熊童子の増やし方を分かりやすく解説します!【熊の手】

熊童子 観葉植物

「熊童子の簡単な増やし方が知りたい」

「初心者でも失敗しにくい熊童子の増やし方は?」

「熊童子の挿し木方法をわかりやすく解説してほしい」

ふわふわした見た目とぼってりとした形に癒される多肉植物「熊童子(くまどうじ)」。

ちょっと育てるのが難しそうな多肉植物ですが、店頭に置いてあるとついつい欲しくなって衝動買いしてしまった!という方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、この熊童子、自宅でも簡単に増やすことができるんです。今回は、熊童子こと熊の手の簡単な増やし方と育て方のコツ3つをご紹介します。

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癒し系多肉植物「熊童子(くまどうじ)」

まずは、さくっと、「熊童子の主な特徴3つ」をご紹介します。

まるで「熊の手」のような多肉植物

熊童子の葉

熊童子(くまどうじ)は、肉厚でふわふわな葉と葉先のギザギザが、まるで「熊の手」のように見える多肉植物です。

ベンケイソウ科コチレゾン属の植物

熊童子はベンケイソウ科の多肉植物です。

熊童子と同じ仲間には、「福娘」「だるま福娘」「オルビキュラータ」「ペンデンス」などがあり、原産地はほとんどがアフリカや南アフリカです。

熊童子は南アフリカのケープ州が原産になります。

9月~11月頃に花が咲く

熊童子は大きく育つと、秋に10cm程茎を伸ばします。そして、オレンジ色の花を咲かせます(春につけることもアリ)。

ポワンと膨らむオレンジ色のお花は、熊の手以上に目立っています。

熊童子の増やし方【挿し木で増やそう】

それでは、熊童子の増やし方のご紹介です。

今回は、もっとも手軽で簡単な「挿し木(さしき)」という方法で熊童子を増やしてみましょう。

難しそうですか?大丈夫!「切って挿すだけ」の超手軽な増やし方です。

熊童子の増やし方 手順1「挿し木の適期は5月~6月」

挿し穂をとる前の熊童子

熊童子の挿し木に適しているのは生育期初期にあたる5月~6月頃です。もちろん、他の時期でもできないことはありませんが、成功率が下がります。

熊童子の生育が旺盛なのは春と秋です。この時期が挿し木のベストタイミングといえます。逆に、避けたいのが真夏と真冬です。

真夏と真冬は熊童子の生育が緩慢なため、挿し木には向きません。

なんといっても、挿し木成功の秘訣は「適期におこなう」ということ!

熊童子の増やし方 手順2「挿し穂をとる」

熊童子の葉を3~4枚程残し、茎を5cm程カットします。

カットした熊童子の葉茎

これが、熊童子を増やすための「挿し穂(さしほ)」となります。水分を沢山ため込んでいるため、「ずっしり」「ゴロン」としていますね。

茎の下半分くらいの葉は土に挿す際に邪魔になるため取っておきましょう。

葉を取る際には、「ひねるように・回しながら」を意識すると、「コロン」となって取りやすいですよ。

熊童子は葉挿しできる?

もちろん、他の多肉と同じく熊童子も葉挿しで増やすことはできます。ただ、葉挿しの場合は発根率が低い傾向にあります。

発根したらラッキーくらいに思っておいた方がよいでしょう。熊童子を増やすなら、やはり基本は挿し木です。

熊童子の増やし方 手順3「挿し穂の切り口を乾燥させる」

熊童子の挿し穂

そのまま土に差すと切り口が腐ったり最近が侵入する恐れがあるため、切り口を数日乾燥させます。

そのまま挿しても発根することも多いですが、念のためです。

切り口を乾燥させた熊童子

熊童子の増やし方 手順4「挿し木用土を準備」

小さめの鉢(ポットだと植え替えやすい)に挿し木用の土を入れます。または、赤玉土(小粒)でもよいでしょう。

熊童子の挿し木に使う赤玉土(小粒)

