カラテアが枯れる原因は?寒さと乾燥が超苦手な美形植物!

縞模様がおしゃれなカラテアの葉 観葉植物

園芸店やホームセンターなどでもひと際存在感を放つカラテア。思わず手に取り購入したという方も多いのではないでしょうか?

そんな美形植物であるカラテアは、多くの観葉植物の中でも「育てるのにちょっと神経を使うなぁ…」と思われがちなグリーンでもあります。

今回は、そんなカラテアが枯れてしまう主な原因とともに、管理のポイントも見ていきましょう。

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カラテアが枯れる原因は?寒さと乾燥が超苦手な美形植物!

葉の裏が紫色のカラテア

初心者にはちょっと難しい…と言われがちなカラテア。しかし、ポイントさえ抑えておけばその美しい姿を長く楽しむことが出来ます。

カラテアが枯れる原因①12~15度以下の寒さ

スリコで買ったカラテア・オルビフォリア▲寒さや乾燥で葉が傷みやすい

カラテアは熱帯アメリカが原産の熱帯性植物です。そのため、なんといっても寒さが苦手。

「寒い」といっても私たちの肌感覚とは少し違うかもしれません。私たちは「肌寒いな…」と感じるとカーディガンやジャンパーを羽織れますね。

しかし、植物は丸裸のままです。カラテアが耐えられる寒さは12度程度までといわれますが、それは枯れないための最低限の温度ともいえます。

寒さに耐える人▲ざ…、ざむい…。ここは、一体、どこ…?

カラテアの美しい姿を保つには最低でも15度は確保しておくのが理想的でしょう。ただし、生育適温は20度以上です。

カラテアが好む環境【目安】 気温20度~35度程度 湿度70%以上
人が快適と感じる環境【目安】 気温18度~27度くらい 湿度40%~60%くらい

冬は夜になったら窓から離す、できればお部屋の中心へ

とはいえ、「室内に置いているし寒さは問題ない!」と感じられている方も多いでしょう。

しかし、室内であっても冷え込みやすいのが、暖房を消した後の真冬の窓際です。日中は日当たりよく暖かな窓際でも、朝晩は私たちが想像している以上に冷え込むことが多いです。

特にカラテアの場合は寒さでダメージを受けやすいです。冬は夜になったら窓から最低でも1~2m離します。できればお部屋の中心近くまで移動させておくと安心ですね。

朝になって気温が上がってきたら、また明るい場所に戻しましょう。

温度計▲温度と湿度がひと目で確認できるデジタル式のものがおすすめ

あわせて読みたい「カラテアを冬越しさせる!冬の育て方のポイント3つ」はこちら

カラテアが枯れる原因②鉢内の蒸れ(根腐れ)

暖かく湿った空気を好むカラテア。こう聞いて、「じゃあ、土は常に湿らせておいた方がいいんだ」と思われる方も多いかもしれません。

しかし、カラテアが好むのは「暖かく湿った風通しのよい場所」です。

土が一週間以上湿り続けている場合は要注意。根が呼吸できずに傷んで腐る「根腐れ」を起こす恐れがあるからです。

根は呼吸しているため、土が乾ている時・湿っている時のメリハリをつけることが大切です。もちろん、少量の水をちょこちょこと与え続けるのも根腐れを招く原因となります。

カラテアの水やり方法の目安は下表をご参考にされてくださいね。基本は「土が乾いたら水やり」です。

春から秋【20度以上】 土の表面が乾いたタイミングで鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水を与える。14日に1回程度、液体肥料を薄めて与えるのも〇。
秋~冬【15度以下】 生長が鈍るため根が水分を吸い上げるまでに時間を要する。そのため、土の表面が乾いてさらに3~4日してからの水やりがよい。乾かし気味に管理することで樹液濃度を高め寒さに備える。水やりは暖かい日中に済ませ、受け皿に溜まった水はきちんと捨てる。サーキュレーターをまわして風通しよく。

水やりのタイミングがイマイチ分からないという方は、水やりチェッカーを使うのがおすすめです。棒状のチェッカーを土に差しておくだけで水やりのタイミングを色でお知らせしてくれますよ。

水やりチェッカー「サスティー」

鉢底から根がはみ出ている場合は気温20度以上の時期に植え替えよう!

美しく繊細な見た目とは裏腹に、カラテアは春から秋にかけて非常によく根を張り生長します。

そのため、1年~2年以上植え替えていないままだと、鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こしている可能性が高いです。

根詰まりすると、鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになってしまいます。

すると、鉢内の水はけが悪くなり、根が水分や養分をスムーズに吸収するのが難しくなってしまうのですね。

結果、鉢の中が蒸れて根腐れを引き起こすこともあります。根腐れを起こしてからでは復活が難しくなるため、根詰まりに気付いたらひとまわり大きめの鉢へ植え替えましょう。

ベランダに置いたカラテア▲排水性・保水性を合わせもつ用土がベスト

ただし、冒頭でもお伝えしたとおり、カラテアは寒さが超苦手。また、植え替えは植物にとって大きなストレスになります。人でいうと「部署移動」や「引っ越し」でしょうか。

過酷な暑さや寒さの中で大きな負担(ここでは、植え替え)がかかると、植え替え後にそのまま弱ってしまうこともあります。これでは本末転倒ですね。

カラテアの植え替えはまず天気予報のチェックから。最低気温が20度以上であることを確認した上で、ひとまわり大きな鉢へ植え替えます。株分けでもokです。

あわせて読みたい「カラテアが難しいといわれる3つの理由とは?」はこちら

カラテアが枯れる原因③空気の乾燥

カラテアは湿度70%以上の湿った空気を好む熱帯植物です。そのため、人にとって快適な湿度であっても、カラテアにとっては不快な場合がよくあります。

それが顕著となるのが秋から冬の空気が乾燥しがちな時期です。空気が乾燥すると葉が丸まったり、茶色く傷んだり…といった症状がでてきます。

もちろん、冷暖房の風に直接当てるのも×です。湿度が50%以下なら要注意。葉水で保湿してやります。

特に空気が乾燥しがちな秋~冬はこまめな葉水で保湿しよう!

