インテリアグリーンとして人気のアロマティカス。実は「ゴキブリ除けになる」という噂が広まっています。
ただ、アロマティカスのおかげで出なかったのか、それとも単に環境が良かったのかは正直わかりません…。
そこで今回は、アロマティカスが本当にゴキブリに効くのかどうか、噂が「嘘」と言われる理由や実際の効果について解説していきます。
アロマティカスがゴキブリ除けになると言われる理由
ゴキブリは、ハーブに含まれる特定の香り成分を嫌うことが知られています。特に以下の3つは有名です。
- オイゲノール
- チモール
- リモネン
市販されている虫よけスプレーや忌避剤にも、これらの成分が含まれていることが多く、一定の効果があることがわかります。
ゴキブリが嫌う香り成分を含む
アロマティカスには「オイゲノール」や「チモール」といった成分が含まれており、これらはゴキブリが嫌う香りとして知られています。
害虫除け製品にも使われる成分が含まれている
実際に市販の害虫忌避剤やスプレーにも、アロマティカスが含む香り成分(チモールやオイゲノール)が配合されることがあります。
香りが長持ちするハーブだから
アロマティカスは葉を触れると香りが広がり、日常的にゴキブリの苦手な環境を作りやすい点も、忌避効果が期待できる理由のひとつです。
実体験:アロマティカスを育てていたけどゴキブリは出なかった
私は数年間、小さなアロマティカスを室内に置いて育てていました。その間、ゴキブリを見かけたことは一度もありません。
小さな鉢を室内に置いて育てていた
私は数年間、小さなアロマティカスを部屋に飾って育てていました。インテリアグリーンとしてもかわいらしく、香りも心地よい植物です。
ゴキブリを一度も見かけなかった
育てていた期間中、幸いにもゴキブリを家で見かけることはありませんでした。
アロマティカスの効果とは断定できない
ただし「アロマティカスのおかげでゴキブリが寄らなかった」とは言い切れません。
清潔な環境や、もともと発生しにくい条件だった可能性も大きいです。
予防の“お守り”感覚で置くのがおすすめ
それでも「香りのあるグリーンを楽しみつつ、もしゴキブリ除け効果があればラッキー」という気持ちで置くのは十分ありだと思います。
アロマティカスが「効かない」「嘘」と言われる理由
科学的に証明されていないから
アロマティカスにはゴキブリが嫌うとされる香り成分(オイゲノールやチモールなど)が含まれていますが、実際に「アロマティカスでゴキブリを寄せつけない」と証明する研究はほとんどありません。
そのため、ネット上で「効かない」「嘘っぽい」と言われやすいのです。
ゴキブリが大量発生している環境では効果が薄い
アロマティカスの香りが多少の忌避効果を持っていたとしても、すでにゴキブリが繁殖している環境ではほとんど役に立ちません。
香りで寄せつけない程度の働きはあっても、「駆除」できる植物ではないため、期待しすぎると「効かない」と感じてしまいます。
育て方次第では逆効果になることも
アロマティカスは乾燥気味を好む植物ですが、水を与えすぎると土が湿ってカビやコバエが発生し、結果的にゴキブリの好む環境になってしまうことがあります。
「ゴキブリ除けのために置いたのに、逆に住みやすい環境を作ってしまった」というケースが「効かない」と言われる原因のひとつです。
「駆除」ではなく「予防のサポート」と考えるのが現実的
アロマティカスはあくまで「香りによって寄せつけにくくするかもしれない」程度の働きであり、殺虫剤やトラップのように直接駆除する力はありません。
そのため「万能のゴキブリ撃退植物」と誤解されると「嘘だった」と感じてしまう人が多いのです。
ゴキブリに効果を期待するなら育て方に注意
アロマティカスは乾燥気味を好む植物です。
育て方を間違えると、湿気がこもり、逆にゴキブリの温床を作ってしまうこともあります。
土が乾いてから水を与える
常に土が湿っている状態は、ゴキブリやコバエが好む環境です。
アロマティカスは乾燥にも比較的強いため、「土がしっかり乾いてから水をあげる」ことを徹底しましょう。
受け皿の水を放置しない
鉢の下に水が溜まったままにすると、湿気だけでなくカビや害虫の原因にもなります。
水やり後は受け皿の水を必ず捨てるのが基本です。
風通しの良い明るい場所に置く
ジメジメした環境を避けるためにも、日当たりと風通しの良い場所が理想です。
アロマティカスにとっても健康に育つ条件となり、香りがよく広がります。
アロマティカスがゴキブリに効かないときの対処法は?
アロマティカスはゴキブリが嫌う成分を持つものの、すでにゴキブリが発生している状況では効果が期待できません。
すでにゴキブリが発生しているなら殺虫剤で駆除する
すでにゴキブリが湧いているなら殺虫剤を使って早めに駆除しましょう。
すでに出たゴキブリの近くにアロマティカスを置いても、残念ながら効果は期待できません。
明るく風通しの良い環境を保つことでゴキブリを寄せ付けない
ゴキブリは薄暗く湿った風通しの良い、暖かな場所を好みます。
ゴキブリ駆除後は環境を見直すことも大事です。
環境を整えた上でアロマティカスの力も借りる
窓の前に不用品が山積みになっていたり、風通しの悪い状態が長く続くとゴキブリの発生リスクが高まります。
1日1回は窓を開けて新鮮な空気を取り込みましょう。窓を閉め切る時期はサーキュレーターを使うのがおすすめです。
プラスでアロマティカスの力も借りるというのが最善策といえるでしょう。

アロマティカスを置いたからといってゴキブリが出なくなる…ってわけじゃないよ。
まとめ
- アロマティカスにはゴキブリが嫌う成分が含まれている
- ただし、効果は個体差や環境によって変わり、必ず効くわけではない
- 私自身は育てている間ゴキブリを見かけなかったが、それが直接の効果かは不明
- 「ゴキブリ除け効果があればラッキー」と思って育てるのがおすすめ
アロマティカスは香りも良く、見た目もかわいらしい植物。
観葉植物として癒されながら、ゴキブリ予防のサポート役として活躍してくれるかもしれません。