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シンゴニウムの葉が開かないのはなぜ?原因と対処法

ドリル上にくるくる巻いたシンゴニウムの葉 観葉植物

爽やかな葉色が涼し気なシンゴニウム。白味がかった明るい葉色からピンク色に輝く葉色まで、意外と種類豊富なのも人気の秘密です。

そんなシンゴニウムの葉が「丸まったままなかなか開かない…」と悩みではありませんか?

今回は、シンゴニウムの葉が開かない原因とその対処法をご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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シンゴニウムの葉が開かないのはなぜ?原因と対処法

開く前のシンゴニウムの葉▲シンゴニウムの開きそうな葉

シンゴニウムの葉が開かない原因①寒さ

シンゴニウムは熱帯アメリカが主な原産地の暖かい環境を好む植物です。

生育適温は20度~30度ほど。そのため、日本の冬はシンゴニウムにとってかなり過酷な環境と言えるでしょう。

約18度以下になると生長が鈍り、15度以下になると休眠に入ります。

温度計▲まずは、温度計をチェックする習慣をつけよう

そのため、暖かい時期と同じように水やりしていても、秋から冬は新しい葉が展開しにくくなるのですね。

15度以下になると根が水分を吸う力も弱まるため、冬場は乾かし気味に管理する必要があります。

秋から冬にかけては生長させるよりも現状維持

元気なシンゴニウム

秋~冬にかけてはどうしても生長が緩慢になるシンゴニウム。

この時期は無理に生長させるより、現状維持して寒さを乗り切ることに集中しましょう。

生長が鈍くなっている冬場は肥料も不要です。できるだけ暖かい場所に置いて風通しよく管理します。

あわせて読みたい「シンゴニウムの冬のお手入れ方法を分かりやすく解説します!」はこちら

シンゴニウムの葉が開かない原因②光線不足

耐陰性が強く柔らかな光を好むシンゴニウムですが、あまりにも日光が足りないと光合成がスムーズにおこなえず、新しい葉を開くためのエネルギーが不足します。

その結果、茎ばかりがひょろひょろと伸びてしまったり、新しい葉がなかなか開かなかったりという症状が現れます。

あわせて読みたい「シンゴニウムがひょろひょろになる原因と対処方法とは?」はこちら

直射日光は葉焼けを起こすため避けよう

ただし、直射日光は葉焼けを起こす原因となるため避けます。特に、気温が高い夏は葉焼けを起こしやすいです。

葉焼けを起こしたシンゴニウム▲夏場の直射日光で焼けた葉

「日光が少なすぎても多すぎてもダメって…一体、どこに置けばいいの?」と思われる方が多いでしょう。

以下の表はシンゴニウムを丈夫に育てるための置き場所の目安です。参考までにご活用ください。

春~秋(20度以上30度未満) 風通しよく明るい窓際。屋外なら様子を見て日かげ⇒半日陰。移動する場合は少しずつ日光に慣らして葉焼けを防ぐ。
真夏(30度以上) 室内なら明るい窓際。葉焼けするようならレースカーテンで光量を調整。屋外なら日陰。
冬(15度以下) 室内の明るい窓際。レースカーテンは基本不要。夜になったら窓から1~2m離して冷えを防ぐ。

あわせて読みたい「シンゴニウムが葉焼けしたときの対処法とは?」はこちら

シンゴニウムの葉が開かない原因③根詰まり

涼し気な色合いのシンゴニウム

シンゴニウムを2年以上植え替えていなかったり、鉢底から根がはみ出ているのに放置し続けていたりする場合、鉢内が根っこでぎゅうぎゅう詰めになる「根詰まり」を起こしている可能性が高いです。

