「観葉植物をもう育てられない。でも、生きている植物を捨てるのはかわいそう……」
長く育ててきた植物ほど、ゴミとして処分することに抵抗を感じる人は多いと思います。
観葉植物は家具や雑貨とは違って、生きているものです。
私自身もこれまでたくさんの観葉植物を育ててきましたが、どうしても手放さなければならず、処分したこともあります。
そんなときは「ごめんね、今までありがとう」という気持ちでお別れしてきました。
それでもあとになって、「やっぱり捨てなきゃよかったな……」と後悔したこともあります。
だからこそ、まだ元気な観葉植物なら、捨てる前にほかの方法がないか一度考えてみてほしいです。
今なら、人に譲るだけでなく、メルカリなどのフリマサービスで次に育ててくれる人を探すという方法もあります。
大きすぎることが理由なら、剪定したり、一部を水挿しにして小さく残したりできる植物もあります。
それでもどうしても手放さなければならないときは、不法投棄せず、住んでいる地域のルールに従ってきちんと処分することが大切です。
この記事では、観葉植物を捨てるのがかわいそうで悩んでいる人に向けて、捨てる前に試したい方法と、どうしても処分するときの考え方を紹介します。
▶「ちゃんと育てなきゃ」に疲れた人へ…水やり不要で楽しむ観葉植物
観葉植物を捨てるのがかわいそうと感じるのは当然

観葉植物は生きています。
水を与えれば新しい葉が出て、少しずつ大きくなり、ときには弱った株が復活することもあります。
何年も育てていれば、単なるインテリアではなく、愛着のある存在になっていくものです。
長く育てた植物ほど捨てにくい
小さな苗から育ててきた植物なら、なおさら簡単には捨てられません。
「この葉が出たとき嬉しかったな」
「ずいぶん大きくなったな」
そんな思い出がある植物をゴミ袋へ入れるのは、やはり抵抗があります。
私自身も、植物を処分したあとになって「残しておけばよかった」と思ったことがあります。
だから、まだ迷っている段階なら、急いで捨てる必要はないと思います。
まずは本当に手放さなければならないのか、ほかに方法がないか考えてみましょう。
どうしても育てられなくなることはある
一方で、「かわいそうだから絶対に捨ててはいけない」と考える必要もないと思います。
生活していれば、どうしても植物を育て続けるのが難しくなることがあります。
たとえば、
- 引っ越し先に持っていけない
- 大きくなりすぎて置き場所がなくなった
- 鉢を増やしすぎて管理できなくなった
- ペットとの暮らしを考えて植物を見直したい
- 忙しくなって世話を続けるのが難しくなった
など、理由は人それぞれです。
購入したときには想像していなかった事情が出てくることもあります。
そんなときは無理に抱え続けるのではなく、次に育ててくれる人を探すことも、ひとつの手放し方だと思います。
観葉植物を捨てる前に試したい方法