葉水▲葉の裏にも水分を吹きかける

空気が乾燥する場合、霧吹きで株全体に水を吹きかけます。これが葉水(はみず)です。

熱帯地方が原産の植物は、根だけでなく葉からも水分を吸収できるといわれています。

また、美しい葉を保つことはもちろん、害虫の予防としても葉水は効果的です。コツは葉の裏側もまんべんなく霧吹きで吹きかけること。

植物を下から上にのぞき込むようにすると、害虫の早期発見にもつながりますよ。

葉水後はできるだけ風通しのよい場所へ。窓を閉め切る時期ならサーキュレーターをまわして風通しよくします。

あわせて読みたい「カラテアの葉が丸まる原因は?湿度を好むカラテアは乾燥に注意」はこちら

カラテアが枯れる原因④病害虫

暖かく乾燥した状態でどこからか湧いてくるのが害虫です。カラテアにつきがちなのはお馴染のカイガラムシやハダニですね。

カイガラムシ▲虫といってもほとんど動かないことが多い。暖かく乾燥した場所で発生しやすい。

これらの害虫がカラテアにつくと、吸汁によって葉の色が変色したり、糖分を含む排泄物により葉を汚されたりします。

この排泄物にカビが生じることで引き起こされるのが「すす病」です。すす病にかかると葉に黒い斑点が現れます。

もちろん、害虫を放置していると株を枯らされる原因にもなります。吸汁によって変色した部分は元に戻りません。そして、被害箇所は光合成ができなくなります。

結果、被害が拡大することで株自体を枯らされたり、最悪、他の植物につくこともあるのです。見つけたら早目に取り除くことが大切ですね。

カイガラムシ▲確実に捕獲&駆除!被害を最小限に抑える

窓を閉め切る時期はサーキュレーターをフル活用

真夏や真冬はどうしても窓を閉め切りがちです。とはいえ、冷暖房を効かせているのにも関わらず、頻繁に窓を開け閉めするのは現実的ではありません。

そこで必要となるのがサーキュレーターです。

サーキュレーター▲うまく使えば電気代の節約にも効果を発揮するサーキュレーター

サーキュレーターを使うことで、室内の停止した空気を効率的にかき混ぜます。

特に、一か所に停滞しがちな湿気を動かすことで、根腐れやカビの発生を防ぐこともできます。また、暖かい空気は天井に、冷たい空気は床付近に溜まりやすいです。

これらの空気を動かすことで、エアコンを効率的に使い電気代を節約することもできます。

特に、観葉植物を多く育てているなら必ず持っておきたいアイテムがサーキュレーターです。

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

 

まとめ

葉の模様がエキゾチックでおしゃれなカラテア

今回は、カラテアが枯れる主な原因と管理のポイントをご紹介しました。

カラテアと一言でいっても、その種類は300種類ともいわれます。よく見かけるものでは、丸みのある葉に白いしましま模様が入った「カラテア・オルビフォリア」でしょう。(下写真)

買ってきて一週間経過したカラテア▲カラテア・オルビフォリア

とっても可愛らしい葉のカラテアですが、大きく葉の厚みが薄めなため、空気の乾燥で葉が丸まったり茶色く傷んだりしやすいです。

他の植物よりもちょっぴり気にかけてやるのが、カラテアを長く楽しむコツですね。

ぴえんの女性▲「特別扱いして欲しいんだ…」

カラテアが枯れる主な原因と管理のポイント

ラテアートのような葉のカラテア・マコヤナ▲まるでラテアートのようなカラテア・マコヤナ

主な原因
管理のポイント
寒さ 気温が下がる秋~冬は、夜になったら窓からできるだけ離し、水やりは控え目にする。また、夜間の水やりは避ける。なぜなら水温低下による根や葉を傷めやすいため。
蒸れ 暖かい時期は土の表面が乾いてきたタイミングでたっぷりと。最低気温が15度以下になったら土の表面が乾いてさらに3~4日放置。その後、暖かい時間帯に常温の水を土全体が湿る程度に与える。一年を通して風通しのよい場所に置く。
過度の乾燥 湿度70%が理想的。一般家庭で管理する場合は葉水が必要。加湿器でも〇だが基本は葉水。特に空気が乾燥しがちな秋から冬は葉の乾燥に注意。葉を傷めないよう、できるだけ暖かい時間帯におこなう。
病害虫 風通しの悪い環境や暖かく乾燥した状態が続くとハダニやカイガラムシが発生しやすい。とはいえ、一年を通して注意する必要あり。害虫がついていないかチェックする際は、植物を上からだけでなく下から見上げるようにすると葉の付け根に付いた虫を発見しやすい。

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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