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水耕栽培で大きくならないのはなぜ?観葉植物が育たない原因と対処法

ポトス(マーブルクイーン)の水挿し 特殊な育て方・スタイル

観葉植物を水耕栽培していると、「枯れてはいないけれど全然大きくならない」「最初より葉が小さくなってきた」と感じることがあります。

水耕栽培の観葉植物が大きくならない原因には、光不足、栄養不足、根の酸素不足、水温の上昇などが考えられます。

水耕栽培でも観葉植物を育てることはできますが、家庭で水に挿して育てるような方法では、土栽培と比べて成長がゆっくりになったり、長期間育てるうちに株が弱ったりすることもあります。

私自身、これまで何度も観葉植物の水耕栽培をしてきました。

その経験からいうと、清潔さや見た目のよさを重視するなら水耕栽培、大きく丈夫に育てたいなら土栽培がおすすめです。

この記事では、水耕栽培の観葉植物が大きくならない原因と、大きく育てたい場合の対処法を解説します。

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・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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水耕栽培の観葉植物が大きくならない主な原因

アグラオネマの水挿し

水耕栽培で植物が大きくならないときは、単純に「水が足りない」という問題ではありません。

特に家庭で行う簡易的な水耕栽培では、光・栄養・根の環境が成長を左右します。

光が足りていない

観葉植物が成長するためには光が必要です。

室内の明るい場所に置いているつもりでも、植物にとっては光量が不足していることがあります。

光が足りない状態が続くと、

  • 茎が細長く伸びる
  • 葉と葉の間隔が広くなる
  • 新しい葉が小さくなる
  • 葉色が薄くなる
  • 成長が遅くなる

といった変化が見られることがあります。

私が水耕栽培してきた観葉植物でも、長く育てているうちに茎が細くなり、いわゆる「もやし」のような姿になってしまうことがありました。

ただし、水耕栽培の場合は「光不足なら、とにかく日当たりのよい窓際へ移動すればいい」とも限りません。

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強い日差しに当てると水温が上がりやすい

水耕栽培で注意したいのが、容器内の水温上昇です。

たとえば夏に南向きの窓際へ置くと、強い日差しによって容器や水が温まりやすくなります。

土栽培でも高温には注意が必要ですが、水耕栽培では根が水に直接触れているため、水温が高くなりすぎる環境は根に負担をかけます。

そのため、

光が足りない → 日当たりのよい場所へ移動する → 水温が上がる

という別の問題が起こることがあります。

私自身も何度も水耕栽培をしていますが、強い光を確保しながら根の環境も安定させるという点では、土栽培より難しさを感じます。

直射日光が当たって容器が熱くなるような場所は避け、明るい日陰やレースカーテン越しの光などを利用するとよいでしょう。

光量がどうしても不足する場合は、植物育成ライトを利用する方法もあります。

水だけでは栄養が不足しやすい

植物は水だけでなく、成長するためにさまざまな養分を必要とします。

水挿しした観葉植物は、水だけでも発根してしばらく育つことがあります。

発根したペペロミアの水差し(水挿し)

