コーヒーの木の新芽が出ない…原因と対処法は?

コーヒーの木の新芽 観葉植物

光沢のある青々とした葉が美しいコーヒーの木。暖かい場所を好むコーヒーの木は、春から秋の暖かい時期に次々と新芽を吹かせて生長します。

そんなコーヒーの木ですが、「暖かい時期にもかかわらずなかなか新芽が出てこない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、コーヒーの木の新芽が出ない主な原因と新芽が出ない時の対策についてご紹介しましょう。

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コーヒーの木の新芽が出ない…原因と対処法は?

コーヒーの木の原産地は「コーヒーベルト」と呼ばれる、赤道を中心とした南緯25度~北緯25度の暖かい地域です。

代表的なのはブラジル、コロンビアなどの中南米やエチオピア、ハワイなどですね。つまり、コーヒーの木は一年を通して暖かく風通しのよい場所を好みます。

そんなコーヒーの木の生育がさかんになるのが春~秋にかけてです(日本の場合)。

今回は、コーヒーの木の新芽が出ない原因と対策を、暖かい時期と寒い時期で分けてみていきましょう。

コーヒーの木の新芽が出ない(春から秋の暖かい時期の場合)

コーヒーカップに植えられたコーヒーの木

コーヒーの木の生長がさかんになるのが気温20度~30度程度の暖かい時期です。

暖かいにも関わらず、コーヒーの木に新芽が出ないという場合、まずは根詰まりを起こしていないか確認してみましょう。

根詰まりとは、鉢の中が根っこでいっぱいになる現象のことです。鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになると、根がスムーズに水分や養分を吸えなくなります。

根詰まりを放置していると、新芽が出にくくなったり、出ても形が歪んでいたりなど、生育に悪影響を及ぼし始めます。

コーヒーの木の場合、根の生長が早いので最低でも1年に1回はひとまわり大きめの鉢に植え替えてやるのがよいでしょう。

根詰まりを長期間そのままにしていると、鉢内が蒸れやすくなって「根腐れ」を引き起こす原因にもなるよ。

※根腐れとは、鉢内の水はけが悪くなることで根が常に湿った状態となり、根が腐敗していしまうトラブルのことをいいます。

根詰まりを解消することはもちろん、古い土を新しく更新するためにも植え替えは必要

根詰まりを起こしたコーヒーの木の根鉢

植え替えは根詰まりを解消するためだけに必要な作業ではありません。

鉢の中の土は経年によって徐々に粒が崩れ、団子状に固まります。すると、水はけが悪くなることで根が傷みやすくなるのです。

その結果、新芽が出にくくなることもあります。古くなった土を更新するためにも、1~2年に一度の植え替えが必要です。

特に、コーヒーの木は地上部に比べ、想像以上に根が拡がっていることが多いです。鉢底から根が出ていなくても根詰まりを起こしていることはあります。

  • 水やり後、土に水分が浸透するまで時間がかかるようになった
  • 土の表面に根っこが見えている
  • 1年以上植え替えていない

このような場合は、一度、鉢から株を取り出して見るのがおすすめです。

コーヒーの木の根詰まり

鉢からなかなか株が取り出せない…という場合は根詰まりしていることが多いため、ひとまわり大きめの鉢に植え替えましょう。

ひとまわり大きめの鉢の目安

ちなみに、ひとまわりの目安は、今の鉢よりも直径プラス3cm程度のものをいいます。

ちなみに、いきなり大きすぎる鉢に植え替えると水はけが悪くなって根腐れを起こすリスクが高まるため注意。生長とともに少しずつ大きな鉢にしていこう。

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室内なら南向き窓際がベスト。日当たりの悪い部屋なら植物育成ライトを活用するのもよい

コーヒーの木

また、コーヒーの木の耐陰性が強いのは幼木のうちのみです。高さ30cmを超えるとより多くの日光を欲しがるようになります。

日光不足が続くと光合成で生成できる養分量も少なくなり、新芽が出にくくなってくるはずです。

あわせて読みたい「コーヒーの木に適した置き場所とは?時期別で解説!」はこちら

室内なら南向きの窓際に置くのがベストでしょう。ただ、どうしても日当たりが悪い場合は植物育成ライトを使ってみるのもおすすめです。

植物育成ライトは太陽光と似た光を発する機器で、観葉植物に当てることで日光不足を補い徒長を防いでくれます。

植物育成ライト LED 4灯 クリップ  led 植物育成 太陽光

上画像のようなクリップタイプのライトなら、場所を取らずにコンパクト。さらに、アームが自在に動かせるタイプなら、さまざまな角度から広範囲に光を当てられます。

使用の目安は1日8時間~12時間ほど。タイマー付きのライトなら、設定さえしてしまえばあとは基本的に放置でok。

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コーヒーの木の新芽が出ない(秋以降の寒い時期の場合)

