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アルテシマの緑色が濃くなる理由は?綺麗なツートンカラーにするコツ

アルテシマの濃い色の葉と明るい色の葉 フィカス・アルテシマ

ライムグリーンの斑が美しいフィカスアルテシマ。購入した時は綺麗なツートンカラーであったはずのアルテシマの葉が、いつの間にか緑が濃くなっていませんか?

そこで今回は、アルテシマの葉の緑色が濃くなり、黄色の斑が見えにくくなる主な原因と、きれいなツートンカラーに育てるコツをご紹介します。

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農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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アルテシマの緑色が濃くなる理由は?綺麗なツートンカラーにするコツ

大型のアルテシマ

店頭に並ぶアルテシマは、プロが徹底管理のもとで育てた状態です。そのため、「日光」「温度」「水やり」等の管理が適切になされています。

しかし、一般家庭で同じように管理するのは難しいですね。そこに、アルテシマの葉の色が濃くなる原因が隠れています。

アルテシマの斑入り(黄色)部分は、光線不足が続くと緑が濃くなる傾向

アルテシマ▲購入当初のアルテシマは黄緑色が鮮やか(6月頃)

アルテシマは、緑色と黄緑色のコントラストが美しい葉を持ちます。黄緑色の部分は斑入り部分です。

斑入り部分は、日光不足が続くと緑が濃くなる傾向にあります。

古い葉は、黄色の斑入り部分が薄くなり濃い緑色になってくる

また、アルテシマの葉は古くなってくると、徐々に斑入り部分が薄くなり、緑色が濃くなる傾向にあります。

黄色と緑色の境目が分かりにくくなってきたアルテシマが下写真です。

ゴムの木(アルテシマ)▲冬場、室内に置いていたアルテシマは黄緑色の部分が薄くなり全体的に緑色に…(3月頃)

また、アルテシマは寒さが苦手なため、冬場は室内での管理がメインとなります。

冬場はどうしても日照不足が影響し、斑入り部分が薄くなり、全体的に葉の色が濃くなる傾向にあります。

また、アルテシマは15度以下になると生長が緩慢になるため、新しい葉がなかなか出てきません。

大きなアルテシマの鉢植え▲下の方の古い葉は特に緑色が濃くみえる

冬場は、鮮やかな黄色の斑が出現しやすい新芽が出てこない上、残っている古い葉の緑が徐々に濃くなることで、

「全体的に緑色が濃くなってしまった(黄色の斑が消えてしまった)」と感じることが多いでしょう。

アルテシマの美しい黄緑色を出すには温度と日光、風通しが必要

曲げる前のアルテシマ▲春になって屋外に置くと黄緑色の葉が出てきた(7月)

上写真は冬場、全体的に緑が濃くなっていたアルテシマです。4月頃から屋外の日陰に置き始めると新しい葉が2枚展開しました。

真上から見てみましょう。(下写真)

アルテシマの濃い色の葉と明るい色の葉

アルテシマを暖かい屋外に置くことで十分な風通しを確保でき、さらに日光に当たることで葉の黄色が鮮やかに出ました。

また、葉の大きさも冬場に展開した葉に比べ、約2~3倍ほど大きく生長していますね。

植物の生長に欠かせないのが「日光」「水」「風」の3つです。

これら3つがしっかりと確保されると、アルテシマの生育もよくなり、鮮やかな黄色い斑入りの葉が出てくると考えられます。

あわせて読みたい「アルテシマが枯れる主な原因3つとは?」はこちら

環境を見直せば、緑色が濃くなった葉の斑入り部分を復活させられる?

アルテシマに限らず、日光不足が続いた斑入り植物は光合成をさかんにするため、葉緑素を増やし始めます。

その結果、斑入り部分が消えて緑色が濃くなっていくと考えられるのです。

斑入り部分が薄くなり、緑が濃くなったアルテシマの葉

そして、一度薄くなった斑は再び濃く出ることは基本的にありません。

アルテシマの魅力である黄色い斑の入った葉を出したい場合、管理環境を見直した上で新芽が出てくるのを待ちます。

アルテシマの黄色い斑を綺麗に出すための置き場所【目安】

ホームセンターで購入したアルテシマ

15度~25度くらい 屋外の半日陰~日向(葉焼けに注意しつつ)
30度以上 屋外の日陰
室内の場合 最低でも明るい窓際、風通しのよさも必要

※アルテシマに限らず、植物は急激な環境の変化に弱いものです。移動する場合は少しずつ日光に慣れさせ葉焼けを防ぎます。特に、斑入り部分は強光に弱い性質を持つため移動は慎重に。

ゴムの木の葉焼け▲葉焼けした部分は元に戻りません

例:室内の窓際⇒屋外の日陰⇒半日陰⇒様子を見て日向(ただし高温期は葉焼けしやすいため避ける)

あわせて読みたい「アルテシマの葉が茶色になる理由は?原因と対処法」はこちら

 

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まとめ

アルテシマの水差し

今回は、アルテシマの葉の緑色が濃くなる主な原因と、美しいツートンカラーにするコツをご紹介しました。

「葉の緑色が濃くなる」というよりは、光線不足によって「斑入り部分が薄くなる」という表現が分かりやすいかもしれません。

おまけ:斑入りポトスで実験してみました

よく見かける斑入り植物に、白い模様の入ったポトスがありますね。

ここで筆者がおこなった実験の一例をご紹介します。下写真は斑入りポトスです。屋外と室内で葉の色の変化の違いを比べてみたところ…。

斑入りポトスの場所別の色変化

▲屋外では日陰でも斑入り面積の多い葉がたくさん出ました

「屋外の日陰」と「室内の窓際(西日以外はレースカーテン無し)」ですが、屋外の日陰に置いていたポトスの方が、明らかに斑が綺麗に出ていますね。

このことから、斑入り植物の模様を綺麗に出現させるためには日光はもちろん、やはり、風通しも重要であると考えられるでしょう。

アルテシマの色が濃くなる主な原因
  • 日光不足や寒さ、風通しの悪さ等により、新しい斑入りの葉が出にくくなる
  • 古い葉は黄色の斑が薄くなり濃い緑色になっていく傾向がある
アルテシマの斑部分を鮮やかに出すコツ
  • 気温が15度以上なら屋外に置いてみる(徐々に日光に慣らすことで葉焼けを防ぐ)
  • 風通し、日当たりのよい窓際に置いてみる(移動の際は少しずつ日光に慣らすこと)
  • 真夏は日陰へ移動し葉焼けを防ぐ、15度以下なら室内へ移動し寒さを防ぐ
アルテシマのその他topics

「アルテシマ 葉が落ちる原因と対処法を徹底解説します」はこちら

「アルテシマを挿し木で増やす方法を分かりやすく解説!」はこちら

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フィカス・アルテシマ観葉植物
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この記事を書いた人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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