
サンスベリアの水遣り方法がイマイチ分からない…。水不足に陥ったときの症状があれば教えて?
今回はサンスベリアの水遣りに関するこういったお悩みにお答えします。

この記事を読めば、
- サンスベリアの水不足の症状、サイン
- サンスベリアは水の遣り忘れよりも遣り過ぎに注意すべき理由
- サンスベリアに葉水は必要なのか?
が分かるよ!
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サンスベリアの水不足の症状は?
サンスベリアはその厚みのある葉に沢山の水分を蓄えていますが、あまりにも水不足が続くと様々な症状が現われます。

とはいえサンスベリアの場合、水不足の症状が出たからといってすぐ水遣りしなきゃならない!…という訳でもないんだ。
サンスベリアが水不足に陥った時の症状①葉に細かなシワが寄る
サンスベリアは水不足に陥ると葉の表面がしぼみ、細かなしわが症状として現れることがあります。
葉に水不足によるシワが現われたら、まずは土の状態を確認しよう
葉に水不足によるシワが現われた場合、まずは土の乾き具合を確認します。
- 土に指を2~3cm挿して湿気を感じない➡水不足が疑われる。水を与えて様子をみる
- 土に指を2~3cm挿して湿気を感じるor明らかに土が湿っている➡根腐れの可能性もある。水遣りはしばらく控える

サンスベリアはとにかく蒸れに弱い。水の遣り忘れよりも遣り過ぎに注意すべき植物だよ。
サンスベリアが水不足に陥った時の症状②亀裂が入る
乾燥状態があまりにも長く続くと水不足に陥って葉が傷むことがあります。
また、根詰まりによって鉢の中が根でぎゅうぎゅう詰めになっていると水分がうまく取り込めません。
こんなときは春~秋の暖か時期に植え替えを検討しよう
- 2年以上植え替えていない
- 鉢底から根がはみ出ている
- 土がカチコチになって水分がスムーズに浸み込んでいかない

2年以上植え替えていない場合は要注意。根詰まりを放置すると根が蒸れやすくなって根腐れを起こしやすくなるよ。
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サンスベリアが水不足に陥った時の症状③葉先が枯れる
葉の先端や周辺が褐色や黄色に変色することがあります。
これは水分不足によって栄養素が移動できなくなるため起こる症状です。
葉の色が薄くなるのは日光不足、養分不足などによるもの
サンスベリアの葉色が薄くなっていませんか?
葉の色が薄くなっている場合は以下のような原因が考えられます。
- 日光不足…サンスベリアは本来日光が大好き。日光不足が続くと光合成が制限され、葉の色が徐々に薄くなって弱々しい見た目になる
- 養分不足…土が古くなっていたり養分の少ない土に植えていたりすると栄養が足りずに葉の色が薄くなることもある
- 根詰まり…鉢の中が根でいっぱいになるとどんなに肥料を与えてもスムーズに取り込めない。それどころか根を傷めてしまうこともある

室内なら南~東向きの窓際に置くのがベスト。光合成には光はもちろん、適度な風も必要だよ。
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サンスベリアが水不足に陥った時の症状④生育が止まる
サンスベリアは水不足に陥ると生長がほぼ止まります。
これは植物が水を節約しようとする反応です。
春~秋の暖かい時期は土が乾いたタイミングでたっぷりと水を与える
サンスベリアの水遣りは時期によって微妙に異なります。
- 春~秋、最低気温15度以上が目安➡土が乾いたタイミングで鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷりと水遣り
- 冬、最低気温が15度以下が目安➡土が乾いてさらに3~4日経ってから土の約1/3が湿るくらいに水を与える

寒い時期に吸いきれないほど沢山の水を与え続けていると、あっという間に根腐れを起こすから気を付けて。(下写真)
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サンスベリアは水の遣り忘れよりも「遣り過ぎ」に注意!
サンスベリアは水の遣り忘れよりも遣り過ぎに注意すべき観葉植物です。
なんといっても蒸れに弱いのサンスベリア。水の遣り過ぎは厳禁
サンスベリアは主にアフリカの乾燥地域に自生しており乾燥に適応した植物です。
そのため、サンスベリアは水の遣り過ぎによる蒸れに長期間耐えることができません。

