「観葉植物って本当に必要?」「おしゃれだけど、虫や水やりが面倒そう」「買っても結局いらなくなりそう」と迷っていませんか?
私は20年以上観葉植物を育てています。
植物が好きなので基本的には「観葉植物がある暮らしはいいな」と思っていますが、実は一時期、鉢植えを増やしすぎて管理がかなり大変になったこともあります。
水やりをして、葉の状態を確認して、必要になれば植え替えて……。
1鉢、2鉢ならそれほど負担にならなくても、数が増えるほど当然お世話する時間も増えていきます。
そんな経験から感じるのは、観葉植物はたくさんあればいいわけではなく、自分が無理なく管理できる数で楽しむのが一番ということです。
虫が苦手だったり、土や植え替えの管理を面倒に感じたりするなら、水挿しやハイドロカルチャー、フェイクグリーンという選択肢もあります。
それでも個人的には、無理なく管理できるなら本物の植物を1鉢だけでも育ててみるのがおすすめです。
新しい葉が出たり、少しずつ大きくなったり。毎日の小さな変化を見る楽しみがありますし、緑がひとつ加わるだけでも部屋の印象は大きく変わります。
この記事では、20年以上観葉植物を育ててきた経験から、観葉植物のメリット・デメリット、いらないと感じやすい人の特徴、負担を減らして楽しむ方法について紹介します。
▶観葉植物は置かない方がいい?室内でも清潔にグリーンを楽しむ4つの方法
観葉植物はいらない?20年以上育てて感じること

「観葉植物はいらない」と感じること自体は、決して不思議ではありません。
実際に育ててみると、水やり以外にも意外とやることがあります。
私自身は植物が大好きですが、だからこそ「誰でもたくさん育てた方がいい」とは思っていません。
増やしすぎると管理が大変になる
私は一時期、観葉植物の鉢を増やしすぎてしまったことがあります。
気になる植物を見つけるたびに育てていると、いつの間にか鉢が増えてしまいました。
そうなると大変なのが日々の管理です。
植物によって土が乾くタイミングも違いますし、成長すれば植え替えも必要になります。
葉が傷んでいないか、虫がついていないかなども確認しなければなりません。
植物が好きでも、自分が管理できる数を超えると「癒し」より「やらなければならないこと」が増えてしまうと感じました。
自分で管理できる数なら癒しになる
逆に、自分が無理なく世話できる規模なら、観葉植物はとても楽しい存在です。
水やりをしたときに新芽を見つけたり、昨日まで丸まっていた葉が開いたり、少しずつ株が大きくなったり。
毎日劇的に変化するわけではないからこそ、小さな変化を見つけたときは嬉しくなります。
20年以上育てていますが、今でも新しい葉が出てくるとつい確認してしまいます。
私にとって観葉植物は、ただ部屋を飾るインテリアではなく、日々の変化を楽しめる存在です。
観葉植物を「いらない」と感じやすい理由

観葉植物を置くことにはメリットがありますが、当然デメリットもあります。
購入してから「こんなはずじゃなかった」とならないよう、面倒に感じやすいポイントも知っておきましょう。
水やりなどのお世話が必要
本物の植物なので、当然ながら放置したままというわけにはいきません。
土の状態を確認して水を与え、適した場所に置いて管理します。
旅行などで長期間家を空ける場合には、水やりをどうするか考える必要が出てくることもあります。
特に植物をたくさん増やすと、それぞれの鉢を確認するだけでも時間がかかります。
「できるだけ家の中の管理を増やしたくない」という人にとっては、これが負担になるかもしれません。
植え替えが面倒
観葉植物は成長するため、ずっと購入時の鉢のまま育てられるとは限りません。
根が鉢の中に回ったり、土が古くなったりすれば、植え替えを検討することになります。
鉢や新しい土を用意して、植物を鉢から抜いて植え直し、古い土を片付ける。
植物好きの私でも、鉢数が増えすぎると「全部植え替えるのは大変だな……」と感じます。
植え替え作業そのものが苦手なら、たくさんの鉢植えを持つより、少ない数で楽しむ方が向いているでしょう。
虫が気になることがある
「観葉植物を置きたくない」という人の中には、虫が苦手という人も多いと思います。
土を使って植物を育てる以上、管理環境によっては小さな虫が気になることがあります。
特に虫が本当に苦手な人にとっては、これだけでも観葉植物を置きたくない理由になるでしょう。
だからといって、緑のある暮らしを完全に諦める必要はありません。
後ほど紹介しますが、土を使わない水挿しやハイドロカルチャー、フェイクグリーンなど、負担を減らして緑を楽しむ方法もあります。
▶観葉植物に虫がわかない方法は?虫が苦手な方におすすめの土はコレ!
観葉植物を置くメリット

