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アグラオネマがぐったりする原因は?復活方法と栽培のコツを解説

アグラオネマの水やりのタイミング 観葉植物

アグラオネマの葉が垂れてぐったりしている…。水を与えてもハリが戻らない…。

アグラオネマを育てている方の中には、このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

実は、アグラオネマは多くの観葉植物の中でも特に寒さが苦手な植物です。

今回は、アグラオネマがぐったりしてしまう原因と復活方法、育て方のコツを紹介します。

この記事はこんな人におすすめ↓↓

  • アグラオネマがぐったりする原因が知りたい人
  • ぐったりしたアグラオネマを復活させたい人
  • アグラオネマを元気に育てるコツが知りたい人

農業高校卒業。園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほど植物を栽培中。植物ヲタク。初心者でも観葉植物を枯らさず、長く育てるコツを発信中!

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アグラオネマがぐったりする原因は?

室内の窓際に置いたアグラオネマ

アグラオネマの葉がぐったり垂れたようになる原因には、以下のようなものがあります。

水切れ

アグラオネマの水やり方法

アグラオネマは土が乾き過ぎると葉が下向きに垂れ、ぐったりとしたような姿になります。

アグラオネマは観葉植物の中でも比較的水を好むのです。

土がカラカラに乾いているなら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。

水やりのタイミングがイマイチ分からないという場合は、水やりチェッカーがあると便利です。(下画像)

サスティー

土がカラカラに乾いていて葉がぐったりしているなら、ほとんどの原因が水切れだよ。

薄暗く風通しの悪い場所

アグラオネマは耐陰性が強く、室内の少ない光でも育てることができますが、あまりにも光や風通しが少ないとうまく光合成できずに弱ってしまいます。

この場合、いくら水を与えても土がなかなか乾かず、そのうち根腐れを起こして腐ってしまいます。

水やりしてもぐったりしたままの場合、光線不足や風通し不足によって根が弱っている可能性が高い。

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根腐れ

土が乾く前に次から次へと水を与え続けていると、酸素不足になって根が腐ってしまいます。

アグラオネマは比較的水を好みますが、水の与え過ぎは×です。

春~秋の暖かい時期は表土が乾いたタイミングでたっぷりと。生育が鈍る冬は土全体が乾いたタイミングでたっぷりと!水気はしっかり切ってね。

根詰まり、土の劣化

アグラオネマを2年以上植え替えていない場合、鉢の中が根っこでぎゅうぎゅう詰めになったり、土が劣化したりして根が傷んでいる可能性が高いです。

根詰まりや土の劣化によって鉢内の水はけが悪くなると、根がうまく呼吸できずに腐ってしまう原因になります。

根が腐っていると、いくら水やりしても葉はぐったりしたまま。むしろ水分によって腐敗を進めてしまうこともあるから早目の対処が必要。

寒さ

20度以下の環境で暖かい時期と同じように水を与え続けていると、鉢の中が蒸れたり水温低下により根が冷え、株が弱ってしまいます。

アグラオネマの生育適温は25度前後です。

寒くなると生育が鈍り、それと同時に根が水分を吸い上げる力も弱くなります。

天気予報で最低気温15度以下になってきたら冬の水やりにシフト。土全体が乾いてから水を与えよう。ただし、水温が低下しやすい夜間の水やりは避けて。冬の水やりは暖かい午前中までに済ませよう。

肥料の与えすぎ

過剰な肥料は根にダメージを与え、その結果、根腐れを引き起こす可能性があります。

株が弱っている時や寒さで生育が緩慢な時、根詰まりを起こしている時などは肥料を控えましょう。

肥料に含まれる塩類は土に蓄積すると根にダメージを与えるよ。肥料は株が元気なとき、暖かい時期に与えるのが基本。

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害虫による被害

コナカイガラムシ

アグラオネマの葉がぐったりしていて、かつ葉に見慣れない斑点や白い綿状のもの、ポツポツとしたものなどがあれば、害虫の可能性もあります。

アグラオネマに付きやすい害虫には、ハダニやカイガラムシ、暑い時期だとアザミウマなどがあります。

これらの害虫は放っておくと株を枯らされてしまうことも多い。早目に対処してね。

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ぐったりしたアグラオネマを復活させる方法は?