根詰まりを放置していると、根がスムーズに水分や養分を吸い上げられずに生長に悪影響を及ぼします。

具体的には、「新しい葉がなかなか開かない」「色つやがいまいちよくない」などです。

また、鉢内の水はけが悪くなるため、同時に根腐れを起こすリスクも高くなります。根腐れは根が呼吸できずに傷んで腐るトラブルです。

根腐れに発展してからでは復活が難しくなります。

根腐れを起こしたシンゴニウム▲根腐れにより枯れたシンゴニウム。根元が黒く腐敗しています。

植え替えは春から秋の暖かい時期に済ませよう

シンゴニウムの植え替えは気温が20度以上の春~秋に済ませましょう。

多くの観葉植物の中でもシンゴニウムは特に寒さに弱いです。

そのため、気温が下がった状態で植え替えを敢行した場合、植え替え後にしっかりと根が張らずにそのまま弱ってしまう恐れがあります。

冬に根詰まりに気付いた場合でも、植え替えはできるだけ暖かくなる春まで待つのが無難です。

15度以下の場合、低温によりシンゴニウムの生長がほぼ止まる時期のため植え替えを急ぐ必要性もないのです。

あわせて読みたい「シンゴニウムがしおれる原因とは?しおれた時の対処法も!」はこちら

シンゴニウムの葉が開かない原因④乾燥

シンゴニウムの葉焼け▲過度の乾燥によりぐったりとしたシンゴニウム

シンゴニウムは春~秋の暖かい時期によく水を吸い上げます。そのため、暖かい時期は土の表面が乾いたタイミングでの水やりが必要です。

また、シンゴニウムは空気中の水分量が高い状態を好みます。湿度70%以上が理想的です。

とはいえ、一般家庭で湿度を70%以上にするのは現実的ではありませんね。そこで必要となるのが葉水(はみず)です。

あわせて読みたい「シンゴニウム 枯れる原因と元気に育てるコツ4つ!」はこちら

空気が乾燥しがちな秋~冬はこまめな葉水で空中湿度を保つ

葉水

霧吹きで水分を吹きかけるお手入れが葉水です。葉水をすることで空気中の水分量を高く保つことができます。

また、シンゴニウムのように熱帯地方が原産の植物の場合、根だけでなく葉からも水分を吸収する能力が高いといわれます。

葉の表面だけでなく、裏面にも水分を吹きかけてあげましょう。葉水は害虫予防にも効果的です。

ただし、葉水してokということではありません。シンゴニウムが好むのは暖かく湿った「風通しのよい」場所です。

特に室内の場合、窓を閉め切る真夏や真冬は風通しが悪くなります。そのような場合は扇風機やサーキュレーターをうまく活用してください。

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

植物が丈夫に育つ上で欠くことができないのが風なのです。

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

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まとめ

シンゴニウム

今回は、シンゴニウムの葉が開かない原因とその対処法をご紹介しました。

まずは慌てずに株の状態をよく観察してみましょう。そして、これまでの管理方法を思い出し、今回の記事と照らし合わせてみてください。

原因はひとつとは限らず、複数が絡み合っている可能性も多いです。

また、「元気がないなら肥料や活力剤を使ってみよう」と思われる方も多いでしょう。

しかし、肥料を与える大前提は「生育がさかんな暖かい時期であること」「株が弱っていないこと」「根詰まりしていないこと」の3つです。

以下記事もご参考にしてみてくださいね。

あわせて読みたい「肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!」はこちら

シンゴニウムの葉が開かない原因とその対処法

寒さ 15度以下なら生育が鈍るため現状維持。生長よりも冬越しに集中。寒さと水のやり過ぎ、風通しの悪さに気を付ける。
光線不足 あまりにも日当たりの悪い場所に置き続けていると新しい葉を展開するエネルギーが不足する。室内なら明るい窓際がベスト
根詰まり 鉢内が根でいっぱいになっていないかチェック。根詰まりが疑われる場合、春から秋の暖かい時期にひとまわり大きめの鉢植えへ
乾燥 空気が乾燥しすぎると葉が傷みやすい。こまめな葉水で空中湿度を保つ。加湿器はあくまで補助的に活用。メインは葉水。サーキュレーターで根腐れや害虫予防。

※葉に小さな虫が付いている場合は早目に取り除く。葉がベタベタしていたり、白い粉状ものがついている場合はカイガラムシの可能性大。また、蜘蛛の巣状のものが付いている場合はハダニの可能性がある。どれも吸汁により株を弱らせてしまう害虫。見つけたら早目に取り除く。

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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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