ぷっくりとした丸みのある葉が可愛いペペロミア。春から秋にかけての暖かい時期にはよく茎を伸ばしてどんどん生長します。
そんなペペロミアが伸びすぎてだらしのない姿になっている場合、剪定で樹形を整えるのがおすすめです。
そこで今回は、伸びすぎたペペロミアの剪定方法をご紹介します。カットで出た茎はそのまま土に差して挿し木で増やすのも簡単ですよ。
伸びすぎたペペロミアはどうすべき?適期の剪定で樹形をコンパクトに整える
ペペロミアはとにかく種類が豊富な植物で、その数1000種以上になるといわれています。
直立するものから垂れ下がるものまで見た目もさまざまです。枝垂れるものは吊り鉢にすると可愛いですね。
でも、さすがに伸びすぎてしまった…という場合は剪定で樹形を整えましょう。
適期は春から秋の暖かい時期、目安は20度以上
鉢からこぼれ落ちるような葉が可愛いペペロミア。上写真のペペロミアの場合、これくらいがちょうどいい感じです。
吊り鉢にしたり鉢スタンドに飾ったりして、もっと枝垂れさせても可愛いでしょう。
しかし、茎がかなり伸びて株元がスカスカになってくる場合、適期の剪定で樹形を整えるのがおすすめです。
ペペロミアの生育がさかんになるのが春から秋の暖かい時期で、目安は20度以上です。剪定もこの時期におこなうのが適しています。
さらにくわしく「ペペロミアの元気がない時の原因と対処法を徹底解説します!」はこちら
伸びすぎた茎を中心に清潔なハサミでカットする
切れ味のよい清潔なハサミを用意します。伸びすぎた茎を中心にカットしていきましょう。
カット後は水のやり過ぎに注意する
カット後は水のやり過ぎに気を付けます。なぜなら、カット後は葉数が減るため、光合成の量も減ります。
すると、蒸散の量も抑えられてカットする前よりも土が乾きにくくなるのです。ペペロミアはぷっくりとした葉に多くの水分を蓄えています。
吸いきれないほどの水を与えることで、土が長く湿り続けることになり、結果、根腐れを起こすリスクが高まります。
一週間以上、土が湿っていることのないようにしましょう。そして、直射日光を避けた風通しのよい場所で管理を続けます。
1か月もするとまたこんもりとした株姿に生長するはずですよ。
カットした茎は挿し芽で増やすこともできる
カットした茎をそのまま捨ててしまうのはもったいないです。なぜなら、ペペロミアは挿し芽で簡単に増やすことができるからです。
まずは、カットした茎の下葉を取ります。(下写真)
その後、土や水に差しで発根するのを待つのみ。大きく育てたいなら土、室内で清潔に楽しみたいなら水やハイドロカルチャーがおすすめですよ。
さらにくわしく「ペペロミアの水差しの方法!切って水に差すだけ、コツは適期におこなうこと」
まとめ
今回は、伸びすぎたペペロミアのカットの方法をご紹介しました。
基本は伸びすぎた茎をカットするだけでとっても簡単です。放っておくと、どうしても株元付近の葉が落ちて鉢まわりが寂しい印象になりがちですね。
その場合、カットした茎をそのまま株元に挿して発根させるのも手軽でおすすめですよ。
さらにくわしく「初心者がペペロミアを育てる時に抑えておくべき3つのポイント」はこちら
ペペロミアが伸びすぎた時の対処方法
- 適期の剪定で樹形を整える⇒適期であれば1か月もするとこんもり育つ
- 剪定後は水のやり過ぎに注意しつつ風通しのよい明るい場所で管理を続ける
- カットした茎は挿し木で増やすことも可能
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