コーヒーの木の新芽が出ないのが、最低気温が15度下の秋から冬の場合、寒さによって生育が緩慢になっている可能性が高いです。

コーヒーの木は何といっても寒さが苦手。

秋から冬にかけては、新芽を出すことよりも「寒さを乗り切ること(現状維持)」に焦点を当てたお手入れをします。

ちなみに、コーヒーの木に新芽が出ないからといって、闇雲に肥料を与えるのはおすすめしないよ。その理由は以下のとおり。

生育が鈍っているということは、根が水分を吸い上げる力も弱くなっているということです。

この状態で肥料を与えた場合、逆に根を傷めてしまう恐れもあるのです。肥料で根が傷むと、葉が変形したり変色したりといった「肥料焼け」の症状が現われることもあります。

肥料焼け

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天気予報をチェック。最低気温が15度を切ったら水やりを控え目にシフト

寒さで弱ったコーヒーの木寒さで下葉が落ちてしまったコーヒーの木

天気予報をチェックしましょう。最低気温が15度以下になってきたら、水やりは控え目にして冬に備えます。

水やりを控え目にすることで樹液の濃度を高め、寒さに備えることができるのですね。

具体的には、土が乾いてさらに3~4日してからの水やりがおすすめです。土が乾いたかどうかの確認方法は、

  • 鉢を持ち上げて軽い(普段から水やり後の鉢の重さを把握しておくのがよい)
  • 土に指を2~3cm挿して水気を感じない
  • 鉢底から見える土がカラカラに乾いている

などです。ただ、このような確認方法はどうしても感覚頼りで確実性が低いです。また、育てている観葉植物の数が多いと管理も大変ですね。

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土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングをお知らせしてくれる便利アイテムも

難しい冬の水やりを楽にしてくれるのが水やりチェッカーサスティーです。

サスティー

使い方は簡単で、スティック状のチェッカーを土に差しておくだけ。たったこれだけで、土の乾き具合を測定し、最適な水やりのタイミングを色で教えてくれます。

土の乾き具合が可視化されることで、冬のお手入れがグッと楽になりますよ。もちろん、水のやり忘れ・やり過ぎによる失敗も防げます。

サスティー

水やりチェッカーを使った際の管理方法の目安は、下表を参考にしてみてね。

春~秋(最低気温が15度以上) チェッカーが「白」になったタイミングで鉢底から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと水を与える。2週間に1回程度、水で薄めた液体肥料(おすすめはハイポネックス)を与えるのも〇。
秋~冬(最低気温が15度以上) チェッカーが「白」になってさらに3日ほど経ってから、土全体が湿る程度に常温の水を与える。できるだけ暖かい時間帯におこない、植え皿に溜まった水はこまめに捨てる。サーキュレーターをまわして風通し良く管理。

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まとめ

ハイドロカルチャーのコーヒーの木

ということで、今回はコーヒーの木の新芽が出ない原因と対策を時期別でご紹介しました。

「寒さも根詰まりも水やりも置き場所も特に問題ないのに新芽が出ない…」

そんな時は、葉の裏や付け根、茎回りなどに害虫が付いていないかもくまなく点検してみてください。

葉がベタベタとしていたり、白い粉のようなものや蜘蛛の巣のようなものが付着していたりする場合、カイガラムシやハダニが寄生している恐れがあります。

見つけたらすぐに取り除いてください。

捕獲したコナカイガラムシ捕獲

もし、数が多くて手に負えない…という場合は殺虫剤の使用も検討します。

害虫をそのままにしておくと、葉がどんどん変色します。さらに、被害を受けた部分は光合成ができなくなるため、被害が拡がると株自体を枯らされることもあるのです。

コナカイガラムシコーヒーの木に湧いた白い粉…よく見ると楕円形をしたコナカイガラムシ

最悪、他の植物にまで被害を受けることもあります。害虫が湧きやすいのが暖かく乾燥した場所です。

虫といっても殆ど動かない上小さいため、見逃さないようにしてください。

カイガラムシ

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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