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植物育成ライトの照射時間はどれくらいがベスト?目に悪い?

植物育成ライト 観葉植物

室内で観葉植物を育てている方におすすめなのが「植物育成ライト」です。

日光に近い光を放つ育成ライトを観葉植物に当てることで、日当たりの悪い部屋でも日照不足を補ってくれます。

一見するとメリットしか見当たらない植物育成ライトですが、デメリットを理解した上で使用しないと後悔することも…。

そこで今回は、観葉植物の日照不足をサポートしてくれる「植物育成ライトのデメリット」をみていきましょう。

家庭用植物育成ライトを買おうか迷っている方は、今回の記事を読んだうえで再検討してみてね。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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植物育成ライトの照射時間はどれくらいがベスト?

植物育成ライトを使ったパルダリウム

植物育成ライトの照射時間は、育てている植物や成長ステージに応じて調整することが重要です。

一般的には、1日12〜16時間の照射が多くの植物に適しています。

植物の種類によって照射時間は異なる

  • 日光を多く必要とする植物(野菜、ハーブ類):12〜16時間の照射が理想的。成長期には特に多くの光が必要。
  • 中程度の日光を必要とする植物(多肉植物、観葉植物):10〜14時間の照射が適している。光の強さも中程度が望ましい。
  • 少ない日光を必要とする植物(シダ類、パフィオペディラム):8〜12時間の照射が理想的。弱めの光で十分。

育成ステージによっても照射時間は異なる

  1. 発芽・苗期:多くの光を必要。14〜18時間の照射が一般的。
  2. 成長期:植物の種類に応じた照射時間を確保。一般的には12〜16時間ほど。
  3. 開花・実成期:少し短めの照射時間が効果的な場合がある。12〜14時間の照射が一般的。

ライトの種類によっても照射時間は異なる

  1. LEDライト:調整がしやすく、エネルギー効率が高い。12〜16時間の照射が一般的。
  2. 蛍光灯:初期コストが低く、特定の植物には効果的。12〜14時間の照射が適している。

 

植物育成ライトは目に悪い?

ledライト

植物育成ライトは使用方法によっては目に悪影響を与える可能性はあります。ただ、適切な使用方法を守ることで、そのリスクを最小限に抑えることができます。

ブルーライトの影響

多くの植物育成ライト、特にLEDライトは、ブルーライト(青色光)を含んでいます。

ブルーライトは、長時間にわたって高強度で暴露されると、目の疲れや視力への影響が懸念されることがあります。

直視しないことが大事

植物育成ライトの光の強度が高い場合、長時間直視することは避けるべきです。

適切な距離を保ち直視しないようにすることで、目への影響を最小限に抑えることができます。

照明の設置方法

植物育成ライトを設置する際には、次の点に注意しましょう。

  • ライトを直視しないようにする
  • 適切なシェードやカバーを使用して、直接的な光を避ける

 

 

観葉植物の日光不足をサポート!植物育成ライトにデメリットはある?

「日光に近い光を照射できるため、日当たりの悪い場所でも植物の育成を助けてくれる」

「日照不足を解消し、茎ばかりがひょろひょろに伸びる徒長(とちょう)を防いでくれる」

メリットばかりが目に付きがちな植物育成ライトですが、デメリットもあります。くわしくみていきましょう。

植物育成ライトのデメリット①一定の照射時間が必要

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植物育成ライトの効果をしっかりと発揮させるためには、一定以上の照射時間が必要です。

基本は自然界と同じで、日が昇ってから日が沈むまでの約12時間。

「今日はちょっと薄暗いから数時間付けてみようかな。」などという気まぐれな使用では、育成ライトの効果をしっかりと発揮させることはできません。

朝起きてスイッチオン、就寝前にスイッチオフ

朝起きて点灯、帰宅後に消灯。植物育成ライトを効果的に使用するには、このように習慣づける必要があります。

タイマー付きの育成ライトだと便利ですね。

植物育成ライトのデメリット②光が弱すぎても強すぎても×

植物育成ライト

それぞれの植物にとって最適な光の強さがあります。

たとえば多肉植物と観葉植物では、必要とする光の強さが異なります。多肉植物が強い光を欲するのに対し、観葉植物は比較的に柔らかい光を好むからです。

観葉植物の場合は照射する光が強すぎると、逆に葉を傷めてしまう恐れもあります。かといって、光が弱すぎても十分な効果が得られません。

観葉植物には最低でも1,000ルクス、最大20,000ルクス程の光が必要

光の強さを表す指標となるのが「ルクス値」です。観葉植物の場合、最低でも500~1,000ルクスは必要といわれます。

逆に20,000ルクス以上となると葉が傷む恐れも出てくるようです。

ちなみに、筆者が実際に室内のルクス値を測定した結果は以下のとおりです。

直射日光(屋外) 南向きバルコニー(屋外・日陰) 南向き窓際(室内・レースカーテン無し) 南向き室内(中心部) 北向き室内(窓際)
約100,000ルクス 約50,000ルクス 約8,000ルクス 約400ルクス 約80ルクス

※測定日は晴天、11月中旬、午前11時頃、気温約23度、近畿地方。

観葉植物が好むのが、いわゆる「半日陰」です。今回測定した結果でみると、直射日光が約100,000ルクスでした。

なので、この1/2程となると「半日陰」のルクス値は、約50,000ということになります。

観葉植物の場合、最低でも1,000ルクスの光を照射できる育成ライトが必要でしょう。逆に、20,000ルクス以上の強い光を発するライトの必要性はあまり高くありません。

植物育成ライトのデメリット③電気代がかかる

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植物育成ライトを使う場合、どうしても長時間の使用になります。最低でも1日8時間ほどは必要だからです。

ライトの種類によっては電気代がかさんでしまうことも。どれくらい電気代がかかるかは、育成ライトに記載されている「消費電力」を使って算出できます。

植物育成ライトにかかる電気代の計算方法【例】

  • 朝9時~夜9時、1日約12時間使用する場合
  • 植物育成ライトの「消費電力」が3.2wの場合
  • 1kWhが27円の場合

3.2wh×12時間×31日=1190.4Wh(1.9kWh)

1kWhが27円だとすると…?

