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ポインセチアを植え替える方法を画像付きで解説します!

ポインセチアの根鉢をほぐす 観葉植物

クリスマスの花として知られるポインセチア。花が終わった後も大切に育てていれば、翌年のクリスマスにも可愛い姿を楽しむことができるのをご存じですか?

また、ポインセチアを充実した株に育てていく際に欠かせないのが植え替えです。

今回は、ポインセチアの植え替え方法を画像付きで分かりやすくご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ポインセチアを植え替える方法を画像付きで解説します!

ポインセチアは暖かい時期によく育ちます。そのため、長く育てていくなら1~2年に1回の植え替えが必要です。

根詰まりした状態を放置していると、鉢内の水はけが悪くなるこで、根腐れを招く原因となります。また、古くなった土は粒が崩れて団子状に固まり、排水性が低下しやすいです。

ポインセチアの株を充実させたい場合、適期の植え替えを検討します。

ポインセチアの植え替え 手順①適期は5月~6月ころ

植え替え前のポインセチア▲植え替えの数日前は水やりを控えて土を乾かしておく(作業がしいやすい、根を傷めにくいため)

ポインセチアの植え替え適期は生育が盛んな5月~6月頃です。メキシコが主な原産地であるポインセチアは、実は寒さが苦手なのですね。

そのため、ポインセチアを植え替えるのは気温が暖かくなる5月~6月がベストでしょう。真夏は高温と蒸れによって株が弱りやすいため避けた方が無難です。

また、秋に植え替えるよりは春の方がおすすめです。その理由は、春に植え替えることで、冬までの期間にしっかりと根を張らせることができるからです。

5月~6月頃に植え替えることで十分に体力をつけ、冬越しに備えることができます。植え替えは植物にとって大きな負担となるのですね。

植物にとっての植え替えは、人にとっての手術のようなものです。

冬場に購入したポインセチアを好みの鉢に植え替えたい時は?

購入直後のポインセチア▲ビニールポットに植えられた購入時のポインセチア

冬場の植え替えは株を弱らせる原因になるため避けます。

購入後、どうしてもお好みの鉢に植え替えたい場合は、そのままひとまわり大きめの好みの鉢に入れるのがおすすめです。(下写真)

ポット苗を陶器鉢に入れる

これだけでも十分可愛いですね。ポインセチアの場合、花が終わって気温が安定して15度以上になったら植え替えます。

陶器鉢にいれたポット苗

あわせて読みたい「冬のポインセチア!より長く楽しむための3つのコツとは?」

ポインセチアの植え替え 手順②ひとまわり大きめの鉢を準備

植え替え前のポインセチア▲少し大きめなので鉢底石を多めに入れて排水性を確保します

新しい鉢はひとまわり大きめの鉢が最適です。具体的には、今の鉢よりも直径が3cmほど大きなものがよいでしょう。

何度も植え替えるのは面倒だし、もっと大きな鉢をチョイスしても大丈夫?

植え替えは少なからず時間と手間を要します。

そのため、「大き目の鉢をチョイスすれば、その後の植え替えが少なく済むのでは?」と思われる方も多いのではないでしょうか?

しかし、株に似合わない大きすぎる鉢に植え替えた場合、水やりの管理が難しくなります。

大きすぎる鉢に植え替えた場合、根が吸いきれずに残った水分が鉢内に多く停滞することになりますね。

つまり、鉢内の高湿状態が長く続くことで、蒸れや冷えなどによって根腐れを引き起こすリスクが高まるのです。

そのため、植え替えの基本は「ひとまわり大きめの鉢を選ぶ」ということになります。

ポインセチアの植え替え 手順③鉢底石を敷く

多めに入れた鉢底石

鉢穴が見えなくなるくらいまで鉢底石を敷きます。鉢底穴が大きい場合は土が漏れるのを防ぐためにも鉢底ネットを敷くのがおすすめですよ。(下写真)

鉢底ネット▲100均で購入できる鉢底ネットは適当な大きさにカットして使う

鉢のサイズ(直径)はちょうどよさそうだけど、深さがあり過ぎると感じる場合は?

