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ポインセチアの元気がない原因は?復活方法まで徹底解説!

購入直後のポインセチア その他の観葉植物

冬になると真っ赤な花でクリスマスムードを高めてくれる鉢花「ポインセチア」。

でも、なんとなくポインセチアの元気がない…とお悩みですか?

今回は、ポインセチアの元気がない原因と対処法をご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ポインセチアの元気がないときによくある原因は?

鉢植えのポインセチア

では、ポインセチアの元気がない主な原因とそれぞれの対処法をくわしくみていきましょう。

寒い(5度以下)

木質化したポインセチア

ポインセチアは冬に出回ることの多い植物です。クリスマスを象徴する植物として人気のポインセチア。

「ポインセチア=冬の花=寒さに強い!」

このようにお考えの方の多いでしょう。しかし、ポインセチアの原産地はメキシコで生育適温は20度~30度と温暖な気候を好みます。

そのため、ポインセチアは寒さに強くありません。5度以下の寒さに当てるとぐったりとして元気がなくなってしまいます。

対処法

  • 屋外に出している場合も気温が5度以下になりそうなら室内に移動させる ⇒耐寒性が強くないため、冬場の管理は基本的に屋内
  • 気温の下がる夜間の水やりはできるだけ控える ⇒気温の上がる日中に与える(どうしても夜間になる場合はぬるめの水を与える)
  • 冬場の水やりはできるだけ常温(20度~30度くらい)の水を使用する ⇒根腐れを避けるためにもしっかりと水気を切る、受け皿の水は捨てる

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日光不足

夏場のポインセチア(7/25)

春~秋にかけては、できるだけ屋外の日当たりの良い場所に置きましょう。

風通しのよい場所で育てることで、光合成が活発になり丈夫な株に育ちます。

室内に置きっぱなしにしていると、葉が小さくなったり、枝がひょろひょろのびて弱々しい姿になります。

対処法

  • 生育旺盛な4月~9月頃にかけてはできるだけ屋外で管理する
  • 室内管理の場合は窓際の風通し良く日当たりの良い場所に置いて育てる

水のやりすぎ

切り戻し後のポインセチア

土が乾ききらないうちに水を与えてはいませんか。もしそうなら根腐れを引き起こす原因になるため避けましょう。

対処法 

  • 水やりは土が乾いてからたっぷりとが基本
  • 冬場の水やりは暖かい時期よりもやや控えめにする(生長が緩慢なため)
  • 水やり後はできるだけ風通しのよい場所に置いて根腐れを防ぐ⇒冬場であればサーキュレーターや扇風機をフル活用

観葉植物に扇風機はダメ?サーキュレーターと扇風機の違いも

水不足

ひょろひょろに伸びたポインセチア

ポインセチアは乾燥に弱い植物です。土が完全に乾燥してしまうと、葉がしおれたり落ちたりします。

対処法

  • 土の表面が乾いてきたら適度に水を与えましょう。
  • 鉢底から水が流れる程度が理想ですが、水を溜めないように注意してください。

エアコンに直接当たる

室内のエアコン

暖房の近くで乾燥した空気にさらされると、葉がしおれて落ちることがあります。

対処法

  • 湿度を40~60%程度に保ち、エアコンやヒーターの風が直接当たらない場所に置きましょう。

水はけの悪い土

切り戻しから約2か月経過したポインセチア

水はけが悪い土を使っていると、根が呼吸できず腐敗する可能性があります。

対処法

  • 水はけの良い観葉植物用の土を使い、鉢の底に穴が空いているか確認

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移動によるストレス

しおれて枯れ落ちたポインセチアの葉

環境が急激に変わると、ポインセチアはストレスを感じて葉を落としたり、元気をなくすことがあります。

対処法

  • 移動はなるべく少なくし、同じ条件で育てるようにする

病気や害虫

ハダニ(害虫)被害によりまばらに色抜けしたクワズイモの葉っぱ

葉がまばらに変色したり、見慣れない粒々が湧くときは要注意!

ハダニやアブラムシがつくと葉が傷みます。放置しているとそのまま枯らされたり、病気を引き起こす恐れもあります。

対処法

  • 害虫を見つけたら、殺虫剤や水で洗い流して対処します。

観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ

 

元気がないポインセチアを復活させる方法は?

剪定から3ヵ月で復活したポインセチア

元気がないポインセチアを復活させるには、まず以下のポイントを確認し、必要であれば手を加えることが大切です。

日当たりの良い場所に置く

  • 室内なら南~東向きの窓際に置きます。
  • 日中に十分な光を浴びていないと株が弱ってしまいます。

水やりの調整

  • 過剰な水は根腐れを引き起こします。土が湿りすぎている場合は、水やりを控え、土が少し乾いてから再度与えてください。
  • 土が完全に乾燥している場合は、たっぷりと水を与えます。その際、鉢底から水が流れる程度にし、水が溜まらないように注意してください。

15度以下の寒さに当てない

  • ポインセチアは寒さに弱いです。15~22℃程度の温度を保ち、冷気や風が直接当たらない場所に置きましょう。
  • 特に冬は窓際が寒くなりすぎる場合があるため、鉢を少し内側に移動させると良いです。

ポインセチアの寒さ対策!冬に押さえておくべき3つのポイント

1~2年に一度、春先に植え替える

  • 栄養不足の可能性がある場合、観葉植物用の液体肥料を薄めて与えると良いでしょう。ただし、冬の間は成長が緩やかになるため、肥料は基本不要です。
  • 根が詰まっている場合、鉢を少し大きめのものに植え替えるのも一案です。

ポインセチアは市販の土でok?植え替え手順を画像付きで解説

害虫が付いていないかチェック

  • 病気や害虫が原因で元気がない場合があります。黄色くなった葉や落ち葉、変色している部分がないかチェックしてください。
  • 必要であれば病気用のスプレーや殺虫剤を使用してください。

観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ

 

ポインセチアの元気がない原因は?復活方法まで徹底解説!【まとめ】

真っ赤なポインセチア

今回は、ポインセチアの元気がない原因と対処法をご紹介しました。

冬の花だから寒さに強いと思われがちなポインセチア。実は、寒さが苦手な植物なんですね。

今回の記事をご参考に、元気のないポインセチアの適切な対処法を見つけてみてください。

ポインセチアの元気がない主な原因と対処法

・寒い(5度以下)
⇒冬場は室内での管理が基本。窓際は朝晩に冷え込みやすいため要注意。

・日光不足
⇒直射日光を避けた明るい場所に置いて丈夫に育てる。

・水のやり過ぎ
⇒ポインセチアは乾燥に強いため、土がしっかり乾いてから水を与える。できるだけ風通しのよい場所に置き、根腐れや病害虫の発生を防ぐ。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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