ダイソーで買ったアグラオネマ  ▲100均で購入したアグラオネマ。少し元気がなくなってきたので根を確認してみます。

水を与えて7日以上経ってもアグラオネマがぐったりしたまま…

このような場合、何らかの原因によって根がダメージを受けている可能性が高いです。

まずは根の状態を確認

根腐れしたアグラオネマ

水やり後、5日以上経っても葉にハリが戻らない場合は一旦、鉢から株を取り出し根の状態を確認してみましょう。

冬の場合はできるだけ暖かい場所で作業します。

腐った根は取り除く

根腐れしたアグラオネマの処置

黒っぽく傷んだ根や弾力を失ったぶよぶよの根があれば取り除きます。

腐った根をそのままにしていると、他の根にまで腐敗が拡がる恐れがあります。

水はけのよい清潔な土に植える

植え替え後のアグラオネマ

水はけの良い清潔な土に植えつけます。肥料分を含まないものがベストです。

根の量が少ない場合は、これまでよりも小さめの鉢を使った方が、根に負担がかかりません。

根が減ったらその分葉も減らしておく

アグラオネマの葉をカットする

根が大幅に減ってしまった場合、葉が多いままだと水分の供給が追い付かず、さらに株を弱らせることがあります。

根が少なくなった場合は古い葉を数枚切り取り、葉数を減らしておきます。

葉がある限り、植物は光合成で葉から水分を放出するよ。

明るく風通しの良い場所で発根を待つ

植え替え後のアグラオネマ

明るく風通しの良い場所に置き、新しい根が出るまで休ませます。

強い光や風に晒される場所は避けましょう。

ときどき葉裏を中心に霧吹きで水を吹きかけてあげるといいよ。

 

ぐったり回避!アグラオネマを元気に育てるコツ

窓際に置いたアグラオネマ

冬は最低でも10度、できれば15度を保つ

アグラオネマは寒さに弱いため、初心者の場合は冬に枯らしがちです。

アグラオネマは一年を通して暖かく直射日光の当たらない場所に置き、冬は10度以下の寒さに当たらないようにします。

生育適温は25度前後なので、冬でも15度は保つのが理想です。

室内なら窓のある明るい部屋に置く

アグラオネマは室内なら窓のある明るいお部屋に置き、窓の無い場所や窓から遠い薄暗い場所は避けます。

アグラオネマは耐陰性があるとはいえ、あまりにも日当たり・風通しが悪いと徐々に弱ってしまいます。

もともとは東南アジアの「日陰」に自生する植物です。

窓を閉め切りがちならサーキュレーター必須

観葉植物と並べて置いたサーキュレーター

アグラオネマは暖かい場所を好みますが、窓を閉め切った室内に置きっぱなしだとうまく呼吸できずに弱ってしまいます。

室内なら窓を開けて風通し良く管理することが大事ですが、真夏や真冬など、窓を閉め切る時期はサーキュレーターが必須です。

植物が光合成するうえで欠かせないのが、光・水・風なんだ!

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2年に1回ほど植え替えて土の更新をおこなう

アグラオネマは2年に1回程度の植え替えが必要です。

太い根っこを持つアグラオネマは保水性と排水性のバランスの良い土を好みます。

観葉植物用の土で構いませんが、2年以上経つと土の粒が崩れて鉢の中が蒸れやすくなります。

蒸れると根の生育に悪影響を及ぼすため、2年に1回程度は土を更新してやるのがベストです。

アグラオネマの樹液には毒性があるよ。植え替え時は小さな子供やペットに注意してね。

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水やりは表土が乾いたタイミングで。ただし冬は乾かし気味にする

アグラオネマの水やりのタイミング

春~秋の暖かい時期は、土の表面が乾いてきたタイミングで鉢底から水が出るくらいたっぷりと水を与えます。

ただし、気温の下がる冬は土全体が乾いてから水を与えましょう。

目安は天気予報の最低気温です。15度以下になってきたら乾かし気味に管理します。

 

まとめ

  • アグラオネマがぐったりと元気がないときの原因には、「水切れ」「光線・風不足」「根詰まり・土の劣化」「根腐れ」「害虫被害」「寒さ」「肥料の遣りすぎ」などがある
  • 水やり後、5日以上経ってもアグラオネマが復活しない場合は根が傷んでいる可能性が高い
  • 根腐れが疑われる場合は、一旦鉢から株を取り出してみる。腐った根があれば取り除き植え直す
  • アグラオネマを長持ちさせるなら、「冬は最低10度、できれば15度を保つ」「窓のある明るい場所に置く」「窓を閉め切りがちならサーキュレーターを回す」「2年に1回の植え替え」「表土が乾いたら水やりが基本(春~秋)」などが大事

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