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クロトンは直射日光に当てて大丈夫?色鮮やかに育てるコツとは

小さなクロトン 観葉植物

赤や黄色、オレンジなど色鮮やかな葉が美しいクロトン。観葉植物としても人気のクロトンは種類豊富な人気のインドアグリーンです。

そんなクロトンは丈夫で育てやすいのが特徴でもありますが、なかなか大きくならない様子にお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、クロトンが大きくならない時の主な原因と、クロトンを大きくしたい時に押さえておくべきコツをご紹介します。

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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クロトンは直射日光に当てて大丈夫?色鮮やかに育てるコツとは

クロトン

クロトンが大きくならない時の原因①日光不足

「観葉植物=耐陰性がある(室内の少ない光でも育つ力)」と思われがちですが、クロトンの場合はそこまで耐陰性が強くありません

つまり、クロトンは日光が大好きなのです。沖縄に行くと街のいたるところにクロトンが生垣として植えられています。(下写真)

沖縄の高速道路サービスエリアで見つけたクロトン

もちろん直射日光に当たりまくっています。

そのため、一年中クロトンを室内に置きっぱなしにしていると、そのほとんどが日光不足に陥るでしょう

日光不足が続くと光合成によって生成できる養分の量も減り、どうしてもひょろひょろとした弱々しい姿になってしまいます。

クロトンを大きく丈夫に育てることはもちろん、色鮮やかな美しい葉を保つためにも日光は不可欠です。

クロトンが大きくならない時の原因②寒さ

クロトンの原産地はパプアニューギニアやマレー半島などです。多くの観葉植物の中でも、クロトンは寒さに強くありません。

暑さには強い反面、寒さには弱いです。耐えられるのは8度程度までですが、それは枯れないための最低温度です。

クロトンが大きく丈夫に育つためには、最低でも15度はキープすべきでしょう。理想は25度前後です。

朝晩の冷え込みがきつくなる冬は夜になったら窓からできるだけ離す

100均の鉢に植えたクロトン

天気予報をチェックしましょう。最低気温が20度を下回るようになってきたら、寒さに備えて水やりは控え目にシフトします。

さらに、最低気温が10度を下回るにようなってきたら、夜間は窓から離しましょう。

明るい窓際はクロトンにおすすめの置き場所です。ですが、冬の窓際は昼間は暖かくても朝晩は想像以上に冷え込みます。

結露を起こした冬の窓際

気温が下がってきたら、夜になったら窓からできるだけ離してお部屋の中心へ移動しておくと安心です。

「室内だから寒さは問題ない」と思い込んでいませんか?クロトンは観葉植物の中でも寒さに弱いです。

クロトンを置く場所の近くには温湿度計を置いて、ときどきチェックする習慣をつけましょう。

温度計

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クロトンが大きくならない時の原因③根詰まり

クロトンを2年以上植え替えていない、鉢底から根っこがはみ出ているなどという場合、鉢内が蒸れて根がスムーズに水分や養分を吸えていない恐れがあります。

鉢底から根がはみ出ている場合は根詰まりが疑われます。根詰まりを放置していると鉢内が蒸れ、根腐れを引き起こすこともあるため注意が必要です。

また、根詰まりしていなくとも、2年以上植え替えていないなら土を更新するのがよいでしょう。

クロトンの植え替え

経年により土の粒が崩れてくると、土が団子状に固まって水はけが悪くなっていることも多いです。

クロトンは寒さが苦手なため、植え替えは春から秋までの暖かい時期に済ませましょう。できれば、5月~6月頃に済ませておくと安心です。

あわせて読みたい「クロトンの植え替え方法を画像付きで分かりやすく解説します」

室内管理がメインのクロトンは虫が湧きにくい「室内向けの土」がおすすめ

クロトンは寒さが苦手なため、観葉植物として育てる場合は室内での管理がメインとなります。

そのため、使用する土は水はけがよいことはもちろん、できるだけ虫が湧きにくいものがおすすめです。

室内の土

室内向けの土であれば、コバエやカビを寄せつけにくい配合のため、室内でも清潔にクロトンを育てることができますよ。

もちろん、生育をサポートしてくれる肥料入り。合わせて、生長のさかんな春~秋は、2週間に1回程度、水で薄めた液体肥料を与えるのもおすすめです。

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日光大好きなクロトンでも、夏の直射日光は避けた方が無難

ベランダに置いたクロトン

天気予報をチェックし、最低気温が15~20度以上であれば屋外の日陰に置いてみましょう。

20度以上なら屋外の半日陰に置くのがおすすめ

葉焼け気味のクロトン

徐々に日光に慣らしつつ、最終的には半日陰~日向に置いて育てます。

ただし鉢植えの場合、夏は直射日光で葉焼けを起こしやすいため、日陰か半日陰に移動するのが安心です。

屋外に置くことで光合成も盛んになる

屋外に置くことをおすすめする理由は日光だけではありません。

屋外に置くことをおすすめするもうひとつの理由が「風通し」です。

植物は風を受けることで気孔の開閉がさかんになり、光合成も活発化するといわれます。

室内に置きっぱなしではどうしても風通しの面で屋外に劣ります。

特に、窓を閉め切る真夏や真冬は風通しの悪さによる「根腐れ」「カビ」「病害虫」などに注意が必要です。

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クロトンは直射日光に当てて大丈夫?色鮮やかに育てるコツ【まとめ】

室内に置いたクロトン

ということで、今回はクロトンが大きくならない…とお困りの方へ向けた記事をお届けしました。

暖かく明るい場所が大好きなクロトン。たとえば、ポトスやモンステラなどに比べると日光をより多く必要とします。

その性質を理解した上で、お手入れ方法や置き場所を見直してみてくださいね。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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