また、「サイズ(直径)はちょうどよさそうだけど深さがあり過ぎる…」と感じる場合、鉢底石を多めに入れると、鉢内の水はけを確保できます。

ポインセチアは根が繊細で傷みやすい傾向にあります。鉢底石を入れることで、鉢内の蒸れを防ぐことが期待できます。

また、鉢底石の代替品として「赤玉土」を使うのはおすすめしません。理由は、赤玉土は経年によって粒が崩れ、元の赤土に戻ってしまうからです。

鉢底石に適しているのは粒が崩れにくい軽石です。粒が大きめのハイドロボールが余っていれば、鉢底石の代わりに使うのもよいでしょう。

また、鉢のサイドに切れ込みの入ったスリット鉢の場合は鉢底石は不要です。(下写真)

スリット鉢

ポインセチアの植え替え 手順④用土を鉢の1/4程入れる

鉢に敷いた用土

鉢底石の上から用土を入れます。だいたい鉢の深さ1/4くらいまで入れ、後から株を配置する際に量を調整します。

ポインセチアに適した土とは?

ポインセチアが好むのは、保水性と排水性を兼ね備えた土です。市販の観葉植物用の土で構いません。

「もう少し水はけがよい方がいいかも…」と感じる場合は、市販の「観葉植物の土」に赤玉土(小粒)やパーライトなどを少し混ぜ込んでやることです。

ただ、ポインセチアは寒さに弱いため、15度以下になったら室内へ移動することになります。

そのため、虫が湧きにくい「室内向けの土」もおすすめです。(下写真)

室内向けの土

こちらの土は室内でも清潔に管理できる上、土の色の変化が分かりやすいため、水やりの管理もしやすいですよ。

ポインセチアの植え替え 手順⑤鉢から株を取り出す

ポインセチアを鉢から取り出し中▲内部の土は団子状に固まっています

新しい鉢の準備ができたら、いよいよ今の鉢から株を取り出します。

鉢を少し横に倒し、鉢の側面をトントンと叩いてやると振動で取り出しやすくなります。

なかなか抜けない時はどうしたらいい?

なかなか鉢から株が抜けない場合、鉢底から棒を差し込んで押し上げるのもひとつの手です。

また、株元を掴んで鉢の縁を上から下に叩き落すようにするとスポッと抜けることもあります。

鉢底から棒を差して押し上げる

ポインセチアの植え替え 手順⑥古い土を落す

ポインセチアの根鉢

鉢から株を取り出したら古い土や傷んだ根を落します。

土は古くなると粒が崩れ、団子状に固まって水はけが低下します。ポインセチアの根は細く繊細です。

ポインセチアの根は蒸れや冷えなどで傷みやすいため、土を更新するためにも1~2年の植え替えが必要なのですね。

使い古しの箸で軽くつつきながら優しく土を落します。完璧ではなくて構いません。

ポインセチアの根鉢をほぐす▲ポインセチアの根は細く繊細。あまりいじり過ぎないのがおすすめ

「水はけの悪くなった土を落すこと」「根をほぐして新しい土に活着しやすくする」などを意識して作業します。

傷んだ根っこってどんなの?

「傷んだ根っこ」がどれか分からないという方も多いのではないでしょうか?

