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パキラとカポックの違いと見分け方を画像で徹底解説!

パキラとカポック シェフレラ

ひと鉢置いておくだけで室内を爽やかな雰囲気にしてくれる観葉植物。

その中でも「パキラ」や「カポック」は一度は聞いたことがあるという方も多い定番のインテリアグリーンですね。

とはいえ、この2つはとっても似ています。

「これってパキラだっけ?カポックだっけ?違いが分からない!!」と感じている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、人気の観葉植物であるパキラとカポックの違いを徹底解説します。

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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パキラとカポックの違いは?

下葉のみ葉先が枯れたパキラ

▲こちらは「パキラ」。

パキラとカポックは一見そっくりですが、実は全く別の植物です。

パキラは「アオイ科パキラ属」の植物

パキラ
葉先が尖っており、全体的にシャープな印象の「パキラ」!

手のひらを思いっきり広げたような5枚の葉が特徴であるパキラはアオイ科パキラ属の植物です。

カポックに比べて根があまり広がらないため、コンパクトな鉢で育てたい方におすすめのグリーンでもあります。

カポックは「ウコギ科シェフレラ属」の植物

屋外に置いたカポック
葉先が丸く、全体的に柔らかくぷっくりした質感の「カポック」!

カポックも手のひらを思いっきり広げたような5枚の葉が特徴的ですね。

カポックはパキラに比べてよく根が張ります。

多くの観葉植物の中でもカポックは生長が早く、根詰まりを起こしやすい方に入るでしょう。

日本では「カポック=シェフレラ」として、多くのホームセンターや園芸店に流通してるよ。本当のカポックはキワタ科インドワタノキ属の落葉高木。

 

パキラとカポックの見分け方

見た目がそっくりなパキラとカポック。見分けるポイントはあるのでしょうか。次に、両者の主な違いを見ていきましょう。

葉脈

カポックとパキラの違い
葉脈が分かりやすいのがパキラ、分かりにくいのがカポック

一見、見た目がそっくりなパキラとカポックですが、葉脈が分かりやすいのがパキラです。

カポックはパキラに比べて葉がぷっくりとしているのが特徴ですね。

葉の厚み

葉焼けにより色抜けしたパキラの葉
特に、高温期である真夏は直射日光で葉が傷みやすいパキラ

葉に触れてみて薄いのがパキラ、厚みがありぷっくりとしているのがカポックです。

また、直射日光で葉焼けを起こしやすいのもカポックよりパキラの傾向があります。また、パキラは葉焼けによって葉の色が抜けることもあります。

筆者はパキラとカポック両方を長く育てていますが、パキラよりもカポックの方が強健な印象です。

経験上、パキラはハダニ被害を受けることが多い。対してカポックは、パキラに比べると葉に厚みがあり、丈夫な印象。

寒さに対する強さ

冬のカポック
屋外でも外に置きっぱなしにされていることの多いカポック(撮影時、気温0度ほど)

こちらは見た目ではありませんが、パキラに比べてカポックの方が寒さに強いです。0度程度まで耐えられます。

関東より以西であれば、屋外に出しっぱなしにしていても冬越しする可能性が高いのがカポック、冬越しが難しいのがパキラでしょう。

筆者が住んでいる近畿地方では、年中屋外に出されたまま冬越ししているカポックをよく見かけます。

パキラは最低でも5度はないと弱って枯れてしまうことがほとんどです。

より丈夫で育てやすく寒さにも強いのはカポック!地植えにされてたくましく根を張っているカポックも多い。

 

パキラとカポックの見分け方【まとめ】

カポックと間違えられがちなパキラ
これはパキラ?カポック?(正解は、……………パキラ!)

今回は、パキラとカポックの違いと両者を見分けるポイントをくわしくご紹介しました。

見た目がそっくりな両者ですが、外見の違い以外にも耐寒性の違いもあるのですね。

冬場に屋外に置きっぱなしにして枯れてしまう可能性が高いのがパキラで、冬越しする可能性が高いのがカポックです。

パキラとカポックの違い

・パキラはアオイ科パキラ属の植物
・カポックはウコギ科シェフレラ属の植物
パキラ?カポック?見分けるポイント

・パキラはカポックよりも葉脈が目立つ
・パキラはカポックに比べて葉が薄い
・冬場、外に置きっぱなしにして弱りやすいのがパキラ(耐寒温度は5度程度まで)
シェフレラ
この記事を書いた人

・農業高校卒業
・園芸を専門に3年間学ぶ
・自宅で100種類ほど栽培中
・観葉植物栽培のコツを研究&発信

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