しかし、「水だけで枯れずに生きていること」と「新しい葉を次々に出して大きく育つこと」は別です。

長期間、水だけで育てていると栄養が不足し、新しい葉が小さくなったり、成長が止まったりすることがあります。

水耕栽培を長く続ける場合は、水耕栽培に使用できる肥料を適切に使用する方法があります。

ただし、肥料は多く入れれば早く大きくなるわけではありません。

濃度が高すぎれば根を傷める原因になるため、使用する肥料の説明に従って適切な濃度で与えましょう。

根の環境が悪くなっている

水耕栽培のポトスの伸びすぎた根っこ

水耕栽培では、根の状態を確認することも大切です。

根も植物の一部であり、健全に活動するためには酸素が必要です。

水の交換を長期間していなかったり、根の状態が悪くなっていたりすると、根が傷んで植物全体の成長が鈍ることがあります。

水が濁っている、嫌な臭いがする、根が黒っぽく柔らかくなっている場合などは、根の状態を確認しましょう。

傷んだ根が増えると、水や養分を十分に吸収できなくなり、葉にも影響が出てきます。

水耕栽培を続けると葉が小さくなることもある

私がこれまで水耕栽培をしてきて特に感じるのが、最初は元気でも、長期間育てているうちに少しずつ葉が小さくなることがあるという点です。

水挿し直後は、もともと土で育っていたときの葉が残っているため、見た目にもそれほど変化を感じないことがあります。

ところが、新しい葉が何枚か展開していくうちに、以前より小さな葉が出るようになったり、茎が細く伸びたりすることがあります。

もちろん、すべての植物が同じようになるわけではありません。

植物の種類や光量、肥料、温度などによっても成長は大きく変わります。

ただ、私自身が何度も育ててきた経験では、家庭で手軽に行う水耕栽培で、観葉植物を長期間どんどん大きく育てるのは簡単ではないと感じています。

水耕栽培の観葉植物を大きくするためにできること

水耕栽培だからといって、観葉植物を大きく育てられないわけではありません。

光や栄養、根の環境を整えることで、成長しやすくなることがあります。

ただし、家庭で手軽に行う水耕栽培では、土栽培より管理が難しい部分もあります。

明るさを確保する

ポトスの水挿し

植物が成長するためには、十分な光が必要です。

茎ばかり細長く伸びる、新しく出てくる葉が小さいといった場合は、光不足になっていないか確認してみましょう。

ただし、水耕栽培では直射日光による水温上昇にも注意が必要です。

特に夏の南向きの窓際などは、容器内の水が想像以上に温まることがあります。

直射日光で容器が熱くなる場所を避けながら、できるだけ明るい場所で管理しましょう。

自然光だけでは明るさを確保できない場合は、植物育成ライトを利用する方法もあります。

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水耕栽培用の肥料を適切に使う

長期間水だけで育てている場合は、栄養不足によって成長が鈍っている可能性があります。

大きく育てたい場合は、水耕栽培に使用できる肥料を適切に与えることも検討しましょう。

ただし、肥料の与えすぎには注意が必要です。

水耕栽培では根が肥料を含んだ水に直接触れるため、濃すぎる肥料は根を傷める原因になります。

商品に記載されている使用方法や希釈倍率を守って使用しましょう。

肥料と活力剤の違いとは?観葉植物に適した使い方を徹底解説!

水を定期的に交換する

マドカズラ|水挿し|発根後

水耕栽培では、水を長期間そのままにしないことも大切です。

水が汚れたり根が傷んだりすると、植物の成長にも影響します。

容器の水が濁っている、臭いがする、ぬめりが目立つといった場合は、水を交換して容器もきれいにしましょう。

水を交換するときには、根の状態も一緒に確認できます。

白や薄い色のしっかりした根が伸びているか、黒く柔らかくなった根がないかチェックしてみてください。

根をすべて深く水に沈めない

水耕栽培では、根のすべてを水の中へ深く沈め続けるよりも、根が酸素にも触れられる環境をつくることが大切です。

特に茎の付け根まで水に浸けてしまうと、傷みや腐敗につながることがあります。

植物の種類や栽培方法によって適した水位は異なりますが、「根があるから全部水に沈める」と考えず、根の状態を観察しながら調整しましょう。

大きく丈夫に育てたいなら土栽培がおすすめ

水耕栽培でなかなか大きくならず、「もっと葉を大きくしたい」「株を丈夫に育てたい」という場合は、土栽培への切り替えも検討してみてください。

私自身、観葉植物の水耕栽培を何度もしてきましたが、大きく育てることを優先するなら土栽培の方がおすすめだと感じています。

水耕栽培では、光を確保しようとすると水温の上昇に気をつける必要があり、栄養や根の状態も管理しなければなりません。

長期間育てていると、茎が細く伸びたり、新しく出てくる葉が少しずつ小さくなったりすることもありました。

一方、一般的な観葉植物を適した土で育てれば、水やり後は余分な水が抜け、土の隙間には空気も入ります。

植物の種類に合った日当たりや肥料などの条件を整えやすいため、株を大きく育てたい場合には土栽培が向いています。

もちろん、水耕栽培でも設備や肥料、光、酸素などを適切に管理すれば大きく育てることは可能です。

そのため、「水耕栽培では大きくならない」のではなく、家庭で手軽に行う水耕栽培では、大きく育てるための環境づくりが難しいことがあると考えるとよいでしょう。

水耕栽培には土栽培にはないメリットもある

ポトス(マーブルクイーン)の水挿し

大きく育てることだけを考えると土栽培がおすすめですが、水耕栽培にも大きなメリットがあります。

特に私が感じるのは、清潔で見た目がきれいなことです。

土を使わないため、

  • 室内に土を持ち込みたくない
  • 土がこぼれるのが嫌
  • キッチンやデスク周りに植物を置きたい
  • 透明な容器で根も楽しみたい
  • インテリアとしてすっきり飾りたい