まだ元気な植物なら、いきなり処分するのではなく、まずは別の場所で育ててもらえないか考えてみましょう。
自分にとっては「もう置けない植物」でも、誰かにとっては「欲しかった植物」かもしれません。
家族や友人に譲る
まず試しやすいのが、身近な人に声をかけてみる方法です。
「この観葉植物、育ててくれる人いない?」
と聞いてみると、意外と欲しい人が見つかることがあります。
特に元気に大きく育った観葉植物は、お店で同じくらいのサイズを購入すると高価な場合もあります。
状態がよければ、喜んで引き取ってもらえることもあるでしょう。
ただし、人に譲る前には葉や土を確認し、目立った病害虫がないかチェックしておくと安心です。
▶観葉植物の害虫対策と駆除方法!虫を防ぐために押さえておくべきポイント3つ
メルカリなどで次に育ててくれる人を探す
身近に欲しい人がいなければ、メルカリなどのフリマサービスを利用する方法もあります。
昔なら「周りに欲しい人がいなければ捨てるしかない」となっていた植物でも、今なら離れた場所にいる人へ譲れる可能性があります。
自分にとっては大きくなりすぎた植物でも、
「この種類を探していた」
「ある程度大きく育った株が欲しい」
という人がいるかもしれません。
捨てるのがかわいそうで悩んでいるなら、次に育ててくれる人を探せるのは大きなメリットです。
ただし、植物は生きているので発送には注意が必要です。
枝や葉が折れないようにし、土がこぼれないよう梱包する必要があります。
また、大型の鉢植えは重く、送料が高くなったり発送そのものが難しかったりすることもあります。
出品する場合は、利用するサービスや配送方法の最新ルールを確認したうえで利用しましょう。
職場に置かせてもらえないか相談する
大きな観葉植物なら、職場などで引き取ってもらえないか相談してみるのもひとつです。
観葉植物がひと鉢あるだけでも、殺風景だった空間に緑が加わり、雰囲気が変わります。
ただし、勝手に持ち込むのではなく、必ず管理者などに確認します。
また、
「誰が水やりをするのか」
「日当たりのよい場所はあるのか」
まで考えてから譲ることが大切です。
置いてもらえたとしても、その後誰も管理しなければ植物が弱ってしまいます。
地域の施設などに相談してみる
公民館などの地域施設に置いてもらえないか、相談してみる方法も考えられます。
大きく元気に育った観葉植物なら、施設によっては興味を持ってもらえるかもしれません。
ただし、必ず受け入れてもらえるわけではありません。
植物を持って突然訪問するのではなく、事前に問い合わせて、寄付を受け付けているか確認しましょう。
植物園への寄付も必ず事前に確認する
「植物なら植物園で引き取ってもらえるのでは?」と思うかもしれません。
ただ、植物園にはそれぞれ収集方針があり、病害虫対策なども必要です。
一般家庭で育てた観葉植物を受け入れていない施設も考えられるため、こちらも必ず事前確認が必要です。
「珍しい植物だから」「立派に育ったから」という理由だけで持ち込まないようにしましょう。
大きすぎて捨てたいなら小さく残せないか考える

「植物そのものが嫌になったわけではない」
「ただ、大きくなりすぎて置けない」
という場合は、植物を丸ごと手放さなくても済むかもしれません。
剪定してコンパクトに仕立て直す

剪定できる種類なら、伸びすぎた枝を切って株をコンパクトに仕立て直す方法があります。
高さ1mを超えた植物をそのまま置くのは難しくても、剪定して小さくできれば引き続き育てられるかもしれません。
植物によって適した剪定時期や切る位置が違うため、種類ごとの方法を確認してから行います。
▶モンステラの剪定が失敗する原因は?切る場所と手順を画像付き解説
水挿しにして小さく残す

私なら、挿し木や水挿しができる植物の場合、一部分だけでも残せないか考えます。
元気な茎を適切な位置でカットして、水を張った容器に挿して発根させます。
大きな鉢植えは置けなくても、小さな水挿しなら窓際などのちょっとしたスペースで管理できることがあります。
長年育てた植物なら、親株を手放すことになっても、その株から取った一部分を残しておけば、完全にお別れする必要はありません。
もちろん、すべての観葉植物が水挿しで増やせるわけではありません。
ただ、「捨てるか、残すか」の二択ではなく、「小さくして残す」という選択肢もあることは覚えておいてほしいです。
▶モンステラの簡単な増やし方!水差しで根が出たら土に植え替えよう
それでも観葉植物の手放し先が見つからないときは?
家族や友人に聞いたり、メルカリなどへの出品を考えたり、施設に相談したりしても、手放し先が見つからないことはあります。
特に大きな観葉植物は運搬が難しく、欲しい人がいても「取りに行けない」「発送できない」といった問題が出てくることもあるでしょう。
水挿しや剪定で小さく残すことも難しく、本当に育て続けられないのであれば、最終的には処分するという選択肢もあります。
無理して育て続ける必要はない
植物は生きているので、捨てることに抵抗を感じるのは当然だと思います。
でも、引っ越しや生活環境の変化など、どうしても育て続けられなくなることはあります。
「かわいそうだから」と無理に持ち続けて、結局お世話ができずに枯らしてしまうこともあるかもしれません。
できる範囲で譲渡先を探したり、小さく残せないか考えたりしたうえで、それでも難しいのであれば、きちんと処分して区切りをつけることも必要だと思います。
観葉植物を捨てるときは植物・土・鉢を分けて考える

