ぷりぷりの粒が垂れ下がる姿が可愛い人気の多肉植物グリーンネックレス。その愛らしい姿に一目ぼれして購入したという方も多いのではないでしょうか。
しかし、大切にしていたはずのグリーンネックレスが枯れそうになってしまっているという方も、また多いでしょう。
そこで今回は、枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法を分かりやすくご紹介します。
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法
「このままだと近いうちに枯れそう…虫が湧かないうちに処分してしまおうか…」
枯れそうになっているグリーンネックレスを見ているとこのような気分になりますが、ちょっと待ってください!
グリーンネックレスはとても丈夫で増やすのも簡単な多肉植物です。2方向から攻めればまだ復活の可能性があります。今回はその方法をご紹介しますのでぜひ試してみてくださいね。
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法 手順①置き場所を見直す
今回は、下写真のグリーンネックレスを復活させる様子とともに手順をご紹介します。
下写真は購入から一年ほど室内で管理を続けたグリーンネックレスです。日光不足や肥料不足などから、全体的に色味が悪く先端の葉が委縮しています。

この場合、温度が許すのであれば屋外の半日陰へ移動させるのがおすすめです。グリーンネックレスの生育適温は15度~30度ほどですが、寒さには強くマイナス3度くらいまでは耐えられます。
逆に、暑さには気を付けなければならず、30度以上の場合は直射日光や多湿によって株が弱りやすいです。高温期は直射日光を避け、遮光ネットを利用するか半日陰に置いて管理しましょう。
室内の場合はできるだけ日当たりのよい場所に置きます。ただし、いきなり直射日光が当たる場所に移動させると葉焼けを起こす恐れがあります。
移動する場合は少しずつ明るい場所へ移動させ、徐々に日光に慣らすことで葉焼けを防ぐことが出来ます。
さらにくわしく「しわしわのグリーンネックレス【原因と対処法】」はこちら
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法 手順②土を観察する
次に、グリーンネックレスを植え付けている土を観察します。今現在、土は濡れていますか?乾いていますか?
グリーンネックレスの水やりは季節によってタイミングが変わります。それぞれの時期に合わせた水やり方法を再確認しましょう。
多肉植物であるグリーンネックレスは多肉質な葉に多くの水分を蓄えています。そのため、多湿には弱く根腐れを起こす原因になります。

グリーンネックレスの水やり方法【目安】
・春と秋
⇒生育が旺盛な時期のため、土がしっかりと乾いてからたっぷりと与える。月に1回ほど液体肥料を薄めて与えてもよい。受け皿に溜まった水はこまめに捨てることで根腐れを防ぐ。
・真夏と真冬
⇒生育がほぼ止まる休眠期にあたる。そのため、根が水分を吸い上げる力自体が弱まっている。
土がしっかりと乾いてさらに3~4日ほど経過してから水を与える。肥料は不要。
霧吹きでちょこちょこと水やりするのは望ましくない。
さらにくわしく「グリーンネックレス 水やりの量は?管理のコツ3つも」はこちら
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法 手順③春先なら挿し芽で育ててみる
枯れそうになっているグリーンネックレスに気付いたのが春先or秋口であれば、今ある株から茎をカットし発根させ育てる「挿し芽」に挑戦してみるのもおすすめです。
やり方は簡単で、茎をカットし水や土に挿して発根させるだけ。実際にやってみましょう。
グリーンネックレスから茎を5~7cmほどカットします。ぶよぶよになっている茎はすでに腐っているため避けましょう(腐敗が拡がるのを防ぐためにも切り取って処分)。

カットした茎は、水を張った容器に挿して発根するのを待ちます。春先であれば、一週間ほどで葉の付け根あたりから白い根っこが出てくるはずですよ。

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枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法 手順④土に植え付け水を与える
水差しで発根した茎は、水はけの良い清潔な土に植え付けましょう。養分を含まない土が好ましいです。

上写真のように土の上に茎を置き、上から土をかけます。発根した根がしっかりと土に隠れるようにしましょう。
手間はかかりますが、できれば1本ずつピンセットで土に挿し込むのが確実です。しっかりと根付くまでは土が乾きすぎないように気を付けましょう。
土の表面が乾いていたら水をかけて湿らせ、できるだけ風通しのよい屋外に置きます。直射日光は避けましょう。肥料入りません。
あわせて読みたい「グリーンネックレスに適したおすすめの鉢植えは?」はこちら
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法 手順⑤根付いたら通常の管理に移行
挿し芽にしてから半年ほど経過した姿が下写真になります。

基本は屋外に置きっぱなしで、十分な日光と風に当てることでぷりぷりとした葉にすることができます。ちなみに、室内に置き続けた株は下写真です。

温度と日光に気を付けつつ管理していたとしても、風通しの面では屋外にはどうしても敵いません。植物を丈夫に育てる上で欠かせないのが「日光」「水」そして「風」です。
風を受けることで葉にある気孔の開閉が活発になり、光合成もさかんになるといわれています。
できるだけ屋外に置いて管理するのがグリーンネックレスを元気に育てるポイントといえるでしょう。
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まとめ

今回は、枯れそうになっているグリーンネックレスを復活させる方法をくわしくご紹介しました。
プリプリの粒が可愛いグリーンネックレスは、せっかくなら室内に置いて楽しみたいですよね。
しかし、ポトスやパキラなどの耐陰性のある観葉植物とは違い、多肉植物の多くは十分な日光と風通しが必要になります。
光線不足が続くことで葉と葉の間隔が伸び、どうしてもひょろひょろとして弱々しい姿になりやすいです。
あくまで基本の置き場所は屋外にして、真夏や真冬などの時期のみ室内で楽しむ…というのが、株を美しく保つコツになります。
枯れそうなグリーンネックレスを復活させる方法
1.まずは置き場所を見直してみる
2.次に、土を観察し水やりの方法を再確認する
3.茎をカットし挿し芽に挑戦してみる
4.茎が発根したら土に植え付ける
5.できるだけ屋外に置いて管理する!(元株も挿し芽の鉢も)
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