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ガジュマルの簡単な増やし方を分かりやすく解説します!

挿し木で発根させたガジュマルの枝 ガジュマル

ユニークな幹と育てやすさが人気のガジュマル。ホームセンターや園芸店だけでなく、雑貨店でも見かけることの多い定番の観葉植物です。

初心者でも枯らしにくく育てやすいガジュマルは、増やすのもとっても簡単。

そこで今回は、ガジュマルを簡単に増やす方法を写真付きで分かりやすく解説します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ガジュマルの簡単な増やし方を分かりやすく解説します

ガジュマルをもっとも簡単に増やす方法としてあげられるのが「挿し木」です。切って挿すだけなのでとても簡単ですが、失敗を防ぐためにはちょっとしたポイントもあります。

今回は、手順とともに失敗を防ぐためのポイントも合わせてご紹介します。

ガジュマルの増やし方 手順①適期は4月から9月の暖かい時期

ガジュマルを増やすのに適しているのは生育期である4月~9月頃です。暖かい時期はガジュマルがよく育つため、挿し木も成功しやすいです。

徒長したガジュマル

目安は最高気温が15~20度以上の時期です。

逆に、寒い時期はガジュマルの生育がほぼ止まっているため挿し木しても発根せず失敗してしまう可能性が高まります。

その中でもおすすめの時期が4月から6月頃です。

この時期は気温と湿度が安定しているため、挿し木が失敗しにくいです。また、冬までの間にしっかりと根を張らせることもできるため、冬越しに備えることができます。

あわせて読みたい「ガジュマルが徒長(とちょう)する原因と対処方法を解説!」はこちら

ガジュマルの増やし方 手順②3~4節ある枝をカットする

ガジュマルから伸びすぎている枝をカットします。太くて丈夫そうな枝を選びましょう。

増やす前のガジュマル

葉が付いている部分を節と呼びますが、この節が3~4節ある枝が理想的です。上写真のガジュマルの場合、伸びすぎた枝が1本しかないのでこれを挿し木で発根させるためカットします。

適期であれば元株からも新芽が出てくるのでご安心ください。

あわせて読みたい 「ガジュマル 丸坊主の方法をわかりやすく解説します!」はこちら

ガジュマルの白い樹液には触らない

ガジュマルを枝や葉をカットすると断面から白い樹液が滲み出てきます。これはゴムの原料となるラテックスを含む樹液です。

ガジュマルの樹液

素手で触れるとかぶれを引き起こす可能性があるため、触らないように気を付けましょう。特にゴムアレルギーの方は要注意です。手袋を装着して作業しましょう。

断面の白い樹液はサッと水で流します。元株の方の樹液はそのまま乾燥させてokです。

土に挿す部分の葉は邪魔になるためあらかじめかっとしておきましょう。また、葉数が多いと蒸散によって枝が枯死してしまうこともあるため減らしておきます。(下写真)

ガジュマルの挿し穂
葉は2~3枚ほど残しておく

大きすぎる葉はハサミでカットし面積を減らします。

ガジュマルの増やし方 手順③1時間ほど吸水させる(水揚げ)

挿し木の断面は斜めにカットし、できるだけ面積を広くとっておきます。このようにすることで、水分をより多く吸収できます。

カットした枝は1時間ほど水を浸けて吸水させましょう。これを「水揚げ(みずあげ)」といいます。

カットしたガジュマルの枝
2020/6

根を失った枝は非常に乾燥しやすいです。そのため、あらかじめ水分を吸収させておくことで乾燥による失敗を防ぐのですね。

ガジュマルの増やし方 手順④土に挿す

水揚げ後、排水性にすぐれる土に挿してたっぷりと水を与えます。一週間~10日ほどは直射日光を避けてた半日陰で管理しましょう。

土は乾燥し過ぎないように気を付けながら水を与えます。表面が乾いてきたら土全体が湿るくらいに水を与えて発根を待ちましょう。

そして、挿し木から約4か月経過したガジュマルが下写真になります。

挿し木で増やしたガジュマル
2020/10

発根後はできるだけ日当たりの良い屋外で管理を続けましょう。屋外で管理することで株をより丈夫に育てることができますよ。

ガジュマルの増やし方 手順⑤経過

手順ではありませんが、挿し木で増やしたガジュマルの経過をご覧ください。

挿し木で増やしたガジュマル【2021/4】

挿し木してから約1年経過したガジュマルです。枝が増えて横にボリュームが出ましたね。

挿し木して約1年経過したガジュマル
2021/4

春から秋の暖かい時期は屋外に置き、気温が5度以下になるようになったら室内へ移動します。ガジュマルは湿度を好むため、ときどき葉水を与えて葉の乾燥を防ぎます。

伸びすぎた枝葉気づいたときにカットし、樹形を整えます。

あわせて読みたい「切り戻しでガジュマルの樹形を整える方法を分かりやすく解説」はこちら

挿し木で増やしたガジュマル【2021/7】

根詰まりしたため植え替えました。ちょこちょこと剪定しているので樹形が整ってきました。こんもりしていると可愛いですね。

ただ、幹部はまだひょろっとして頼りないです。ガジュマルと言えばユニークな幹が魅了なので、少しずつ幹も太くなってくれるよう管理を続けます。

挿し木で増やしたガジュマルを植え替え
2021/7

春から秋は2週間に1回ほどハイポネックス(液体肥料)を水に薄めて与えます。

さらにくわしく「ガジュマルの植え替え方法と管理のコツを解説します!」はこちら

挿し木で増やしたガジュマル【2022/1】

挿し木から約2年半経ちました。枝が増えてこんもりしてきました。現在は冬場のため室内で管理しています。

室内だとどうしても葉にホコリが溜まります。こまめに葉水して葉の表面に溜まったホコリを取ってやります。

挿し木で増やしたガジュマルの2年半後
2022/1

そして細かった幹は少しずつ気根を増やしながら太くなってきましたよ。(下写真)

ガジュマルの根元
気根が出てきて幹が少し太くなりました

葉だけではなく、幹や枝、葉の裏や付け根などまんべんなく葉水して保湿してます。水やりは冬場のため控え目に。土がしっかりと乾いて3~4日してから与えています。

このように、ガジュマルは伸びすぎた枝をカットし土に挿すだけで簡単に増やすことが出来ます。

あわせて読みたい 「ガジュマル 冬の育て方のコツ5つを徹底解説します!」はこちら

 

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まとめ

挿し木で増やしたガジュマル【約2年後】

今回は、ガジュマルの簡単な増やし方をくわしくご紹介しました。

最近では100円ショップでも手軽に購入できるガジュマル。ご自宅ですでにガジュマルを育てている場合、挿し木で簡単に増やすことができますよ。

幹が太くなるまでは少々時間がかかりますが、自分好みに剪定して姿を整えることもできます。

ぜひ、今回の記事をご参考にガジュマルを増やしてみてくださいね。

ガジュマルの増やし方【手順】

1.適期は4月から9月の暖かい時期
2.節が3、4節ある枝をカットする
3.水揚げ(1時間ほど)
4.水はけの良い土に挿す
5.直射日光を避けた風通しのよい場所で発根を待つ

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「ガジュマルの葉が垂れるのはなぜ?原因と対処法」はこちら

「ガジュマル 元気がないときの原因と対処方法【多幸の木】」はこちら

「ガジュマルに直射日光を当てても大丈夫?最適な置き場所とは」はこちら

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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