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ドルフィンネックレスの先祖返り【原因は?育て方のコツも】

ドルフィンネックレス 観葉植物

イルカが空に向かってジャンプしてるような姿がとってもキュートな多肉植物「ドルフィンネックレス」

正式名称は「ペレグリヌス」ですが、葉がイルカにそっくりなことから「ドルフィンネックレス」とよばれるようになったそうです。

「ドルフィンネックレスを育てているうちにイルカの形じゃなくなった」

「ドルフィンネックレスの先祖返りの原因は?防ぐ方法はあるの?」
ドルフィンネックレス

今回は、ドルフィンネックレスの先祖返りの原因を徹底調査します!

また、後半ではドルフィンネックレスの育て方のコツ3つもご紹介します。

ドルフィンネックレスの「先祖返り」とは?

まずは、ドルフィンネックレスの先祖返りについて調べてみました。

ドルフィンネックレスは交配種

ドルフィンネックレスは、「グリーンネックレス」と「七宝樹」という植物を掛け合わせた交配種の植物です。

この2つの植物を掛け合わせ、突然変異でできたのがドルフィンネックレスのイルカ型の葉になります。

グリーンネックレスは丸い数珠のような姿が人気の多肉植物です。(下写真)

ドルフィンネックレスの交配前の植物のひとつ「グリーンネックレス」

そして、七宝樹はキュウリから葉が飛び出たような姿のおもしろい植物です。(下画像)

七宝樹の葉の形、覚えておいてください。

先祖返りしたドルフィンネックレスには、これら「グリーンネックレス」と「七宝樹」どちらか2つの特徴が現れることとなります。

先祖返りしたドルフィンネックレス

ドルフィンネックレスは交配によって作られた品種です。

交配や品種改良によって作られた植物は「突然変異」によって交配前の姿に戻ることがあります。

これを、「先祖返り」とよびます。

「斑入りのポトスがいつの間にか緑色だけになっている」というのも先祖返りのひとつです。

葉が開いて丸く変形したドルフィンネックレス

こちらは先祖返りしたドルフィンネックレスです。(上写真)穂先の葉がイルカの形ではなく、グリーンネックレスのような丸い形に戻っています。

また、イルカ型の葉も開いたようになり、その形は七宝樹の葉にそっくりです。

先祖返りしたドルフィンネックレスの葉は七宝樹の葉にそっくり

ちなみに、先祖返りは一代交配種(F1)で起こることが多いそうです。

ドルフィンネックレスはまさにこの「F1」ですね。

異なる形質を持つ親をかけ合わせ生まれた第一代の子を「F1=雑種第一代」というそうです。

「グリーンネックレス(ママ)×七宝樹(パパ)=ドルフィンネックレス(F1)」

一度、先祖返りした葉は元の姿には戻せません。

ドルフィンネックレスが先祖返りする原因とは?

では、ドルフィンネックレスはなぜ先祖返りするのでしょうか?実は、先祖返りの明確な原因は分かっていないということです。

ただ、ドルフィンネックレスが先祖返りしやすくなる管理にはいくつかの共通点が見られました。

今回はそれらをご紹介しますので、ぜひ管理のご参考にされてくださいね。

ドルフィンネックレスの先祖返りにつながりやすい条件①「光線不足」

ドルフィンネックレスの先祖返りが起こりやすくなる条件としてもっとも多くみられたのが「光線不足(日照不足)」です。

特に、「外で管理していたドルフィンネックレスを室内へ移動させたところ、葉が開いてしまった」という投稿がネット上で多く見られました。

日照不足により、ドルフィンネックレスの生育が悪くなったことで、先祖返りにつながったということでしょう。

暖かい日は冬であっても屋外の日当たりが良い場所に出してあげることで、先祖返りを防げる可能性がありそうです。

先祖返りで葉が広がってくるのは、「もっと光をくれ!」というドルフィンネックレスからのサインかもしれませんね。

斑入りの植物が先祖返りで緑になる原因は?

