オリヅルランは丈夫で育てやすい観葉植物ですが、適した土を選ぶことでさらに健康的に成長し、美しい葉を楽しむことができます。
そこで今回は、オリヅルランにおすすめの土の種類や配合方法について詳しく解説します。
オリヅルランに適した土の条件とは?
オリヅルランを元気に育てるためには、以下の条件を満たした土が最適です。
水はけが良いこと
オリヅルランは過湿を嫌うため、排水性の良い土が必要です。
根腐れを防ぐため、空気が通りやすい土が理想的です。
適度な保水性があること
根がしっかり水を吸収できるよう、適度な水持ちも大切です。
ただし室内管理の場合、保水性が高すぎるとコバエや根腐れのリスクが高まります。
適度な栄養分を含むこと
健康な成長を促すため、適量の有機質が含まれているとよいでしょう。
無機質な土だけだと栄養分が不足し、葉色が薄くなりがちです。
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オリヅルランにおすすめ!虫が湧きにくい室内向けの土【2選】
市販の培養土を使用する場合、以下のような種類が適しています。
プロトリーフ「室内向け観葉・多肉の土」
オリヅルランを室内で育てる際におすすめの土です。
ベースが赤玉土・鹿沼土なので、虫が湧きにくく、室内でも清潔にオリヅルランを育てられます。
湿っている時・乾いている時の土色の変化が分かりやすいので、水やりのタイミングを把握しやすいのもおすすめポイントです。
花ごころ「観葉植物の土」
オリヅルランを屋外メインで育てるなら、排水性・保水性のバランスが取れたこちらの土もおすすめです。
葉の色が良くなるマグネシウム配合。軽くて清潔なので、室内でのハンギングにも適しています。
オリヅルランに最適な土の配合方法
オリヅルランに適した土の配合例をいくつか紹介します。
配合例①:基本のブレンド(屋外・窓際におすすめ)
- 赤玉土(小粒):5割
- 腐葉土:3割
- パーライトまたは軽石:2割
この配合は、保水性・排水性・通気性のバランスが良く、初心者でも扱いやすい組み合わせです。
配合例②:水はけ重視のブレンド(室内におすすめ)
- 赤玉土(小粒):4割
- 鹿沼土:3割
- 腐葉土:2割
- パーライト:1割
過湿になりやすい環境(梅雨時期や室内栽培)では、水はけを良くするために鹿沼土を加えると効果的です。
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オリヅルランの植え替え時期と土の交換タイミング
オリヅルランの健康を維持するためには、定期的な植え替えが必要です。
植え替えの適期
- 春(4月~6月)
- 秋(9月~10月)
この時期に植え替えると、環境に適応しやすく、根がしっかり成長します。
植え替えの目安
- 鉢底から根がはみ出している
- 土の表面が固くなっている
- 水を吸いにくくなっている(排水が悪くなった)
これらの状態が見られたら、新しい土に交換するタイミングです。
オリヅルランの土に関するQ&A
Q1. 100均の土でも育てられる?
100均の土でも育てることは可能ですが、排水性や栄養バランスが不十分な場合があるため、パーライトや腐葉土を加えて調整するのが良いでしょう。
Q2. オリヅルランの水はけが悪くなったらどうする?
水はけが悪くなった場合は、排水性の高い土に植え替えるのがおすすめです。
特にオリヅルランは成長が早く、根詰まりを起こしやすいため、最低でも1年に1回は植え替えるのが理想です。
Q3. 土の表面にカビが生えてしまった!
カビが生えた場合は、風通しの良い場所に移動し、乾燥を促すと改善されることが多いです。
また、必要に応じて表面の土を取り除き、新しい土を追加するのも効果的です。
オリヅルランにおすすめの土は?選び方と配合方法【まとめ】
オリヅルランに最適な土は、「水はけ・保水性・通気性のバランスが良いもの」です。
✅ 市販の観葉植物用の培養土を使うのが手軽でおすすめ
✅ オリジナルブレンドなら赤玉土+腐葉土+パーライトが基本
✅ 植え替えは春と秋が最適で、鉢底の根が詰まったら交換を検討
適した土を選び、定期的な植え替えを行うことで、オリヅルランをより美しく育てることができます。
ぜひ、この記事を参考に、オリヅルランに最適な土作りに挑戦してみてください!