ぷっくりとした肉厚の葉と縁起の良い名前が贈り物としても人気の植物・金のなる木。
5円玉を通して仕立てた鉢が印象的な金のなる木は丈夫で育てやすく、乾燥にもよく耐えるため手のかからない観葉植物としても人気ですね。
そんな金のなる木がしおれていたら、このまま枯れてしまうのでは…と不安になるでしょう。
そこで今回は、金のなる木がしおれる主な原因と対処法を徹底解説します。
金のなる木がしおれる理由とは?原因と対処法を解説します
ぷっくりとした肉厚の葉をもつ金のなる木。その葉には多くの水分を蓄えています。
そのため、金のなる木は多湿を嫌う植物です。 金のなる木がしおれている場合、まずは土の状態をよく観察しましょう。
土は濡れていますか?乾いていますか?
金のなる木がしおれる【土が乾いている場合】
金のなる木を植え付けている土がカラカラに乾いている場合、過度の乾燥によって葉がしおれていると考えられます。
また、水やりをしばらくしていなかった・忘れていたという場合も同じです。この場合、たっぷりと水やりをして様子をみましょう。
たっぷりと水やりして様子をみる
たっぷりと水やりしたら、受け皿に溜まった水をこまめに捨てます。できるだけ余分な水をしっかり切って風通しのよい場所で管理します。
春・秋であれば、金のなる木の生長が盛んな時期のため、水やりして2,3日もすればぷっくりとした葉に戻るはずです。
真夏や真冬の場合は生長がほぼ止まる時期のため、葉が元に戻るまでには春・秋に比べると時間がかかるでしょう。
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金のなる木がしおれる【土が濡れている場合】
「土が湿っている状態で金のなる木の葉がしおれている場合」や、「土が乾ききらないうちに水やりを繰り返していた」という場合、多湿が原因で株が弱っている可能性があります。
また、土がしっかりと乾いている状態で水やりをしていたという場合でも、それが金のなる木の生長が緩慢になる真夏や真冬の場合、根腐れに発展していることも考えられます。
▲真夏に根腐れした多肉植物
金のなる木は真夏と真冬に生育がほぼ止まる休眠期を迎えます。
そのため、土が乾いてすぐの水やりでは根が水分を吸い上げるまでに時間を要するため、鉢内が常に湿った状態になり根が呼吸できずに腐ってしまうことがあるのです。
また、風通しの悪い場所に置き続けるのも根腐れの原因になります。根が傷むと水分がスムーズに吸収できず、徐々に葉がしおれたり、葉が落ちたりといった症状が出てきます。
根腐れに発展した場合、そのほとんどがそのまま弱って枯れてしまいます。根が腐ると、水分をうまく吸い上げることができなくなるからです。
特に、金のなる木のような多肉植物は多湿に弱いという特徴があります。
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しばらく水やりを控え、風通しのよい半日陰に置く
根腐れが疑われる場合、しばらくは水やりを控えます。そのままできるだけ風通しのよい場所へ移動し様子をみましょう。直射日光を避けた半日陰がベストです。
ただ、すでに株元がぶよぶよと柔らかくなっている場合は復活が困難です。
その場合、まだ硬く丈夫な葉付きの茎を5cm~7cmほどカットし、挿し木で発根させ育て直すことも検討します。
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まとめ
今回は、金のなる木がしおれる主な原因と対処法をくわしくご紹介しました。
金のなる木の葉がしおれる場合、これまでの管理方法を思い出してみましょう。土が乾ききらない土に水やりしていた場合は根腐れに発展している可能性があります。
また、休眠期の真夏と真冬は土が乾いてからさらに3~4日経過してからの水やりがベストです。
株の状態や土の湿り具合などをよく観察し原因を探り、最適な対処法をみつけてください。
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金のなる木がしおれる主な原因と対処法
- 土が乾いている場合…水を与えて様子をみる
- 土が濡れている場合…水を控えて風通しのよい場所に置き様子をみる
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