観葉植物を処分するときに注意したいのが、鉢ごとそのままゴミとして出せるとは限らないことです。
観葉植物には、
植物本体・土・鉢
があります。
それぞれ処分方法が異なる可能性があるため、住んでいる自治体のルールを確認しましょう。
植物本体は自治体の分別方法を確認する
葉や細い枝などをどの区分で処分するのかは、地域によって異なります。
また、大きく育った観葉植物では、太い幹や長い枝をそのまま出せない場合も考えられます。
必要に応じて小さく切るなど、自治体が指定する方法で処分します。
「植物だから燃えるゴミだろう」と自己判断せず、分別方法を確認してから出すのが安心です。
土は普通のゴミとして出せないこともある
特に注意したいのが、鉢の中に入っている土です。
自治体によっては、土を家庭ゴミとして収集していないことがあります。
そのため、植物を抜いたあとの土をそのままゴミ袋へ入れるのではなく、自治体の案内を確認してください。
大量にある場合は、土の回収を行っている業者や購入した園芸店などに相談できるケースもありますが、対応はそれぞれ異なるため事前確認が必要です。
鉢は素材によって処分方法が変わる
鉢も、プラスチック製・陶器製など素材によって分別方法が異なることがあります。
さらに大きな鉢では、サイズによって通常の家庭ゴミとは異なる扱いになる可能性もあります。
植物を処分するときは、植物だけではなく鉢と土まで含めて最後まで適切に片付けることが大切です。
観葉植物や土を公園・山などに捨てない
観葉植物は自然のものだからといって、公園や山、河川敷などへ勝手に捨ててよいわけではありません。
土についても同じです。
「自然に返す」つもりでも勝手に捨てない
「植物だから山に植えればいいのでは?」
「土なら公園に撒いても問題ないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、自分の所有地ではない場所へ勝手に植物や土を捨てるのは避けましょう。
育てられなくなった植物を手放すときこそ、不法投棄せず、最後まで決められた方法で処分することが大切です。
私は捨てるとき「ごめんね、ありがとう」とお別れしてきた
ここは処分方法とは少し違いますが、私自身の経験として伝えておきたいことがあります。
私もこれまで、どうしても植物を処分しなければならなかったことがあります。
そんなときは、
「ごめんね。今までありがとう」
という気持ちでお別れしてきました。
もちろん、そうしなければならないという話ではありません。
ただ、長く育ててきた植物をゴミとして処分するのがつらいなら、自分なりに感謝して区切りをつけるのもひとつの方法だと思います。
捨ててから後悔した植物もある
実は私自身、手放してから、
「やっぱり捨てなきゃよかったな……」
と後悔した植物もあります。
処分したときには「もう育てられない」と思っていても、あとになって同じ植物を見かけると、惜しくなることがあるんですよね。
だから、まだ少しでも迷っているなら、急いで捨てる必要はないと思います。
人に譲れないか。
メルカリなどで欲しい人を探せないか。
小さく剪定できないか。
一部分だけ水挿しで残せないか。
捨てたあとに元へ戻すことはできないので、後悔しそうなら一度立ち止まって考えてみてください。
次に観葉植物を買うときは最後まで育てられるか考える