ここまでデメリットを挙げましたが、それでも私は、管理できる範囲なら観葉植物を置くのがおすすめです。
20年以上育て続けているのも、やはりデメリット以上に楽しさを感じているからです。
毎日の小さな変化を楽しめる
フェイクグリーンとの大きな違いのひとつが、本物の植物は日々変化することです。
新芽が出て、少しずつ葉が開き、やがて大きな葉になる。
伸びすぎれば剪定し、そこからまた新しい芽が出てくることもあります。
長く育てていると、「こんなに小さかった株が、こんなに大きくなったんだ」と成長を振り返る楽しみも出てきます。
これは、生きた植物だからこそ味わえる魅力だと思います。
1鉢あるだけでも部屋の印象が変わる
観葉植物を楽しむために、部屋を植物だらけにする必要はありません。
むしろ私は、管理が大変になるほど増やしてしまった経験があるからこそ、お気に入りの1鉢を大切に育てる楽しみ方もおすすめしたいです。
家具だけの空間に植物の緑が加わると、それだけでも部屋の雰囲気が変わります。
大きな植物を何鉢も置かなくても、棚や窓際にお気に入りの植物がひとつあるだけで、空間にアクセントが生まれます。
育てる楽しみが増える

観葉植物は購入したときが完成ではありません。
環境が合えば少しずつ成長し、数年後には購入時とは違った姿になっていきます。
私自身、長く育てている植物を見ていると、単なるインテリアとは違う愛着を感じます。
「今日は新芽が少し開いた」「今年も無事に冬を越せた」
そんな小さな出来事が、日々の楽しみのひとつになるのも観葉植物のよさだと思います。
観葉植物が向いていない人は?
観葉植物には魅力がありますが、生活スタイルによっては本物の鉢植えが合わないこともあります。
無理に育ててストレスになるくらいなら、別の方法で緑を取り入れるのも十分ありです。
虫がどうしても苦手な人
小さな虫でも絶対に見たくないという人は、土を使った鉢植えを負担に感じる可能性があります。
できるだけ清潔に管理する方法はありますが、生きた植物を育てる以上、虫の可能性を完全にゼロにできるとは言い切れません。
その場合は、水挿しやハイドロカルチャーなど、土を使わない育て方を検討するのもひとつの方法です。
植え替えや水やりを負担に感じる人
「土を触りたくない」「水やりのタイミングを考えるのも面倒」という場合も、一般的な鉢植えにこだわる必要はありません。
植物を育てること自体に興味があるなら水挿しやハイドロカルチャー、とにかく管理したくないならフェイクグリーンという選択肢もあります。
観葉植物を置く目的は人それぞれです。
大切なのは、たくさんの植物を所有することではなく、自分の生活に負担にならない形で緑を楽しむことだと思います。
▶「ちゃんと育てなきゃ」に疲れた人へ…水やり不要で楽しむ観葉植物
観葉植物はいらないけど緑は欲しいときの選択肢

「観葉植物のある部屋には憧れる。でも、土や虫、お世話はちょっと……」という人もいると思います。
そんな場合は、一般的な土植えの観葉植物にこだわる必要はありません。
私自身、長く植物を育ててきて、水挿し・ハイドロカルチャー・フェイクグリーンなど、生活に合わせて選ぶのが一番だと思っています。
水挿しなら土を使わずに楽しめる
ポトスやモンステラなど、植物によってはカットした茎を水に挿して育てられるものがあります。
透明な容器に入れれば根の様子も見えるので、土植えとはまた違った楽しみ方ができます。
土を使わないため、「室内に土を持ち込みたくない」という人にも取り入れやすい方法です。
ただし、水挿しだから完全に放置できるわけではありません。
水が汚れれば交換が必要ですし、容器もときどき洗います。
また、すべての観葉植物が水挿しに向いているわけではないため、育てたい植物に合った方法か確認してから始めましょう。
ハイドロカルチャーなら土の管理を減らせる

