・斜めに傾くのは異常ではなく性質
・春〜秋に植え替えと支柱で向きを整えればOK
・自立させるには十分な光と風通しが不可欠!
モンステラはつる性植物。長く育てていると横に這うように育ってきます。
とはいえ、室内だと置き場所に困ってしまいますよね。
そこで今回は、斜めに傾くモンステラをまっすぐにする方法を紹介します。
モンステラをまっすぐにする方法!斜めに傾く株を仕立て直そう

モンステラをまっすぐにするポイントは3つだけ。
・春〜秋に仕立て直す
・茎を無理に曲げず支柱で固定
・日光と風をしっかり確保
この3点を守れば、初心者でも失敗しません。
新しい鉢植え、土を用意
まずは、新しく植え替える鉢植えを用意します。根詰まりしている場合は、今の鉢よりもひとまわり大きめの鉢を用意しましょう。
あとで支柱を差し込むため、ある程度の深さがある鉢植えがおすすめです。

新しい鉢の底には鉢底石を底が見えなくなるくらいに敷き詰めましょう。
その後、モンステラに適した水はけの良い土を鉢の1/3程度の深さまで入れておきます。
モンステラにおすすめの土はどんな土?
モンステラに適しているのは水はけの良い土です。もちろん、市販の観葉植物用の土で構いません。 ただ、より土の排水性を高めて根をすくすくと育てたい場合、市販の観葉植物の土に赤玉土(小粒)を3割ほど混ぜ込むのがおすすめです。
モンステラをすくすくと育てるためには、この「土」が重要です。

これ以上鉢を大きくしたくない!って人は以下記事を参考にしてみて。
鉢から株を取り出す
植え替え用の鉢を用意したら、いよいよ鉢からモンステラを取り出しましょう。
鉢底を覗いてみて根っこがはみ出ている場合は、鉢の中が根でいっぱいになっているためなかなか取り出しにくいかもしれません。(下写真)
そのような場合は、鉢を軽く横に倒して鉢の側面をこぶしで軽く叩いてみます。
振動を与えることで株が取り出しやすくなりますよ。

できるだけ根を傷めないよう、根元から引っ張らないようにして株を取り出します。
▶観葉植物好きなら必ず持っておきたい優秀な園芸アイテム【6選】
古い土や傷んだ根を取り除く
鉢から株を取り出したら根に付いた古い土を取り除きます。

棒を使って根鉢(根と土の塊のこと)を軽くつつきながら、古い土を落していきます。
また、黒く傷んだ根があれば清潔なハサミでカットしておきましょう。

カチカチに固まってなかなか古い土が落とせないという場合、水に浸けて軽く揉んであげると古い土を落としやすいです。
植え替え前は土を乾かし気味にしておくのがおすすめ

植え替えから数日前は水遣りを控え、土を乾かし気味にしておくと鉢から取り出しやすいです。
土を乾かし気味にしておくことで根への負担も最小限に抑えられます。
茎が縦になるよう配置
根鉢をほぐしたモンステラは用土を入れた新しい鉢に配置します。

茎が縦になるよう、株の位置や角度を調整しましょう。
徐々に光の方向に葉の向きを変えてくれます
横向きのモンステラを無理やりに縦にするため、見た目や葉の方向が不格好に見えるでしょう。
ただ、育てていくうちにモンステラ自体がうまく葉の向きを変えてくれるので心配はいりません。
用土を入れ込む

植え付ける位置と角度が決まったら、鉢と根の隙間に用土を入れ込みます。
内部に空間が残っていると根がうまく育たない
根と土の間に空間があると根がうまく育たないため、使わなくなった菜箸や長めの棒で土をツンツンとつつきつつ、内部に空間が生じないよう作業を進めます。
鉢を持ち上げられる場合は、鉢を持ち上げて地面にトントンと鉢を叩きつけるようにすると、振動で内部の空気をある程度抜くことができます。
▶室内に置いてはいけない観葉植物は?小さな子供やペットのいるお家での注意点
水やり

植え替え後は水やりをったぷりとおこないましょう。
鉢底から流れ出てくる水が透明に近くなるまで与えるのがおすすめです。このようにすることで、水やりの度に受け皿が汚れるのを防げます。
余分な水気はできるだけ抜いておく

受け皿に溜まった水は捨てましょう。
そのままにしておくと、根腐れや病害虫の発生を招くことがあるからです。
支柱を差す
横向きの株を無理やり縦にしているため、どうしても株がぐらぐらと不安定になりやすいでしょう。
その場合は支柱を使います。
モンステラの茎が縦方向になるよう支柱で固定
モンステラの茎に沿わせるように支柱を鉢底まで差し込み、ワイヤーで茎が縦になるよう留め付けましょう。