植物を手放した経験があるなら、それを次に生かすことも大切だと思います。
これは植物を増やしすぎた経験のある私自身にも言いたいことです。
小さい苗もいつか大きくなる
観葉植物を購入するときは、小さな苗であることも多いです。
そのときは場所を取らなくても、環境が合えばどんどん成長します。
数年後には大きな鉢が必要になり、置き場所や植え替えに困る可能性もあります。
購入するときには現在のサイズだけでなく、成長したときにどのくらいの大きさになる植物なのかも確認しておくとよいでしょう。
「かわいい」だけで増やしすぎない
植物が好きだと、ホームセンターや100円ショップなどで気になる株を見つけると欲しくなります。
私自身も植物が好きなので、これは本当に気をつけたいところです。
1鉢ずつは小さくても、増えれば水やりや植え替えに必要な時間も増えます。
置けるかどうかだけではなく、
「この植物も最後まで自分で管理できるかな?」
と一度考えてから迎えたいですね。
将来のことをすべて予測する必要はない
もちろん、植物を購入するときに何年も先の生活まで予測することはできません。
引っ越すことになるかもしれませんし、家族やペットとの暮らしが変わることもあります。
だから「一度買ったら何があっても一生手放してはいけない」とまで考える必要はないと思います。
ただ、少なくとも購入時点で無理なく育てられそうか、大きくなったときも管理できそうかを考えておけば、あとで困る可能性を減らせます。
観葉植物を捨てるときによくある疑問
観葉植物を捨てるのはかわいそう?
植物は生きているので、かわいそうと感じるのは自然なことだと思います。
まだ元気なら、まずは家族や友人に譲る、メルカリなどで欲しい人を探す、施設へ相談する、小さく仕立て直すなどの方法を考えてみましょう。
それでも育て続けられないのであれば、自治体のルールに従って適切に処分します。
いらない観葉植物は売れる?
状態のよい観葉植物なら、メルカリなどのフリマサービスを利用して、欲しい人を探す方法があります。
ただし、大型の植物は梱包や送料が問題になることがあります。
出品・発送する場合は、利用するサービスや配送方法の最新ルールを確認してください。
観葉植物を無料で引き取ってくれる場所はある?
家族や友人のほか、地域の施設や職場などで引き取ってもらえる可能性はありますが、どこでも受け入れているわけではありません。
植物園や公民館なども含め、持ち込む前に必ず問い合わせて確認しましょう。
観葉植物の土は燃えるゴミに出していい?
自治体によって扱いが異なります。
土を家庭ゴミとして収集していない地域もあるため、自己判断で出さず、住んでいる自治体の分別ルールを確認してください。
捨てるか迷っているときはどうすればいい?
すぐに処分する必要がないなら、少し時間を置いて考えてみるのがおすすめです。
特に長年育てた植物は、捨ててから後悔することもあります。
譲る・売る・剪定する・挿し木や水挿しで小さく残すなど、ほかの方法がないか検討してから決めても遅くありません。
まとめ|観葉植物を捨てるのがかわいそうなら、まず次に育ててくれる人を探してみよう
観葉植物は生きているものなので、捨てるのを「かわいそう」と感じるのは自然なことだと思います。
私自身も植物を処分した経験がありますし、あとになって「捨てなきゃよかったな」と後悔したこともあります。
だからこそ、元気な植物なら、まずは捨てる以外の方法を考えてみてください。
家族や友人に譲る、メルカリなどで次に育ててくれる人を探す、職場や施設へ相談する、剪定して小さくする、水挿しで一部分だけ残す。
意外なところで、次の育て手が見つかるかもしれません。
それでもどうしても手放さなければならない場合は、植物・土・鉢を自治体のルールに従って適切に処分し、不法投棄はしないこと。
そして私なら最後に、「ごめんね。今までありがとう」という気持ちでお別れします。
これは私自身にも言いたいことですが、次に新しい植物を迎えるときには、「かわいい」だけでなく、大きくなっても最後まで育てられそうかを一度考えてから購入したいですね。

