使って室内の空気を意識的に動かすことが大切!風通しのよい空間は観葉植物にとってはもちろん、人にとっても快適だよ。

さらにくわしく「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

ゴムの木の元気がない③ひょろひょろ、弱々しい

ゴムの木がひょろひょろと間延びしていて、葉と葉の間隔が広い場合は日光不足による「徒長(とちょう)」が疑われます。

徒長とは日光不足によって生じるトラブルで、茎ばかりが日光を求めて縦方向にばかり伸びていくものです。

徒長は見た目を貧相にするだけでなく、株自体も弱々しくさせます。徒長した株は、ちょっとした環境の変化が致命的なダメージに発展しやすくなるのです。

さらにくわしく「ゴムの木がひょろひょろで弱々しい理由とは?対処法も!」はこちら

植物育成ライトで日光不足をサポート

とはいえ、なかなか日当たりのよい場所を確保できないということもあります。

そんな時にあると便利なのが「植物育成ライト」です。太陽光に似た光を照射することで、植物の育成をサポート。

日光不足を補ってくれますよ。スタンドタイプ、吊り下げタイプ、クリップタイプなどがありますが、おすすめは場所をとらずにコンパクトに使えるクリップタイプ。

さらにタイマー付きなら管理も楽ちんです。

使用の目安は1日8時間~12時間。タイマー付きなら設定さえしてしまうえばあとは基本放置でok。ゴムの木は生育旺盛。高さ制限のあるスタンドタイプや吊り下げ式よりは、クリップタイプのライトの方が使いやすくておすすめ。

さらにくわしく「観葉植物の日光不足をサポート!植物育成ライトにデメリットはある?」はこちら

ゴムの木の元気がない④葉が丸まる

葉が丸まるアルテシマ

ゴムの木の葉が丸まる場合、主に空気の乾燥や寒さ、日光不足などが考えられます。

特に気を付けたいのが秋から冬にかけての乾燥です。ゴムの木はもともと高い湿度を好む熱帯性の植物です。

湿度は最低でも50%、理想は70%ほど。暖かく湿った風通しのよい環境を好みます。

また、エアコンや暖房などの風が直接ゴムの木に当たっている場合も、葉が乾燥により傷みやすくなります。

あわせて読みたい「ゴムの木の冬のお手入れ方法!冬越しのポイント3つとは?」はこちら

温湿度計を置いてときどきチェック。空気が乾燥する時期は葉水(はみず)で保湿ケア

温度計

温湿度計を設置し、ときどき温度や湿度をチェックしましょう。以下表を目安にしてみてください。

温度 湿度
ゴムの木が好む環境【目安】 20度以上 70%~
人が快適と感じる環境【目安】 18度~27度くらい 40%~60%ほど

いくらゴムの木が空気中の湿度が高い状態を好むとはいえ、70%もの高湿状態にしてしまうと人にとって不快な環境となってしまいます。

空気中の水分量を補うために必要となるのが「葉水(はみず)」です。

アルテシマに葉水中  加湿器を併用するのもgood。ただし、メインの保湿はあくまで葉水で。

葉水は霧吹きで水分を吹きかけるお手入れのことで、ゴムの木におこなうことで空気中の水分量を高めることができます。また、葉水は害虫予防にも効果的です。

アイビル・エアリーミストスプレーで葉水中

葉水で使うスプレー容器は、微細ミストが連続噴射できるものがあると便利。手も疲れにくい上、水滴が細かいと床に水が垂れにくくもなるよ。

あわせて読みたい「寒さに強い!枯れにくくて丈夫!育てやすいゴムの木【5選】」はこちら

ゴムの木の元気がない⑤葉の色が悪い

ゴムの木の葉の色が悪い場合、「寒さ」「根詰まり」「直射日光」「日光不足」「病害虫」など、さまざまな原因が考えられます。

株元近くの古い葉のみが数枚、黄色くなっているなら新陳代謝によるものである可能性高いです。

注意したいのが、穂先近くの新しい葉が変色する場合

茶色く焼け焦げたように変色する場合は直射日光による葉焼けが原因の可能性があります。

葉が茶色くなったゴムの木(アルテシマ)

また、白やイエローの斑入り品種の場合、日光不足が続くことで斑入り部分が薄くなり、全体的に濃い緑色になることもあります。

あわせて読みたい「ゴムの木の新芽が枯れる理由とは?原因と対処法」はこちら

2年以上植え替えていない、鉢底から根っこが出ている…このような場合は植え替えが必要

アルテシマの植え替え中

2年以上植え替えていない・鉢底から根っこがはみ出ている・水やり後の水分がなかなか土に浸み込んでいかない。

これらの症状がゴムの木に見られる場合、根詰まりや土の劣化等によって鉢内の水はけが悪くなっていると考えられます。

鉢内の水はけが悪い状態が続くと、根がスムーズに水分や養分を吸収できなくなります。

その結果、葉の色が悪くなったり、根腐れを引き起こしたりすることもあるのです。

根詰まりや土の劣化が疑われる場合、春~秋の暖かい時期に植え替えましょう。根詰まりしている場合は、ひとまわり大きめの鉢に植え替えます。

ひとまわり大きめの鉢の目安

ゴムの木に適しているのは水はけの良い土です。市販の「観葉植物用の土」で構いませんが、室内で管理するなら虫が湧きにくい「室内向けの土」を使うのがおすすめです。

室内向けの土

室内向けの土はコバエやキノコの原因となる堆肥を使用していないため、室内でも清潔にゴムの木を育てることができます。

また、濡れている時と乾いている時の土の色の変化が分かりやすいので、水やりのタイミングがつかみやすいという特徴もあります。(下写真)

室内向けの土

虫が寄り付きにくい肥料も配合されているから、ゴムの木の生長もしっかりサポートしてくれる土だよ。水はけがいいからゴムの木もどんどん生長してくれる!

さらにくわしく「ゴムの木の葉が茶色になる原因とは?対処法までを徹底解説!」はこちら

 

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まとめ

ホームセンターで購入したアルテシマ(ゴムの木)

ということで、今回はゴムの木に元気がないときの主な原因と対処方法について詳しくご紹介しました。

ゴムの木は暖かい場所が大好きな植物です。そのため、15度以下でも生育が緩慢になります。

基本的に冬場は葉の色つやがイマイチなことが多く、無理に元気を出させようとして肥料を与えたり、植え替えをしたりすると逆効果となることも多いです。

色が濃くなったアルテシマ

冬は現状維持と冬越しに焦点を当て、春から秋にかけてはできるだけよい環境を用意してやることで、美しい葉をどんどん展開してくれるはずですよ。

アルテシマの濃い色の葉と明るい色の葉

ゴムの木のその他topics

「ゴムの木の幹を太くする方法を徹底解説します!」はこちら

「ゴムの木を大きくしたい時に押さえておくべき3つのポイント」はこちら

「ゴムの木 枯れる原因3つ!水やり方法、置き場所などを解説」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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