「斑入りの観葉植物がいつの間にか緑だけになる」

実はこれも先祖返りのひとつです。ただ、こちらも明確な原因は分かっていないとのことでした💦

考えられる原因の一つは、やはり「日照不足」だそう。

「日照不足⇒光合成量を増やすために葉緑素を増やす⇒緑色が濃くなる(多くなる)⇒斑が消える・薄くなる

その植物に適した環境を用意してあげるのが大切ですね。

ドルフィンネックレスの先祖返りにつながりやすい条件②「根詰まり」

ドルフィンネックレスは生育旺盛な植物です。そのため、長年植替えをせずに育てていると根詰まりしてきます。

根詰まりによって、養分や水分を十分に吸収できなくなることで先祖返りを起こす可能性もあるようです。

突然変異による先祖返りの可能性も

他にも、先祖返りの原因として考えられるのが「突然変異」だそう。

遺伝子自体が何らかの変異を起こしたり、元の遺伝子に乗っ取られた場合に先祖返りが起こるという説です。

先祖返りは観葉植物だけではなく植物全般に見られる現象になります。

特に、ドルフィンネックレスのように新しい品種は、「種として安定していない」という理由で先祖返りしやすい傾向にあるようです。

ドルフィンネックレスの育て方【先祖返りさせたくない!】

ドルフィン

繰り返しますが、残念ながら、「先祖返り」の原因は明確に分かっていません。

ただ、先祖返りしやすい条件としてネット上で多く見られたのが、「日照不足」や「水の遣りすぎ」などの「ドルフィンネックレスの生育条件とは外れた環境」でした。

ここでは、ドルフィンネックレスの育て方の基本をご紹介します。

先祖返りさせたくない!ドルフィンネックレスの育て方のコツ①「日照の確保」

ドルフィンネックレスはあかるい日陰で風通し良い環境を好みます。生長期は春から秋にかけてです。

そのため、生育期はできるだけ日光が当たる場所で管理しましょう。

しかし、夏の強い直射日光は葉焼けを起こし株自体をも傷めるため注意が必要です。半日陰で管理します。

半日陰とは?

・午前中や、昼・午後など、1日のうちある時間だけ日が当たる場所
・日光の当たっている場所のすぐ隣の陰
・木漏れ日のような日光が当たってたり当たってなかったりする場所

ルクス値が、約10000~15000のことを「半日陰」というそうです。

先祖返りさせたくない!ドルフィンネックレスの育て方のコツ②「3度以下なら室内へ」

ドルフィンネックレスは3度以下になると枯れる可能性が高くなります。

寒さが厳しい時期は室内へ移動させるのが無難です。ただし、冬場であっても様子をみて屋外で日光浴させると徒長を防げます。

寒くなったら室内へ取り込みましょう。ここで気を付けたいのが、室内であっても、窓際は朝晩急激に冷え込むので、移動させるのがよいです。

先祖返りさせたくない!ドルフィンネックレスの育て方のコツ③「根詰まりしたら植え替え」

ドルフィンネックレスが根詰まりすると、栄養が行き届かなくなり、先祖返りへ発展する可能性があります。

鉢底から根が出ていたら根詰まりサインです。

一回り大きいサイズの鉢植えを用意し、根を傷めないように気を付けて植え替えます。

ドルフィンネックレスの植え替え適期は生長期の春~秋

ただし、真夏の植え替えは避けた方が無難です。ちなみに、筆者のおすすめは春先の5月~6月あたり。

理由は、「これから生長しよう!」というエネルギーに溢れている時期のため、挿し木でも植え替えでも失敗する可能性が低いからです。

先祖返りさせたくない!ドルフィンネックレスの育て方のコツ③「乾燥気味に管理」

ドルフィンネックレスは乾燥に強いですが、多湿には弱いです。
湿った状態が持続すると、根が腐って枯れる「根腐れ」を引き起こします。

土が完全に乾いてから水遣り

ドルフィンネックレスは「乾燥気味」を意識して育てるのがよいでしょう。

生長期である春・秋は土の表面が乾いてから水遣りし、休眠期である夏・冬は断水気味にするのが望ましいです。

「土に第一関節まで指を入れて湿気を感じない」「鉢を持ち上げた感じ」「鉢底が乾いている」「葉にしわがよっている」などが、水やりのタイミングになります。

水やりチェッカーを活用すると管理が楽

しかし、「いちいち土に指を入れて汚れるのは嫌」「鉢が重くて持ち上げられない」という方も多いですよね。そんな方におすすめなのが水やりチェッカー(サスティー)です。

サスティーを土に挿しておけば、最適な水やりタイミングを色で教えてくれます。

サスティー

・サスティーの色がブルー⇒水が足りている

・サスティーの色が白⇒水やりのタイミング

サイズにもよりますが1本700円程度。

ただの水分計ではなく、土中のpF値(乾湿具合)を測定して水やりに最適なタイミングを教えてくれます。

見た目もおしゃれで、水の遣りすぎによる根腐れリスクを軽減してくれる便利アイテム。水やりのタイミングを目で見て確認できるので、いちいち悩まずに済みます。

「できるだけ枯らせたくない」という植物には、サスティーを挿しておくのもひとつの選択肢でしょう。


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「素焼き鉢のカビ!対処法とカビ対策について解説」はこちら
「観葉植物 冬の水やりの方法!【管理のコツ3つと失敗例も】」はこちら