「肥料分が入っていない」「清潔」「水はけがよい」

これら3つの条件をクリアした土が挿し木に使用するのに適しています。土は水を与えず、乾燥させたままにしてください。

水分を含ませると挿し穂が腐敗する原因になるため避けます。

熊童子の増やし方 手順5「割りばしで穴をあける」

挿し木準備

挿し木用の土に、挿し穂を挿入するための穴を空けます。

割りばしやピンセットがあると便利ですよ。

熊童子の増やし方 手順6「挿し穂を穴に入れる」

先ほど開けた穴に、切り口を乾燥させた熊童子の挿し穂を入れます。

ただ、乾いた土に穴をあけてもすぐに埋まりやすく、挿しにくいですよね。割りばしや棒を添えながら挿し穂を一緒に挿入すると作業しやすいです。

切り口が傷まないように気を付けて差し込みます。まわりを指で軽く押さえて安定させましょう。

熊童子の増やし方 手順7「半日陰の風通しよい場所に置く」

熊童子の挿し木
挿し木当日の熊童子

発根するまでは半日陰の風通しの良い場所に置き、養生(ようじょう)させ休ませます。挿し木にして10日程経過したら水を控え目に与えましょう。

うまくいけば、3週間程度で発根しますよ。発根が確認できたら、土が乾いてから水やりに切り替えます。

なぜ、水を与えないの?

多肉植物は切り口が湿ることで腐り傷んでしまう可能性があります。挿し木後、最低でも一週間程は水やりを控えます。

発根したかのチェック方法

挿し木にして1か月程経過した熊童子

上写真は挿し木から約1か月経過した熊童子の挿し木です。触れると抵抗を感じます。根が活着した証拠ですね。また、葉の真ん中から新しい葉が顔を出しているのがわかります。

ここまでくれば、「土が乾いたら水を与える」という通常の管理に戻しましょう。

  • 「挿し穂に触れて抵抗を感じる」
  • 「新しい葉が茎の中心部から顔を出し始めた」

挿し木にして約一年経過した熊童子

挿し木で増やした熊童子

挿し木にして一年が経過しました。順調に育っていますね。こんな感じで熊童子は生長がゆっくり目です。ただ、葉の色味が薄いのが気になります。

挿し木にしたまま養分の少ない土に植えたままなので、そろそろ肥料を混ぜ込んだ土に植え替えようかと思います。

こんな感じで、熊童子は切って土に差すだけで簡単に増やすことが出来るよ!

 

 

熊童子の育て方のコツ3つとは?

最後に、熊童子の育て方のポイント3つをおさえておきましょう。

熊童子の育て方のコツ1「乾燥気味にする」

水を与えすぎると根腐れするだけではなく、茎が脆弱になって折れやすくなります。(水ぶくれのような状態)

熊童子の水やりは「土が乾いてから」が鉄則です。

特に、生長が緩慢になる夏(7月中旬~9月頃)と冬(12月~2月下旬頃)の休眠期には乾燥気味にします。

吸収しきれないほどの水を与えることで、長時間水分が鉢内に溜まることになります。多湿が苦手な熊童子にとっては好ましくない環境となるため気を付けましょう。

多湿が続くと下葉を落します。

熊童子の育て方のコツ2「風通し良くする」

熊童子は高温多湿を嫌います。なるべく風通しの良い場所で管理しましょう。(元気に育てるには屋外がベスト)

とくに注意したいのが屋内での管理です。

空気が動かず湿気が滞りやすい室内では、サーキュレーターを活用して空気の循環をよくします。植物に欠かせないのは「水」「日光」だけではありません。あとひとつ重要なのが「風」です。

風を受けることで、葉表面にある気孔の開閉が活発になり、光合成をサポートしてくれます。

サーキュレーター

あわせて読みたい「サーキュレーターと扇風機の違い【植物に適しているのは?】」はこちら

熊童子の育て方のコツ3「暑さと寒さに注意」

熊童子は暑さと寒さにあまり強くありません。そして、夏と冬は休眠します。そのため、季節によって置き場所を変えてあげましょう。

・夏⇒高温多湿に気を付ける
・冬⇒5度以下になるようなら室内へ

それ以外の時期は基本は屋外で管理したほうが丈夫に育ちます。

夏と冬の休眠期は水やりを控え目にしましょう。(月1~2回程度でok)

 

 

まとめ

今回はふわふわの癒し系多肉植物「熊童子」の簡単な増やし方をご紹介しました。

熊童子を増やすための「挿し木(さしき)」。成功の秘訣は適期である5月~6月におこなうことだと分かりました。

ぜひ、挑戦してみてくださいね。

●熊童子を増やす方法は、挿し木がもっとも手軽で簡単である
●熊童子を育てるコツ3つは、「乾燥気味に管理する」「風通し良くする」「暑さと寒さに注意する」である

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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