モンステラの気根がしっかりと土に張り、縦方向に安定するまでは支柱を使います。
気根がしっかりと土に張って株が縦に安定したら支柱を取り外しても構いません。

無理に茎を曲げたりせず、時間をかけて縦にまっすぐと育つよう見守ろう。
葉数を調整

根鉢を崩した時に伸びすぎている根をカットした場合、
葉数がそのままだと蒸散によって葉から水分が排出し、株が過度の乾燥状態に陥る可能性があります。
そのため、根を多くカットした場合は葉も減らしておくのが安心です。
頂点の葉を2枚ほど残し、下葉をカットするとすっきり仕上がる

また、モンステラの株姿を整えるためにも、
全体のバランスを見てカットした方がよさそうな葉があれば清潔なハサミで切り取りましょう。
カットした葉は水差しにしてもおしゃれ。
モンステラの葉はとても丈夫なので、こまめに水替えを続けていれば、半年ほど持つこともあります。
斜めに傾くモンステラをまっすぐ仕立て直すのに適した時期

まず、モンステラはそのまま育てているとどうしても横へ這うように伸びるため倒れてきます。

まっすぐに育てるには仕立て直しが必要だよ。
今回は、倒れそうなモンステラをまっすぐに育つようにする簡単な仕立て直し方をご紹介します。
モンステラをまっすぐにしたい時の仕立て直し 手順①適期は春から秋(最高気温15度以上が目安)
モンステラをまっすぐにしたい場合、横向きに育っている茎を縦方向に縦向きに植え替えて仕立て直す必要があります。
逆に、冬場は生育が緩慢になっているため、植え替えると株がそのまま弱ってしまうリスクが高くなります。
仕立て直しや植え替えに適した時期の目安は、最高気温が15度以上の暖かい時期です。
できるだけ回復力の高い時期に植え替え
植え替えや仕立て直しは植物にとって大きなストレスとなります。人間でいうと手術のようなものです。
生育が旺盛な時期に仕立て直し・植え替えることで、その後の経過も順調に進みやすいだけでなく、
植え替えによるダメージを最小限に抑えられます。

斜めに傾くモンステラをまっすぐするには日光と風が不可欠

支柱を立てたからといってモンステラがまっすぐ自立するとは限りません。
モンステラをまっすぐ自立させるためには日光と風が必要です。
支柱を立てたところで日当たりが悪ければ弱々しく伸びるだけ

横向きの茎を支柱を使って縦にしたからといって、そのまま自立するとは限りません。
日光が足りなかったり根詰まりを起こしたままだったりすれば、単に茎が支柱に寄りかかっているだけです。
自立させるために必要なのは「光」「水」そして「風」
植物は適度な風に当たることで茎と葉をしっかりと支えるためにより多くの細胞を成長させます。
これにより茎と葉がより強くなるのです。

無風状態では茎や葉が弱くなり倒れやすい。
最初からまっすぐ育ったモンステラが欲しいなら「幹上がり仕立て」がおすすめ

そうはいっても、自分でまっすぐ仕立てるのは大変そうだなぁ…。

そんな方には「幹上がり仕立て」のモンステラがおすすめ。
正直、モンステラを幹上がり(上に向かってまっすぐ自立させる)には時間も手間も要します。
幹上がり仕立てのモンステラは通常のモンステラに比べると価格はやや張りますが、
プロが育てた幹上がり仕立てのモンステラはかなり見栄えします。
と感じた方もいるかもしれません。それは決して向いていないからではなく、モンステラが“本来は手間のかかる育ち方をする植物”だからです。
▶「ちゃんと育てなきゃ…」に疲れた人へ。水やり不要で楽しむ観葉植物
樹形が崩れないモンステラが欲しい方へ
・何度も倒れてストレス
・虫や土の管理が正直しんどい
・最初から樹形が完成しているものがいい
そんな人は、無理に本物にこだわらなくてもOK。「人工観葉」も選択肢のひとつです。
こちらは造花専門店PRIMA(プリマ)の高級フェイクグリーン。
至近距離でも本物と見分けがつかないほどリアルなのが特徴です。
※もちろん、生きたモンステラを育てる楽しさは格別です。ただ「どうしても管理が負担」「見た目重視で失敗したくない」場合は、こうした選択肢もあります。