先祖返りしたドルフィンネックレスのイルカを取り戻す【経過レポ】

それでは、実際に先祖返りしたドルフィンネックレスを用意し、仕立て直しましょう。はたして、かわいいイルカを取り戻せるのでしょうか。経過を綴ります。

先祖返りしたドルフィンネックレスを購入【2021/2/10】

先祖返りと徒長を起こしているドルフィンネックレス

ほとんどの葉が平たい丸型になって先祖返りしています(上写真)。また、節の間隔が広くひょろひょろとして徒長も同時に起こしている状態です。

徒長していることから、日照不足なのは間違いありません。根本のあたりには、まだかろうじてイルカが数頭残っています。まずは、徒長・先祖返りを起こしている箇所を剪定することにしました。

先祖返りしているドルフィンネックレスの枝

先祖返りしている枝葉を切り落としました。

徒長によって全体的に弱々しくなっており、茎が柔らかいです。

鉢底から見えるドルフィンネックレスの根っこ

さらに、鉢底からは白い根が出ています。

植え替えの適期ではないため、根を傷つけないよう気を付けながらなんとか素焼き鉢に植え替えました。

剪定後のドルフィンネックレス
  • できるだけ日光を当てる
  • 冬場のため乾燥気味に管理
  • 風通しよくするためサーキュレーターを活用

これらの3つを意識してしばらく様子を見ます。切り取った枝葉は挿し木にしました。

先祖返りしたドルフィンネックレスの挿し木

切り口からはイルカが出てくるでしょうか?また、剪定した先祖返り済の挿し穂からは新しい芽が出るのでしょうか?

先祖返りしたドルフィンネックレスの挿し芽が発根【2021/3/8】

イルカではない葉の形をした新芽

先祖返りしたドルフィンネックレスを剪定し、その茎を挿し芽にして発根させました。

しかし、新しく出た葉はイルカの形をしていません。(上写真)やはり、先祖返りしてしまったあとでは手遅れなのでしょう。

しかし、これはこれで育てていこうと思います。ハンギングにしたら垂れ下がって可愛くなりそうですよね。(もしかしたら先祖戻りするかもしれないし…!)

鉢植えの方の経過は近日また更新予定です。お楽しみに!

先祖返りしたドルフィンネックレス、その後【2021/4/26】

暖かくなって生長期に入ったドルフィンネックレスです!

先祖返りしていたドルフィンネックレス

気温が高くなってきたので、ここ最近はずっとベランダで管理しています。

すぐに土が乾くので、3日に1回のペースで水やりしています。すごい水を欲しがっています。

小さなイルカたち

小さなイルカもたくさん出てきましたよ(#^.^#)

挿し木にした先祖返り済のドルフィンネックレスは?

なんと、小さなプクプクの葉が出始めました。見えるのでしょうか?(下写真)

よく見ると、小さなイルカ型をしている気が…!

先祖返りした茎から出た新しい葉

冬場にダメ元で挿し木したのですが、ほぼ100%発根しました。

そして、ものすごい生育旺盛で、三日に1回は水やりしている状態。すごい丈夫です。

どんどん生長して混みあってきたので、植え替えることに。

先祖返りしたドルフィンネックレスの挿し木を植え替え

丁度よい鉢がなかったので、お菓子の空きトレーに穴をいくつか開けたものを利用することに。

思っていた以上に根っこが張っていました。

先祖返りしていたドルフィンネックレスの挿し木

このまま順調に育ってくれたら、もう一つ、ドルフィンネックレスの鉢植えが増やせそうですね。

「先祖返りしちゃった…」とすぐに諦めず、剪定や挿し木をすることで、新しいイルカを取り戻せるということが分かりました。

絶好調のドルフィンネックレスを寄せ植えに【2021/6/9】

さらに元気いっぱいなドルフィンネックレスを一つの鉢に植え替えました。元株と挿し木で育てていた子たちを再び同じ生育環境に戻します。

絶好調のドルフィンネックレス

空いているスペースには「虹の玉」や「三日月ネックレス」を植え付けています。どれも暑さにも寒さにも強い品種なので、管理しやすくしています。

今回は、セリアのハンギング鉢で吊るして育ててみることにしました。ただ、ドルフィンネックレスは茎が硬く太いので、「垂れ下がる」感じにはなりにくいです。

「イルカが跳ね上がっている」感じの元気な印象ですね。

まとめ

今回は、ドルフィンネックレスの先祖返りについてくわしくご紹介しました。

ドルフィンネックレスが先祖返りするはっきりとした原因は判明していないものの、先祖返りしやすい条件にはいくつかの共通点がありました。

今回の記事をご参考に、ドルフィンネックレスの最大の魅力であるキュートなイルカを保ちたいですね。

ドルフィンネックレスが先祖返りする原因

・明確な原因は分かっていない

ドルフィンネックレスが「先祖返りしやすい条件」として考えられること

・「光線不足」「根詰まり」など

ドルフィンネックレスの育て方のコツ

・「日照の確保」
・「3度以下は避ける」
・「根詰まりなら植え替え」
・「乾燥気味に管理」

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