1か月の電気代の目安は、1.9kWh×27円=約51円

1年間でかかる電気代の目安は、約615円ということになります。

※ただし、使用する光の強さ(レベル)、その地域の電気料金などによっても異なります。あくまで目安です。

植物育成ライトのデメリット④発熱タイプは火傷に注意

裸電球

発熱するタイプの植物育成ライトの場合、使用の際には熱を発します。扱う際は火傷に気を付けなくてはなりません。

また、植物に近づけすぎると葉や茎を傷めてしまう恐れもあります。

LEDタイプの植物育成ライトならほとんど発熱しない上、ランニングコストも抑えられて長持ち

【楽天1位】植物育成ライト LED植物育成灯 観葉植物 ライト 96W 192LEDランプ 無段階調光 自動ON/OFF 交換用電球の設計 室内栽培ランプ タイマー付き 4灯360°調節可能

一般家庭内で植物育成ライトを使うならLEDがおすすめです。

LEDの植物育成ライトであれば、ほとんど熱さを感じません。もちろん、電気を流している以上発熱はしています。

しかし、LEDの場合は蛍光灯や電球のように高温になることはほとんどありません。さらに、LEDなら電気代も抑えられる上、長持ちします。

 

観葉植物におすすめの植物育成LEDライトはこの3つ

次に、観葉植物におすすめの植物育成LEDライトをご紹介します。高ければいいってものでもありません。

観葉植物の場合、そこまで強い光を必要としないからです。合わせて、使い方のポイントもご覧くださいね。

観葉植物におすすめの育成ライト①4灯スタンドタイプ(タイマー付)

自立スタンドタイプのこちらの植物育成ライト LED 4灯 スタンドタイプ 。4灯が自在に動かせるため、あらゆる角度から照射できるのが特徴です。

赤や青の光色の場合、どうしても怪しげな雰囲気になりがち。こちらの育成ライトは間接照明にもなる優し気な電球色。インテリアの邪魔もしません。

工具不要で組み立ても簡単。また、不使用時にはコンパクトに折りたためるのも嬉しいポイントです。

タイマー付き。一定のサイクルで照射可能。

タイマー付きなので、一度設定すれば基本は放置でok。自動でオンオフを繰り返してくれます。

光の強さはボタンで簡単に調節できます。その上、アームも可動域が広く自由自在です。

室内で観葉植物を育てている場合は12時間の点灯サイクルでの設定がおすすめ。

360度、全体を照射してくれます。特に、日光が不足しがちなお部屋の壁際や中心部、北向きのお部屋などでの使用がおすすめです。

観葉植物におすすめの育成ライト②MORSEN

そこまで強い光を必要としない観葉植物におすすめのライトがこちら。

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観葉植物のための育成ライトを探しているという方におすすめのライトで、多肉植物の場合は少しパワー不足。

ただ、観葉植物限定の使用であれば十分な性能を持ちます。

「費用を抑えて観葉植物用の高性能な育成ライトが欲しい」という方におすすめ

ただ、電源ケーブルは別売りになるのでご注意を。ソケットの口金サイズはE26です。

こちらの育成ライト(LED)を設置する電源ソケットがない…という方は、以下をご参考にされてください。

クリップタイプならこちら↓↓

スタンドタイプならこちら↓↓

観葉植物におすすめの育成ライト③JENTOS そだつライト

植物育成ライト

スタンドタイプのコンパクトな育成ライトならm ピクタ gentos 植物のための そだつライト ledライトがおすすめです。

角度調整ができませんが、高さ調整は簡単にできます。また、スタンドタイプでコンセント式。

使い勝手の良さもおすすめポイントです。

コンパクト。小ぶりな観葉植物におすすめの育成ライト

スタンドタイプの植物育成ライト

最大ルクス値は2000。観葉植物に適したパワーといえます。高さは30cmまでなので、高さのある観葉植物や広い面積に照射したい場合には向きません。

コンパクトな鉢に限定的に使用するのに適しています。

見た目がシンプルなのでインテリアとしてもおすすめです。光色はやや黄味がかったホワイト。植物が綺麗に見えますよ。

 

結論:植物育成ライトはデメリットもあるが、それぞれの植物に合ったライトを選び、使い方のポイントを押さえることで効果を発揮する

長くてすみません…。ですが、これが結論です。

どんなに優れた植物育成ライトであっても、使い方が間違っていれば効果を発揮しないどころか逆効果になってしまうことも。

今回の記事をご参考に、それぞれの植物に合った植物育成ライトを見つけてみてください。

植物育成ライトのデメリット4つ

  1. 一定の照射時間が必要
  2. 光が弱すぎても強すぎても×
  3. 電気代がかかる
  4. 発熱タイプは扱いに注意

観葉植物におすすめの植物育成LEDライト3つ

  1. 植物育成ライト LED 4灯 スタンド
  2. MORSEN LED植物育成ライト 80W相当20W E26口金 フルスペクトラム 植物育成用ランプ(暖)
  3. gentos 植物のための そだつライト ledライト

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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