ハイドロカルチャーも、室内で植物を楽しみたい人には選択肢のひとつです。
土の代わりに人工的な植え込み材などを使って育てるため、土植えとは管理方法が異なります。
見た目もすっきりしているので、室内に置きやすいと感じる人もいるでしょう。
ただし、ハイドロカルチャーも「一切お世話がいらない育て方」ではありません。
水の管理は必要ですし、植物を大きく育てることを優先するなら、私は土植えを選ぶことが多いです。
「できるだけ室内を清潔に保ちながら、本物の植物を楽しみたい」という人には検討しやすい方法だと思います。
とにかく管理したくないならフェイクグリーン
「水やりも植え替えもしたくない」「虫が出る可能性もできるだけ避けたい」という人なら、フェイクグリーンという選択肢もあります。
最近は本物の植物に近い見た目の商品もあり、インテリアとして緑を取り入れるだけなら十分楽しめます。
日当たりを考える必要もないため、本物の観葉植物では置きにくい暗い場所にも飾れます。
ただし、当然ながら新芽が出たり、大きくなったりすることはありません。
育てる楽しみを求めるなら本物、インテリアとして緑だけ取り入れたいならフェイクグリーンと考えると選びやすいです。
観葉植物を増やしすぎて後悔したらどうする?

私自身、一時期は鉢植えを増やしすぎて管理がかなり大変になりました。
植物が好きだと、お店で珍しい植物を見つけるたびに欲しくなってしまうんですよね。
でも、植物は購入して終わりではありません。
増えれば増えるほど、水やり・植え替え・置き場所の確保なども必要になります。
自分が無理なく管理できる数まで減らす
「観葉植物、もういらないかも」と感じたときは、植物そのものが嫌になったのではなく、単純に数が多すぎる可能性もあります。
私も実際に増やしすぎた経験があるので、これはかなり大事だと感じています。
10鉢のお世話が負担でも、1~2鉢なら楽しく続けられるかもしれません。
お気に入りだけを残して、自分が無理なく管理できる規模まで見直すのもひとつの方法です。
大きくなりすぎた植物は剪定してコンパクトにする
観葉植物が成長しすぎて「邪魔になってきた」と感じることもあります。
植物の種類や時期にもよりますが、剪定できる植物であればコンパクトに仕立て直す方法があります。
高さや横幅を抑えられれば、置き場所の問題を解消できることもあります。
ただし、どこからでも適当に切ればよいわけではないので、植物ごとの適した剪定方法や時期を確認しましょう。
▶モンステラの剪定が失敗する原因は?切る場所と手順を画像付き解説
手放すという選択肢もある
どうしても管理できなくなった場合は、無理に持ち続ける必要はありません。
家族や友人など、育てたい人がいれば譲る方法もあります。
植物の状態がよければ、地域の譲渡サービスなどを利用できる場合もあるでしょう。
「せっかく買ったから」と無理をして何鉢も抱え続けるより、自分が楽しめる数に調整する方が長く植物と付き合いやすいと思います。
観葉植物を置くなら最初は1鉢でも十分

これから観葉植物を買おうか迷っている人には、私はいきなり何鉢も購入するより、まず1鉢から始めることをおすすめします。
実際に育ててみないと、自分にとってお世話が楽しいのか、面倒なのかも分かりません。
育てやすい植物から始める
最初の1鉢なら、自宅の環境に合った育てやすい植物を選びます。
「初心者向け」と書かれている植物でも、日当たりがまったく合わなければ育てにくくなることがあります。
まず、
- どこに置くのか
- その場所にどれくらい光が入るのか
- どれくらいの大きさまで育てたいのか
- 土植えでも抵抗がないか
などを考えてから選ぶと失敗を減らせます。
小さな植物なら管理しやすい
大きな観葉植物は存在感があり、部屋の雰囲気を大きく変えてくれます。
一方で、大きな鉢は移動や植え替えも大変です。
「観葉植物が自分に合うかわからない」という段階なら、小さめの1鉢から試してみるのもよいでしょう。
実際に数か月、1年と育ててみて「もっと育てたい」と思ったら、そのときに少しずつ増やせば十分です。
私は「たくさん」より「無理なく楽しめる数」がおすすめ

