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ポインセチアを大きくする方法を分かりやすく解説します!

赤いポインセチア 観葉植物

真っ赤に色づく姿が華やかなポインセチア。「クリスマスの花」といえば、真っ先にポインセチアを思い浮かべるという方も多いでしょう。

そんなポインセチアをクリスマスシーズンに迎え入れたという方。その後、そのポインセチアはどうしていますか?

できるならそのまま大きく育てて、来年のクリスマスにまた赤く色づく魅力的な姿を楽しみたいですよね。

そこで今回は、ポインセチアを大きく育てる方法をご紹介します。今回の記事をご参考に、ぜひ、ポインセチアを長く育ててみてくださいね。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ポインセチアを大きくする方法を分かりやすく解説します!

クリスマスツリー▲クリスマスといえばポインセチア、ポインセチアといえば寒さに強い植物?

ポインセチアはクリスマスシーズンに出回ることが多いため、「寒さに強い冬の植物」と思われている方が多いのではないでしょうか?

しかし、ポインセチアは寒いのが大の苦手…。生育適温は約20度~30度で、実は暖かい場所を好む植物なのです。

ポインセチアを大きくする方法 ステップ①冬は最低でも10度は確保すること

購入直後のポインセチア▲購入直後のポインセチア(11月頃)

ポインセチアは寒さに強くありません。メキシコ原産のポインセチアは、一年を通して暖かい場所を好みます。

冬場は最低でも10度は確保し、できれば15度は欲しいところです。5度以下になるとそのまま枯れてしまうでしょう。

温度計▲冬越しに欠かせないのが温度計!

冬場はどうしても生長が緩慢になります。生育適温が20度以上なので、15度以下になると徐々に生長が止まり、それと同時に水を吸うスピードも落ちるのです。

この時期は「大きくする」のではなく、「できるだけダメージを少なく冬を越す」ことを第一に考えてお手入れを続けましょう。

水やりは必要最低限に抑えて寒さを乗り越えよう!

冬場のポインセチアは根が水分を吸う力が低下しています。この状態で、次から次へと水を与え続けると、根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」に発展します。

特に、ポインセチアの根は細く繊細です。多湿によって傷むと致命的なのですね。

ポインセチアの根っこ▲細くて繊細なポインセチアの根っこ…

ポインセチアの水やり方法の目安は以下表をご参考にされてください。

タイミング 方法
15度以上の春から秋 土が乾いたタイミングでたっぷりと与える。生長が盛んな時期は1日に1~2回水やりすることも出てくるはず(土が乾いてから状況に応じて)。2週間に一度、液体肥料を薄めて与えてもよい。 夏場はできるだけ涼しい時間帯に与える。水やり後はしっかりと水気を切り、受け皿に溜まった水はこまめに捨てる。
15度以下の秋から冬 土が乾いてさらに2~3日ほどしてから土全体が湿る程度に与える。肥料は不要。 できるだけ暖かい時間帯に30度程度の常温の水を与える。水やり後はしっかりと水気を切る。夜間の水やりは、鉢内に残った朝晩に水分が冷えることで、根にダメージを与える恐れがあるため避けるのがよい。

あわせて読みたい「ポインセチアの元気がない…原因は?対処法まで解説」はこちら

ポインセチアを大きくする方法 ステップ②暖かくなったら屋外に置く

葉が落ちた春先のポインセチア▲葉が落ちた春先のポインセチア(3月頃)

花が終わると上写真のように苞(赤い部分)が落ちてスカスカになってきます。ただ、葉がほぼ落ちても諦めずに管理を続けてみてください。

最低気温が安定して15度以上になってきたら、屋外の日陰~半日陰へ移動します。数日かけて少しずつ場所を移動し日光に慣らしてきます。最後は日向に置きましょう。

気温が15度以上になってくると、枝に小さな新芽をつけてくれるはずです。これを育てていきます。

春先のポインセチア▲赤い苞は落ちつつあるものの、新芽も出てきました(4月頃)

室内からいきなり屋外の直射日光に当てると、葉焼けを起こす恐れがあるため気を付けてくださいね。

風通しのよい屋外におくことで光合成がさかんになり株も充実していきます。

ポインセチアにハイポネックスを与える▲新しい葉が増えたポインセチア(6月末頃)。暖かい時期は2週間に1回程度、水で薄めたハイポネックスを与えるのもよい

メキシコが原産のポインセチアは寒さには弱い反面、暑さに強いのが特徴です。気温が許す限りは屋外に置くことで生育がさかんになります。屋外管理の目安は4月~9月頃です。

