柔らかく涼し気な雰囲気が漂うアジアンタムは観葉植物として人気のシダ植物です。意外と寒さにも強く、丈夫なアジアンタムですが、過度の乾燥には弱いという特徴を持ちます。
他の観葉植物と同じように水やりしていると、あっという間に葉がチリチリとしおれてしまうことも多いのがアジアンタムです。
そこで今回は、アジアンタムを姿よく保つための水やりのコツ2つをご紹介します。
アジアンタムの水やり たった2つのコツで可愛い姿を保つ!
それでは、アジアンタムの可愛らしい株姿をキープするための水やりのコツ2つを見ていきましょう。
アジアンタムの水やり コツ①土の表面が乾いてきたら水やり
多くの観葉植物は「土が乾いてからの水やり」が基本ですね。水のやり過ぎは「根腐れ(ねぐされ)」に発展しやすいからです。
しかし、アジアンタムはこれらの多くの観葉植物とは少し異なります。シダ植物であるアジアンタムは「土の表面」が乾いたタイミングでの水やりが望ましいです。

乾燥状態が長く続くことで、アジアンタムの特徴であるレース状の葉が徐々にチリチリになりしおれてしまいます。チリチリになった箇所は元には戻りません。
チリチリと葉がしおれる症状を防ぐためにも過度の乾燥は防ぐ必要があります。
とはいえ、気温の下がる冬場は生育が緩慢になるため、暖かい時期と比べて根が水分を吸い上げる力が弱まります。
冬場の水やりは、土の表面が乾いて2~3日ほどしてから様子を見て気持ち乾燥気味に管理することで根腐れを防ぎます。
水やり後、受け皿に溜まった水はこまめに捨て、できるだけ余分な水分はしっかりと切っておくのが根腐れを防ぐコツです。
あわせて読みたい「アジアンタムの葉がチリチリになる理由とは?対処法も」はこちら
アジアンタムの水やり コツ②1日数回の葉水(はみず)
シダ植物であるアジアンタムは空気中の湿度が高い状態を好みます。理想は70%以上です。
しかし、私たちが生活をする上で湿度が70%以上というのは現実的ではありませんね。そんなときに必要となるのが「葉水(はみず)」です。(下写真)

特に空気中が乾燥しやすいのが秋から冬にかけての時期です。この時期は意識的に葉水をすることで空気中の湿度を高く保つことが出来ます。
もちろん、加湿器を活用するのもおすすめです。しかし、加湿器はあくまでサポートとしてのものとして活用し、メインのお手入れは葉水がよいでしょう。
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まとめ

今回は、アジアンタムの水やりのコツ2つをご紹介しました。
アジアンタムを美しく保つためには土への水やりだけでなく、空気中の湿度を保つことも大切ですね。
普通に生活していると湿度が70%以上となるのは梅雨時期くらいでしょうか。それでもベタベタとして不快になります。
アジアンタムの葉を綺麗に保つためには、「朝起きて1回、夜寝る前に1回」のように、葉水を習慣化するのがおすすめですよ。
アジアンタムの水やりのコツ2つ
1.水やりは土の「表面」が乾いたタイミングが基本
2.こまめな葉水(はみず)