20年以上観葉植物を育ててきて思うのは、植物の数が多ければ多いほど癒されるわけではないということです。
むしろ増やしすぎると、お世話が追いつかなくなって負担に感じることがあります。
1鉢でも本物の植物があると楽しい
個人的には、管理できるのであれば本物の植物を1鉢だけでも置いてみてほしいと思います。
フェイクグリーンにはフェイクグリーンのよさがありますが、本物の植物には「育つ」という楽しみがあります。
昨日まではなかった小さな新芽が出ていたり、新しい葉が少しずつ開いてきたり。
毎日見ているからこそ気づける変化があります。
私が20年以上観葉植物を育て続けているのも、こうした日々の小さな変化が楽しいからです。
緑がひとつあるだけでも部屋のアクセントになる
観葉植物を置くために、部屋中をジャングルのようにする必要はありません。
むしろ、すっきりした部屋にお気に入りの植物を1鉢置くだけでも、緑がアクセントになります。
私自身は、植物がひとつあるだけでも部屋の雰囲気がぐっと洗練された印象になると感じています。
「観葉植物はいらないかな」と迷っているなら、最初からたくさん買わず、まずはお気に入りを1鉢だけという楽しみ方もおすすめです。
観葉植物がいらない人についてよくある疑問
観葉植物はなくても困らない?
もちろん、生活必需品ではないので、観葉植物がなくても困るわけではありません。
インテリアとして緑が欲しいだけなら、フェイクグリーンでも楽しめます。
一方、本物の植物には成長を観察したり、自分で育てたりする楽しさがあります。
何を求めるかによって選べばよいと思います。
観葉植物は虫が出るから置かない方がいい?
観葉植物を置いたからといって、必ず虫が発生するわけではありません。
ただし、土や植物を室内に置く以上、虫の可能性を完全になくせるとは言い切れません。
虫が非常に苦手なら、土を使わない育て方やフェイクグリーンを検討するのもよいでしょう。
観葉植物の世話が面倒になったらどうする?
まずは鉢数を見直してみましょう。
私自身、増やしすぎて管理が大変になった経験があります。
すべてを手放さなくても、お気に入りの数鉢だけに絞れば負担がかなり変わることがあります。
観葉植物は何鉢くらいがちょうどいい?
一律に「○鉢がベスト」とはいえません。
家の広さや植物の大きさ、お世話に使える時間によって適切な数は変わります。
水やりや植え替えを負担に感じず、成長を楽しめる範囲が、その人にとってちょうどよい数だと思います。
本物とフェイクグリーンならどっちがおすすめ?
管理の手軽さを最優先するならフェイクグリーン、植物を育てる楽しさを味わいたいなら本物が向いています。
どちらかひとつに統一する必要もありません。
日当たりのよい場所には本物の観葉植物、暗くて植物を育てにくい場所にはフェイクグリーンというように、使い分ける方法もあります。
まとめ|観葉植物はいらない?無理なく管理できるなら1鉢からでもおすすめ
私は20年以上観葉植物を育てていますが、一時期は鉢植えを増やしすぎて、管理がかなり大変になったことがあります。
その経験から、今は「たくさん持つこと」より「自分が無理なく管理できる範囲で楽しむこと」が大切だと感じています。
水やりや植え替えが面倒、虫が苦手という人なら、無理に土植えの観葉植物を選ぶ必要はありません。
水挿しやハイドロカルチャーにしたり、フェイクグリーンを取り入れたりする方法もあります。
それでも個人的には、無理なく管理できるのであれば、本物の観葉植物を1鉢だけでも育ててみるのがおすすめです。
新芽が出る、葉が開く、少しずつ大きくなる。
そんな小さな変化が日々の楽しみになります。
「観葉植物はいらない」と感じるほど無理に増やす必要はありません。
自分が楽しんで世話できる数だけ育てる。
それくらいの距離感が、観葉植物と長く付き合っていくにはちょうどいいと、20年以上育ててきた私は感じています。


