テーブルヤシが枯れる原因とは?育て方のポイントも

テーブルヤシ 観葉植物
この記事は約6分で読めます。

テーブルにちょこんと置けるヤシの木「テーブルヤシ」。室内に一鉢置くと涼し気な雰囲気を演出してくれるインテリアグリーンですね。

でも、植物を室内で育てていると起こりがちなのが、

「水を与えているのに何となく元気がない…」

「気を付けて育てていたのになぜか弱ってしまった…」

などのトラブルです。そこで今回は、室内で育てているテーブルヤシが枯れる主な原因と育て方のポイントをご紹介します。

スポンサーリンク

ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

komame083をフォローする

テーブルヤシが枯れる主な原因3つとは?

テーブルヤシ

まずは、テーブルヤシが枯れる主な原因3つをみていきましょう。

テーブルヤシが枯れる主な原因①寒すぎる

中南米が原産のテーブルヤシは、寒さに強くありません。屋外で管理している場合、寒さに当たって弱り枯れることが多いです。

テーブルヤシは5度以下の寒さが続くと徐々に弱って枯れてしまいます。

テーブルヤシが枯れる主な原因②直射日光

テーブルヤシは直射日光で葉焼けを起こす可能性があります。耐陰性があるため、室内でも育てられるのがテーブルヤシです。

葉焼けが進行すると光合成がうまくできず、徐々に弱って枯れることもありえます。とはいえ、日光が不足するのも株が弱る原因になります。

テーブルヤシに適しているのは、「半日陰」「こもれび」「レースカーテン越しの日光」などの柔らかい光です。

テーブルヤシが枯れる主な原因③冬場の根腐れ(水のやり過ぎ)

テーブルヤシが枯れるリスクが高いのが冬場です。春から秋にかけての暖かい時期には旺盛に育つテーブルヤシ。

しかし、気温が下がると生育は徐々に緩慢になります。そのため、冬場、暖かい時期と同じ感覚で水やりしていると、吸収しきれずに残った水分が根を腐らせ枯れる原因になることも。

テーブルヤシは冬場に水をやり過ぎると根腐れを起こしやすいです。乾燥気味に管理するのがテーブルヤシを冬越しさせるポイントになります。

もう枯らさない!テーブルヤシの育て方のポイント3つ

小ぶりな株が可愛いテーブルヤシ

次に、テーブルヤシを枯らさずに育てるためのポイントをご紹介します。3つのコツさえつかんでおけば、テーブルヤシをもっと長く楽しめるはずですよ。

もう枯らさない!テーブルヤシの育て方のポイント①冬でも10度は保つ

テーブルヤシは寒さに強くありません。テーブルヤシを枯らさずに育てるためには、冬でも最低10度は確保したいところです。

また、室内であっても寒さに当たりやすいのが、日当たりの良い場所でもある窓際です。

冬場は窓際の冷え込みに気を付ける

テーブルヤシを丈夫に育てるためには、ある程度の日光が必要です。室内でテーブルヤシを育てている場合、窓際に置く方も多いのではないでしょうか。

ただ、気を付けたいのが冬場の窓際です。日中は日当たりがよく暖かくても、窓際は朝晩に急激に冷え込むことも多くなります。

うっかり寒さに当たってしまい、気づかないうちに弱って枯れてしまった…ということもないよう、夜になったら窓から1~2m程離してあげましょう。

できれば、夜になったら窓際からお部屋の中心部に移動してあげると安心です。

もう枯らさない!テーブルヤシの育て方のポイント②冬場は乾燥気味に管理

冬場のテーブルヤシは生長がほぼ止まる休眠期に入っています。そのため、根が水を吸い上げる力自体が弱まっています。

「冬は乾燥気味に管理する」

冬場にテーブルヤシを枯らさないためにはこれがポイントになります。

テーブルヤシの水やり方法春から秋⇒土が乾いたタイミングでたっぷりと与える(鉢底から水が流れ出てくるくらい)

・冬(最高気温が約15度以下)⇒土が乾いて2、3日したらやや控えめに水やり(鉢底から水が出ないくらい)