例:室内の窓際(一週間)⇒20度以上になったら屋外の日陰(一週間)⇒半日陰、木漏れ日(一週間)⇒日向

※ただし、30度以上になったら葉焼けと蒸れを防ぐためにも半日陰か日陰へ移動するのが無難

あわせて読みたい「肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!」はこちら

蒸れを嫌うため軒下に置いて管理しよう

6月のポインセチア▲葉が展開し青々としたポインセチア(6月末)

ポインセチアは多湿による蒸れで傷みやすいです。水やりは土が乾いてからたっぷりと与えます。

土が乾ききらないうちに次から次へと水を与えていたり、雨が当たる場所に置いていたりすると、蒸れによって根腐れを引き起こすことも。

屋外に置く場合は、雨のかからない軒下に置いて管理を続けましょう。

ポインセチアを大きくする方法 ステップ③真夏は直射日光を避けた半日陰へ

遮光ネットを設置

30度以上の高温期に突入したら、直射日光を避けた半日陰へ移動します。遮光ネットを利用してもよいでしょう。

高温期は強光により、葉の一部が焼け焦げたようになる「葉焼け」を起こしやすいためです。また、蒸れにも気を付けなくてはなりません。

できるだけ風通し良く涼しい場所に置いて管理を続けます。

水やりは涼しくなってから…

水やりは日が暮れたあとの涼しい時間帯に与え、しっかりと水気を切りましょう。

午前中に水やりすると、鉢内に残った水分が昼間の高温で煮え、根を傷めてしまう恐れがあるからですね。

ポインセチアを大きくする方法 ステップ④15度を下回るようになったら室内へ(10~11月頃)

最低気温が15度になってきたら、寒さを防ぐため室内へ移動させます。と、同時に、花芽を付けるための「短日処理」を始めましょう。

ポインセチアは放っておいてもなかなか赤くなりません。赤くするためには短日処理というものが必要になります。

※ちなみに、ポインセチアは放っておいても2月頃に花芽を付けることもあるそうですが、クリスマスに赤いポインセチアを楽しみたいという場合は、9月下旬頃から短日処理をする必要があります。

ポインセチアの花▲ポインセチアの赤い部分は花芽を守るための「苞葉」です

赤くするためには9月下旬頃から「短日処理」を始める

「短日処理?なにそれ?自宅でもできるの?費用は?」

このような方がほとんどではないでしょうか。

ちなみに、短日処理は段ボールと黒っぽいタオルや布があればできます。費用はほぼかかりませんが、手間はかかる作業(約90日間、毎日ほぼ同じ時間に段ボールを被せ、外して…を繰り返す)です。

ポインセチアを赤くする(=花芽を付ける)ためには、日照時間を一定時間よりも少なくする必要があります。これが短日処理です。

9月中旬~下旬になったら、約1か月半の間、毎日同じ時間に段ボールや布を被せて遮光し、毎日同じ時間に段ボールを外す…という作業を繰り返します。

うまくいけば、短日処理を終えて約1か月ほどすると花芽がつきポインセチアの特徴である赤い苞葉が出てきます。くわしい短日処理の手順は以下リンクからもご覧くださいね。

元気なポインセチア

あわせて読みたい「ポインセチアが赤くならない理由と赤くする方法を徹底解説!」はこちら

 

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まとめ

ポインセチア(白)▲イエローやピンクなど、意外と品種も豊富なポインセチア!

今回は、ポインセチアを大きくする方法をご紹介しました。

冬場は寒さに気を付けつつ、水やりを控え目にして春を待ちます。その後、気温が上がって緑色の葉が出てきたら、徐々に日光に慣らしつつ屋外管理へ移行。株を充実させます。

暖かくなったら植え替えも検討(5月~6月頃)しましょう。最低でも2年に一度はひとまわり大きめの鉢に植え替えて根詰まりを防ぎます。伸びすぎた枝はこの時期にカットして樹形を整えておきます。

そして、15度を下回るようになったら室内管理へ移行し、9月下旬になったら短日処理をスタートしましょう。

せっかく迎えいれたポインセチア。大切に育てていれば長く楽しむことができます。ぜひ、短日処理にも挑戦してみてくださいね。

ポインセチアを大きくする方法【4ステップ】

  1. 冬は最低10度は確保、できれば15度は保つ
  2. 暖かくなったら屋外に置いて株を充実させる(目安は最低気温が15度以上になったら)、根詰まりしている場合はひとまわり大きめの鉢に植え替え。伸びすぎている枝があれば剪定するのもよい
  3. 真夏は葉焼けと蒸れを防ぐためにも日陰~半日陰へ移動
  4. 再び15度以下になったら室内へ移動し冬越しに備える+赤くする場合は9月下旬頃から短日処理を始める

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