じめじめとした環境はサンスベリアにとって異常事態。根や茎が腐敗しやすくなるよ。
天気予報を見て最低気温が15度以下になってきたら土を乾かし気味にシフト
春~秋の暖かい時期は生育がさかんなサンスベリア。根が水分を吸い上げる力も強いです。
逆に、気温が下がると根が水分を吸う速度が遅くなります。

目安となるのが天気予報の最低気温。最低気温が15度以下になってきたら徐々に水やりの間隔を空けよう。
秋~冬は、土が乾いてさらに3~4日経ってから土の約1/3が湿るくらいに水を遣るくらいで十分です。
水遣りチェッカーを使って水の遣り過ぎを防ぐ
「土の乾き具合がイマイチ分からない…」「いちいち土の乾き具合を確認するのは面倒…」
そんな時にあると便利なのが水やりチェッカー「サスティー」です。
土の乾き具合が可視化されることで水遣りの管理がグッと楽になりますよ。
- 土が乾いたとき➡白
- 土が濡れているとき➡青

水遣り後、数分以上経ってもチェッカーの色が変わらなくなったら中芯の交換時期。だいたい半年~9か月が交換の目安時期だよ。

中芯を交換すれば本体(スティック部分)は繰り返し使えるよ。
便利でエコな園芸アイテムです。
1本700円ほどするので「これだけは枯らしたくない」というお気に入りの観葉植物を厳選して使用するのも良いでしょう。
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サンスベリアに葉水(はみず)は必要?
多くの観葉植物は湿度の高い状態を好みますがサンスベリアは例外です。

サンスベリアは葉水を必要としない観葉植物の一つ。サンスベリアは主に根から水分を吸収するから葉水は基本不要だよ。
サンスベリアには基本的に葉水は必要ない
葉水は多くの観葉植物にとって必要なお手入れのひとつですね。
しかし、蒸れを嫌うサンスベリアには葉水はあまり適したお手入れとは言えません。

サンスベリアに葉水を過剰に行うと葉の間に水が滞り、腐敗の原因となる可能性もあるよ。
空気が極端に乾燥している(湿度40%以下)なら、湿らせた布で優しく拭う
空気が極端に乾燥しやすいのが冬の室内です。
湿度が40%以下になったり、葉の表面に埃や汚れた蓄積したりするなら湿らせた布で優しく拭き取ります。

葉の表面に溜まった汚れが取れると同時に、保湿によって蒸発の抑制効果が期待できるんだ。
あわせて読みたい 「観葉植物好きなら必ず持っておくべき!優秀すぎる園芸アイテム【厳選】」
まとめ
- サンスベリアが水不足に陥った時の主な症状は「葉にシワが寄る」「葉先が枯れる」「葉に亀裂、割れが入る」「生育が止まる」など
- サンスベリアの水不足に気付いたらまずは土の乾き具合を確認する
- 水不足の症状が出ていても土が湿っているなら水遣りはせず、土が乾くまで様子をみる
- 最低気温が15度以下になってきたら徐々に水遣りの間隔を空けて乾かし気味に管理する
- 水遣りのタイミングがイマイチ分からない時は水遣りチェッカーが便利
- サンスベリアに葉水は基本必要ない
- 空気が極端に乾燥(湿度40%以下)したり葉に埃や汚れが溜まっていたりする場合は湿らせた布で優しく拭き取ると良い

サンスベリアは乾燥地帯に自生する植物。観葉植物というより多肉植物に近い。水を貯蔵し必要に応じて使用する能力を持っているんだ。
サンスベリアを育てている人におすすめの便利アイテムはこれ
☆★土に挿しておくだけで土の乾き具合を測定。最適な水やりのタイミングを色でお知らせしてくれる「水やりチェッカー」↓↓
☆★鉢を浮かせて内部の余分な水を排出。水はけと通気性を確保することでサンスベリアを蒸れから守る「ポットフィート」↓↓
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