という人には水耕栽培が向いています。

透明なガラス容器と観葉植物を組み合わせれば、土栽培とは違った涼しげな雰囲気も楽しめます。

そのため、どちらが優れているというより、何を優先するかで栽培方法を選ぶのがおすすめです。

大きさや丈夫さを重視するなら土栽培、清潔さや見た目を重視するなら水耕栽培という選び方もできます。

水耕栽培から土に植え替えても大丈夫?

水挿しで発根したポトスを土に植えつける

水耕栽培で発根した観葉植物を、土へ植え替えることは可能です。

ただし、水中で伸びた根は、土の中で育った根とは環境が大きく変わります。

植え替え直後は植物に負担がかかることもあるため、いきなり強い日差しに当てたり、肥料をたくさん与えたりするのは避けましょう。

植物の生育期など、植え替えに適した時期を選ぶことも大切です。

また、土に植えた直後は根が新しい環境に慣れるまで、葉が一時的に元気をなくすこともあります。

すぐに失敗と判断せず、新しい根が土の環境に適応するまで様子を見ましょう。

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水耕栽培で大きくならないときによくある質問

水だけで観葉植物をずっと育てられる?

植物の種類によっては、水だけでもある程度の期間育てることができます。

ただし、水だけでは成長に必要な養分が不足しやすいため、「枯れずに維持すること」と「大きく成長させること」は分けて考えた方がよいでしょう。

長期間水耕栽培する場合は、光や肥料、水質、根の状態なども管理する必要があります。

水耕栽培には肥料が必要?

大きく成長させたい場合は、栄養補給も重要になります。

水だけでは植物が必要とする養分を十分に補えないため、水耕栽培に使用できる肥料を適切に使用します。

ただし、濃すぎる肥料は根を傷める可能性があるため、必ず商品の使用方法を確認してください。

水耕栽培で葉が小さくなるのはなぜ?

光不足や栄養不足、根の状態など、複数の原因が考えられます。

特に新しい葉が徐々に小さくなり、茎も細長くなっている場合は、植物を大きく育てるための環境が十分に整っていない可能性があります。

光・肥料・水温・根の状態を順番に確認してみましょう。

水耕栽培から土に戻した方がいい?

必ず土に戻す必要はありません。

水耕栽培の見た目や管理方法が気に入っていて、植物も元気ならそのまま楽しむことができます。

一方、何度環境を見直しても葉が小さくなっていく、株が弱っている、もっと大きく育てたいという場合は、土栽培へ切り替えるのもひとつの選択肢です。

まとめ|水耕栽培で大きくならないなら育て方を見直そう

水耕栽培の観葉植物が大きくならない場合は、光不足、栄養不足、根の酸素不足、水温の上昇などが関係している可能性があります。

水耕栽培でも環境を適切に整えれば植物を成長させることはできます。

ただ、私自身が何度も水耕栽培をしてきた経験では、長期間育てているうちに茎が細くなったり、新しい葉が少しずつ小さくなったりすることがありました。

また、光量を増やそうとして強い日差しに当てると、今度は水温が上昇して根に負担がかかることもあります。

そのため、観葉植物を大きく丈夫に育てることを最優先するなら、個人的には土栽培がおすすめです。

一方、水耕栽培には、土を使わず清潔に楽しめる、見た目がきれい、室内に飾りやすいといった魅力があります。

大きく育てたいなら土、清潔さやインテリア性を重視するなら水耕栽培。

それぞれのメリットを理解して、自分が観葉植物をどのように楽しみたいかに合わせて選んでみてください。

特殊な育て方・スタイル
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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