傷んだ根はみるからに黒く変色していることが多いです。また、張りがなくふかふかしているのも傷んだ根っこの特徴でしょう。

そのような根は清潔なはさみでカットしておきます。白い根っこは残しておくようにしましょう。

植え替え時にカットした古い根っこ▲ゴムの木の植え替え時にカットした根っこ

ただ、ポインセチアの場合は根が繊細なため、あまり無理にいじりすぎないのがおすすめです。

古い土を落したついでに、明らかに死んでいる根があればカットしておきます。

あわせて読みたい「ポインセチアを大きくする方法を分かりやすく解説します!」

ポインセチアの植え替え 手順⑦植え付け

ポインセチアの植え付け中

根鉢を崩したポインセチアを、あらかじめ準備しておいた新しい鉢に配置します。

土の量を調整しつつ、植え付ける位置と高さを決めます。鉢スレスレまで土を入れるのは避け、ウォータースペースを確保しておきましょう。

ウォータースペースとは?

ウォータースペース

鉢の縁から2,3cm下は土を入れずスペースを空けておきます。これがウォータースペースです。

ウォータースペースがあることで、水やりの際に土が鉢の外へ流れ出るのを防ぐことが出来ます。

ポインセチアの植え替え 手順⑧水やり

ときどき鉢を持ち上げて地面に軽く打ち付けるようにすると、振動で鉢内部の隅々まで用土を行き渡らせることができますよ。

軽く根元を抑えて安定させたら植え替え完了です。

ポインセチアの株元を軽く抑えて安定させる

最後に水を与えます。鉢底から出てくる水の色が透明近くなるまで与えましょう。

水の色が透明近くなるまで与える理由

ポインセチアの水やり

あらかじめ水の色が透明近くなるまで水を与えておくことで、土の細かな汚れを洗い流しておくことが出来ます。

そのため、水やりの度に受け皿が茶色く汚れるのを防ぐことができるのですね。

ポインセチアの植え替え 手順⑨完了

植え替え後のポインセチア

植え替え完了です。

植え替え後のポインセチアは少なからずダメージを受けています。一週間ほどは直射日光をさけた日陰で休ませましょう。

風通しのよい場所がベストです。遮光ネットを利用するのもよいでしょう。

なんで植え替え後は休ませなきゃいけないの?

植物にとって植え替えは手術のようなものです。少なからず根に大きなダメージを与えています。

また、新しい環境(土)に慣れるためにも期間が必要です。

植え替え後にいきなり直射日光に当てることは、人でたとえると「手術後にいきなり肉体労働をさせる」ようなものです。

植え替え後の株への負担を減らすためにも、一週間程度は強光を避けた日陰で休ませ、様子をみて少しずつ元の場所へ戻します。

あわせて読みたい「ポインセチアがしおれる原因とは?しおれた時はどうすべき?」

 

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まとめ

鉢植えのポインセチア

今回は、ポインセチアの植え替え方法を画像付きでくわしくご紹介しました。

ポインセチアは冬に迎え入れることの多い植物です。花後のお手入れがよく分からないという方は、以下の記事もご参考にされてくださいね。

花が終わっても管理を続けていれば、暖かくなる春に新芽が芽吹き始めますよ。

あわせて読みたい「ポインセチアの花が終わったらどうする?長く楽しむための方法」

ポインセチアの植え替え方法【手順】

  1. 適期は5月~6月頃、植え替え前は水やりを控え土を乾かしておく
  2. ひとまわり大きめの鉢を準備
  3. 鉢底石を入れる
  4. 用土を鉢の1/4程度まで入れる
  5. 鉢から株を取り出す
  6. 根鉢を崩す
  7. 植え付け
  8. 水やり
  9. 完了、直射日光を避けた風通しのよい場所で一週間ほど休ませる

ポインセチアにハイポネックスを与える▲植え替え後、株に触れて抵抗を感じるようになったら根が活着したサイン。肥料を再開するのもよし。ただし、冬場(15度以下)の肥料は基本不要。

ポインセチアのその他topics

「ポインセチアを赤くする方法を分かりやすくご紹介します」

「ポインセチアが枯れる主な原因2つ!ポインセチアの意外な事実も」

「ポインセチアの葉が落ちる原因とは?美しい姿を保つコツも」

「ポインセチアの元気がない…原因は?対処法まで解説」

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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