あわせて読みたい「観葉植物 冬の水やりの方法!【管理のコツ3つと失敗例も】」はこちら

もう枯らさない!テーブルヤシの育て方のポイント③風通し

テーブルヤシにとって大きな壁となるのが冬場です。そして、冬場の室内はどうしても風通しが悪くなりがち。

植物にとって不可欠なのが、「日光」「水」そして「風」です。葉は風をうけることで気孔の開閉が盛んになり光合成を助けるといわれています。

また、風通しの悪い冬の室内で起こりがちなのが、「根腐れ」と「病害虫の発生」です。特に根腐れに発展すると、そのほとんどが傷んで枯れてしまいます。

テーブルヤシにつきやすい害虫には「ハダニ」や「カイガラムシ」があります。どちらも風通しの悪い室内で発生することの多い害虫です。

これらの害虫がテーブルヤシにつくと、吸汁により徐々に株を弱らせ、結果、枯れることにもなりかねません。

あわせて読みたい「観葉植物のカビ対策!カビの原因と対処法までを徹底解説します」はこちら

葉水で害虫予防
シュシュっと簡単な「葉水(はみず)」
シュシュっと簡単な「葉水(はみず)」

特にハダニは乾燥した室内で湧きやすい害虫です。予防法として効果的なのが「葉水(はみず)」。葉水は霧吹きで株全体を保湿してあげるだけの簡単なお手入れ方法です。

乾燥しやすい冬場の室内。加湿器を置くのもおすすめです。

あわせて読みたい「観葉植物のコバエ対策 効果的な方法とは?【徹底解説】」はこちら

扇風機やサーキュレーターで意識的に室内の止まった空気を動かす

暖房の効いた冬の室内。頻繁に窓を開け閉めするのは難しいですよね。そんなときに活用していただきたいのが扇風機やサーキュレーターです。

サーキュレーター
梅雨時期にも大活躍のサーキュレーター!

室内の停止した空気を意識的に動かすことで風をつくり出します。

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

 

まとめ

テーブルヤシの植え替え

今回はテーブルヤシが枯れる主な原因と育て方のポイントをご紹介しました。

室内でも手軽に育てられるテーブルヤシ。ちょこんと置くだけで癒してくれる存在ですよね。でも、そんなテーブルヤシが枯れる可能性が高まるのが冬です。

基本は乾燥気味に管理すること。そして、少しの工夫でテーブルヤシを冬越しさせることができます。

今回の記事をご参考に、ぜひ、テーブルヤシを長く育ててあげてくださいね。

あわせて読みたい「ダイソーのテーブルヤシをこんもり育てる【生育記録】」はこちら

テーブルヤシが枯れる主な原因
  1. 寒すぎる(5度以下)
  2. 直射日光
  3. 冬場の根腐れ(水のやり過ぎ)
もう枯らさない!テーブルヤシの育て方のポイント
  1. 冬でも10度は保つ
  2. 冬場は乾燥気味に管理
  3. 風通し

人気のその他topics

「モンステラの葉っぱが割れない!【原因は?割れるコツも】」はこちら

「スパティフィラム 花が咲かない原因と4つの対処法とは?」はこちら

「アロマティカスがゴキブリに強い理由【癒しの多肉質ハーブ】」はこちら

「サンスベリア 伸びすぎる原因と対処法【倒れる】」はこちら

テーブルヤシのその他topics

「テーブルヤシをハイドロカルチャーで育てる方法を徹底解説!」はこちら

「テーブルヤシを大きくしたいときのお手入れ方法は?」はこちら

「テーブルヤシにコバエが湧く原因と対処法を解説します」はこちら

「テーブルヤシの色が薄い理由は?育て方のコツ3つも」はこちら

観葉植物
スポンサーリンク
この記事を書いた人

ボタニカルライター。農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を育成中。主に観葉植物に関するお役立ち情報を発信中!

komame083をフォローする
komame083をフォローする
komame topics
タイトルとURLをコピーしました