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ハイドロカルチャーが難しいといわれる3つの理由とは?

ハイドロカルチャーで栽培中のシンゴニウム ハイドロカルチャー

土を使わないため植物を清潔に管理することができるハイドロカルチャー。

見た目も涼し気でおしゃれなハイドロカルチャーは、インテリアとしても大人気ですね。

虫が苦手な方にもおすすめのハイドロカルチャーですが、管理がイマイチ分からない…という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ハイドロカルチャーが難しいと言われる3つの理由と、その対処法をご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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ハイドロカルチャーが難しいといわれる3つの理由とは?

土を使わない代わりに「ハイドロボール」や「炭チップ」などの人口用土を使って植物を栽培するハイドロカルチャー。

水やりの手間が少なく済む上、清潔に管理ができるといわれるハイドロカルチャーですが、お手入れが難しいといわれがちな理由をみていきましょう。

ハイドロカルチャーが難しい理由①水やりのタイミングが分かりにくい

土の場合は「土が乾いたらたっぷりと」が水やりの基本です。

しかし、ハイドロカルチャーの場合は水やりのタイミングがよく分からないという方も多いでしょう。

ハイドロカルチャーの水やりの基本は「水位が底をついてから足す」

ハイドロカルチャーの水やり方法

ハイドロカルチャーの場合、容器の中の水位が底をついてから水を足します。

この時に、水位が高すぎると根腐れの原因となるため気を付けましょう。水位は容器の約1/5まで足すのが基本です。

水位が底をつかないうちに、次から次へと水を与え続けていると、根が呼吸できずに傷んでしまうため、水を足すのは水位が底をついてからにします。

カラーサンドに植えていたマドカズラの根▲カラーサンドもハイドロカルチャーのひとつ。見た目はおしゃれだが水やりの管理が難しい。

あわせて読みたい「ハイドロボールの表面が白くなるのはなぜ?原因と対処法!」はこちら

ハイドロカルチャーが難しい理由②植え替えをどうすべきか分からない

土に植えている場合、植物の種類にもよりますが、最低でも2年に1回の植え替えが望ましいです。

植え替えの主な目的は、「根詰まりを解消するため」と「粒が崩れた土を新しいものに変えるため」などです。

ハイドロカルチャーの場合、土に植えた場合と比べて植物の生長がゆっくりです。

また、ハイドロカルチャー用土は種類にもよりますが、粒が崩れて劣化することがほとんどありません。

ハイドロボール▲粘土を高温で焼き上げ発砲させたものがハイドロボール。土というより人工的な石に近い。

では、ハイドロカルチャーに植え替えは必要ないのでしょうか?

あわせて読みたい「100均のハイドロカルチャーってどうなの?使い方のコツも」はこちら

容器内を清潔に保つため、約半年~1年に1回程度の植え替えが望ましい

ハイドロカルチャーは土で植える場合と違い、鉢底穴の無い容器で育てることがほとんどです。そのため、容器内には汚れや植物から出る老廃物が蓄積します。

白く汚れたハイドロカルチャーの容器内

また、容器底に根腐れ防止剤を敷いている場合でも、根腐れ防止剤自体にも汚れが溜まります。

そのため、ハイドロカルチャーの場合は約半年~一年に一度、内部の用土を洗浄または交換する必要があるのですね。

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーのシンゴニウムを植え替える方法とは?」はこちら

ハイドロカルチャーが難しい理由③なかなか大きくならない

カポックのハイドロカルチャー

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てている場合、土に比べてなかなか大きくならない…と感じている方も多いのではないでしょうか?

実は、「観葉植物を長い期間をかけて大きく生長させていきたい」「いずれは挿し木や株分けで増やしてみたい」「できるだけ丈夫に育てていきたい」

などという方には、ハイドロカルチャーはあまりおすすめできません。

ハイドロカルチャーは土での栽培に比べると、どうしても生育は劣る傾向

ハイドロカルチャーに使われる「ハイドロボール」や「セラミス」「ハイドロコーン」などは一見、土のように見えますが、人工的に作り出した石のようなものです。

ハイドロカルチャー

そのため、ハイドロカルチャーは微生物や養分を含む土での栽培に比べると、どうしても生長が劣る傾向にあります。

また、ハイドロカルチャーは室内に置くのが基本ですね。直射日光や寒さに当てると、水温の上昇や低下により、根が傷みやすくなるという特徴があるからです。

つまり、ハイドロカルチャーで育てていると、「植物が光合成するために必要な日光と風通しを十分に確保しにくい」というデメリットがあります。

とはいえ、ハイドロカルチャーには、

  • 「室内でも清潔に管理できる」
  • 「コンパクトな姿をキープできる(樹形が乱れにくい)」
  • 「見た目が涼し気でおしゃれ」
  • 「水やりの手間が少なく済む」
  • 「用土は繰り返し使えてエコ」
  • 「土を使わないので虫が苦手な方でも挑戦しやすい」

などのたくさんのメリットもあります。ご自身が、植物をどのように育てていきたいのかにより、土かハイドロカルチャーを選択するのがよいでしょう。

また、「室内で育てるものは清潔さ最優先でハイドロカルチャーにする」と割り切ってしまうのもおすすめですよ。

屋外に置いたハイドロカルチャー▲ハイドロカルチャーは室内で楽しもう

あわせて読みたい「ハイドロカルチャーの植物が枯れる原因は?育て方のコツ3つ」はこちら

 

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まとめ

ハイドロカルチャーのポトスマーブルクイーン▲直射日光が苦手な斑入りポトスはハイドロカルチャーと相性◎

今回は、ハイドロカルチャーが難しいと言われる3つの理由とその対処法をご紹介しました。

難しいと思われがちなハイドロカルチャーですが、管理のコツさえつかめば水やりの手間も少なく手のかからない栽培方法です。

特に、虫が苦手な方にはハイドロカルチャーがおすすめです。

観葉植物を置きたいけど、室内に土を持ち込むことにどうしても抵抗がある…という方は、ハイドロカルチャーに挑戦してみてはいかがでしょうか?

ハイドロカルチャーが難しいと言われる理由3つとその対処法

  1. 水やりのタイミングが分かりにくい⇒水位が底をついたら容器の1/5程度まで水を足すだけ
  2. 植え替えが必要なのか分からない⇒約半年から1年に1回の植え替え(容器内の洗浄or交換)
  3. なかなか大きく育たない⇒土に比べるとどうしても生育は劣る傾向。メリットとデメリットを考慮した上で、自分自身の希望によりフィットする方を選択する。

ハイドロカルチャーのその他topics

「ハイドロカルチャーで植物を育てるデメリットとは?対処法も」はこちら

「ハイドロカルチャーに向いている植物5選【初心者におすすめ】」はこちら

「ハイドロカルチャーの植物を土に植え替える方法」はこちら

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ハイドロカルチャー観葉植物
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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