高級フェイクグリーンならPRIMA一択。
モンステラをまっすぐにしたい時にやってはいけないこと

茎を無理に曲げてまっすぐにしようとする
斜めに傾いたモンステラを、手で無理やり縦に曲げるのはNGです。
モンステラの茎は見た目以上に硬く、力を加えると内部が裂けたり折れたりすることがあります。
まっすぐにしたい場合は、植え替えのタイミングで根の向きごと調整し、支柱でやさしく固定するのが正解。
形は時間をかけて自然に整えていきましょう。
支柱だけ立てて日当たりを改善しない
「支柱を立てたから安心」と思って、日当たりの悪い場所に置いたままにするのも失敗の原因です。
光が足りないと、モンステラは
- 茎が細く弱くなる
- 支柱に寄りかかるだけで自立しない
- さらに光を求めて傾く
といった状態になりやすくなります。支柱はあくまで補助。
日光+風通しがそろってはじめて、モンステラはまっすぐ安定して育ちます。
モンステラをまっすぐにする方法に関するよくある質問
Q1. モンステラが斜めに傾いてしまうのはなぜですか?
A.モンステラは本来つる性の植物で、木や岩に絡みついて育つ性質があります。
そのため、室内で育てていると自然と光の方向に向かって斜めに伸びたり、鉢から飛び出すような形になります。
また、日照不足や根詰まり、風通しの悪さがあると、自立しにくくなり傾きやすくなります。
Q2. 支柱を立てればモンステラはすぐにまっすぐになりますか?
A.支柱は補助的な役割としては有効ですが、立てただけで自然にまっすぐ育つわけではありません。
大切なのは、支柱+日当たり+風通しの3つのバランスです。
Q3. まっすぐにしたい場合、どの時期に仕立て直すのがベストですか?
A.モンステラの仕立て直しは、春〜秋の間(最高気温が15℃以上)が理想です。
特に春は根の活動も活発になり、仕立て直し後の回復も早いためおすすめです。
Q4. どんな土を使えばモンステラがしっかり育ちますか?
A.モンステラには、水はけが良く、保水力もある土が最適です。
市販の「観葉植物の土」でもOKですが、さらに赤玉土(小粒)を2~3割混ぜると排水性が高まり、根腐れを防げます。
▶観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの土はコレ!
Q5. 鉢の大きさはどのくらいにすればいいですか?
A.今の鉢が根でいっぱいになっている場合は、ひとまわり大きめ(直径プラス3cm前後)の鉢を選びましょう。
ただし、あまり大きすぎる鉢は根腐れの原因になるので注意が必要です。
▶モンステラの鉢の選び方は?おしゃれで大きめ&機能性に優れる鉢【7選】
Q6. 支柱はどんなタイプを使えばいいですか?
A.おすすめはココスティック(ヤシの繊維を巻いた支柱)や、気根が馴染みやすい筒状のメッシュ支柱(プラヘゴ)です。
茎が沿いやすく、ワイヤーで固定しやすい形状が理想。支柱は鉢底までしっかり差し込み、グラつかないようにしましょう。
Q7. 傾きを直したらすぐにまっすぐ育ってくれますか?
A.いいえ、モンステラは少しずつ方向を修正しながら育つ植物です。
仕立て直し直後は不格好に見えることもありますが、数週間〜数か月かけて徐々に葉の向きや姿勢を整えていきます。
Q8. 植え替え後にモンステラがぐらぐらするけど大丈夫?
A.植え替え直後は、根がまだ新しい土になじんでいないため株が不安定になりやすいです。
支柱でしっかり固定し、風通しの良い半日陰で管理すれば、気根や根がしっかり張っていき、だんだん安定してきます。
数週間は様子を見ながら、必要に応じて支柱の位置を調整してください。
Q9. 傾きを直すために葉は切った方がいいの?
A.根をたくさん切った場合や、蒸散(葉からの水分放出)を抑えたい場合には、葉を減らして負担を軽くするのがおすすめです。
全体のバランスを見ながら、下葉を2〜3枚切り取ると良いでしょう。切った葉は水差しにして飾っておくこともできますよ。
Q10. 最初からまっすぐ育ったモンステラが欲しいけど、そんなのある?
A.はい、「幹上がり仕立て」と呼ばれるまっすぐに育ったモンステラがあります。
園芸店や通販で購入でき、プロが支柱や剪定でまっすぐに育てた株なので、初心者にも扱いやすいです。
また、フェイクグリーンのモンステラなら倒れたり虫がつく心配もなく、インテリアとしておすすめです。
まとめ

「仕立て直し」というと難しそうでハードルが高い…と感じがちですが、今回ご紹介した方法は、植え替えと同時に横向きの株を縦にするだけです。
モンステラは生育が旺盛で根詰まりを起こしやすい植物でもあります。

植え替えついでに横向きの株を縦方向にするだけで、今までよりもすっきりとした見た目のモンステラを楽しむことができるよ。
縦方向に安定するまでは時間を要しますが、ぜひ、のんびりと楽しみながら育ててみてくださいね。
倒れそうなモンステラをまっすぐにしたい時の仕立て直し方【手順】
1.適期は春から秋にかけての過ごしやすい時期(おすすめは生育初期の春)
2.新しい鉢植えに新しい用土を入れて準備しておく
3.鉢からモンステラを取り出す
4.根鉢を崩して古い土や傷んだ根を取り除く
5.茎が縦になるよう株を配置する
6.隙間に用土を入れ込む
7.たっぷりと水を与える
8.支柱を立てて茎をワイヤーで固定
9.葉数を調整
※植え替え後のモンステラは暖かく風通しのよい半日陰で休ませます。ときどき葉水で保湿してあげるのもおすすめです。直射日光は避けましょう。
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