フィロデンドロンの増やし方!適期は春~秋の暖かい時期、目安は15度以上

フィロデンドロンの水差し 観葉植物

つる性から直立性まで種類豊富なフィロデンドロン。

切れ込みの入った葉から丸みのある葉、光沢のある葉からマットな質感の葉まで、個性豊かなフィロデンドロンは、熱帯地方を中心に700種類以上あるともいわれます。

そんなフィロデンドロンは丈夫で育てやすく、また、お気に入りの品種があればご自宅でも簡単に増やすことができるのをご存じですか?

今回は、カットして水や土に挿すだけで簡単にできる、フィロデンドロンの増やし方をご紹介しましょう。

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フィロデンドロンの増やし方!適期は春~秋の暖かい時期、目安は15度以上

フィロデンドロンは「挿し木(さしき)」で簡単に増やすことできます。挿し木とは、植物の茎や枝をカットし土や水に差して発根させ、人工的に同じ植物を増やす方法です。

挿し木は、元祖クローン技術ともいえるでしょう。

フィロデンドロンの増やし方 手順①適期は15度以上の時期

フィロデンドロン・インベ(シルバーメタル)

フィロデンドロンを挿し木で増やすのに適してるのが、春から秋の暖かい時期です。

この時期は生長がさかんなため、挿し木後の経過もスムーズに進みます。

秋や冬は挿し木で増やせないの?

秋から冬にかけての15度以下の気温の低い時期は、フィロデンドロンの活動は弱まり生長がほぼ止まります。この場合、挿し木しても発根しにくい傾向にあります。

失敗を防ぐためにも、フィロデンドロンを挿し木で増やす場合は適期である春~秋におこなうのがおすすめです。

フィロデンドロンの増やし方 手順②茎を2節分カット

清潔で切れ味のよいハサミを用意し、フィロデンドロンの茎をカットしましょう。

葉の付け根にある茎の境目のような部分が「節」です。

なぜ、節がないといけないの?

フィロデンドロンはこの節まわりから発根するため、茎をカットする際には節が最低2つはあるようにします。(下写真)

フィロデンドロンの節

フィロデンドロンの増やし方 手順③下葉をカットし蒸散を抑える

カットした茎は下葉を取り葉数を少なく調整します。

フィロデンドロンの挿し穂

葉を減らす理由は?

植物は葉がある限り光合成をおこないます。光合成することで、葉から蒸散により水分が排出されるのです。

しかし、カットした茎は根を失っている状態です。葉が多すぎると水分不足により発根する前に乾燥で枯れてしまうことがあります。

乾燥による枯死を防ぐために、あらかじめ葉数を少なく調整します。葉を取る際には頂点の葉は1~2枚ほど残し、それより下の葉をとります。

葉が大きい場合は半分にカットしても構いません。

この考えでいくと、すべての葉をカットしても発根することになりますが、筆者のこれまでの経験から、個人的には葉は一枚残しておくことをおすすめします。

フィロデンドロンの増やし方 手順④水に差す

フィロデンドロンの水差し

葉数を調整したフィロデンドロンの茎は、水に差して発根を待ちます。もちろん、そのまま土に差しても構いません。

ポイントは節がしっかり水に浸かるようにすること。土の場合も同様です。

土の挿す場合は水はけよく、養分を含まない清潔な土を使います。例えば「バーミキュライト」や「赤玉土(小粒がよい)」などです。

水は毎日替えるべき?

水道水を使う場合、水替えは3日~5日に1回程度でokです。

もちろん、毎日替えても構いませんが、水道水の場合は不純物や微生物の繁殖を抑えるための塩素が含まれています。そのため、すぐに腐るということはありません。

ただ、あまりにも長いあいだ水を替えないままだと腐敗することもあります。最低でも一週間に1回は水替えしましょう。

うまくいけば一週間ほどで節から白い根っこが出てくるはずですよ。(下写真)

フィロデンドロンを水差しにして出た根っこ

節部分から白い根っこが伸びてきましたね。この節が、しっかりと土や水にかかるように差します。

フィロデンドロンの増やし方 手順⑤発根後、土に植える

フィロデンドロンをハイドロカルチャーへ

発根した茎は土に植え付けます。もちろん、そのまま水差しで楽しむのもよいでしょう。

ただ、株を大きく育てたいという場合は土に植え替えるのがおすすめです。水差しの場合、どうしても室内管理が中心となるため生育に影響が出ます。

また、同じく水耕栽培にはなりますが、ハイドロカルチャーで清潔&コンパクトに楽しむのもよいでしょう。

あわせて読みたい「100均のハイドロカルチャーってどうなの?使い方のコツも」はこちら

挿し木にして2か月後、新しい葉が増えました!

挿し木で増やしたフィロデンドロンです。2か月で新しい葉が一枚展開しました。(下写真)

挿し木から約2か月後のフィロデンドロンシルバーメタル

ちなみに元株は、カットした部分から下写真のように脇芽が伸びています。こちらは生長が早く、すでに新しい葉が3枚増えていました。

切り戻しから約2か月後に伸びた脇芽

こんな感じで、伸びすぎたフィロデンドロンの剪定ついでにもうひと株増やすことが出来ます。とっても簡単なのでぜひ挑戦してみてくださいね。

 

まとめ

仕立て直しの際に出たフィロデンドロンの茎を水差しに

今回は、フィロデンドロンの増やし方を画像付きでくわしくご紹介しました。

「挿し木」と聞くとちょっぴり面倒くさそう、難しそう…というイメージを持たれる方も多いかもしません。

しかし、基本はカットして水や土に差すだけ。とっても簡単にお気に入りのフィロデンドロンを増やすことができますよ。

フィロデンドロンの増やし方【手順】

  1. 適期は15度以上の暖かい時期
  2. 茎を2節分カットする
  3. 下葉をカットし蒸散を抑える
  4. 水に差す(土でもok)
  5. 発根後、土に植え替える(コンパクトに育てるならそのままでもok)

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この記事を書いた人
komame083

農業高校で園芸を専門に3年間学ぶ。現在は、熱帯原産の観葉植物を中心に自宅で100種類ほどの植物を管理。他人は変えられない。しかし、植物は手をかけた分だけ答えてくれると信じている。

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