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アルテシマの葉が丸まるのはなぜ?乾燥と日光不足が主な原因

葉が丸まるアルテシマ フィカス・アルテシマ

ツートンカラーの斑入り葉がおしゃれなゴムの木、フィカス・アルテシマ。

明るい色味のしなやかな幹が特徴のアルテシマは、ゴムの木の中でも高い人気を誇る品種です。

そんなアルテシマの葉が内側に丸まる様子にお困りではありませんか?

今回は、アルテシマの葉が丸まる主な原因とその対処法についてくわしくご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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アルテシマの葉が丸まる原因は?

アルテシマの葉が内側に巻く場合、考えられる原因は「光線不足」や「湿度不足」などです。くわしく見ていきましょう。

アルテシマの葉が丸まる主な原因は「湿度不足」「光線不足」

アルテシマは、空気が乾燥していると葉が蒸散を防ごうとして葉を丸めることもあります。

お部屋の湿度が50%を切るような場合、霧吹きで株全体に水分を吹きかける葉水(はみず)をおこないましょう。

葉水▲葉水

また、アルテシマは室内に置いて育てられる観葉植物として知られます。しかし、本来は日光が大好きな植物です。

一年中、室内に置いたままだとどうしても光線不足に陥ります。

大きなアルテシマの鉢植え

一般的に、観葉植物の置き場所は「室内のレースカーテン越しの窓際がよい」とされることが多いです。しかし、窓ガラスも約30%の遮光率を持つといわれています。つまり、窓越しの日光は直射日光ではないのですね。

また、一言で「窓際」いっても南向きか北向きか、東向きか西向きかにより、日当たりや日照時間が大きく異なります。

あわせて読みたい「南向き?北向き?うちの窓の向きは?方角別、観葉植物の育て方」はこちら

光線不足が続くことで葉が丸まったり、斑が薄くなりやすい

もちろん、少ない日光でも育てられるアルテシマは、日光不足が続いたからといってすぐに枯れてしまうことはありません。

しかし、日当たりの悪い場所に何年も置き続けていると、葉が丸まったり、斑入り部分(黄緑の縁取り部分)が薄くなって全体が濃い緑色になったり…といった症状が現れます。

あわせて読みたい「アルテシマの緑色が濃くなる理由は?綺麗なツートンカラーにするコツ」はこちら

一度丸まった葉を元に戻すのは困難

一度丸まった葉や緑色が濃くなった葉を元の姿に戻すことはできません。

アルテシマの濃い色の葉と明るい色の葉

また、葉が古くなることで、徐々にイエローの斑入り部分が薄くなり、葉の緑色が濃くなったり、葉が丸まる傾向にあるようです。(上写真)

アルテシマの生育に適した置き場所をルクス値で考える

明るさの指標となるのが「ルクス値」です。アルテシマが好むのは、「あかるい日陰」や「半日陰」。ルクス値でいうと約10,000~40,000ルクスです。

そこで、筆者自宅内・まわりで実際にルクス値を計測してみました。計測日は8月末、最高気温30度・最低気温26度、天候は曇り、計測時間は午前11時頃です。

場所 ルクス値
屋外・南向きバルコニー(上部に軒天あり) 約18,000~23,000ルクスアルテシマに適している
屋外・直射日光 約80,000~90,000ルクス⇐強すぎる
室内・南向き窓際(レースカーテン無し) 約8,000~9,000ルクス⇐やや足りない
室内・南向き窓際(レースカーテン有り)
約3,000ルクス⇐足りない
室内・南向き窓際(遮光カーテン有り)
約30ルクス⇐問題外
室内・北向き窓際(レースカーテン無し)
約3,000ルクス⇐足りない

※立地条件や住宅の形状(バルコニーであれば塀が柵なのか壁なのか等)、天候、計測時間などによってルクス値は異なります。あくまで目安としてご参考にされてくださいね。

あわせて読みたい「アルテシマが成長しないのはなぜ?大きく育てたい時にすべき事」はこちら

アルテシマに適した置き場所とは?

窓際に置いたアルテシマ▲人にとっては快適な明るさでも、植物にとっては暗すぎることがよくある…

ルクス値を計測してみた結果、アルテシマに適した「半日陰」に相当するルクス値を得られるのは、南向きバルコニー(屋外)という結果になりました。

室内の南向き窓際ではレースカーテン無しでも10,000ルクスに満たないという結果に。

気温が許す限りは屋外の軒下やバルコニーなどに置くのがおすすめ

曲げる前のアルテシマ▲春になり、屋外に出してしばらくすると美しい葉が展開した

アルテシマの美しい葉を保つためには、気温が許す限りは屋外の半日陰に置くのが適しています。

また、屋外に置く理由は日光だけではありません。植物は風を受けることで気孔の開閉が活発化し、光合成もさかんになるといわれます。

光合成に欠かせないのが「日光」「水」「風」の3つなのですね。室内の場合はサーキュレーターを使い、空気の流れを作ってやることが必要になります。

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター▲特に窓を閉め切る真夏や真冬はサーキュレーターが必須

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

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まとめ

曲げ加工から約1か月半後のアルテシマ▲幹が柔らかなフィカスは曲げてみるのも面白い

今回は、アルテシマの葉が丸まる原因とその対処法についてご紹介しました。

日光が不足することでなぜ葉が丸まるのかということまでは分かりませんでしたが、一度丸まってしまった葉を元通りにするのは難しいです。

ハリのある美しい葉を楽しみたい場合はまずは光線不足を解消し、新しい葉を出させる必要があると考えられます。

ただひとつ言えるのは、室内の場合、南向きの窓際であっても光線不足に陥る可能性が高いということです。

とはいえ、植物は急激な環境の変化に弱いです。置き場所を変える場合は少しずつ日光に慣らし、葉が傷むのを防ぎましょう。

  • 空気が乾燥するなら葉水で保湿、特に冬場は乾燥しやすい
  • アルテシマの葉が丸まる主な原因は乾燥や日光不足によるもの
  • すでに丸まった葉を元に戻すことは難しい
  • 室内の南向き・窓際であっても日光がやや足りない
  • 15度以上であれば屋外の半日陰に置くのがベスト

あわせて読みたい「アルテシマの元気がない時の主な原因と対処方法とは?」はこちら

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フィカス・アルテシマ観葉植物
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